- 『Major Crimes メジャークライム~重大犯罪課』ファイナル・シーズン
シーズン6 第2話「聖域都市 パート2」 - Major Crimes Season6 Episode2 "Sanctuary City: Part 2"
※ネタバレしています。
あらすじ
校外学習から抜け出し、行方不明となった少年3人のうちの1人ルーカス・ガーザが遺体で発見される。 ルーカスの死因は持病の糖尿病の合併症だと判明。
FBIもミゲルの両親で、不法移民のディアス夫妻が隠していた100万ドルを調べにやって来る。重大犯罪課はFBIに捜査を邪魔されないように誘導する。
ルーカスの死を知った母親は、まだ行方不明のライアンとミゲルがルーカスを殺したのだと泣き叫ぶ。 容疑者は絞り込めず、捜査は難航。 FBIの調べによるとディアス夫妻の100万ドルは家の転売ビジネスで得たものだとわかる。
ライアンの実の父親イアンの家の捜索をしようとするが、イアンはペイジ刑事を小突き、公務執行妨害で逮捕。 イアンはジョナス神父がライアンと親しかったと証言する。
ディアス夫妻の隣人マービン・ギャレットは別名で「純血種の国家」という人種差別的なサイトの管理人をしていることが判明する。 ジョナス神父は過去5年で教区を6つも異動していたことが判明。重大犯罪課は性的虐待を疑う。しかも、ジョナス神父は国外へ逃亡していた。
ラスティはフィリップ・ストローから身を守るため銃を持ち歩きたいと言う。シャロンは射撃の訓練に付き合うのだった。
『Major Crimes ~重大犯罪課』 シーズン6 第2話「聖域都市 パート1」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
入り組む事件
怪しい人ばかりで、誰が犯人なのか、なかなかわかりませんね。ルーカスの死因は糖尿病の合併症。 ケトアシドーシスになると果実に似た甘い香りがするというのが驚き…。ルーカスは糖尿病であることを利用され、殺されてしまったのでしょうか…。
捜査にはFBIも加入。マスコミもギャングがらみ、不法移民がらみなどと報道し、情報は錯綜。「すべて真実ですべて違う」と評するプロベンザ。事件の真相は複雑に絡み合っているようです。
FBIが捜査の邪魔に
移民に寛容な聖域都市のロサンゼルスと違い、不法移民に厳しいFBIの捜査官。なんでもかんでも、不法移民だからと決めつけているのが感じ悪いですね。偽装結婚まで疑うFBIにタオもうんざり。 不法移民への思い込みが捜査に支障をきたしそう…。
ディアス夫妻の100万ドルは家の転売ビジネスで稼いだお金。FBI捜査官は資金洗浄だと決めつけていましたが、ディアス夫妻は商売が上手かっただけでした。それにしても、100万ドルの大金は怪しすぎましたね。
ルーカスが死んだことを知り、取り乱す母親。まさか本当にミゲルとライアンがルーカスを殺したのだとしたら、おそろしい…。
義父に虐待されていたライアンを助けようと、ルーカスかミゲルが義父ヘクターを突き落としたのかもしれないという推理も浮上。義父ヘクターの死は確かに怪しいですね。
プロベンザは新しい連邦税だと連邦捜査局FBI捜査官にはプリンターの使用料を25セントに。まだプリンターの使用料を取っていたプロベンザ! 重大犯罪課の人間には今まで通り5セント。FBIには5倍吹っ掛けるプロベンザがやりますね。
FBIには教えず、もうすでに家族の電話の傍受をしていた重大犯罪課。バズはうっかり傍受を口にしてしまいましたが、別の事件だとFBIをごまかすことに成功。「ハリウッドの絞殺魔」事件で傍受したものだと取り繕うバズ。FBIが関わると厄介なことになるのは、刑事ドラマではお馴染みですね。
人種差別が関係?
家族の電話の傍受でライアンの実父イアンの家を捜索。妻に息子がいることがバレたイアン。ライアンの養育費も10年払っていないなんて本当に最低な父親ですね。
しかも、ペイジ刑事を小突いて、殴り返され、公務執行妨害で逮捕…。残念過ぎる。 「留置場にいたおかげで妻に会わずに済んだ」と言うのが、プロベンザらしいですね。
FBIも役に立ち、ディアス夫妻の隣人マービン・ギャレットは「純血種の国家」というサイトの管理人だと判明。マービンは白人至上主義者。
アフリカ系 メキシコ系 アジア系の外国系アメリカ人の排斥を掲げるサイト。 同じ移民でもアイルランド系 イタリア系は排斥に含まないというのが、矛盾した言い分…。
しかも、人種差別的なマービンには銃の販売免許も。こんな人が銃を売っているなんて恐怖。 マービン・ギャレットの動画投稿は150時間分も。誰が見るのかとなったとき、視線はバズに集中!
150時間分も差別的な言動を聞かなくてはいけないなんて、バズも大変ですね。
ジョナス神父が逃亡
ノーラン刑事はインターンからジョナス神父の情報をゲット。だまして情報を手に入れたというのが詐欺師っぽい。
ジョナス神父は過去5年で教区を6つも異動しており、性的虐待を隠すために教会がよく使う手口と一致。ライアンとかなり親密だったというジョナス神父。プロベンザがずっと疑っていたように、神父による性的虐待があったのでしょうか…。
ジョナス神父の部屋はもぬけの殻。さらに、ジョナス神父は国外へ。ジョナス神父への疑いは深まるばかりですね。 カトリック教会もかばっているようで怪しい…。
銃を持つことにするラスティ
銃を欲しいと言い出したラスティ。自分で身を守りたいと言っていましたが、まさか銃とはびっくり。 シャロンはもっと反対するかと思ったら、意外にも銃の所持を認めてくれましたね。
フィリップ・ストローが相手なら、身を守るためにも銃を持っていてほしいと考えたようです。 ストローの脅威が迫るラスティ。逃亡中のストローとの対決はどうなるのでしょうか…。
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