高い人気を誇る『ウォーキング・デッド』。『ウォーキング・デッド』がゾンビブームを引き起こしたと言われています。 『ウォーキング・デッド』がきっかけで、ゾンビものにハマってしまった人も多いはず。
『ウォーキング・デッド』以外にゾンビが出てくるドラマを特集してみました。 さらに、海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数を元にランキング。
10点満点評価でIMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点以上なら楽しめる作品になっていると思います。
ちなみに、『ウォーキング・デッド』は8.5点(718,741人の評価)を獲得しています。
(※配信情報は2017年11月27日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。)
第10位 『フリーキッシュ 絶望都市』(シーズン1は全10話 1話約20分)
ゾンビが発生し、学校に立てこもることになった高校生を描いたパニック・ホラードラマ。
土曜日、補習に集められた高校生たち。化学工場では爆発が発生し、煙に接触した人はゾンビに転化。 高校生たちは校舎に立てこもり、ゾンビたちと格闘、サバイバルしていくドラマです。
ゾンビものと学園ドラマを掛け合わせたような作品で、1話が約20分で見やすいのが特徴。 『ウォーキング・デッド』でタイリース役を演じたチャド・L・コールマンも登場します。
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン2の製作も決定。
Amazonビデオではレンタルか購入することで『フリーキッシュ 絶望都市』(字幕版)、 『フリーキッシュ 絶望都市』(吹替版)が視聴可能です。
IMDbの点数 6.6(1,286人の評価)
第9位 『Zネーション』(シーズン1は全13話 1話約45分)
『ウォーキング・デッド』の対極にあると言われるゾンビドラマの『Zネーション』。『Zネーション』を直訳すると『Z国」。Zとはゾンビ(Zombie)の頭文字ということで、「ゾンビの国」という意味。
ゾンビウイルスが蔓延して3年後のアメリカが舞台。生き残った兵士たちはゾンビに噛まれても転化しなかったマーフィをニューヨークからカリフォルニアの研究所まで護送する任務を与えられることに。
ワクチンを製造し、世界を救うために、ゾンビのはびこる世界を旅するというストーリー。
『ウォーキング・デッド』のパロディというか、ギャグも入り、B級映画っぽい感じになっています。
シリアスな『ウォーキング・デッド』に比べて、『Zネーション』は軽い気持ちで見ることのできるおバカなノリのゾンビドラマです。
特徴的なゾンビたちも見どころの一つ。走るのが早いゾンビに、ゾンビになった熊、トイレで脱いだズボンが引っかかったまま転化してウロウロするゾンビなどが登場。
アメリカでは『Zネーション』のシーズン4が放送中。
日本ではU-NEXTで『Zネーション』シーズン1~3まで配信中ですが、見放題ではないので要注意。
IMDbの点数 6.7(24,458人の評価)
第8位 『HELIX ヘリックス 黒い遺伝子』(シーズン1は全13話 1話約45分)
北極のバイオ研究所で起きた謎のウィルス感染を描くSFスリラードラマ。
ウイルス感染の知らせを受けて、世界的権威である疾病対策予防センター(CDC)の職員が原因を突き止めるため北極のバイオ研究所へ。そこでは、新種のウイルスが人々に感染し、凶暴化。感染者は黒い体液をまき散らし、人間たちに襲いかかってくるというドラマです。
感染者は動きが早く、怪力。黒い体液が不気味な存在感を放っています。 北極が舞台ということで、まわりは白く閉ざされた極寒の地というのも特徴。
ただ、ドラマの中で流れる曲が雰囲気と合っていないのが残念なところ。 1話で1日が経過する設定で、大企業の陰謀やそれぞれの思惑が交錯するサスペンスドラマになっています。
謎多きミステリアスなバイオ研究所のハタケ所長を真田広之が演じています。
『HELIX ヘリックス 黒い遺伝子』はシーズン2で打ち切り。U-NEXTでは 『HELIX ‐黒い遺伝子‐』シーズン1からシーズン2まで配信中です。
IMDbの点数 6.8(25,628人の評価)
第7位 『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』(シーズン1は全6話 1話約50分)
