- 『殺人を無罪にする方法』シーズン3第13話 「仲間たちの疑惑」
- How to Get Away with Murder Season3 Episode13 "It's War"
※ネタバレしています。
第13話 「仲間たちの疑惑」のあらすじ
釈放されたアナリーズはネイトと会い、ネイトは火事の夜、アナリーズの家でウェスと会ったことを打ち明ける。
アナリーズは事態を好転させようと、アトウッド検事補がウェスの遺体を故意に紛失したと州司法副長官に大陪審捜査を開始するように訴える。 さらに、オリバーに遺体紛失をマスコミにリークさせる。
しかし、州司法副長官はマスコミにリークされたことに怒り、大陪審捜査は却下。終身刑から死刑に引き上げると脅されてしまう。
ローレルは私立探偵を雇い、シルヴィア・マホーニーがウェスのDNA鑑定を依頼し、ウォレス・マホーニーがウェスの父親だと知っていたことを突き止める。
オリバーはコピーしたアナリーズの携帯データを調査。火事の夜、コナーは横たわるウェスに心臓マッサージをしていた。
シーズン3第12話 「涙の葬儀」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
コナーはウェスに心臓マッサージをして助けようとしていたことが新たに判明!
ネイトはウェスを殺していなかったようですね。ウェスを口止めする気かと思われたネイトは、逆に検察と取引してアナリーズを引き渡せと助言。ウェスもアナリーズを裏切る気はなかったようです。
州の司法副長官に訴えるが…
ネイトとアナリーズは協力してアトウッドの悪事を暴くことに。アナリーズは殴られた跡もあり、前とはずいぶん違う雰囲気でやつれた様子。
州の司法副長官イングリッド・ピータースにアトウッドの捜査を訴えたアナリーズでしたが、結局裏目に出ることに。 終身刑から死刑に引き上げると脅してくる司法副長官!
終身刑というのも重い罪ですが、死刑という言葉にゾクッとしました。アナリーズの置かれた状況がいかに緊迫したものかが改めてわかりますね。
ウェスの遺体を隠したのはアトウッドだった
州の司法副長官への訴えが失敗し、次の策はフランクを使うこと。アナリーズの家 兼 事務所は火事で焼けてしまい、アナリーズはボニーの家に泊めてもらっているようですね。
拘置所のフランクからボニーへのコレクトコールに出てしまうアナリーズ。
検察にバレたら結託していると思われ、不利になるということで、ボニーと話しているフリを続けるフランク。アナリーズのためなら、何でもすると訴えるフランクはアナリーズの役に立とうと必死ですね。
そんなフランクに頼んだのは、アトウッドの通信記録の開示を要求させること。 自分で自分を弁護するフランクはアトウッドの通信記録の開示を認めさせることに成功。
一度、却下されてしまったときはどうなることかと思いましたが、無事に判事を説得することができました。いつもアナリーズの弁護を聞いていたおかげ!?
アトウッドは上司のデンバー検事にウェスの遺体を隠蔽したことを白状。サインを捏造して、元恋人のネイトまでハメるなんて…。
さらに、ウェスの遺体はすでに焼却されてしまっていました! ひどい…。アナリーズを敵視しているとはいえ、まさかアトウッドがここまでやるとは驚き。
やはりマホーニーと結託しているのでしょうか? 「殺すべきよね。アトウッドはガンだわ」と言うアナリーズ。「殺すべき」という言葉にドキッとしましたね。
ウォレスが父親と確かめるためウェスのDNA鑑定が行われていた
ローレルは私立探偵ハウイーを雇って、マホーニー家を徹底的に調査。
その結果、チャールズ・マホーニーの母親シルヴィア・マホーニーがウェスのDNA鑑定を依頼していたことが判明。
ウェスの父親はウォレス・マホーニーだとバレていたようです。一体どこからウェスの父親の秘密が漏れたのでしょう…。
マホーニーなら手荒なまねもしそうですが、ウェスの殺害や遺体の紛失の首謀者なのでしょうか?
ソラヤはアトウッドの差し金で動いていた
つい麻薬性鎮痛剤や咳止め薬に手を出しそうになるアナリーズ。
アメリカではバイコデンなどの麻薬性鎮痛剤の乱用が社会問題になっています。咳止めシロップには薬物依存をおこすコデインが配合されているそう。
依存症の会で一緒だった学長のソラヤと会うアナリーズ。やけにアナリーズに近づいてくるソラヤはアトウッドの差し金でした。アナリーズを心配してくれるいい人だと思っていたのに、裏があったなんて…。信用できる人はどんどん減っていきますね。
コナーはウェスに心臓マッサージをしていた
アッシャーは匿名の情報源がコナーではないかと疑心暗鬼に。確かに罪悪感に苦しむコナーには怪しい点がありますね。
コナーに頼まれ、オリバーはアナリーズの携帯データを調べることに。ネイトの裸の写真がないか期待するコナーとオリバーには笑ってしまいますね。
結局、ネイトの写真は見つからず2人はがっかり。 「異性愛者は退屈だ」とこぼすのでした。同性愛者の人のケータイには裸の写真が保存されてるの!?
アナリーズのデータを調べた結果、火事の夜、コナーもアナリーズに呼び出されていたことが明らかに。データを調べるように頼んだのはコナー自身なのに、自分の秘密が暴かれてしまうのが皮肉ですね。
まさかコナーがウェスを殺したのでしょうか? もみあいになってウェスが死んでしまった? それとも倒れていたウェスを助けようとしていただけなのでしょうか?
アナリーズが犯人だと責めていたのは、自分の罪悪感をごまかすためや疑いをそらすためだったとも取れますね。
ネイトに続いて、アナリーズの犯行を強く疑っていたコナーもウェスと顔を合わせていたことが判明。
次第に明らかになっていく火事の日の出来事。 ウェスを殺した真犯人は誰なのか気になりますね。 シーズン3はあと2話です。
『殺人を無罪にする方法』の登場人物
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シーズン3第13話 「仲間たちの疑惑」で流れた曲
- Dépassée par le fantasme - ESSAIE PAS
- Thief - MATING RITUAL
- Disintegration - CHROMATICS
気になったセリフをPick Up
「家族っていうのはね、1人が誰かの悪口を言い出すと崩壊する。ボルジア家みたいにね。」"Okay, do you know why families turn on each other? Because one family member starts talking crap about another family member. And then boom, it's The Borgias."
コナーを疑うアッシャーをたしなめるミカエラのセリフ。 ボルジア家とは15~16世紀に権力を振るったイタリアの名門一族。 『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』や 『ボルジア 欲望の系譜』などのドラマの題材にもなっています。
アナリーズや学生たちは団結してこの窮地を乗り切ることができるのでしょうか?
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