『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第1話「創造か死か」 あらすじと感想 ネタバレ注意 !

マクガイバー
  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第1話「創造か死か」
  • MACGYVER Season2 Episode1 "DIY or Die"

※ネタバレしています。

あらすじ

マクガイバーとジャックは脱獄したマードックを追い、キューバに来ていた。しかし、マードックは現金を手にし、消えた後だった。

刺されたボーザーは無事退院。 マクガイバー、ジャック、ボーザー、ライリーはフェニックス財団の上司マティに呼ばれ、CIA捜査官のサマンサ・ケイジを紹介される。サマンサは2年前に死んだと思われていたサミュエル・ディアス中尉が生きていると信じ、救出に協力してほしいと頼む。

テロ組織の人質となっているディアス中尉を助け出すため、チームはトルコのイスタンブールへ。

テロ組織のアジトに侵入するが、テロリストたちはプロに殺されていた。ディアス中尉はさらに極悪のテロ組織に拉致され、公開処刑されようとしていた。

マクガイバーはダムに穴をあけ、地下トンネルを浸水させ、手製のダイビング機器でディアス中尉を助け出し、脱出に成功。 極悪のテロ組織のボスで、フセイン政権の戦犯でもあったアシッド・アリも確保される。

サマンサは規則を破ったとして、CIAをクビに。マティはサマンサをフェニックス財団にスカウトする。 尋問のプロであるサマンサがアシッド・アリから有益な情報を聞き出し、サマンサを起訴しようとするCIAと取引できるようにマティは計画していた。

マクガイバーの父親捜しは難航。見つけたのは残されていた父親の腕時計だけ。その腕時計の中には父親が出ていった日に撮った子どもの頃のマクガイバーの写真が。マクガイバーは父親に何があったのか突き止めることを決意する。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1最終回 第21話「シガーカッター」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

キューバで脱獄したマードック捜し

マクガイバーとジャックは脱獄したマードックを追ってキューバに。いきなり顔面を殴られているマクガイバー…。

宿敵の変人マードックとの戦いはまだまだこれからのようですね。ボタンを削ってナイフにし、縄を切るのに使うというマクガイバーのDIYも健在!

しかし、最後は車やバイクごと海に突っ込んでしまったようです…。キューバといえば、クラシックカー。マードックの仲間が乗って逃走した車もクラシックカーでかっこいい。

2015年にアメリカと国交を回復したキューバ。お土産は名物のキューバ葉巻。 ボーザーの20針も縫ったという傷も治り、元気に回復してよかったですね。

オープニングはシーズン1と変わって新しくなりましたね。スタイリッシュになった気が。

CIAのサマンサがやって来る

人質になっている海軍特殊部隊SEALのディアス中尉を助けてほしいとやってきたサマンサ。次々とテロリストたちを倒す登場シーンが印象的。

オーストラリア軍の特殊空挺連隊であるSASの第4中隊からCIAに引き抜かれたというサマンサ。 オーストラリアの秘密諜報部員からアメリカの諜報機関CIAになったという華麗な経歴の持ち主!

しかも、人を操るのに長けた尋問のプロ。クールビューティーで、すごい人が来ましたね。なんとなくマクガイバーの恋人だったニッキに雰囲気が似ているような気がします。

マティが中尉の生存確認をしたという「ファイブ・アイズ」とは イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5ヵ国間で結ばれた各国の諜報機関の盗聴内容や設備などを共有する協定のことだそう。

ジャックはエジプトの上空を飛んでいるだけでソワソワ。「カイロ」の悪夢にいまだにおびえているようですね。

「カイロ」の事件はシーズン1の最終話で明らかになっています。確か、核爆弾が爆発しそうになっていましたね…。 いつも危険な任務についているのに、エジプト上空を飛行禁止区域にしようとビクビクするジャックがおかしいですね。

人質救出のためトルコに

サマンサはさっそく即戦力として活躍。 トルコ軍を誘導し、追い払うことに成功したサマンサ。ジャックは「ジェダイのマインド・トリックだ!」と感心しきり。

マインド・トリックはフォースで人の心を操ることができる能力のことを言うそう。 映画『スター・ウォーズ』が大好きなジャックなのでした。

マクガイバーは機関銃M134(ミニガン)のモーターをスターターにしてエンジンをかけることに成功。キューバのハバナの子どもから教わったというこの方法。

何もかも間に合わせで作るというキューバ。ミニ・マクガイバーがたくさんいそうですね。

フェンスの棒を支えに壁を登り、テロ組織のアジトに侵入したマクガイバー。 しかし、そこにはテロリストの死体が。それでも、壁に刻まれた数字でディアス中尉が生きていることが確認できました。

命の恩人のディアス中尉を諦めずに捜し続けるサマンサ。 2年も捕虜にされ、さらに極悪のテロ組織に拉致されてしまったディアス中尉が気の毒に。最後は両親と再会できてよかったですね。

人質は公開処刑されそうに

なんとディアス中尉を拉致したのはイラクのお尋ね者トランプカードに載っていた男スペードの10で、アシッド・アリ。イラクのお尋ね者トランプカードはアメリカ軍が開発し、サダム・フセインなどの顔写真が。アシッド・アリの本名は舌を噛みそうな長い名前でしたね。

