- 『デビアスなメイドたち』ファイナル・シーズン シーズン4 第6話「浅はかな考え」
- Devious Maids Season4 Episode6 "The Maid Who Knew Too Much"
※ネタバレしています。
あらすじ
マリソルの小説の映画化が復活。脚本を担当することになったマリソルだが、映画監督のヒュー・メツカーはあれこれ口を出し、小説とはまったく違う話になろうとしていた。
映画会社の社長でマリソルの恋人ピーターは、マリソルを援護しようとするが、相手はアカデミー賞を2回受賞した監督。マリソルかメツカー監督をとるか迫られたときには、ピーターは社のことを考え、メツカー監督をとり、マリソルは脚本から降ろされる。失望したマリソルはピーターと時間を置くことにする。
カイルとよりを戻したゾイラは、カイルの母親フランシスに付き合っていることがバレるように計画。カイルとゾイラの仲を知ったフランシスは激怒。カイルは母親と別れ、ゾイラの家に居候させてほしいとやってくる。
カルメンは40歳の誕生日を目前にイライラ。プエルトリコに帰ったダニエラの代わりにダンス・オーディションを受けに行く。
若い子ばかりのオーディションに残ったカルメンだったが、調子に乗ってオーディションに落ちた子をバカにするダンスを踊ったときに腰を痛めてしまう。 落ち込んだカルメンは以前からカルメンに気のあるカフェの店員のダグに「世界一美しい女性だ」と言われ、ベッドインしてしまう。
エヴリンはチャリティーパーティーで出会ったジェームズ・ハミルトン牧師と楽しくデート。そのことを知ったエイドリアンはハミルトン牧師に多額の小切手を寄付するかわりに、妻のエヴリンに会うなと要求。
ハミルトン牧師は小切手のお金はそもそもエヴリンのものだと、小切手をエヴリンに渡す。ハミルトン牧師はこのお金で離婚弁護士を雇い、エイドリアンと別れるように助言する。
ロージーはペリ殺しを調べるため、ジャンヴィエーヴにセレブしか入れないカルト「サークル」に入ってほしいと頼む。カルト「サークル」には自分の秘密を話す入会儀式があり、その様子は映像に記録されていた。 ペリもカルト「サークル」のメンバーだったと判明する。
ロージーとタッカーが乗った車は「サークル」のメンバーであるベンの車に激突されてしまう。 ロージーとタッカーは無事だったが、カルトの教祖フランシスはタッカーを危険にさらしたとベンに失望。紅茶に毒を盛り、ベンを殺害するのだった。
『デビアスなメイドたち』 シーズン4 第5話「災い転じて…」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
マリソルの小説の映画化はまたしても難航
マリソルの小説の映画化が再開されることになりましたが、今回もめちゃくちゃに。マリソルもファンだったヒュー・メツカー監督でしたが、脚本に口出し。
腰巾着のトレイは監督に従うだけ…。助監督かと思ったら、トレイは特に必要ない人。舞台をマイアミにしようとか、セクシーにメイドの着替えシーンを入れようとか、挙句の果てに主人公のメイド マリアを男性にしようとまで言い始めました。もう、まったく別のものになってる!
しかも、マリソルをモデルにしたマリアは感じ悪いとまで言う始末。カルメンをモデルにしたカルメリータは意外にも好印象。
マリア役を男性にして、映画「ミセス・ダウト」のように女に化けてメイドとして働くことにしようとする監督。しかも、その役はコメディ俳優のウィル・フェレルにやらせようと! 完全にコメディ映画に…。 でも、それはそれで面白そうではありますね。
マリソルの小説とはかけ離れ、マリソルはピーターに援護を頼みますが、外されたのはマリソルのほう…。アカデミー賞2回取ったというメツカー監督ですが、こんなんじゃいい映画は撮れないはず。
マリソルを脚本から降ろしたことは、マリソルとピーターの恋愛関係にも影を落とすことに。せっかく上手くいっていたマリソルとピーター。このことで別れてしまうのでしょうか…。
カイルとよりを戻したことをフランシスにばらすゾイラ
カイルとよりを戻したゾイラですが、カイルの母親フランシスには秘密のまま。カイルのお願いで、フランシスに関係がばれないように、窓の外に隠れることになったゾイラ。まるで親をごまかす高校生のカップルみたいでしたね…。
ゾイラは足を踏み外し、落ち葉の上に落下。庭師もびっくり! 恥ずかしい朝帰りになったのでした。
ゾイラは秘密にすることにうんざりし、偶然を装い、フランシスにカイルと付き合っていることがバレるように計画。 エイドリアンは喜んでその計画に協力。「うっとりするほど歪んでる」と言って喜んで計画に協力するエイドリアンも、歪んでいますね…。
計画は成功し、フランシスはゾイラとカイルの関係を知ることに。フランシスは大激怒! すごい剣幕…。 フランシスがカルトの教祖だと知らないゾイラは、息子をとられたくないだけだと思ったようです。
カイルはついに母親と決別。「母親と別れた」というのが、まるで恋人と別れたかのような言い方…。「地獄に落ちるといい」とまで母親に言ったカイルですが、カルトに入っていることもあり、何だか心配。
行く当てのなくなったカイルはゾイラの家に。ゾイラを家主だと勘違いしているカイル。ゾイラの秘密がバレる日も近い!?
