『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第4話 「第四章」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第4話 「第四章」
  • American Horror Story: Roanoke Episode4 "Chapter 4"
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』

※ネタバレしています。

マットとシェルビーはイライアスから6日間の危険と、クリケットによって自分たちの家と土地にまつわる過去の痛ましい事件を知ることになる。この2人は危険が迫る自分たちにとって強力な助っ人になると思えた。マットとシェルビーはフローラさえ戻れば家を出ていくと請け合うが、ブッチャーは交渉に応じようとしない。 (FOXのエピソードより)
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』3話 「第三章」前回のあらすじと感想はこちら≫

あらすじと感想

イライアスが過去の惨劇について語り始める

ドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢」"MY ROANOKE NIGHTMARE"。

シェルビーはマットが魔女のスカアハと関係しているところを目撃し、激怒。しかし、マットには記憶がない。

シェルビーがバスルームのシャワーカーテンを開けるとナイフを持った豚人間が! 追い詰められたシェルビーとマットはイライアスに助けられる。イライアスは教授で、第1話と第2話でビデオテープにうつっていた人物。「クロアトアン」と叫ぶと消えた豚人間…、神出鬼没で気持ち悪さと恐怖でドキドキしました。教授はすっかり死んでしまっていると思っていたので、てっきり教授も幽霊かと勘違い。

イライアスはこの家の歴代のオーナーは死んだか行方不明になったと語り始める。 イライアスは悲劇を繰り返さないため売らずにいたが、税の支払いのため売りに出したという。とんでもない物件をつかまされていたんですね…。 あの豚人間は「ミスター・ピギー」Mr. Piggyということが判明。「ミスター・ピギー」って名前だけだと、ぬいぐるみについていそうで怖くないですね。

イライアスは過去に家と周辺で起こった超常現象のリストを見せる。この家は1792年エドワード・モットが建て、エドワード・モットが最初の失踪者。

1971年、台湾移民のチェン一家は怪奇現象におそわれ、「ミスター・ピギー」に危害を加えられる。チェン一家は先祖に守ってもらえるよう祈るが、先祖の力では対処できず、赤い月が出る中、ブッチャー(トマシーン)に殺害されてしまう。 祈ってもダメなの…。

ちなみに、 チェン一家が見ていたテレビは 1970年から放送されていた『パートリッジ・ファミリー(The Partridge Family)』というアメリカのテレビドラマで、タイトルと同じパートリッジ・ファミリー(The Partridge Family)というバンドを組んで活動するというドラマだそう。 ドラマに登場するのは架空の父親を亡くしたという設定の家族で、ドラマ内で演奏された曲はヒットしたそうですよ。

マットが見たサイコパスのナースのジェーン姉妹もブッチャーに襲われて死亡。 イライアスは森に隠れていたとき、ジェーン姉妹本人から話を聞いたという。ジェーン姉妹は捕まり、惨殺。両手を引っぱる方法がエグイ…。

リストによると、誰かが失踪したり、死んだのはどの年代でも、10月で同じ月齢。 ネイティブアメリカンが「枯れ草月」Dying Grass Moonと呼ぶ、上弦の月からブラッドムーン (血の月)までの6日間 、その期間だけは霊が人を殺せるようになるという。 上弦の月は今夜だった。

ブラッドムーンは 皆既月食の時に見ることができる 赤色の月で、皆既月食が起こる数年に一度見ることができるそうです。ブラッドムーンには災害の予兆だという言い伝えがあるそうで、旧約聖書には赤い月が見えたあと、大地震がおこったという記述があり、そこから地震の予兆だとも信じられているそうです。真っ赤に染まった月はきれいですが、確かに不気味ですね。

フローラはプリシラたちと遊んでいた

イライアスは生き延びたいなら家を出るように言うが、行方不明のフローラを置いていくわけにはいかない。イライアスにプリシラのことを話すと、イライアスはプリシラを知っていた。他のブッチャーの被害者の霊たちと遊んでいるという森の中のプリシラの遊び場へ。フローラは霊たちと遊んでいた。フローラを助けようとするが、男たちが現れ、イライアスは矢で撃たれてしまう。霊とお友達だったイライアスは死んでしまった!? 長年にわたって続々と起こった血なまぐさい惨劇を語ってくれたイライアス。霊として登場することはあるのでしょうか…。霊と遊んでいたフローラ。ずっと、霊たちといたと思うとゾッとしますね。食べ物とかどうしていたんだろう…。