イラクのお尋ね者トランプカード - Wikipedia

このトランプは、2003年の4月11日に、中央軍の作戦副司令官の Vincent Brooks陸軍 准将による 記者会見で初めて公に発表された。その晩、 ヒューストンの 実業家Max Hodgesは、 国防総省の ウェブサーバからトランプのための高画質の 画像 ファイルを発見し、 ダウンロードした。翌日ファイルがウェブサーバから消えたことに気づいて、彼はカードを複製できる PDF形式で提供する、最初の eBayの売り手になった[1]。彼は約4000ドルで1000組のトランプを印刷する契約をGemaco Playing Card Companyと速やかに結び、印刷が終わる前にeBay、 Amazon.com、彼自身の ウェブサイトでトランプを売り出し始めた。4ドルのトランプの早い時期でのオークションがすぐに120ドル以上に高騰したとき[2] 、ほかのeBayユーザが便乗し、彼ら自身が売り出すためにトランプを印刷したり注文したりするようになるまで時間はかからなかった。たった数日で何百人もの売り手が出現し、価格は1組あたり数ドルにまで下降した。

アシッド・アリの目的は身代金ではなく、公開処刑を行いアメリカに敗北を味わわせること。

ケータイの位置情報からアシッド・アリのアジトを突き止めたライリー。 そこはまるで要塞となっている「ヒサル」と呼ばれるオスマン帝国のスルタンたちが作った城! 科学だけでなく、歴史にも詳しいマクガイバーがすごいですね。しかし、ジャックやサマンサには見下していると大不評…。

ひけらかしだと非難された歴史の知識も科学知識と同じくらい人質救出に役立つことに! 古代ローマ遺跡を埋めて城を建てたオスマン帝国。地下にはカタコンベ(地下墓所)が。アンダーピニング工法という専門用語も出てきて困惑しましたが、歴史の勉強にもなりましたね。

ボールの中にケータイを仕込み、カメラで内部を偵察。どちらが蹴り入れるかケンカになるジャックとサマンサ。アメフトのキッカーだったジャックの意地とサッカーをやっていたサマンサの自信が対立。張り合う様子はまるで子ども…。

結局、じゃんけんでジャックが勝ったものの失敗。見事に決めたのはサマンサでした。ジャック、惨敗…。これからはサマンサとジャックが張り合うことが増えそうですね。

地下トンネルからディアス中尉を助け出すことにするマクガイバー。ダムに穴をあけ、潜水。爆弾で床ことディアス中尉を下に落としたのは大胆ですね。 しかし、ダムは決壊…。周りの人たちは大丈夫だったんでしょうか…。

ボーザーは撃ち殺されそうになっていたジャックを助け、命の恩人に。 ここでも『スター・ウォーズ』ネタが。

『スター・ウォーズ』のキャラクター チューバッカで有名なウ―キー族の聖なるしきたりだという「命の借り」。 「命の借り」とは命の恩人に対する一生の忠誠のことを言うそうです。

サマンサがチームに加わる

ディアス中尉を無事に助け出すことができたマクガイバーたち。しかし、処分を受けることに。 マクガイバーとジャックには警告で済む戒告処分だけ。処分にも慣れっこの2人。

対して、サマンサには厳しい処分が。なんとCIAをクビ…。有能なサマンサはチームの新たなメンバーに。ごねるジャックの胸を叩いて黙らせるマクガイバー。まるで漫才みたいで面白いですね。

このときジャックが着ているのは、ロックバンド「ラモーンズ」のTシャツ。さすがカラオケ・チャンプ!?

AIロボットのスパーキーはなんと飲んだくれのチャラ男に変貌…。ジャックの悪影響をもろに受けてしまった模様。しゃべり方まで変わってしまったスパーキーは別人に。

「ハードディスクが酒臭い!」というボーザーの指摘が印象的ですね。 スパーキーはリセットされ、次はどんな性格になるのか楽しみですね。

マクガイバーが父親捜しで見つけたのは腕時計だけ。時計の中には写真が。マクガイバーの父親は世界各国を移動している模様。何か深いわけがありそうで気になるところ。 サマンサが新メンバーに加入し、次はどんな任務が待っているのか楽しみですね。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3は?

アメリカのCBSで放送されている『MACGYVER/マクガイバー』はシーズン3の製作も決定。シーズン3はアメリカで9月から放送される予定だそうです。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Rajeh Hisabatak - SHADI JAMIL
  • Amor Verdadero - NOVA LATIN ARTISTS
  • Home - FOO FIGHTERS

気になったセリフをPick Up

「とにかく父さんはこの時計を使って教えてくれた。ものがそろえば何でも作れる。時さえも」
”Anyways, with this watch, my dad taught me that, with the right parts, you could make anything. "
マクガイバーのセリフ

父親の腕時計について話すマクガイバーのセリフ。マクガイバーのDIYスキルはお父さん譲りのようですね。

今回のマクガイバーの主なDIY

  • ボタンを削ってナイフにし、縛られている縄を切る。
  • 発煙筒+鋼棒+パイプ+鎖=引っ掛けフックに。
  • ミニガンのモーターを新しいスターターとしてワイヤーで取り付け、車のエンジンを起動させる。
  • 棒を支えに壁を登る。
  • ケータイをボールに仕込み、カメラ機能で内部を偵察。
  • ダイビング用の水中スクーターと缶缶爆弾を自作。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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