『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 第3話「ルーレット盤+ワイヤー」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 第3話「ルーレット盤+ワイヤー」
  • MACGYVER Season2 Episode3 "Roulette Wheel + Wire"
マクガイバー

※ネタバレしています。

あらすじ

マクガイバーとジャックはシベリアのツンドラでヘリが墜落。凍え死にそうな中、マクガイバーはスノーモービルの部品で無線を作り、助けを求める。その時、足りない部品を父親が残した腕時計の部品を利用。中を開けると1つだけ他よりも新しい歯車が。その歯車には数字が刻まれており、マクガイバーは父親を捜す手がかりになるかもしれないと考える。

救助されたマクガイバーたちには新しい任務が。ダイヤモンドを盗み、テロの資金源にするつもりのテロ組織「赤い拳」。「赤い拳」は盗んだダイヤで大量破壊兵器を買い、大規模なテロを起こそうと計画。

マクガイバーたちは資金源のダイヤを盗み、テロを阻止することに。ダイヤがあるのはアゼルバイジャンのカジノホテルの金庫。 厳重な警備は新しい警備のトップのヴェラがさらにグレードアップしていた。金庫に入るためには、9ケタの認証コードや虹彩スキャンが必要。 ジャックはヴェラに近づき、9ケタの認証コードとヴェラの瞳の写真を手に入れる。

サマンサはヴェラの虹彩を再現したコンタクトをして金庫に入ろうとするが、ヴェラのケータイの位置情報と違っていたため、捕まってしまう。 次の作戦で、マクガイバーはVIP専用の秘密通路を使い、金庫へ向かうが、「赤い拳」はダイヤを回収し、ホテルの部屋で大量破壊兵器と交換しようとしていた。 マクガイバーは掃除機を改造し、窓を登り、薬品で窓を爆発し、取引現場に突入。

しかし、敵は小型の核爆弾を起動。 マクガイバーはルーレット盤などを使い、巨大な蓄電池を作り、金庫を開け、その中に小型の核爆弾を閉じ込め、爆発を封じ込めることに成功。 ホテルとお客を救ったとヴェラはマクガイバーたちを見逃してくれるのだった。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第2話「マッスルカー+クリップ」 前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

腕時計の歯車に数字が

シベリアの極寒の地で凍え死にそうになっていたマクガイバーとジャック。2人は寒さでイライラし、口喧嘩。ジャックはおしりが凍傷になり、「俺のケツが…」と弱気に。

ジャックが外に作ったSOSのマークは石が足りず最後のSがちっちゃく…。二酸化硫黄の化学式SO2みたいだと文句を言うマクガイバー。もはや夫婦喧嘩みたいでおもしろいですね。

マクガイバーはスノーモービルの部品から無線を製作。お父さんの時計だけは分解したくなかったのですが、命には代えられず、使うことに。 時計の歯車にはメッセージが隠されていたようですね。数字にも何か意味がありそう。マクガイバーのお父さんは何を伝えようとしているのか気になりますね。

カジノホテルに潜入

救助されたジャックはおしりが凍傷になり、治療中。注射を何本も撃たれた模様。おしり丸出しの中、みんながお見舞いに。ジャックのおしりを見てしまったボーザーの「目が!」というセリフが面白いですね。

マティにはおしりをたたかれるジャック。なんとマティは前にもジャックのおしりを見たことがあるそうで…。みんな、いぶかしげな顔。マティとジャックはどんな関係だったんでしょうね…。

次の任務は東ヨーロッパの過激派のテロ集団「赤い拳」のダイヤを盗み、テロ攻撃を阻止すること。英語では「赤い拳」は”Red Fist”。 ダイヤはアゼルバイジャンのホテル カラバフ・ホテル&カジノの金庫に。

