『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第20話「ホールパンチ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第20話「ホールパンチ」
  • MACGYVER Season1 Episode20 "Hole Puncher"
マクガイバー

※ネタバレしています。

フェニックス財団で傍受されたある通信により、新手のテロ集団が大規模な攻撃に出ようとしており、殺し屋を雇って、「アーキテクト」と呼ばれる人物を狙っていることが判明する。その殺し屋とはマードックだった。マードックの特徴や彼が逮捕されたことを知る者はフェニックス財団のメンバーだけであり、マクガイバーはこれを好機ととらえる。 (Super! drama TVのエピソードより)
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第19話「コンパス」前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

「オムナス」というテロ組織が殺し屋のマードックを雇って、「アーキテクト」という人物の殺害を依頼したことが判明。

闇社会ではマードックの正体は謎のままで、捕まったことも極秘。 マクガイバーは「オムナス」を暴くためマードックになりすますことに。

ターゲットの「アーキテクト」はプログラム構築者(アーキテクト)のジョシュアだと判明。 ジョシュアは何も知らずに、パトリシア元本部長が寝返った「組織」の暗号通信手段を突き止めようとしていた。

マクガイバーはワナにかかり、「組織」に居場所がバレてしまう。 しかし、スモークマシンで煙を発生させ、組織の部隊を指揮していたダニエル・ホールを捕まえる。

野球の試合をするフェニックス財団

赤いユニホームで野球の試合をするフェニックス財団チーム。17対4とボロ負け。

キャプテンのジャックの話もグダグダ。TEAM(チーム)にはMEがあるし、TもAもあると言い出すジャック。挙句の果てにTEAMはMEAT(肉)になるから、相手をミンチ肉にしようと言い出したときには、みんなあきれ顔。

前回、NSAのチームと戦ったときもボロ負けしたらしい弱小チーム。今回はどこと対戦していたのでしょうか?CIA?

マティが間違いを指摘されていたロンバルディ・コーチは、アメフトのコーチ。ヴィンス・ロンバルディがヘッドコーチを務めたチームは第1回と第2回スーパーボウルを連覇。ロンバルディの人気は当時リチャード・ニクソンがロンバルディを副大統領候補にしようと思ったといわれたほど高かったそうですよ。

円陣を組んでいるときに、マティに電話が。任務のため、試合は棄権することに。 ボロ負けだったし、棄権になって実はよかったのかも…。

マードックになりすますマクガイバー

ジャックはロック・バンド ブラック・サバス(Black Sabbath)のTシャツを着用。

「オムナス」の通信を傍受すると、大規模な攻撃を計画中。1000万ドルで始末しようとしている「アーキテクト」が手がかり。

1000万ドルって、およそ11億円。11億円も払って、消したい人物。それだけの資金力がある組織ということがわかりますね。

雇われた殺し屋はマードック。ニヤついている逮捕写真は気味が悪いですね。 「アーキテクト」の正体を知るために、マクガイバーはマードックになりすますことに。

マティとマクガイバーは早速 刑務所のマードックに面会し、アドバイスを求めることに。

自分の頭の中は特別だと言うマードック。マティやマクガイバーとのやり取りを楽しんでいるよう。笑い方が気味が悪いマードックは協力する気ゼロ。

マティはスイスの寄宿学校にいるマードックの息子を盾に脅迫。イカレた殺人鬼のマードックにも弱みがあったとは…。しかも、息子がいたなんてびっくり。マードックなりに息子を愛しているようでしたね。 でも、「マ~クガ~イバ~♪」と楽しそうに呼ぶマードックが不気味。

マードックによるレッスン

マードックによる殺し屋レッスンが開始。 まずは、実技の模擬試験。

みすぼらしいジャケットを脱げと2回もマクガイバーに指示。よほどマクガイバーの上着が気に入らなかったよう。 みすぼらしいジャケットを脱いで、マードック仕様の格好に着替えたマクガイバー。黒いジャケットに黒いタートルネックで、悪そうな殺し屋に変身。

依頼主はモリス夫妻。娘のレイチェルを夫のブレットが撲殺。証拠不十分でブレットは野放し。夫妻はマードックにブレット殺害を依頼。

なんと報酬ゼロで殺しを請け負っていたことが判明。莫大な報酬で殺しを請け負っているのかと思ったら、まさかの無料!殺し自体を楽しんでいたようです。

殺し屋にも即興が求められるというマードック。フリだけでなく、殺人鬼とおそれられ、なりきれとアドバイス。

3歳の時、ピーナツ・アレルギーで死にかけた話をするマードック。世界を救う免疫システムの表と裏で、 社会をむしばむ連中を始末して、病気を止めてると説明。マクガイバーは悪人を檻に、マードックは消すが、やっていることは同じだと熱弁。