  

クリケットは決着をつけられるという

家に戻ると霊能者のクリケットが。クリケットはフローラは生きていると請け合うが、ブッチャーとクリケットの交渉は決裂していた。

森に入ったクリケットは魔女のスカアハが陰の指導者だと見抜く。魔女スカアハの望みはマットだという。

魔女スカアハはすべての発端を霊能者のクリケットに見せる。この家と土地はロアノークから消えた入植者たちが移住した場所。そこは、野菜が育ち、食料に困らなかったが、それはブッチャーがプリシラなど人間たちををいけにえとして捧げていたからだった。

ブッチャーの一人息子アンブローズは神に反していると反論。他の住民たちも同意し、ブッチャーから離れていく。スカアハは血を流し、ムーンの力を解き放ち、魂を奴隷にすればいいと囁きかける。ブッチャーは改心したふりをして、毒のある果物を住民たちに食べさせ、包丁で虐殺。神々へのいけにえの血を土地に染み込ませ、魂を永遠に土地とつなぎ、自分自身もスカアハの手で血を流して死ぬ。

住民たちを殺していくブッチャーが狂気…。霊たちの誕生秘話が明らかになりましたね。 クリケットは魔女のスカアハからブッチャーと亡霊たちを永遠に鎮める呪文を教えてもらったという。クリケットはその呪文で決着をつけるため、セージなど除霊に必要な道具を取りにタクシーでホテルへ戻る。タクシーで戻る途中、フローラが車の前に飛び出してくる。クリケットはフローラを追い、森の中へ。

ブッチャーたちに取り囲まれる

マットとシェルビーは戻らないクリケットを心配。2人は眠ってしまい、マットが目を覚ますと既に夜。物音に導かれて、外にある地下食料品庫に行くと、魔女のスカアハが。

 

マットは魔力で縛られ、なすがままスカアハと関係を持つ。スカアハはマットに自分の生い立ちを見せる。スカアハはケルトの指導者とローマ人征服者の末裔でいにしえの神々を信じるイギリスの娘だった。密航してアメリカへ来たが、上陸時に捕らえられ、船で起こった災いは女が乗っていたせいだと魔女として火あぶりの刑が下される。しかし、1人の船員を誘惑し、船員全員を刺し殺して 血に飢えた神々に捧げ、魔女になる。

シェルビーの叫ぶ声で気が付いたマット。たいまつを持ったブッチャーたちに取り囲まれ、フローラがブッチャーの犠牲になりそうに。プリシラが妨害し、フローラとマット、シェルビーは家の中へ。外を見ると、捕らえられたクリケットが。クリケットは腸を引きずり出される。次はマットたちの番だとブッチャーは告げていた。

ちょ、腸が…。悪夢に見そうです。 協力者のイライアスもクリケットも失ってしまうことに。追い詰められたマットたち。ドキュメンタリー番組で証言しているということは、死んではいないということですよね。どうやって切り抜けられたのか気になります。

マットの姉リーは今回登場せず。これから先どんな風に話が展開していくのか楽しみですね。

登場人物

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • I Can Feel Your Heartbeat - THE PARTRIDGE FAMILY

気になったセリフをPick Up

「それ(クロアトアン)は、暗黒の力と血の魔力を持つ言葉だ。」
"It is actually a word of dark power and blood magic."
イライアスのセリフ

「ミスター・ビギー」をクロアトアンと叫んで追い払ったイライアスのセリフ。イライアスが言った時には効いたのに、シェルビーが森でハンターの幽霊たちに叫んだ時には効きませんでしたね。何かが違ったのでしょうか…。クリケットが言っていた霊を鎮める呪文とクロアトアンは関連がある??

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ≫

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