- 『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第7話「迫りくる過去」
- "BONES" Season12 Episode7 "The Scare in the Score"
※ネタバレしています。
ブレナンは、マックスがペースメーカーを入れる手術を受けていたことを知り驚く。言いそびれただけだと話す父に怒るブレナン。そこへ森の中で遺体が見つかったとの知らせが入る。復顔と遺留品のブローチから、被害者はマーガレット・クワンという高齢の女性と判明。ブースとオーブリーは彼女の家を訪ね、管理人の女性から話を聞くが手がかりは得られない。 (FOXのエピソードより)
簡単なあらすじと感想
ブースを狙った復讐
森でマーガレット・クワンという孤独に暮らしていた70代半ばの女性の遺体が発見される。女性はテレビ通販を愛用し、配達員のマイクと顔見知りだったことが判明。
配達員のマイクはブースと同じ部隊にいた元軍の仲間。女性はマイクの口を割らせるために拷問され、マイクも拷問されて死んでいるのが発見される。女性とマイクを殺したのは 第4話で神父だったアルドを殺害した人物と同じ犯人マーク・コバック。戦犯の父親を暗殺したブースを復讐のために狙っていた。
息子は犯行を否定し出頭するが、隠れ家にいたブレナンの父親マックスと子どもたちが襲撃されてしまう。子どもたちは無事で、マックスが襲撃者2人をやっつけていたが、マックスは撃たれたことが原因で亡くなってしまう。
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】 第6話「血塗られたチェーンソー」前回のあらすじと感想はこちら≫拷問を楽しむ犯人
ブレナンのパパが亡くなってしまうとは。 でも、2人の襲撃者をやっつけるとは、さすが元強盗犯のマックス。
それにしても、犯人のマーク・コバック はおそろしい人格の持ち主でした。 拷問を楽しむために輸液を投与して、さらに電気ショックまで与えて死なせないなんて。 人の苦しむ姿をじっくりと味わっていたようですね。
女性の遺体から出たアスベスト入りのタルカムパウダーとレスリングのマットから、古いジムが犯行現場であることが判明。 体に直接つけるタルカムパウダーに、発がん性のあるアスベストが2%も含まれていたのはひどいですね。
犯行現場の血のついたペンチやハンマーなどの道具が何に使われたか想像しただけでゾッとします。 マイクは顔もわからないほど殴られてひどいことに。爪もはがされていたマイク。マイクの死因は心停止。
関係ないお年寄りの女性を拷問するなんて、常人の神経 じゃとても無理だと思ったら、 犯人は「ダークテトラッド」という4つの邪悪な人格特性をあわせもつ人だと説明されました。
「ナルシシズム(自己愛)、サディズム(加虐性)、マキャヴェリズム(目的のためには手段を選ばない)、サイコパシー(反社会的人格)」の4つ。サディズムがない「ナルシシズム、マキャヴェリズム、サイコパシー」の3つの人格特性をあわせもつ人は「ダークトライアド 」と言うそうです。
サイコパスというだけで身構えてしまうのに、さらに重なった人格特性があるとは知りませんでした。
本当の顔を隠して、普通に暮らしていたマーク。もしかして、私たちのまわりにも潜んでいるのかもしれませんね。ネットの荒らしを行う人間は「ダークテトラッド」だそうですよ。
ネット上に出没する「荒らし」はナルシシストでサイコパスなサディストであることが研究により判明
By Teun van den Neste 「インターネット・トロール()」とは、掲示板やコメント欄、チャットなど複数人でのコミュニケーションが可能な場所で、会話を中断させたり人を不快にさせるようなコメントを残すユーザーのことを指します。そんな「荒らし」は、ナルシシストかつサイコパスかつサディスティックな性格の持ち主であることが研究により明らかになりました。 Trolls just want
父親は民族浄化を行なった戦犯で、息子も冷酷な犯罪者に。 親子揃っておそろしい犯罪に手を染めていました。 しかも、ブースの苦しむ顔を見るために自ら出頭してきた残忍な犯人のマーク。
拷問を楽しむため電気ショックを使ったことがアダに。 拭き取るのを忘れた除細動器のコードには、マイクのDNAがしっかりと残っていました。
人間の仕業とは思えない残忍な拷問をした犯人が逮捕されてホッとしましたね。復讐の標的になったブースもこれで安心できそうです。
カムには意外な趣味が判明
今回、死体を発見したのはジョギング中にアライグマに追いかけられていた女性。この女性が犯人に追いかけられて、犠牲者になるのかと思いきや、追いかけてくるのはアライグマ!
