『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第16話「フック」 簡単なあらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第16話「フック」
  • MACGYVER Season1 Episode16 "Hook"
マクガイバー

※ネタバレしています。

フィクサーとして殺人の証拠を消していた男、デッカード。ボスであるモーソフィアンの命令で遺体を隠すべく動いていたデッカードは、一度は警察に捕まったものの保釈され、現在は逃亡中だ。モーソフィアンには世界各地で法執行官を殺害している疑いがあった。デッカードを捕まえその証拠を入手すべく、マクガイバーとジャックはルイジアナ州へと向かう。 (Super! drama TVのエピソードより)
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第15話「ルーペ」前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

デッカードを捕まえる任務

フィクサーのアーロン・デッカードはスピード違反で逮捕され、遺体を処理する道具を持っていたが保釈し、逃亡。アルメニア系犯罪組織のボスのモーソフィアンは19人の法執行官を殺したとされているが、証拠はなし。 ルイジアナ州でデッカードを捕まえ、証拠を手に入れようとするが、賞金稼ぎのコルトン・ファミリーに先をこされてしまう。

助っ人に加わったライリーとボーザーが気をそらせている隙に、デッカードはフェニックス財団の部隊が確保。しかし、モーソフィアンにデッカードを引き渡す契約をしていた賞金稼ぎのコルトン・ファミリーの命が危なくなる。

ジャックがデッカードのフリをしておびきよせ、ライリーが車をハッキングしてモーソフィアンの手下たちを閉じ込める。 マクガイバーはウイスキーをかけて、火をつけると脅し、事態を収拾。モーソフィアンたちはFBIに逮捕される。

流砂にはまってしまったマクガイバーとジャック

最初の任務はウルグアイで行われたようで、マクガイバーとジャックは流砂に肩までどっぷり。流砂とは地下水などがしみ込んだ砂のことで、ゲル状になっています。

流砂は見た目ではわかりにくいそうで、人間は流砂では浮かぶようになっていますが、もがけばもがくほどアリ地獄のように沈んでしまうそうですよ。

飛び回るうっとうしい虫も追い払えないマクガイバーがひらめいたのは、大声で助けを呼ぶこと。マクガイバーでも流砂の中で「即興」をするのは無理でした。

賞金稼ぎコルトン家のママ

デッカードをマクガイバーとジャックより先に捕まえた賞金稼ぎのコルトン・ファミリー。MAMA'S DINER(ママのダイナー)を切り盛りするママが強烈。ダイナーはアメリカ南部の素朴な、いい雰囲気のお店でしたね。気になってしまったのが、お店の犬の絵。「FROG」(カエル)は犬の名前だったんでしょうか…。

賞金稼ぎのコルトン家のママを演じているのは、 シェリル・リー・ラルフ(Sheryl Lee Ralph)。 『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』や『クリミナル・マインド FBI行動分析課』などのテレビドラマにゲスト出演しています。

マクガイバーがビリヤードの球の軌道を計算し、その計算通り、実際にポケットに入れてしまうのがかっこいい。 散々、壊されてきたジャックは電話するだけだったのに、マクガイバーにケータイを貸し渋り。 サポートセンターで恥ずかしい説明するジャックを想像するだけで、おかしいですね。

バターミルク・パイを出して尋問するママ。包丁を向けてくるママがおっかない!と思ったら、冗談でコルトン家、大笑い。それにしても、ジャックの正体を見抜いてしまうママは鋭い観察力の持ち主でした。

観察力は負けてなかったジャックは、パイをおあずけにされたビリーとママの間の亀裂を利用。 さらに、ビリーを挑発して香水がくさいと言って、ビリーのケータイをくすねるのに成功しました。 オードトワレじゃなくオードトイレって…。

ジャックとマティのことをさぐるライリーとボーザー

ライリーとボーザーはジャックとマティに何があったのか調べるため、CIA任務の情報の暗号化を解くことに。ニンマリ笑って、近づくボーザーが気味が悪かったですね。黙るようにライリーがボーザーの口に指を当てたとき、ボーザーはうれしそう。

マティには探っていたことがバレバレで、情報を開くとマティとのビデオチャットに。「マティだけにマッティ(待って)ました。」というボーザーのおやじギャグが寒いのでした。 英語では、"Jackpot. Or Jack-and-Matty-pot."「大当たり(ジャックポット)かジャック&マティ・ポット」。

