- 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第6話「解放」
- 9-1-1 Season2 Episode6 "Dosed"
※ネタバレしています。
あらすじ
マディは新居に厳重なセキュリティー対策をチムニーに設定してもらうが、不安で眠れない。そんな中、マディは夫から暴力を受けたと思われる女性から通報を受け、過去の自分と重ね合わせて動揺する。 マディはチムニーをカッコいいと感じ、チムニーは引っ越し祝いに映画『ミッション:インポッシブル』のDVDをプレゼントする。
交通情報を伝えるヘリが不時着に失敗。消防士に助けられたリポーターのテイラー・ケリーはカメラと共に消防署の取材にやってくる。 テイラーはチムニーやヘン、エディが消防士になった理由を取材するが、ボビーは撮影するテイラーを嫌う。
そんな中、珍獣ショップで開催されている大食い大会で呼吸困難の男性がいると通報が。それは、虫の大食い大会で、男性の喉には大量のコオロギが詰まっていた。 次は、ボディビル大会に出場し、筋肉の硬直で動けなくなったチャーリーを病院に搬送する。
エディ、バック、ヘン、ボビーは差し入れされたブラウニーを食べて、ハイに。 子どものミスコンで、母親が別の母親の顔にハイヒールを突き刺した事件で出動するが、ブラウニーを食べたエディ、バック、ヘンはハイになってしまい、食べなかったチムニーだけが正気を保っていた。
亡くなった娘ブルックの誕生日を迎え、ハイになったボビーはブルックの幻覚を見て、消防署の屋上にあがってしまう。 アシーナはなんとかボビーが転落しないように説得。
ボビーは放送されたテイラーの番組を見て、ブラウニーにドラッグのLSDを盛ったのは、珍獣ショップの店主サンディだと気付く。
バックはボビーの亡くなった娘の話や、ハイになったところを放送しなかったテイラーに感謝する。しかし、実はテイラーは放送する気で、消防署の弁護士が怖かったから諦めただけだと知り、バックは失望する。
ボビーは亡くなった娘を思い出して苦しむが、アシーナの娘メイのホームカミングの写真に一緒に写り、アシーナたち家族と乗り越えようとする。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第5話「ひどい連中」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
おびえるマディ
DV夫から逃げてきたマディは、ビクビクして眠れない日々が。夫からの暴力は心まで支配してしまうようです。 そんな中、夫から暴力をふるわれたと思われる女性から通報が。おびえて、最後は通報を切ってしまった女性に自分を重ね合わせるマディ。いつかマディの前に暴力夫が姿を現しそうで怖いですね。
エディではなく、チムニーをカッコいいと言うマディに、弟のバックはびっくり。
マディに映画『ミッション:インポッシブル』のDVDをプレゼントするチムニー。 お互いに苦労したマディとチムニーはうまくいくといいですね。
ちなみに、NOCリストとは『ミッション:インポッシブル』に登場する CIAのスパイの情報が載ったリストのことだそう。
リポーターのテイラーが消防署の取材に
一方、バックにも出会いが。「テイラー・ケリーの交通情報」で知られるリポーターが乗ったヘリが不時着に失敗。救助されたリポーター テイラー・ケリーが消防署に取材に。
消防署といえば、ダルメシアンだというテイラー。
アメリカの消防署ではダルメシアンが飼われているところが多いそう。その理由は、昔、馬車を使っていたころ、ダルメシアンには馬を守り、リードする役目が。消防署で馬車が使われていたときにも、ダルメシアンが馬を誘導し、火災現場に急行。馬車が使われなくなっても、ダルメシアンは消防署でマスコットとして飼われ続けているそうです。
ダルメシアンといえば、 『101匹わんちゃん』のイメージしかありませんでしたが、消防署でも活躍していたんですね!
消防署への取材で、リポーターとしてのステップアップを狙うテイラー。
テイラーの取材中にも変わった通報の数々が。 まずは、大食い大会で呼吸困難の男性が出たという通報が。なんと大食い大会で食べていたのは虫!