『ウォーキング・デッド』のスピンオフ作品。ゾンビが現れ出した初期段階を描いた『ウォーキング・デッド』より以前の世界が舞台の前日譚です。
仲がいいとは言えないギクシャクした家族が、ゾンビの蔓延するのに直面。ロサンゼルスを舞台にゾンビの出現にパニックになった市民が暴徒化したり、裏がありそうな軍による統制が敷かれたりと人間同士のいざこざや人間の怖さも描かれています。
ゾンビが蔓延する世界で、家族が団結し、サバイバルする姿を描いた人間ドラマになっています。
シーズン1は全6話と見やすいのもポイント。ただし、『ウォーキング・デッド』と比べると、評価はいまいち。魅力的なキャラクターがいなかったり、ドラマのテンポが遅かったりと『ウォーキング・デッド』並みの面白さは期待できません。 しかし、『ウォーキング・デッド』とは関連が薄いので、別物のゾンビドラマと思えば楽しめます。
『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』はシーズン4への更新が決定。
Amazonプライム・ビデオでは『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 』(字幕版)、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』 (吹替版)共にシーズン1~3まで見ることができます。
IMDbの点数 7.0(84,788人の評価)
第6位 『ザ・リターン』(シーズン1は全10話 1話約45分)
フランスで製作されたドラマ『Les Revenants』をリメイクしたアメリカドラマ。
ある日、山間の小さな町で死者が復活。死んだことを忘れている死者たちは元の生活に戻ろうと家族や友人のもとへ帰宅。 死者がよみがえり、過去が次第に暴かれていくというサスペンスドラマです。
生き返ったことで感動の再会をする人もいますが、連続殺人犯は生き返ったために犯行を繰り返すことに。 よみがえった人々は現実社会で受け入れられるのかを描いています。
謎が謎を呼ぶ展開で『LOST』が好きな人におすすめ。シーズン1の終わりは続きを期待させるような終わり方(クリフハンガー)になっています。
Netflixでは『ザ・リターン』シーズン1が配信中。残念ながらクリフハンガーのまま、シーズン1で打ち切りになってしまったようです。
IMDbの点数 7.2(9,631人の評価)
The Returned | Netflix
第5位 『グリッチ』(Glitch)(シーズン1は全6話 1話約50分)
オーストラリア製作の死んだ人が生き返るヒューマンドラマ。タイトルの『グリッチ』(Glitch)には故障、誤作動という意味があるそうです。
舞台はオーストラリアの田舎町ヨラーナ。墓場からよみがえった7人の死者たちは、ゾンビとは思えない元気な姿。
生前の記憶を持たずに生き返った人たちは、徐々に記憶を取り戻していきます。しかし、彼らの死後、再婚していたりと前に進んでいた住人たちは戸惑うことに。
墓場からよみがえりますが、典型的なゾンビドラマとは違って、肉体は健康。 オーストラリア製作ですが、アメリカやイギリスの海外ドラマに劣らないクオリティのドラマです。『アンダー・ザ・ドーム』が好きな人におすすめ。
『グリッチ』シーズン1はNetflixで配信中。シーズン2は2017年11月28日から配信される予定です。
IMDbの点数 7.6(5,599人の評価)
Glitch | Netflix Official Site
第4位 『サンタクラリータ・ダイエット』(シーズン1は全10話 1話約30分)
ロサンゼルス郊外の町サンタクラリータで不動産業についている夫婦。ある日、妻の体に異変が。妻のシ―ラがゾンビのようなものに変異し、人肉を食らうようになってしまったというホラーコメディ。
シーラを演じているのは、映画『E.T.』『50回目のファースト・キス』 『ラブソングができるまで』のドリュー・バリモア。ドリュー・バリモア演じるシーラがゲロを吐きまくって、変身してしまうシーンは必見。
ただし、コメディでも結構グロいので、苦手な人は要注意。
そんな変異してしまったシーラを支えるのが夫ジョエル。ドラマ『JUSTIFIED 俺の正義』の レイラン・ギブンス役だったティモシー・オリファントが夫ジョエルを演じています。
シリアスなドラマではなく、家族で変異してしまったシーラを支えていくファミリードラマになっています。 そして、ブラックジョーク満載のコメディドラマ作品です。