偽名でホテルに入り込むマクガイバーのチーム。
  • マクガイバーは武器商人のルーク・アリントン。
  • ライリーは悪名高い麻薬王の恋人エマ・カスティーヨ。
  • ボーザーはマネーロンダリング犯 チェット・ウォーカー。
  • サマンサはシチリア・マフィアの後継者フランチェスカ・モレッティ。
  • ジャックは帳簿をごまかした疑いのある落ちぶれた会計士アーニー・バングとして潜入。

どれも胡散臭い…。シチリア・マフィアの後継者って!  お金持ちのフリということで、ドレスやスーツ姿がみんなキマッていましたね。

ハッキングするホテルの警備システムは 「鋼鉄のマムシ」。 英語だと”SteelViper スティール ヴァイパー”。英語だとかっこいいけど、日本語にするとなんだか滑稽ですね…。

修理人のカードキーを複製し、「鋼鉄のマムシ」にアクセスし、ハッキングに成功。修理人を呼ぶため、ベッドから手錠が取れなくなったことに。あきれる修理人…。修理の人にはよくある依頼なのか、結構、手慣れた感じですぐに手錠を外してしまうのでした。

厳重な警備室にボーザーが入れるように気をそらすため、スタンガンとコインを使って、スロットマシンに大当たりを出すマクガイバー。 電流を流して、大当たりを出すなんてびっくり。 細工で大当たりになった男性はある意味、幸運だったのかも!?

セキュリティ・システムに侵入でき、仕事が終わったつもりでシャンパンを開けて飲もうとするジャック…。ジャックが言った"Alright, Alright, Alright"というセリフは1993年の青春映画 『バッド・チューニング』でマシュー・マコノヒーが演じた役の口癖なんだそう。いきなり何を言い出したのかと思いましたね。

恋するジャック

警備はさらに厳しくなっており、金庫破りは”ミッション・インポッシブル”!  それでも、マクガイバーお得意のぶっつけで行くことに。

セキュリティを厳しくしたのは、新しい警備のトップ ヴェラ・カザコワ。 元GRUの一員で尋問のプロだというヴェラ・カザコワはまるで極悪版のサマンサのようですね。GRUはロシア軍の諜報機関。GRUは大統領選のヒラリー・クリントン陣営のサイバー攻撃にも関わっていたそう。

そのヴェラから金庫の認証コードと虹彩スキャンを突破するため瞳の写真をとる任務はジャックがやることに。 ジャックのナンパ力に作戦の運命が…。「お前は引っ込んでろ! ものにしてきた女の数が違うんだよ」と自信満々のジャックには笑ってしまいますね。

ヴェラ・カザコワ役を演じているのは『クワンティコ』シーズン2にジャーナリストのサーシャ・バリノフ役で出演したカロリーナ・ヴィドラ(Karolina Wydra)。

自信満々の割には上手くいかないナンパ。なんとかヴァラに接近し、認証コードと瞳の写真をゲット。 なんとジャックは本当にヴェラに恋してしまうのでした…。 惚れっぽいですね。

秘密通路のドアを探す

サマンサは金庫に入ろうとしますが、失敗。 マクガイバーの次の作戦はペントハウスから金庫のそばを通るVIP専用の秘密通路を使うこと。

空室のはずのペントハウスでは、VIPのポーカーゲーム最中。とっさにウソをつくジャック。自分はビーフジャーキー王ガンナー・スナイダーで、マクガイバーは使用人だとごまかすのでした。 使用人は「キーキー坊や」と呼ばれてると紹介…。とっさに出た作り話がひどい…。

しかも、ポーカーゲームに必要な最低額はなんと50万ドル! 日本円にすると5,000万円以上に…。おそろしい世界ですね。

ジャックがポーカーをする中、マクガイバーは秘密通路のドアを探すことに。「ドライマティーニをステアで、シェイクじゃなくね」は007のジェームス・ボンドの有名なセリフ。キザなマクガイバー。 そのドライマティーニを使って、コンパスを作り、ドアを発見。マティーニとレモンの皮を利用してコンパスにするなんてオシャレですね。

核爆発を金庫で封じ込める

捕まったサマンサとジャックは護衛を倒し、脱出。どうやって逃げるのかと思ったら、発作のフリ!  サマンサは手錠をガチャガチャして切ったようですが、そんな簡単に千切れるの!?

