- 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第10話「悪魔」
- Shades of Blue Season1 Episode10 "What Devil Do"
※ネタバレしています。
あらすじと感想
ウォズとハーリーは依頼主と顔を合わせ、仕事内容が現金輸送車の襲撃だと知る。 依頼主は麻薬取締局の捜査官リンクレーターだった。そして、現金輸送車の運転手で、前回 拉致した男を届けに来たのはドニーの甥ホアキンだと判明する。
麻薬取締局が押収した1200万ドルを現金輸送車で運ぶときに襲い、2台のバンに移し、分けて隠す計画。 明日の襲撃の前にハーリーはウォズ以外のチーム全員が免責を受けられるようにスタールに懇願する。
コインランドリーでは海兵隊上がりのネイトが酔ってモップを持って暴れていた。留置所に一晩泊まるが、ネイトは人を殺したかもしれないと言い始める。
ゴミ捨て場ではビルのオーナーの遺体が発見され、盗まれた靴はネイトが履いていた。記憶がないネイトは管轄である34分署のケイツに逮捕される。
しかし、元海兵隊のウォズは聞き込みを開始。ホームレスのモーゼスの目撃情報でSMクラブのオーナーでビルも所有するロイスが真犯人だと判明する。 被害者は隣のビルを所有し、騒音の苦情を出していた。 トゥフォたちが逮捕に向かうと、ロイスは殺されていた。SMクラブにはホアキンの姿が。
釈放されたミゲルは娘のクリスティーナに会いに来る。最初は怖がっていたクリスティーナだが、ミゲルは本当の父親じゃないとハーリーがウソをついていたことを知り、ミゲルと話をするために外に出てしまう。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第9話「盗聴」前回のあらすじと感想はこちら≫依頼主の正体はDEA捜査官
ついに依頼主の正体が明らかに。なんと麻薬取締局（DEA)の捜査官！ 捜査機関の腐敗はとどまるところを知らないようです。麻薬取締局（DEA)は司法省内に設置されたドラッグの取り締まりをする捜査機関。『ブレイキング・バッド』では主人公ウォルターの義理の弟ハンクがDEA捜査官です。
麻薬取締局が押収したドラッグマネー1200万ドルを強奪する計画。1200万ドルは日本円に換算すると約12億！
金額が大きすぎて、びっくり。麻薬ビジネスでは大金が動くようですね。リンクレーターはそんな大金を目にして欲しくなってしまったようです。「私の金だ」とすでに持ち主気どり。
最初は8.5％となる100万ドルが分け前でしたが、少なすぎると平等に4等分し、300万ドルに。さらに、それをウォズ、ハーリー、エスパーダ、テス、トゥフォの5人で分けて1人60万ドルの取り分に。
新人のローマンは入っていなくて一安心。 現金輸送車を襲うなんて危険すぎるんじゃ…。金を運ぶ簡単な仕事のはずが、とんでもないことに。
第4話「信頼」で運んだバンや爆薬は現金輸送車を襲う計画に使うものでした。配車係の夫を拉致して脅し、現金輸送車の運転手はホアキンに。ホアキンを殴って強盗に見せかけて、金を奪う計画。ホアキンはドニーの甥でした。DEAのリンクレーターはドニーの親と幼なじみ。 用意周到に計画されていますが、リスクは高そう…。 それに、拉致した男は解放すると言っていましたが、消されてしまいそうで心配です。
ホアキンを演じているのは、マイケル・ドレイヤー（Michael Drayer）。『MR. ROBOT／ミスター・ロボット』ではシスコ役を演じ、『ザ・フォロイング』や『スニ―キー・ピート』などに出演しています。
ハーリーはスタールに黒幕の正体を伏せたまま、明日、現金輸送車の襲撃があると報告。 スタールはミゲルの釈放にFBIは無関係だとウソをつき、ハーリーも黒幕の正体は明かしませんでした。お互いにまだ信用はしていない2人。
ハーリーはウォズ以外のチーム全員に免責を与えるように懇願。スタールはハーリーにキス。ハーリーはチームの免責を取りつけるため仕方なく誘惑し、キスに応じたようです。キスしたあとは不愉快そう。