『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』のネイサン・フィリオンもゲスト出演しています。
『サンタクラリータ・ダイエット』はシーズン2への更新が決定、2018年に配信予定です。
IMDbの点数 7.7(21,776人の評価)
Santa Clarita Diet | Netflix Official Site
第3位 『iゾンビ』(シーズン1は全13話 1話約45分)
ある日、ゾンビになってしまった女子医大生リヴは死体安置所で働く検視官に転職。ゾンビになったリヴには、被害者の脳を食べると被害者の記憶や感性を取り込む能力が。その能力を利用して事件を解決していくというドラマです。
同名のDCコミックスが原作で、オープニングやシーンの切り替え時にはアメコミ風になっています。 ゾンビが主人公ですが、怖さはなく、テンポの良いコメディ要素のあるちょっと変わった犯罪ドラマ。
女子高生探偵を描いたドラマ『ヴェロニカ・マーズ』のクリエイターが製作した『iゾンビ』。 ポップで、恋愛やミステリー要素も含まれているので、『ヴェロニカ・マーズ』が好きな人におすすめ。
『iゾンビ』はシーズン4への更新が決定。
日本ではNetflixで、『iゾンビ』シーズン1が配信中です。
IMDbの点数 8.0(44,886人の評価)
iZombie | Netflix
A medical student-turned-zombie tries to retain her humanity by eating brains at the morgue and finds she has an uncanny new gift for solving crimes.
第2位 『ゾンビ・アット・ホーム』原題:In The Flesh(シーズン1は全3話 1話約50分)
ゾンビになってしまった青年が「ゾンビ更生プログラム」の治療を受け、社会復帰するというイギリス製作のヒューマンドラマ。
主人公の青年キーレンは元は凶暴なゾンビ。キーレンは政府の開発した「ゾンビ更生プログラム」の治療を受け、社会復帰し、家族のもとに帰ることに。しかし、町にはゾンビに反感を持つ人々も。
元ゾンビのキーレンを通して、差別や家族の絆が描かれています。 ゾンビの人々を薬物依存症のように治療し、社会復帰させるという設定で、典型的なゾンビものとは一線を画すドラマです。
U-NEXTでは『ゾンビ・アット・ホーム』シーズン1が2018年2月14日まで配信。
シーズン2は6話製作されましたが、シーズン3はキャンセルされ、打ち切りになっています。
IMDbの点数 8.1(11,329人の評価)
第1位 『死霊のはらわた リターンズ』原題:Ash vs Evil Dead(シーズン1は全10話 1話約30分)
1980年代のサム・ライミ監督のスプラッター映画『死霊のはらわた』シリーズの続編として製作されたホラー・コメディードラマ。
映画で死霊と戦った主人公のアッシュ。それから30年が経ち、アッシュはすっかり中年オヤジに。
そんなアッシュはある日うっかり「死者の書」の呪文を読んでしまい、死霊が復活。死霊が憑りついた人物はゾンビに変化。アッシュは再び死霊と戦うことになるというストーリーです。
主人公アッシュを演じるのは、映画『死霊のはらわた』シリーズでも主人公アッシュを演じたブルース・キャンベル。監督のサム・ライミとは中学校からの大親友。
『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』では、主人公マイケルの友人サム・アックスを演じています。
ブルース・キャンベル - Wikipedia
ブルース・キャンベル(Bruce Campbell, 1958年6月22日 - )はアメリカ合衆国ミシガン州バーミンガム出身の俳優、声優。
映画を見たことがなくても楽しめるようになっているドラマで、血みどろで ド派手なスプラッター描写あり、ギャグありと笑える作品になっています。
コメディーですが、グロいのが苦手な人は要注意! 1話30分ほどで見やすいのも特徴で、評価も高いゾンビドラマです。
『死霊のはらわた リターンズ』はシーズン3への更新が決定。
日本ではHuluでシーズン2まで配信中。シーズン3は3月2日(金)より配信がスタートする予定です。
IMDbの点数 8.6(43,595人の評価)