マクガイバーはダイヤを手にした「赤い拳」を追い、ライリーはホテル内のテレビの内蔵カメラをハッキング、取引が行われている部屋を特定。 ライリーみたいにハッキングで、ホテルの部屋が丸見えになってしまったらと思うと怖いですね。

マクガイバーは掃除機と何か吸盤のようなものを使い、窓をクライミング。 50階で落ちたら、終わり! 実際に掃除機を改造して、ビルを登った人もいるそうですよ。

取引に突入すると、敵は小型核爆弾を起動…。 爆発を封じ込めるため、金庫破りがやっぱり必要に。

ルーレット盤を2つつなぎ、スロットマシンから電流を流し、巨大な蓄電池に充電。金庫のとってに電流を流し、金庫を開けることに成功。 ローレンツ力とかが出てきましたが、物理は苦手なのでさっぱり…。勉強不足を思い知ることに…。

核爆弾は金庫の中へ。無事、核爆発を封じ込めるのに成功。爆発の衝撃はありましたが、放射能はもれなかったようで一安心。 ジャックは金庫にあった大金に未練タラタラ。爆発後も、お金を取りに行こうとするジャックなのでした。

それにしても、爆発後に「今のマジでサイコー」と大興奮するマクガイバーとジャックは息ぴったり。アドレナリンがすごそうですね。

怖いヴェラでしたが、マクガイバーたちは見逃してもらえることに。意外にやさしい! ポジティブすぎるジャックはまだヴェラをナンパ…。ジャックのポジティブさはある意味、うらやましいですね。

チームを家族に例えると…

サマンサはチームを分析し、家族に例えると、
  • ジャックは親戚のヘンなおじさん。
  • マティはママ。
  • マクガイバーとボーザーは兄弟。
  • ライリーは反抗的な妹。

マクガイバーはサマンサを人気者になる謎めいた転校生と分析。もはや家族じゃないのが気になります…。

ジャックはパパでも兄でもなく、「親戚のヘンなおじさん」というのが笑えますね。

マティはジャックの小さい頃の写真を見て、大笑い。おしりをからかわれるジャックの変顔が面白い。 みんなで集まったポーカーナイトも、家族の集いみたいに楽しいものになりましたね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Feel It Still - PORTUGAL THE MAN
  • Can't Get Enough of Your Love, Babe - BARRY WHITE
  • Luck Be a Lady - FRANK SINATRA

気になったセリフをPick Up

サマンサ「家族に例えるとしたらジャックは何?」
マクガイバーとライリー「ヘンなおじさん」

"If we're a happy family, what does that make Jack?”
"Crazy uncle."
マクガイバーたちのセリフ

ジャックは親戚にいがちな「ヘンなおじさん」だと口をそろえるメンバーたち。英語だと「クレイジー」と言われているんですね。確かに色々ぶっ飛んでるかも…。

今回のマクガイバーの主なDIY

  • スノーモービルの部品で無線を作り、救助を求める。
  • スタンガンとコインを利用し、スロットマシンに電流を流し、大当たりを出す。
  • ジャックのケータイを勝手に改造し、偽のケータイ基地局を作り、ヴェラのケータイの情報を盗む。
  • ワインオープナーのばねを切り取り、栓抜きの磁石で磁力を持たせ、レモンの皮に刺し、マティーニに浮かべコンパスに。
  • 掃除機と吸盤のようなものをつなげ、窓を吸引して登る。
  • ルーレット盤を2つつなぎ、スロットマシンから電流を流し、巨大な蓄電池に充電。金庫の取っ手に電流を流し、金庫を開けることに成功。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする