『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第15話「ルーペ」簡単なあらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第15話「ルーペ」
  • MACGYVER Season1 Episode15 "Magnifying Glass"
マクガイバー

※ネタバレしています。

マティはある殺人事件の犯人を追うようマクガイバー達に指示を出す。任務内容に疑問を抱くジャックだったが、マティから悲しい理由を聞かされ一同はすぐに納得する。殺人事件の被害者は若い男女のカップルで、女性はマティの名付け子ヴァネッサだったのだ。3人からどんな協力も惜しまないと力強い言葉をもらったマティは、事件の詳細を話し始める。 (Super! drama TVのエピソードより)
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第14話「フィッシュスケーラー」前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

ゾディアック事件の再来?

マティの名付け子ヴァネッサが恋人とともに殺されてしまう。古い銃、手紙の筆跡、靴跡、暗号文など細かい特徴が1968年からサンフランシスコで起こったゾディアック事件にそっくりだった。本物のゾディアックが犯行を再開したと思われたが、ゾディアックの模倣犯。犯人はヴァネッサの向かいの部屋で見つけた男だった。

模倣犯だったゾディアック

今回は、マティのため特別に殺人事件の捜査をすることに。結局、本物ではなく、ゾディアック事件の模倣犯でしたね。 ゾディアック事件は映画化もされています。『クリミナル・マインド FBI行動分析課』でも模倣犯が登場。実際のゾディアック事件はいまだ未解決のままです。

ゾディアック事件≫

黒いフードにサングラス姿の犯人が不気味で、シンボルマークが特徴的でしたね。今回、マクガイバーがクリップで作ったのは、ゾディアックのシンボルマークでした。

手紙を送り付けてくる劇場型の連続殺人犯だったゾディアック。ボーザーが言っていた犯行声明文の映画のセリフは、1932年の『猟奇島』から引用されたもの。引用されたのは

”I Like Killing People. Because It Is So Much Fun. It Is More FUN Than Killing Wild Game In The Forest. Because Man Is The Most Dangerous Animal Of All To Kill.”
「私は人殺しが好きだ。森で狩りをするよりずっといい。なぜなら人間こそ最も危険な動物だからだ」。

『猟奇島』は人間狩りをテーマにした映画で、『キングコング』のセットを使って撮影されたそうです。

やたら連続殺人犯にくわしいボーザーは、犯行を中断したことがあるシリアルキラーを列挙。

BTKは1970年代から1990年年代のカンザスの連続殺人犯。BTKは 「縛る(bind)」「拷問する(torture)」「殺す(kill)」の頭文字で、自らそう名乗っていました。BTKは途中3年間、犯行を止めていたことがあるということです。

グリムスリーパーはロサンゼルスで160人以上の女性ををレイプして殺したとされる連続殺人犯。1988~2002年に犯行が途絶えたため、グリムスリーパー(眠れる残虐犯)と呼ばれるようになったそう。1985~2007年に女性10人を殺害したとして起訴されたグリムスリーパーのロニー・フランクリンは2016年8月に死刑判決が言い渡されました。

連続殺人犯の例がゴロゴロ出てくるのが、こわいですね。BTKもグリムスリーパーも犯人は捕まっていますが、ゾディアック事件の犯人は逮捕されていないのが、ゾッとします。

模倣犯だった今回の犯人ですが、不気味な手紙を送ってくるのはそっくり。
Me-39
You-0
39勝0敗
37人+ヴァネッサと恋人=39という意味のよう。 37人はゾディアックが殺したと手紙に書いた人数です。

ライリーが誘拐されて残された手紙には、
Me-40?
You-0
40勝?0敗と書かれ、ライリーが40人目の犠牲者になるところでした。

てっきり、「映画だったら、一番に死んじゃう友達役」と自分の言ったことを本気にして落ち込んでいたボーザーが連れ去られてしまうかと…。 連れ去られてしまったライリー。やっぱり、チェーンロックだけだと危険ですね。チェーンロックは輪ゴムやひもで簡単に外してしまえるそうです。

ライリーのパソコンのパスワードを知っていたボーザーにみんなはドン引き。そのおかげで、助かったライリー。ストーカーっぽいですが、ライリー本人が許してくれてよかったですね。ところで、ボーザーはどこまでライリーのことを知っているでしょうか。細かいことまで観察していそう!