チームの免責を掛け合うと約束したスタール。本当にウォズ以外のメンバーは免責を受けることができるのでしょうか？ 上司のベイカーは全員逮捕したいと言っていましたが、折れたのでしょうか？
悪魔が犯人？
コインランドリーで暴れていた男は元海兵隊のネイト。同じく元海兵隊ウォズは人を殺したかもというネイトを助けようと奮闘。
34分署の管轄で死んでいた被害者はビルのオーナーの老人。ネイトはその被害者のフローシャイムの靴を取って履いていたことが分かり、逮捕されてしまいました。しかし、酔っていたネイトの記憶は曖昧で、血もついていないことからハーリーとウォズは犯人ではないと断定。フローシャイムは紳士革靴の高級ブランドのことです。
聞き込みの結果、ホームレスのモーゼスが犯行を目撃していたことが判明。新人のローマンをからかって、ファンクの帝王ジェームス・ブラウンと皮肉ったホームレスに聞き込みするように命じたことが事件の突破口に。
ハンバーガー好きのモーゼスは悪魔が被害者の「時の神」を殺したと証言。犯行を語る言葉は、まるで神話でも話すような口ぶり。犯人の悪魔はキンク・クラブのオーナー ロイスのことでした。 キンク・クラブはSMクラブで、確かにポスターは悪魔的…。
真犯人のロイスを逮捕しに向かうと、すでにロイスは死亡。ビニール袋をかぶせられ、縄でぶら下がった様子が悲惨…。クラブには凶器になるものが身近にありそうです。そして、クラブにはホアキンの姿が。ホアキンが殺したのでしょうか？ ビルのオーナー殺しと現金輸送車の襲撃には関係がある？？
元海兵隊のネイトに罪をなすりつけたのも、ホアキンたちが関係しているのでしょうか？ それとも、ネイトは不運にも巻き込まれただけ？ 謎だらけ。
ドニーも 地主 を殺した容疑で元海兵隊の男が逮捕されたとウォズに口を滑らせて、疑念を持たれていましたね。ドニーやホアキンがビルのオーナー殺害に関わっていることは間違いなさそうです。 まだ何か大きな秘密が隠されていそうですね。
ミゲルは娘に会いにやって来る
釈放されたミゲル・ゼペダは娘のクリスティーナに会わせろとハーリーに言ってきました。10年で変わったというミゲルですが、そんなに簡単に信用できないし、暴力をふるってきそうで怖い…。
車のドアを押さえようとしただけで、恐怖を感じることに。こんな状態じゃ安心して暮らせそうにないハーリー。 さっそく、接近禁止命令を取ろうとしますが、ミゲルはまだ何もしていないので、接近禁止命令を出してくれる判事はゼロ。
ミゲルはクリスティーナに接近。 ミゲルはハーリーとの電話の会話を聞かせ、本当の父親だと証明。ミゲルは本当の父親ではないというハーリーのウソがバレることに。
最悪の形で、ミゲルが本当の父親だと知ってしまったクリスティーナ。 ついに、クリスティーナとミゲルは対面。直接、話をすることになったようです。 今はやさしそうな様子を見せるミゲルですが、いつか豹変するのではないかとビクビク…。
飲んでいくかとハーリーを誘うスタール。ハーリーには一刻も早く家に戻って、クリスティーナを守ってあげてほしい！
ストーカーのスタールに、DV男のミゲル、ハーリーに男運はなさそう…。でも、検事補のナヴァは例外で、いい人っぽいですね。
クリスティーナとハーリーの関係はどうなってしまうのか、ミゲルはクリスティーナを傷つけるようなことをするつもりなのでしょうか？
現金輸送車の襲撃と殺人事件には関連性があるのかも気になるところです。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- Heartaches and Pain - CHARLES BRADLEY & MENAHAN STREET BAND
- Money Sex Power - V. V. BROWN
気になったセリフをPick Up
「自分らしく生きられるかたちで、終わらせたい」"I need this to end in a way where I can live with myself."
チームのメンバーにも免責を与えるようスタールに懇願するハーリーのセリフ。納得するかたちでは終わりそうもない…。
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