- 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第3話「嘘」
- Shades of Blue Season1 Episode3 "False Face False Heart"
※ネタバレしています。
あらすじと感想
ハーリーがウソをつくとき、髪の毛を耳にかける癖があることに気付いたウォズ。取引記録が書かれている黒い手帳がしまってあるキャビネットがあさられていたことで、ウォズはハーリーへの疑いが確信に変わる。
愛人でもあるドニーに大口の仕事の前に決着をつけろと言われ、ウォズはハーリーをマリーナに呼び出し、銃を突きつける。 ハーリーは言い訳をしてウォズを丸め込み、FBIの情報提供者ではないと信じさせることに成功する。
テスは家の価値が下がってしまうと家の敷地で死んでいたアミア・アーバスの遺体を動かしていた。 アミアは3Dプリンターのプラスチック銃で事故死していた。
ハーリーはクリスティーナの父親で自分が陥れて刑務所送りにしたミゲル・ゼペダの事件の真相がバレないように、検事補のナヴァとデートして、取り込む。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第2話「原罪」前回のあらすじと感想はこちら≫強引なFBI
スタールの上司ベイカーに連行されてしまったハーリー。 スタールに負けず劣らず、プレッシャーをかけてきますね。 1日で情報を手に入れろと期限を設けるベイカー。 やり方が強引…。
FBIから情報漏れはないということですが、どうしてモグラがいると分かったのか気になりますね。
スタールにはジャスティンという息子がいて、母親のマルタと法廷で親権争い中。 刑事や捜査官は家庭がうまくいっていないイメージが…。 スタールには、相棒を捜査中に失った過去があるようです。 過去の事件も関わってくるのでしょうか?
そんなスタールからの着信の名前が「ジェイソン・ボーン」から「アホ男」Dickに変更されているのが、面白いですね。 スパイの名前から「アホ男」に格下げされたスタールはウォズに尾行を気付かれてしまうことに。 こんなことで捜査は大丈夫なのかと心配に…。
それにしても、汚職仲間のドニーとウォズがキスしたときには驚きました。そういう関係だったんですね。大口の仕事とは何なのでしょうか?
ウォズにはうつ病で19歳の時に自殺してしまった娘のアナが。 ウォズはハーリーを娘のように愛しているようです。
通報せずに、勝手に遺体を動かすテス
テスはニューヨーク大学の学生アミア・アーバスの遺体を勝手に動かしていました。遺体を動かしたのは、家の価値を下げないため。
浮気されても、家を売って夫のジョーとやり直そうとしていたテス。 イスラム教徒へのヘイトクライム(憎悪犯罪)かと思われた事件でしたが、アミアは事故死。
3Dプリンターで作った銃で撃った弾が跳ね返り、アミア自身に当たって死亡したことが判明。 日本でも、3Dプリンターで銃を製造したとして逮捕者が出ています。
アメリカでも、議論を呼んでいます。3Dプリンター銃製造事件 - Wikipedia
この事件を受けて2014年5月9日、 茂木敏充 経済産業大臣は「銃砲の製造は、既に武器等製造法の規制の対象となっており、現時点において、追加的な規制をすることは考えていないが、不当な用途へ転用されることを防止するため、実態なども見極めつつ、関係省庁とも連携の上、検討してまいりたい」と既に規制対象であることを明言した。 国家公安委員会委員長の ...
リベレーター (3Dプリント銃) - Wikipedia
本銃はその簡素な造りから ジップ・ガンと呼ぶべきものであるが、容易な製造方法のため3Dプリンタを所有している世界中の誰もが拳銃を製造できてしまう危険性を孕んでいた。
設計図があれば、プラスチック製の銃が製造できるようです。 まるでおもちゃみたいですね。アミアも軽い気持ちで試し撃ちして事故になってしまったようです。
銃としての危険性はもちろん、暴発するおそれもあるなど、武器として使うには問題が数多くあるようです。 それにしても、プラスチック銃の製造者でアミアのルームメイトは大量の銃を作っていましたね。犯罪者にも売っていたのでしょうか…。 ウォズの情報を引き渡すように急かされていたハーリーは、プラスチック銃の製造者をFBIに渡して時間稼ぎ。
アミアの遺体は橋で見つかったことに。テスの家の近所の子だったというのが、悲しい…。 遺体を動かしたり、密かに捜査したりと、汚職に関わっていると違法なことへのハードルが低くなっているようです。
ローマンは遺族と親しくなる
ゲームの音を本物の銃声と間違えて、丸腰の男ジャマー・マルコムを撃ってしまったローマン。罪悪感から、ジャマーの葬儀代を集める洗車募金に寄付。
親戚のエリカとその子どものジェイジェイと親しくなったようです。 罪悪感に苦しんでいるローマンが事実をエリカに打ち明けてしまいそう…。
ウォズに問い詰められるハーリー
ウォズにウソをつくときの癖とキャビネットのことでモグラと断定されてしまったハーリー。
よくこの状況からモグラではないと言いくるめるのに成功しましたね。盗聴器がないと証明するためドレスを脱ぐハーリー。本当に盗聴器をつけていないのかと思ったら、背中に盗聴器が! 視聴者もだますハーリーの迫真の演技で、ウォズも納得したよう。
「僕が支配者だ」とハーリーに盗聴器をつけさせようとするスタールの強引さは威圧的で怖い…。完全にパワハラ+セクハラ…。
ハーリーは自分が陥れて刑務所送りにしたミゲルの事件をどうにかしようと検事補のナヴァとデート。 一線を越えるハーリーとナヴァ。
わざわざ盗聴器をオンにして、あえぎ声をスタールに聞かせるハーリー。 自分に触ることができる人間を決めるのは自分だと、スタールに分からせようとしたようです。
ウォズの疑惑をなんとか振り切ったハーリーですが、やたら期限を設けて強引に捜査するFBIとの協力は大変そう…。 ハーリーはこれからどうなっていくのか、この先の展開が楽しみですね。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Bad Things - ISASO
- Just Like Blood - SHARON VAN ETTEN
- Closer - JMR
気になったセリフをPick Up
ドニー「海兵隊に6年、警察に入って25年。ずっと直感で生き延びてきた。その直感はなんて言ってる?」ウォズ「放った銃弾は戻らない。」
"6 years as a Marine, 25 years on the force. Your gut is the reason you're still alive. What does it say? "
"That you can't take back a bullet."
ハーリーがモグラだと認めたくないウォズ。ドニーと愛人関係だったとはびっくり。ドニーが黒幕とつながっていて、連絡役のようです。これから先、ウォズとドニーの関係もFBIの捜査に利用されるのでしょうか?
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