犯人の家は見せかけだと気付いたジャック。写真フレームの額についてる写真がそのままだと指摘。気付いたのが「自分の家にもあるから」という理由がさみしすぎます…。家の所有者は15年前に撲殺されたラス・オーウェル。ラス・オーウェルの息子ワイアットが模倣犯。息子のワイアットが父親を殺したようですね。

廃墟の映画館のマネキンが不気味。最後はライリーがポールで殴って逮捕されました。

模倣犯だったワイアット。殺しを指南していたメールの相手や電話の相手に指示されていたようでしたね。黒幕がいそうです。電話の相手はハワイ オアフ島在住の医者マディソン・グレイ。ジャックはハワイにいるなじみのひとに連絡すると言っていました。マディソン・グレイは一体何者なんでしょう。

尋問で半端じゃない威圧感だったマティも、マクガイバーの即興のやり方に不満を覚えながら感謝。わざと聞き直すジャックがおもしろい。 マティに「物知り坊や」「金髪坊や」と呼ばれるマクガイバー。徐々に、マティの信頼を得られているようです。

ロボットにビビるジャック

ロボットを作るマクガイバー。爆弾や生物兵器に臆さないのに、ロボットにビビるジャック。

ジャックはロボットが自我に目覚めて反乱するロボット黙示録(ロボポカリプス)を信じているよう。 ロボポカリプスは『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12第2話「人工知能革命」でも登場。ジャックならそのエピソードに登場した反ロボット団体にすぐ入れそうです。

『ターミネーター』と『マトリックス』がごっちゃになるジャック。シュワルツェネッガーを信奉するジャックは、起き上がったロボットにパンチ! ロボットにビビりまくって、パンチまでするジャックには笑ってしまいます。

ボーザーが言っていたロボット工学三原則は SF作家アイザック・アシモフが小説の中で、ロボットが従うべきとして示された原則のこと。

  1. ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
  2. ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
  3. ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

ロボットをおそれるジャックですが、マティとの関係が悪化したチェチェンでは、自分がマティを失望させたと言っていました。 前回も、チェチェンでの潜入捜査で何かが起こったと言っていましたね。 ジャックとマティの因縁はまだわからずじまい。

ゾディアックの模倣犯が連絡していた相手の医者が今後の事件に関わってくることになるのでしょうか。次回はどんな任務なのか楽しみですね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Love on the Weekend - JOHN MAYER
  • Crystal Blue Persuasion - TOMMY JAMES & THE SHONDELLS

気になったセリフをPick Up

「一皮むけば、そこにはおそろしいものが隠されてる。」
"Like something horrible may be lying just beneath the surface."
マティのセリフ

隠し部屋があった連続殺人犯の家でのマティのセリフ。実は目の前にいた模倣犯。挑発的な犯人が捕まって一安心ですが、裏に誰か いそうですね。

今回のマクガイバーの主なスパイ技術

  • コードをベルトに巻きつけて窓からダイブ、非常階段から逃げる男を捕まえる。
  • ポリエステルの袋や空き缶などを使って、静電気足跡採取機を作る。
  • 証拠になる糊を残すため、エンジンに水をかけて、蒸気で手紙を開ける。
  • ルーターをアルミホイルやラジオのスピーカーで改造。 壁を通り抜けるWi-Fiの電波を拾い、ラジオのスピーカーで反射された電波を振動にかえて音にし、壁の奥の隠し部屋を発見。
  • 注意をそらすため、映画フィルムの保存缶に薬品をいれ、転がして、爆発させる。

『MACGYVER/マクガイバー』のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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