- 『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第9話 「第九章」
- American Horror Story: Roanoke Episode9 "Chapter 9"
※ネタバレしています。
「ロアノークの悪夢」の熱心なファン3人がネットで注目を浴びようとドラマの題材になった家がある森へやってくる。すると彼らの方へ血だらけの女性が近づいてくる。ポーク家から逃げ出したオードリーとモネは屋敷へ戻ってくるがそこへ1人の男が現れる。彼はピギー・マンとして登場するようシドニーに指示されていたのだった。 (FOXのエピソードより)『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第8話 「第八章」前回のあらすじと感想はこちら≫
あらすじと感想
「ロアノークの悪夢」の大ファンの3人
「ロアノークの悪夢」の大ファントッド、ソフィ、マイロの3人は撮影されたロアノークの森にやって来る。
話題に出ていた1970年の映画『小さな巨人』はダスティン・ホフマン演じる主人公がシャイアン族に育てられた設定の映画。
「私有地のため立ち入り禁止」の標識と写真を撮るソフィ。もはやイヤな予感しかしない…。 ヘルメットカメラの GoProやセルカ棒、ネット配信というのが今どきですね。
「ロアノークの悪夢」は表面上は人種問題を扱っているようにみえるが、本題はアメリカのコロニー形成で女性が家長になったのは現代に通じると話すソフィ。 番組について談義していると、ケガをした女性が現れる。女性を追い、横転した車の中を見ると、さっき見た女性が死んでいた。
車の中で死んでいたのは、第6話で豚人間に襲われて事故にあったスタッフのダイアナのようですね。ずっと幽霊としてさまよっていたのでしょうか…。
ソフィを演じているのは、『アメリカン・ホラー・ストーリー: 呪いの館』『アメリカン・ホラー・ストーリー: 魔女団』にも出演していたタイッサ・ファーミガ(Taissa Farmiga)。
トッドを演じているのは、『glee/グリー』でノア・パック・パッカーマンの義理の弟のジェイク・パッカーマン役で出演していたジェイコブ・アーティスト(Jacob Artist)。『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』では、ブランドン・フレッチャー役を演じています。
ディランはピギー・マン(豚人間)の格好をしろと指示されていた
シドニー指示で番組を盛り上げるため、ピギー・マン(豚人間)の格好で登場しろと指示されていたディラン。 再現ドラマでザ・ブッチャーの息子アンブローズを演じた俳優ディランは軍人で、特殊部隊SEAL。
ピギー・マン(豚人間)の格好でタクシーに乗っているシーンがシュール…。タクシーの運転手もよくその格好で乗せましたね。 心強い味方を得たオードリーとリーは、事情を説明。ブラッドムーン最後の夜は一番危険。 ポーク家の車を手に入れて、10キロ先の街へ逃げることに。
狂言だと思われる
トッド、ソフィ、マイロの3人は警察の取り調べをうけていた。3人は死体を見つけたと訴えるが、警察が確認すると死体は消えていた。「ロアノーク部隊」(Army of Roanoke)というファンサイト運営している3人は、警察に人気になるための狂言だと思われてしまう。
マイロが言っていた『Dawn of the Dead』はおそらくジョージ・A・ロメロ監督の1978年のホラー映画『ゾンビ』(原題 Dawn of the Dead)。 2004年にはリメイクされ、『ドーン・オブ・ザ・デッド』として公開されました。
映画のゾンビとは違うし、ハリウッド式の幽霊とも違うと説明するマイロ。韓流っぽい破壊的な幽霊だと説明。全然伝わってこない…。
モネを救出
ポーク家についたディラン、オードリー、リー。 オードリーはモネを発見し、助け出す。ポーク家の息子イシュマエルは母親を殺したと激怒、オードリーは銃で頭を撃ち抜く。
リーはビデオカメラを発見、トラックのエンジンをかけていたディランはポーク家のもう一人の息子に刺されるが、リーが証拠はカメラで撮っていると脅す。
そこにたいまつの火が近づいてくる。ポーク家のもう一人の息子は母親がいない今、誰も守ってくれないと車で逃走。リーもカメラを落として、走って逃げる。
オードリーとリーはディランの死体を発見。たいまつの火を見て、呪われた家に逃げ込む。 頼もしい助っ人だったディランはあっさり死んでしまいました。特殊部隊でも、呪われた森とイカれたポーク家には勝てなかったようです。ポーク家の息子まで逃亡しました。
リーは魔女に会う
呪われた家に逃げ込んだオードリーとモネ。オードリーはリーが落としたビデオカメラを拾っていた。モネは録画映像を再生。そこには、リーが元夫メイソンを殺したとフローラに告白した映像が。