カルメンは40歳に
カルメンは40歳の誕生日が近くなり、憂鬱に。オーディションをダニエラのかわりにうけることにするカルメン。 オーディションには若い子ばかり。ルーシーには「お母さん役も決めるんだ」と笑われる始末…。これはキツイ。
それでも、ルーシーよりキレのあるダンスを披露し、オーデイションに残ったカルメン。しかし、調子に乗ったカルメンを襲ったのはぎっくり腰!
結局、オーデイションはダメに。それでも、年齢をものともせず、果敢にオーディションに参加したカルメンは強いですね。
いつもカルメンにコーヒーをタダでおごってくれていたカフェの店員のダグ。そのダグもコーヒーをタダにしてくれなくなり、落ち込んでいたカルメンでしたが、監視カメラが店に設置されたからだと判明。
落ち込んでいるところにやさしい言葉をかけられたカルメンは、なんとダグとベッドイン! カルメン自身もびっくりの展開に。ダグとカルメンは付き合うことになるのでしょうか…。
牧師とデートを楽しむエヴリン
エヴリンはチャリティーパーティーで出会ったジェームズ・ハミルトン牧師とデート。 ボランティアをし、いい人であるジェームズに、自分もいい人になろうと聖書を読むエヴリン。ジェームズはエヴリンのいい面を引き出してくれる人のようですね。
対して、エイドリアンはジェームズとエヴリンを別れさせようとあくどい手を使ってきました。
エイドリアンにエヴリンとジェームズがデートしていると伝えたのはゲイル。ヘアサロンでは脱毛で鼻の下の真っ赤にしていたゲイルは、なんとエイドリアンを誘惑。エイドリアンにぐいぐい迫るゲイルが怖い…。 性的倒錯者のエイドリアンになんでも付き合うと言うゲイルは、エイドリアン以上の性的倒錯者なんじゃ…。腹黒いエイドリアンと付き合いたい人がいるのも意外ですね。
エイドリアンはジェームズに多額の小切手を寄付するかわりに、エヴリンに会うなと要求。エヴリンへの執着心はもはや異常ですね。
牧師のジェームズはその小切手をエヴリンに。エイドリアンの裏をかくなんてさすが! エヴリンはいい人と出会うことができてよかったですね。
これでエイドリアンもエヴリンが戻ってくることはないと思い知りそう。自分で自分の首を絞める結果になったエイドリアンなのでした。
タッカーが鍵!?
お金持ちしか入れないカルト「サークル」。トム・クルーズも信者だという実際にあるカルト「サイエントロジー」をモデルにしているようですね。
ジャンヴィエーヴに「サークル」に入ってほしいと頼むロージー。カルト「サークル」の入会儀式でウソ発見器のようなものを持たされ、秘密をしゃべらされるジャンヴィエーヴ。 「サークル」はこの儀式でメンバーの秘密を握り、利用しているのでしょうか…。
ジャンヴィエーヴは知られたくない年齢、体重、整形した場所まで聞かれてぐったり。性遍歴の話は楽しんだというのがジャンヴィエーヴらしいですね。
その儀式はすべて撮影。「サークル」のメンバーだったペリの映像もあり、その中で話した秘密のせいで殺されたのかもしれないとロージーは推理。 その秘密はどうやらペリとスペンスの子どもタッカーに関係がありそうです。
ベンはペリ殺しをさぐるロージーへの警告として、車に激突。ロージーとタッカーは無事で一安心。
「マザー」と呼ばれるカルト教祖フランシスはタッカーも車に乗っていたと聞き、激怒。ベンの紅茶に毒を盛り、フランシスはベンを殺害!
ペリ殺害の真実が明るみに出たら私たちに危険が及ぶと言っていたフランシス。ペリを殺したのは「サークル」のメンバーのようです。 ペリのマネージャーだったベンも死亡…。危険なカルト相手にロージーはペリを殺した真犯人を突き止めることができるのでしょうか…。
『デビアスなメイドたち』シーズン4の登場人物・キャスト
『デビアスなメイドたち』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
気になったセリフをPick Up
「タッカー・ウエストモアが全ての鍵なの」"Tucker Westmore is the key to everything."
カルト「サークル」の教祖フランシスのセリフ。ペリとスペンスの息子タッカーが重要なようです。ペリの秘密はタッカーに関することだったのでしょうか…。どんな秘密なのか気になりますね。
『デビアスなメイドたち』シーズン4のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