ライリーとボーザーは新婚夫婦としてコルトン家の気をそらすことに。勝手に新婚夫婦の設定にしたボーザーがライリーに離婚を切り出されるのがおもしろかったですね。 そんなライリーとボーザーには、マクガイバーとジャックが後ろから忍び寄り、びっくり。

「psst」(プスッ)と合図しろと怒るボーザー。 そういえば、海外ドラマでは目立たないように気を引くときに「psst」(プスッ)とよく言っていますね。

賞金首を逃がしたことで亀裂が出来ていたビリーはママに謝り、仲直り。賞金稼ぎのコルトン家には約束通り400万ドルが支払われることに。400万ドルを日本円に換算すると、約4億5000万円!!マティが監査を説得するのも大変なわけですね。

「真実か挑戦か」ゲーム

「真実か挑戦か」選ぶ質問ゲームで大盛り上がりするマクガイバーたち。 「真実か挑戦か」選ぶ質問ゲームのルールは「真実か挑戦か」(truth or dare?)と聞かれた人が、「真実」(truth )と答えた場合は、答えるのが難しかったり恥ずかしい質問に正直に答えさせられ、「挑戦」(dare)と答えた場合は、難しいことや恥ずかしいことなど無謀なことをするように命令されます。

ライリーが高いビルで大ピンチかと思ったら、5分間鉄棒にぶら下がるという「挑戦」でした。このチャンスを逃すまいとマクガイバーたちはジャックにマティと何があったのか、質問攻め。

結局、ジャックは大好きなブルース・ウィリスの映画『ダイ・ハード』のストーリーを自分のことのように話して、ごまかし続けます。そんなジャックにあひるを投げつけるみんな。「挑戦」を選んだジャックは激辛ソースを飲むことに決定!胃腸がヤバそう。よく、病院送りになりませんでしたね。それにしても、みんな仲が良く、楽しそう!

マティとの話になると、またブルース・ウィリスの映画『アルマゲドン』を持ち出して、のらりくらりのかわすジャック。 なにかと話題に出る「カイロ」よりも、最悪だったようです。ジャックが任務にしくじって、マティに助けられたが、そのとき つらい目に遭わせてしまい関係は修復不可能だと思っていたジャック。

マクガイバーの助言もあり、ジャックはマティに謝罪。マティもゲームの仲間に加わり、謝罪はうまくいったようですが、ジャックとの間に何があったのか具体的なことはまだわかりませんでしたね。

「真実か挑戦か」選ぶ質問ゲーム、マティはジャックの秘密を全部知っていることが判明。マティはチーム全員の秘密を知ってそう!

「挑戦」を選ぶしかなくなったジャックはまたしても激辛ソースを一気飲みすることに。催涙スプレーの苦しみは1回、激辛ソースは何度か波があると語っていた経験者ジャック。 ゲームでは大変な目に遭いそうですが、マティとのわだかまりは一応解消されたようです。

それにしても、聞いたこともなかったバターミルク・パイがすごくおいしそう。ライリーも聞いたことがないと言っていたので、アメリカでも有名ではないようですね。バターミルク・パイがどんな味なのか食べたくなってしまいました。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Born On the Bayou - CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
  • How Do You Feel - HONEY ISLAND SWAMP BAND

気になったセリフをPick Up

「昔あるところに『ごめんなさい』から始めろと言った賢者がいた。」
"Well, a wise man once told me that 'I'm sorry' only starts the conversation."
ジャックのセリフ

マクガイバーのアドバイスでマティに謝罪したジャックの昔ばなしみたいなセリフ。マティとジャックの亀裂がチームに悪影響だと指摘していたマクガイバー。マティのジャックに対するおもしろいけど、辛辣な言葉もちょっとはよくなる?

今回のマクガイバーの主なスパイ技術

  • 流砂に飲まれたら、大声で助けを呼ぶ。
  • 折れたキューと結束バンドで、ヌンチャクを作る。
  • ケータイを車のステッカーで貼り付けて、逃げた車を追跡できるようにする。
  • スイスアーミーナイフで携帯している催涙スプレーに穴をあけて、噴射させる。
  • ケータイの基盤を削ってナイフ代わりにして、結束バンドを切る。
  • ホイップクリームのスプレー容器にアルコール度数77.5度のママ特製ウイスキーを入れて、噴射。銃を撃てば、火花で引火して火だるまになると脅す。

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