さすが冷酷な殺人鬼。人を殺すのも理屈をつけて正当化。 家族の話でマクガイバーの感情を揺さぶるマードック。出ていった父親のことまで、調査済みでした。

逆上したマクガイバーはマードックの首に手をかけることに。これも、マードックの思惑通り。殺意を呼び覚ますためでした。

殺し屋レッスンをするマードックは、マクガイバーを殺し屋の世界に引き込んでいくのを心の底から楽しんでいましたね。

それにしても、マクガイバーの座ってたイスは吹っ飛んだはずなのに、次の瞬間には普通に座っていてびっくり…。

「オムナス」に接触

殺し屋の極意を取得したマクガイバーはマードックになりすまし、いよいよ依頼者の「オムナス」に接触することに。 ジャックとフェニックス財団の部隊がバックアップ。

マードックになりきったマクガイバーは警備員を脅すのも、お手の物。口笛まで吹くマクガイバーが怖い。 予想外にも、エレベーターのケータイで連絡してきた「オムナス」。マクガイバーは試す質問を何とかクリア。

ケータイに入った情報の人物を12時間以内に始末しろという「オムナス」。バックアップの存在がバレ、マクガイバーは「オムナス」の信頼を得るため単独で行動することに。

ライリーとボーザーは事件を調査

ライリーとボーザーは殺しの依頼に来たモリス夫妻の娘の事件を調査。 マクガイバーが作った機器を利用して、遠い距離からハッキング。犯人のブレットは愛人が2人もいたことが判明。

女たらしのブレットにボーザーは「ゲス野郎」と激怒。タダで消したくなるのも分かるとマードックに共感するライリー。 ライリーのママがジャックの後に付き合ったのは詐欺師。「言うことは正しくて、やることは最低」っていうのがひどい。

「有言不実行」のサイテー野郎はバイク・ギャング団の説得でおじけづき、ライリーはお金を取り戻すのに成功。脚をへし折られた詐欺師は、いい気味ですね。ライリーがバイク・ギャング団の令状をハッキングで消したお礼に詐欺師を痛めつけてくれたそう。

ブレットの愛人はGPSタグの販売員。ブレットは顧客で、ゴルフクラブにGPSをつけていたことが判明。 凶器のゴルフクラブのGPSを追い、捨てられた凶器を発見。ブレットは逮捕。正義が行われて、モリス夫妻もほっとしたようでした。それにしても、GPSつきのゴルフクラブを凶器に使うなんて、ブレットはただのアホな色ボケ男だったんでしょうか…。

組織に狙われるマクガイバーとジョシュア

標的の「アーキテクト」の家に到着したマクガイバー。「アーキテクト」ことジョシュアには妻子が。 ゴミを捨てに来たジョシュアに襲いかかるマクガイバー。そのまま首を絞めて、殺してしまうのではないかと思いました。 固め結びで絞め上げて、ジョシュアを拉致。冷酷なマードックになりきって、ジョシュアを脅すところは迫真の演技でしたね。

ケータイ会社のIT部門で働いているだけで、「オムナス」のことは何も知らなかったジョシュア。 時間稼ぎのためオスカー級の演技をして、1500万ドルに報酬を引き上げるマクガイバー。殺されると勘違いしたジョシュアは逃げてしまうと思ったら、信じてくれたようで、死体になりきることに同意してくれました。

血糊をまき散らして殺害現場を偽装。殺し屋はアーティストなんて言っていましたが、犯行現場を偽装するのも、タオルで血痕を作ったりと、ある意味芸術的。

ケータイの雑音がうるさいと苦情を受けたジョシュア。原因が大量に送られているデータだと突き止め、発信源を特定できる診断プログラムを構築。そのため、ジョシュアは暗殺のターゲットになっていました。

データは元本部長のパトリシアが寝返った「組織」の暗号通信に使われていることが判明。「オムナス」は新手のテロ集団ではなく、「組織」。元本部長のパトリシアが捕まったのが4か月前。「組織」がまた登場。

「組織」の正体はよく見えませんが、莫大な資金源やネットワークで巨大な組織のようですね。バックアップがバレたときにジャックが思った通り、ただのテロ組織ではありませんでした。

