- 『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』シーズン1第5話「忠誠」
- The Handmaid's Tale Season1 Episode5 "Faithful"
※ネタバレしています。
あらすじ
オブフレッド（ジューン）はウォーターフォードとスクラブルを続け、ウォーターフォードは禁じられている女性誌をプレゼントする。
ジューンと出会ったときルークは既婚者だったが、お互いに恋に落ちた2人はホテルで愛し合う。
セリーナは子どもができない原因は夫にあるかもしれないと考え、オブフレッドとニックが子作りをするように依頼。 儀式の時、ウォーターフォードはオブフレッドの太ももに触れ、オブフレッドを見つめるが、これは禁じられていることだった。
以前の世界の古いものを愛好するウォーターフォードだったが、ギレアド共和国の今の体制がよりよい世界だと信じていた。 オブグレン（エミリー）はオブスティーブンとして戻ってくる。エミリーは目をつけられた自分の代わりに抵抗勢力メーデーに協力してほしいとオブフレッドに頼む。
まだ不屈の精神が残っていたエミリーは車を奪い、運転するが、最後には捕まってしまう。 エミリーに勇気をもらったジューンはニックの部屋に行き、純粋に愛し合う。
『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』シーズン1第4話「メッセージ」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ウォーターフォードの考えが明らかに
ギレアド共和国では禁じられていることばかり…。 禁じられているスクラブルで親交を深めたウォーターフォードとジューン。ジューンはお酒片手にとってもリラックス。ウォーターフォードも禁じられている女性誌をプレゼントしたり、すっかり打ち解けたふたり。
しかし、やはり司令官のウォーターフォードとジューンの考えが噛み合うことはないのでした。 ウォーターフォードは女性が子どもを作る道具になってしまったことを「女性は尊敬され、保護されて安心して生物学的な役割を果たすことができる」と表現。ジューンが生きる意味だと考える「愛」は幻想にすきないと切り捨てるのでした。自分が正しいことをしていると信じているウォーターフォード。
より良い世界にしたいというのは、権力を握る自分たちにとってより良い世界であって、他の犠牲などはどうでもいいようですね。 「万人により良い世界はない。犠牲になるものもいる」とうそぶくウォーターフォード。犠牲者がいると知りながら、今の体制が正しいと信じているのがおそろしく、たちが悪い。確信犯ですね。 死体がぶら下がっているのが、日常風景になっているのがゾッとします。
ルークは既婚者だった
ルークとの出会いが明らかに。モイラがジューンの出会い系アプリの写真について通りがかりのルークにアドバイスを求めたのがきっかけでした。しかも、このときルークは既婚者。一度だけの関係のつもりだったふたりでしたが、「奥さんと別れて」というジューンに対してルークは「わかった」と即答。不倫関係から始まったというのが、驚き。
抵抗勢力メーデーがあることが分かる
ジューンはセリーナから意外な提案をされることに。ニックと子作りをすることになったジューン。こんな形でニックと関係することになるなんて皮肉…。 ニックはやはり監視の”目”だと判明しますが、ジューンへの気持ちは本物だったよう。
戻ってきたオブグレン（エミリー）。今度の家の夫人はやさしい人のようですね。ひどい目に遭わされても、言いなりになることはなかったエミリーは車を奪い、運転。ギレアドでは女性が運転することも禁じられている模様。禁じられていることばかりで、息が詰まりそう。 警備員をひき殺したシーンは衝撃的…。
エミリーはどんな罰を受けることになるのか考えるとおそろしいですね。コロニー送りにされてしまうのでしょうか？
いつもジューンが目でさがしているのはハサミや銃などの武器。ジューンの中の不屈の精神も健在のよう。
エミリーから聞かされた抵抗勢力メーデー Mayday。フランス語 ヴネ・メデ（venez m'aider）が語源で意味は「助けて」。船や飛行機などの救難信号などでも使われています。 どんな組織なのか気になりますね。
ジューンは意を決し、ニックの部屋へ。ニックとの子作りにも夫ルークへの後ろめたさを感じていたジューン。ルークは死んでしまったのでしょうか？ ニックと愛し合うジューン。2人の関係がバレたときがおそろしいですね。
『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』の登場人物・キャスト
『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Can't Get You Out of My Head - KYLIE MINOGUE
- The Sun’s Gone Dim and the Sky’s Turned Black - JÓHANN JÓHANNSSON
- I Want a Little Sugar In My Bowl - NINA SIMONE
