- 『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第2話「人工知能革命」
- "BONES" Season12 Episode2 "The Brain in the Bot"
※ネタバレしています。
ドッグショーに参加する犬たちが森の中で遺体を発見する。早速ブレナンたちによる現場の調査が始まるが、犬の毛を刈ろうとしたホッジンズは飼い主ともみ合いに。そんな中、ブレナンはザックのロビイスト殺人の証拠を見直し、彼が無実かどうか調査を続けていた。しかし新証拠は見つからない。彼女はまた、自分の誕生日に自分で「サプライズ・パーティー」を企画すると宣言、一同を困惑させる。 (FOXのエピソードより)『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】 第1話「懐かしい狂気」前回のあらすじと感想はこちら≫
簡単なあらすじと感想
ロボットが殺人の容疑者に!?
今回は、人工知能の開発者イアン・ゴールドバーグが犠牲者に。ロボットのAMI(エイミー)、プログラマー、反ロボット団体のリーダー、ラブドールの業者などが容疑者に。森の中を引きずり回して証拠を消した頭の良い犯人だと思いきや、結局、犯人だったのはおバカでラリっていたランディ・ストリンガー。
まぬけなランディ・ストリンガーを演じているのは、 『glee/グリー』でアメフト部のいじめっ子 デイヴ・カロフスキー役だったマックス・アドラー(Max Adler)。
ラブドールの業者パトリオット産業のエスポジートを演じているのは、『glee/グリー』でアメフト部のコーチを演じていた パトリック・ギャラガー(Patrick Gallagher)。 『glee/グリー』の出演者が2人も登場しています。
ポケットナイフでサラミを切っていたことが事件解決のきっかけに。ランディは、死体遺棄についてポイ捨ては環境によくないなどと、ずれたことを言っていましたね。
ラブドールにAIを搭載して儲けるつもりだったイアン。木箱にあったラブドールを見つけたブースが意図せず、「ハメたいわけじゃない」と下ネタになっていくのがおかしい。しかも、試供品まですすめられる始末…。
他人との交流が負担になる自閉症の子供のために開発されたロボットのAMI(エイミー)。 ASIMO(アシモ)みたいな、かわいい二足歩行のロボットでしたね。実際はロボットではなく、AMI(エイミー)の中には人が入っています。 論理的なAMI(エイミー)はちょっぴりボーンズに似ていましたね。AMI(エイミー)を尋問するブースがおもしろい。
ロボポカリプスという聞きなれない言葉も登場。 ロボットによるアポカリプス。人工知能が人類を奴隷化して破滅させることを意味するロボポカリプス。 技術的特異点(シンギュラリティ)後の人工知能と人間の戦争を描いた「ロボポカリプス」という題名の小説も出版されています。
2045年には人工知能が人間の知能を超える技術的特異点(シンギュラリティ)を迎えると言われ、人工知能に仕事を奪われる、支配されるなどという危険性を、最近よく聞くようになりましたね。 人工知能が核にかわる武器になると言われたり、核以上の脅威になるとホーキング博士が訴えたり、不安になる情報も。
人間がどう利用し、開発していくかで、人工知能も人間を助けるすばらしいものになったり、殺人ロボットのように人を傷つけるロボットになってしまったりするのかもしれませんね。 AMI(エイミー)が殺人ロボットじゃなくて一安心。
眉毛がなくなってしまうジャック
今回、死体を見つけてしまったのはドッグショーに出るはずだったわんこたち。食べてる…死体を…。証拠のついた犬の毛を刈ろうとしたジャックは飼い主ともみ合いになり、右の眉毛をそり落としてしまうことに。みんなに笑われてしまったジャックはヒゲで眉毛を自作。取れてしまった眉毛がジオラマのネコマネドリの巣だと勘違いされてしまうはめに。しかも、貼り直した眉毛は思いっきり場違いなところに…。早く眉毛が生えてくるといいですね。
デイジーは博士課程を修了し、NFL(国立法医学研究所)の主任法人類学者のポストに応募。勘違いしていた NFL(National Football League)はアメフトリーグで、デイジーが応募したのはNational Forensic Lab。
アンジェラはアンジェラトロンが評価され、天才賞と呼ばれている奨学金 マッカーサー・フェローシップを受賞。 マッカーサー・フェローシップは実在する賞で、過去の功績を考慮しつつ、才能のある人に将来の調査や活動への投資として5年間、62,5000ドルが授与されます。
ブレナンは自分のほうが優れていると言って、ふたりに嫉妬しているのかと思いきや、なんとデイジーをNFLに推薦したのもアンジェラを候補に指名したのもブレナンだったと判明。嫌味を言っていたのは演技でした。 「経験を重ねてますます賢くなる」という言葉通り、最初のころと比べてボーンズも成長しましたね。
40歳の誕生日を迎えたボーンズ
ボーンズは40歳の誕生日! 自分で自分のサプライズパーティーを開くと言い出したボーンズには、困惑。でも、自分へのサプライズだけじゃなく、デイジーの就職祝いに、アンジェラのマッカーサー・フェローシップ受賞をお祝いするサプライズパーティーでした。 ボーンズ役の エミリー・デシャネル(Emily Deschanel)も40歳です。
ブースは誕生日プレゼントにザックの上訴が認められた書類をプレゼント。ザックのロビイスト殺人では、見直してもまだ新しい証拠はなし。車の中でブースがボーンズとブースふたりの歌だと熱唱していたのは、FOREIGNERのHot Bloodedという曲です。
サルサを習い始めたというボーンズのパパ マックスは悪い病気のようでしたね。病院のリストバンドを落としたり、誕生日パーティーのときの悲しげな顔が心配ですね。
登場人物・キャスト
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捜査に関する専門用語など
今回の助手は… デイジー・ウィック- 硝酸ナトリウム ソーセージや燻製肉に使われる保存料
ドラマの中で流れた曲
- Hot Blooded - FOREIGNER
- Scrapin' - BLANK RANGE
気になったセリフをPick Up
「人生は競争じゃないんだ。こうなってみて分かった。幸せは今あるものを受け入れられるかどうかにかかってる。」"Life is not a competition, Daisy.Trust me, if I've learned anything being in this chair, it's that happiness comes from accepting what you have."
歩けないことを受け入れたジャックのセリフ。落ち込んでいなくてよかった。眉毛をヒゲで代用するジャックがコミカルでしたね。
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