珍獣ショップが開催する大食い大会の優勝賞品はオオトカゲのクロードと賞金500ドル…。そのために、虫を食べるなんて信じられない。コオロギが口から大量に飛び出す男性にはゾッとしますね。
しかし、昆虫食は高たんぱくで食糧難の対策にもなると注目されているそう。食用に養殖されているコオロギも…。珍獣ショップの店主サンディが「プロテイン」を食べたと説明したのは間違っていなかったんですね。
でも、そのコオロギは食用ではなく、トカゲの餌…。
さらに、ゾッとするのがゴキブリを食べていた女性。コオロギより上がいたなんて、もう気持ち悪すぎて、吐きそう…。
つぎは、筋肉の硬直で動けなくなったボディビルダー。
ベニスビーチにある「マッスルビーチ」は アーノルド・シュワルツネッガーもトレーニングしていたことで有名なボディービルの聖地だそう。
大会に向けて水分を摂らなかったせいで、低ナトリウム血症で筋肉の硬直が。ポーズをとったまま動けなくなったというのが、びっくり。
実は筋肉増強剤のステロイドでドーピングし、利尿剤まで飲んでいたボディビルダーのチャーリー…。 ムキムキになるために健康を害したら、意味がない気が…。
ブラウニーでハイに
消防署には助けられた人たちからの差し入れがたくさん。食べて大丈夫なのかと不安に思っていたら、予感は的中。なんと差し入れのブラウニーには幻覚剤のLSDが!
海外ドラマでは、ブラウニーにはマリファナが入っていることが多いですが、なんと今回はLSD! ブラウニーを食べなかったチムニーだけは無事で、ボビーやヘン、エディ、バックは完全にハイになってしまいました。
エディとバックは「花粉が見える、聞こえる」と言い出したり、子どものミスコン会場では、「美女たちが縮んだか、俺たちが巨大化した」と言い出す始末…。 特に「食べカスにも宇宙が存在する」と訳の分からないことを言い始めたボビーがおかしかったですね。
子どものミスコン会場にはハイヒールが顔に刺さった母親が。母親同士がケンカになったようです。顔にハイヒールが刺さったままなのが、衝撃的! ハイヒールがこんなに恐ろしい凶器になるとは…。
ハイになったボビーを撮影し続けるテイラー。ボビーは亡くなった娘のブルックに科学の実験を披露しているつもりに。確かこの実験は、コップ内の気圧が下がることで水面が上昇するという原理だったはず。 娘のブルックの幻覚でボビーは屋上に。ボビーはハイになったせいで、娘の幻覚を見てしまうのが切ないですね。
しかも、アルコール依存症のボビーはドラッグでハイになってしまったことで、断酒・断薬日数が振り出しに戻ってしまったようです…。
ブラウニーにLSDを盛ったのは、珍獣ショップのサンディ。自分もハイになり、トカゲやカメにも与えたようです…。店の中には ネコ科の動物も。野生のネコと飼いネコの雑種かという例えが面白いですね。
テイラーの取材番組ではボビーがハイになった映像は放送されず。それに感謝するバックでしたが、実はテイラー自身は放送する気だったことが判明。失望するバック。
しかし、ケンカしているときに、カメラマンに「個室でやれ」と言われてしまうテイラーとバック。 カメラマンには、ケンカもいちゃついているようにしか見えなかったよう。 アビーを吹っ切ってバックは、テイラーは付き合うことになるのでしょうか…。
ホームカミングのお祝い
ボビーはアシーナの娘メイのホームカミングをお祝い。 ホームカミングとは秋に行われるイベントで、卒業生の同窓会やフットボールの激励会、ダンスパーティーが開かれ、ホームカミング・キングとクイーンが選ばれるそう。
アシーナが言っていたプロムプロポーズはプロムポーズとも言い、高校生の男子が真剣にダンスパーティーのプロムに誘うことを言うそう。
亡くなった娘のブルックと重なり、辛そうだったボビーでしたが、家族のような存在になったアシーナたちと乗り越えられそうですね。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- You've Got Another Thing Comin' - JUDAS PRIEST
- Love Someone - LUKAS GRAHAM
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