かわいいアライグマが死体を漁って、骨を持ち去るのは、なかなかグロいですね。
カムには知られざる趣味が発覚。被害者のハチドリのブローチを見て、すぐにHSMで見た限定品の魅惑のハチドリのブローチだとわかるカム。
ブレナンはテレビショッピングのHMS(ホームスーパーモール)を組織学的狭窄微量分析(Histological Stenotic Microanalysis)という何だかとてつもなく難しそうなものだと推測。
カムは婚約者のアラスト・バジリにテレビショッピング好きなのをバラされて、ご立腹。 テレビショッピングって、たまに見ると反応が大げさで面白いですよね。
職場でキスして、おしりもつかみたいと言い出すアラスト…。ラブラブな2人の結婚式も近そうです。
マックスが復讐の犠牲に
女性の遺体の歯についていたビリヤード用チョークとボーダーコリーの毛からセルビア人が経営するのバーが判明。 1995年、ボスニアでブースが狙撃し暗殺したラディック将軍の息子マーク・コバックは、アメリカで暮らしていたことが明らかに。
6歳の誕生日のお祝いのときに息子の目の前で、父親を暗殺しなければいけないなんて神経がすり減りそう…。 父親が民族浄化の戦犯で、軍から命令を受けていたとしてもつらい仕事ですね。
バーにあった写真で、その息子だとすぐに見抜くブース。 その息子マーク・コバックは 元軍人で今は救急救命士。いつもは推測が嫌いなブレナンもマークが犯人だと確信。
マックスはペースメーカーを入れる手術で元気に。第2話で病院のリストバンドをしていたときは悪い病気かと思っていましたが、ペースメーカーの手術でした。 黙って手術を受けたことで、ブレナンに怒られてしまうマックス。
マックスのペースメーカーがハッキングされて、居場所がバレていたのはびっくり。 ペースメーカーにもGPSが搭載されているものがあるんですね。体の中に入っている大事なペースメーカーがハッキングされるのは怖いですが、実際にハッキング攻撃に対して脆弱だと指摘されたこともあるそう。
死に直結する医療機器のセキュリティホール - THE ZERO/ONE
米FDA(Food and Drug Administration、食品医薬品局)は8月29日、Abbott Laboratories社の植込み型心臓ペースメーカー46万5000台に存在する脆弱性について警告を発した(FDAによる注意喚起と告知)。この脆弱性を悪用すれば、攻撃者はペースメーカーのユーザーの心拍に影響を与えられる可能性がある。 FDAによる注意喚起と告知 ...
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』でもペースメーカーがハッキングされ、過電圧を与えて殺害するシーンがありました。
ペースメーカーのおかげで元気になっていたマックス。なのに亡くなってしまうなんて。
最期には、ブレナンに昔 家族でドライブに行った幸せな思い出を語るマックス…。家族を守って、復讐の犠牲になってしまいました。ブレナンをテンピ―と呼ぶ人がいなくなってしまいましたね。
ブレナンの兄ラスのことはすっかり忘れていました。確か逮捕されて刑務所行きになったラス。今はどうしているんでしょう…。
ブレナンの父親マックスを演じているのは、映画『ある愛の詩』『ペーパー・ムーン』『バリー・リンドン』のライアン・オニール(Ryan O'Neal)。
最終回も近い『BONES』。 他にも誰かが亡くなってしまうのでしょうか。
登場人物・キャスト
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捜査に関する専門用語など
今回の助手は… アラスト・バジリ- 最高級のビリヤードチョーク(ブルーライトニング)
- アロキサイト、カルシウム、シリカ、塩化コバルトで出来ている。
- トロポニン、ストレスホルモンの上昇
- マイクの死因が心停止だと判明。
ドラマの中で流れた曲
- The After You - MIAKODA
気になったセリフをPick Up
「長年 殺人犯たちを起訴してきて分かったことがある。何の障害もみられない人間には必ず隠しごとがあるものよ。」
"One thing I know from spending most of my life prosecuting murderers: a man with no disorders whatsoever is always hiding something."
軍によるマークの心理評価結果を見せに来た検事のキャロリンのセリフ。キャロリンがオーブリーの前に現れたときはびっくり。 経歴が立派すぎて、問題のなさすぎるマークに逆に疑念を持つキャロリン。「最も正気でない人間とは、いつどんなことがあっても正気である人間のことだ。」なんて言いますからね。 一見何の問題もないマークにも、とんでもない裏の顔がありました。
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