ジョシュアを始末した証拠として写真を送るマクガイバー。写真のデータには位置情報が含まれていたため、敵組織の連中に居場所がバレてしまうハメに。

銃が好きじゃないマクガイバー。持っている銃は見せかけ…。マードックになりきっていても、ポリシーは死守していました。 フェニックス財団の部隊が到着するまで時間稼ぎに漂白剤やゴミ箱などで缶爆弾やスモークマシンを自作。 早すぎて、材料はいまいちよくわかりませんでしたね。

スモークマシンの煙を目隠しにするも、敵は暗視ゴーグル着用。次は、缶爆弾で反撃。銃の赤いレーザーが煙の中で際立っていましたね。敵に囲まれたときにジャックがカッコよく登場!フェニックス財団のレーザーは緑色で、敵を制圧。 マクガイバーは部隊を率いる男を確保。

洗脳されたマクガイバーの頭を心配するジャック。役は上着のように脱ぎ捨てられると安心させるマクガイバーでしたが、ジャックは潜入捜査すると役が抜けないと告白。チャド・パロミノ、ブライス・ヴィラノヴァなど潜入捜査用の名前がひどすぎるジャック…。俳優の人たちにも、すぐ切り替えができる人と、役になりきって普段も役が抜けない人がいそうですね。

捕まえたのはダニエル・ホーン

マードックにボーイスカウトと呼ばれ、「契約殺人の検定に合格して認定証をもらえた?」とからかわれるマクガイバー。 最後は自分がマクガイバーを殺すと宣言。

「カルト指導者のチャールズ・マンソンになるレッスンをするか」と言われるマクガイバー。チャールズ・マンソンはビートルズの楽曲「ヘルター・スケルター」を曲解し、無差別殺人をおこなったカルト集団「マンソン・ファミリー」のリーダー。『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』はチャールズ・マンソンを題材にしています。

マードックに散々みすぼらしいと言われたジャケットを着て、お礼を言うマクガイバー。お礼を言うことに意味があると、マードックとは違うことを強調。そんなマクガイバーに差し入れのピーナツをおいしそうに食べて見せるマードック。自分の弱点を話すなんておかしいと思ったら、ピーナツ・アレルギーの話は作り話だったようです。

「人は見たいものを見て、信じたいものを信じるんだ」というマードック。マクガイバーに執着するマードックの気味の悪さが際立つシーンでしたね。 マードックはまだまだマクガイバーに付きまとう気のよう。いつか脱獄して、マクガイバーの目の前に現れそう…。

捕まえた敵組織の男はダニエル・ホーン。マティは経歴を調べ上げ、尋問。ダニエルは元サイバー部隊で、DARPAの暗号を北朝鮮に売って不名誉除隊。最近はチリの浄水場をサイバー攻撃。 「捕まりに来た」とうそぶくダニエル。 何か目的があるのでしょうか。

ダニエル・ホーンを演じているのは、『LOST』では謎の男イーサンを演じ、トム・クルーズのいとこのウィリアム・メイポーザー(William Mapother)。トム・クルーズのいとこ だということにびっくり。

題名の「ホールパンチ」は紙に丸く穴をあける道具のことだそう。 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1は次回で最終回。敵組織と戦うことになるのでしょうか。どんな結末になるのか楽しみですね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • TBaseball Boogie (Outtake) - NINA SIMONE

気になったセリフをPick Up

「やってることは根本的に同じなんだ。違いは悪玉を檻に入れる君はヒーローと呼ばれ、悪玉を殺す俺は鬼畜と呼ばれる」
"You and I basically have the same job. See, the difference is that when you cage one of your cancer cells, they call you a hero. When I kill one, they call me a psychopath."
マ―ドックのセリフ

自分とマクガイバーの違いはそれほどないと熱弁するマードックのセリフ。マードックとマクガイバーは陰と陽のように表裏一体の存在なのでしょうか。饒舌でサイコパスなマードックとの因縁は続きそうですね。

今回のマクガイバーの主なスパイ技術

  • 赤いジュースで血糊を作り、壁を削った白い粉で死んだような顔色に。
  • ゴミ箱を利用してスモークマシンに。
  • 空き缶に薬品を詰めて爆弾に。

『MACGYVER/マクガイバー』のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

Huluならいつでもどこでも海外ドラマや映画が見放題!⇒今すぐ無料でお試し
海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする