- 『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第7話 「第七章」
- American Horror Story: Roanoke Episode7 "Chapter 7"
※ネタバレしています。
大好評だった番組のシーズン2を撮るため、ロアノークの家に戻ってきた役者たちとスタッフたち。プロデューサーのシドニーは再びヒットを狙おうと意気揚々と撮影を始める。しかし突然の不幸が彼の身に襲いかかる。シェルビーはマットとの復縁を願うが彼に断られてしまう。そして憔悴しきった彼女にさらなる悲劇が… (FOXのエピソードより)『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第6話 「第六章」前回のあらすじと感想はこちら≫
あらすじと感想
ブッチャーになりきっているアグネス
第2シーズン「リターン・トゥー・ロアノーク(ロアノーク2) 地獄の3日間」のプロデューサーであるシドニーは近くに停めた製作用トレーラーで呪われた家に設置されたカメラ映像を見ていた。
シェルビーとドミニク、マットの修羅場が撮れ、シドニーは大喜び。カメラマンは映像でローリーが刺されるのを目撃。そこに夕飯を差し入れに来たアリッサの悲鳴が。外ではアリッサが首から派手に血を吹き出して倒れていた。 シドニーはブッチャーになりきっているアグネスに包丁で襲われ、逃げようとしたカメラマンも襲われる。
軽薄なシドニーは生き残れないと思っていましたが、冒頭であっさり殺されてしまいました。 スタッフが刺されて死にかけているのにカメラ持って来させるシドニー。 あきれたプロデューサー根性ですね。
消えたローリーを捜す
オードリーはみんなと夫のローリーを捜す。 リーはすべてを撮影、記録すると決めていた。 ローリーが襲われた場所に血溜まりが。オードリーはローリーがブラッド・ピットとの仕事のオファーでロサンゼルスに戻ったと考え、これはシドニーが仕組んだことだと思い込む。
オードリーはローリーより15歳年上であることを気にしていて、ローリーが逃げ出したくなったのだと内心思っていた。
アグネスはカメラマンから奪ったカメラで撮影。アリッサは母親だったことを思い出し、罪悪感にさいなまれる。突然火が消え、またつくと木の枝でできた人形が垂れ下がっていた。
ブッチャー役とアグネス自身が混在している様子がまさに狂気!カメラ目線で語りかけるアグネスは完全にイっちゃっていました。突然現れた藁人形ならぬ枝人形もかすむほど。
アグネスはシェルビーも襲う
翌朝、ドミニクと一度浮気したシェルビーは過ちだったとドミニクに告げるが、ドミニクは引き下がらない。マットは一緒にいる二人を見て、シェルビーに未練はないと言い放つ。
告白ルームでドミニクは悪役になると言い、視聴率のためシドニーに渡されていたネックレス型の隠しカメラを装着。 シドニーが死んだと知らない出演者たちは、異変を感じつつもまだ余裕が。
部屋に戻って泣いていたシェルビーはベッドの上に血のついた撮影カメラを見つける。そこにブッチャーになりきったアグネスが!
アグネスは土地は自分たちのものだと言ったり、番組に出してくれなかったシドニーへの恨み言を言う。
アグネスはシェルビーを襲い、肩を切りつける。とどめを刺されそうなときにドミニクが助けに来る。ドミニクはアグネスを倒すが、目を離した隙にいなくなる。 今のところ、幽霊よりもおそろしいのはアグネスですね。神出鬼没のアグネス…。
助けを呼びに向かう
ケガ人が出たため助けを呼ぼうとするが、電話は断線。シドニーが死んだことを知らない出演者たちは製作用トレーラーを探しに行くことに。リーは銃を携帯していた。外に通じる隠し通路からリー、モナ、オードリーの3人がトレーラーを探しに向かう。
銃を持ってきていたリー。幽霊屋敷に持って行くとしたら、何を持っていけば最強の武器になるのでしょうか?
リー、モナ、オードリーは隠し通路で幽霊に遭遇。リーは銃を撃つが効かず、トンネルの外に逃げ出す。
なんとも言えない音が気持ち悪い。 あの霊はエドワード・モットのようですね。再現ドラマでは助けてくれたエドワード・モットですが、今回は襲ってきました。
ポーク家に捕まってしまう
マットはケガをしたシェルビーに付き添い、呪われた家に越してきたときに愛は終わってたと話す。しかし、まだマットを愛しているシェルビーは「私たちはここで何かを失った。でも、取り戻せる。」と信じていた。
トンネルの外へ出た3人は、ブラッドムーンを見て、危険を感じる。暗くなった頃、トレーラーを見つけ、シドニーたちが死んでいるのを発見する。 カラスが止まって、内臓が飛び出しているのが薄気味悪いです。トレーラーにも通信手段はゼロ。車も走らない。そこにアグネスが襲いかかる。リーは銃で撃つ。
逃げているとブッチャーたち仲間がたいまつを持って歩いていた。それから隠れ、オードリーはローリーに愛してるとビデオを残す。すると、顔に血が垂れてくる。上を見るとローリーが吊られていた。 内臓が垂れ下がっているローリー。シドニーといい、ローリーといい、今回は臓物祭り…。
証拠として遺体を撮影していると、ポーク家に襲われて捕らえられてしまう。電気ショックを与えられて、まるで家畜扱いですね。
リーに撃たれたアグネスは自分で銃弾を取り出すと、家を焼き尽くそうと考える。 てっきり、死んだと思っていたアグネスは生きていました。
シェルビーはマットを殺してしまう
シェルビーに付き添って眠っていたマットは導かれるように地下室へ。 追いかけたドミニクはシェルビーを起こすと魔女のスカアハと激しく愛し合っているマットの姿を見せる。シェルビーは魔女を追い払うが、マットは魔女を愛していて、魔女のために戻ってきたと言う。激情に駆られたシェルビーはバールでマットの頭を何度も殴りつける。グチャという音が生々しい。
マットがこの家に戻ってきた理由は魔女のスカアハだったと判明。 シェルビーはマットとやり直すため、リーは元夫殺害を否定するためでした。 シェルビーは望みを断たれて逆上。幽霊のせいではなく、実在の人間によって次々と犠牲者が増えることに。
リーはポーク家に捕まり、脚にピーナッツオイルと香辛料を刷り込まれ、脚を突き刺される。イカれた一家が登場。大麻を栽培している部屋で、味付けされるリー。イライアスと同じ運命をたどることになりそうです。
マットを殺してしまったシェルビーは放心し、取り乱す。ドミニクはなだめ、すべて撮影されているため自首が一番の選択肢だと説得する。物音がして、外を見るとアグネスが家を燃やそうとしていた。
リーとは別の場所でシェルビーとモナは縛られていた。ポーク家はリーの脚でできたジャーキーを食べろと強制する。ヤクでいかれしまったのか、もとから異常なのか、人肉ジャーキーを製造するポーク一家。しかも、それを無理矢理食べさせるなんて、一体何がしたいの!まさに悪夢で、吐き気がしそうです。 全部シドニーが仕組んだことだったらよかったのに。
本物のブッチャーが現れる
アグネスのもとには、本物のブッチャーとその仲間が現れる。アグネスはブッチャーにひざまずき、讃えるが、本物のブッチャーはアグネスの頭に包丁を振り下ろす。 「テレビに出たかっただけなの」と言ったアグネスの頭は真っ二つ!
ついに本物のブッチャーが登場。 完全にブッチャーにとりつかれて、心を病んでしまったアグネス。「テレビに出たかっただけなの」という最後の言葉がシュールで、もはやギャグみたいでした。
今回はグロさが満載。脚をジャーキーにされてしまったリーは無事なのでしょうか。 最後に生き残るのは誰なのか気になりますね。今回のエピソードでは、幽霊の犠牲者よりアグネスやシェルビーが犯した殺人でどんどん脱落者が。 本物のブッチャーも現れてしまった呪われた家。 誰がどんなふうに生き延びるのか楽しみですね。
登場人物
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気になったセリフをPick Up
「リアリティ番組で俺が一番好きなもの。それは悪役だ。 デヴィッド・レイニー、 オマロサとか悪役が肝なんだ。これが俺の役目。」"You know what I love about reality TV the most? The bad guy. Puck. Omarosa. That crazy bitch with the fake leg. Yeah, I did my homework."
ネックレス型の隠しカメラを装着したドミニクのセリフ。デヴィッド・レイニー (David "Puck" Rainey)はリアリティ番組 "The Real World: San Francisco"の出演者。 オマロサはドナルド・トランプが「君はクビだ! (You're Fired!) 」と宣告するリアリティ番組 『アプレンティス』の出演者。共に、敵対的な悪役だったそうです。
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