そのころ、リーは森で魔女スカアハに豚の心臓を食べさせられていた。 リーの秘密がこんな形でバレてしまうことになるとは。リーはブッチャーと同じような目に。心臓をむさぼり食うリーが怖い。
ソフィ、マイロは撮影用トレーラーに
トッド、ソフィ、マイロの3人は暗い森の中、呪われた家へ向かう。幽霊の動画アップで、ツイッターのフォロワーは2万人増加。
3人はメイソンが焼かれた場所を見つける。そこに、リーが現れ、トッドを殺害。ソフィ、マイロは走って逃げるが、木には大量のわら人形が。 帰ればよかったのに、戻ってしまった3人。リーはブッチャーのように変身してしまいました。
ソフィ、マイロは撮影用トレーラーにたどりつく。シドニーたちの死体を見たマイロは『キリング・フィールド』みたいだと表現。
『キリング・フィールド』は1984年イギリスで製作されたカンボジア内戦の虐殺を題材にした映画。キリング・フィールド(The Killing Fields)とは、 ポル・ポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡の俗称です。
ソフィ、マイロはディランに襲われ、撮影用トレーラーの中に避難。モニターでオードリーとモネが生きていることを知る。家の外にはリーの姿が映っていた。
ディランは死んだと思っていたら、まだ生きていたようです。それとも、幽霊だったのでしょうか。
リーはブッチャーのようになっていた
ソフィは警察に通報するが信じてもらえず、リーに襲われそうなオードリーとモネを助けに行くことに決める。
ヤケになりお酒を飲んでいたオードリーとモネは、物音でリーが家の中にいるのを発見。リーの様子はおかしく、モネが人殺しだと責めると階段から突き落とす。 落とされたモネはシャンデリアの残骸に突き刺さり死亡。
オードリーはリーともみ合いになりながらも、外にある地下の食料庫へ。追いかけてきたリーはオードリーを刺し、地下の食料庫へ突き落とす。
なにかブツブツとつぶやいているリー。ブッチャーと同じことを言い出すリーは何かに憑りつかれてしまったような変わりよう。
ソフィとマイロは呪われた家に到着。しかし、たいまつを持ったブッチャーたちがディランの腸を引きずりだすのを目撃。逃げ出そうとするとリーが後ろに立っていた。
ディランは生きていたみたいですね。トレーラーにいたディランは助けを求めていただけなのでしょうか。それにしても、腸が…。グロい。
そのあとに、「暴力的で不快な映像のため視聴にはご注意を」とテロップが。もう色々と遅すぎます!
生き残ったのはリー
ソフィとマイロはブッチャーたちとリーに捕まり、串刺しにされて火あぶりに。リーの「お前たちは屠られに来た」と言うのが、ブッチャーそのもの。
火あぶりの様子がストリーミング配信されるなんて、完全に放送事故ですね。ロアノークの幽霊の伝説は、またネットで騒がれることになりそう。
翌朝、警察はネット動画を見た人からの通報で呪われた家で大量の死体を発見。倒れていたリーを保護する。
生きていたオードリーは食料庫から出て保護されるが、自分を殺そうとしたリーを見て銃を取り出す。事情を知らない警察は銃を出したオードリーを射殺する。
集団リンチの通報ということで、現場にやってきた警察官たち。やっぱり警察は役に立たず、残ったのは死体の山。リーは元に戻ったのでしょうか?みんなを襲った記憶は残っていないようでしたね。
やっと助かって生き残ったと思ったオードリーは、警察に撃ち殺されてしまうことに。まさか全部オードリーの仕業ということで片付けられてしまうのでしょうか。
出演者が撮影しているという設定なので臨場感はありますが、映像酔いしそう なところも。警察はボディカメラの映像みたいになっていましたね。 ファンの3人は全員死亡。焼けた死体が生々しかったですね。人が死に過ぎなぐらい、どんどん脱落。 たった一人生き残ったのは、リーでした。
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』はあと1話。生き残ったリーはどうなるのでしょうか。呪われた家にはどんな結末が待っているのか楽しみです。
登場人物
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気になったセリフをPick Up
「典型的なホラー映画の展開と同じ。警察は手遅れになるまで信じてくれない!」"I mean, this is exactly how every horror movie works. God, the cops don't believe it until it's too late!"
取り調べをうけているときに「ロアノークの悪夢」のファンであるマイロが言ったセリフ。このセリフの通り、警察が到着したときはすでに手遅れ。
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