- 『殺人を無罪にする方法』シーズン2第12話 「脅迫メールの罠」
- How to Get Away with Murder Season2 Episode12 "It's a Trap"
あらすじ
フィリップから脅迫メールが届く
ウェスはアナリーズが玄関先に置いていったマホーニー裁判のファイルを読んでいた。被告のチャールズ・マホーニーは婚約者のヴィッキー・モランを撲殺したと起訴されていた。
10年前、アナリーズがローズに近づいたのは、マホーニー投信で清掃員として働いているローズにチャールズのアリバイを証言してもらうためだった。夜勤のローズは12時ごろ、役員室でチャールズと会い、「雨がやまないね」と会話したと証言する。それはチャールズの話と一致していた。アナリーズはローズが証言を指示されているのではないかと疑う。
フィリップからの動画ファイルつきのメールは、アルゴス argus というアドレス名から送られてきていた。アルゴスはギリシャ神話の登場人物で100の目を持ち、何でも見ている巨人の名前。アナリーズはアドレス名で脅すなんてオシャレだと感心する。コナーはアナリーズから離れたことを謝り、助けを求める。アナリーズはウェス以外を呼ぶように指示。
そのころ、ローレルはフランクからライラを殺したと聞かされ、フランクに理由を問い詰めていた。動画ファイルの件で電話が鳴り、フランクが話をしている間にローレルは出て行く。
アナリーズはフランクにメールの送信元を調べるように指示。動画を警察に渡せば、フィリップも現場にいたことがバレるため通報される心配はないと考え、ママに任せろと言う。コナーの元にはフィリップからさらに脅迫メールが届く。36時間以内に以下の口座に100万ドル振り込まないと通報すると動画が添付されていた。
もくじに戻るウェスとローレルはオハイオ州クリーブランドへ
取り乱したローレルはウェスの部屋へ。ウェスはアナリーズがマホーニー裁判のファイルを置いていき、アナリーズが母親のことを知っていたと話す。ローレルはオハイオへ行って、公判記録を読もうと提案。航空運賃が払えないというウェスに、ローレルは父が払うと言い、ネットでクレジットカードを使い航空券を買う。
オハイオ州クリーブランドについた2人はデータベースを検索し、ローズ・エドモンドの記録を探そうとするが結果は0件。2005年に行われたチャールズ・マホーニー裁判は紙でしか記録が残っていなかった。ウェスはギビンズという苗字は里親につけられたと話す。
10年前、ローズは証言のリハーサルをしていた。検察役のアナリーズとフランクは、買収されたのではないか、永住権のためではないかと追及。強制退去になると困るローズは証言を拒否する。 アナリーズはローズが匿名で証言できるように手配。チャールズ・マホーニーの両親にそう報告する。証言を渋るローズに対して、チャールズの父親ウォレスは「ローズも人の親として息子を案じる気持ちがあるはず」と脅しともとれる言葉をローズに伝えるようにアナリーズに頼む。
アッシャーは動画が警察に渡る前に自首しようと考えていたが、ボニーは思いとどまらせる。
アナリーズはいい金づるがいると思いつき、ミカエラとともにケイレブを訪ねる。アナリーズはミカエラの説得でフィリップ捜しに協力すると話し、依頼料として現金25万ドルを要求。キャサリンからフィリップの情報を聞くように頼む。ケイレブは刑務所に入っているキャサリンに会いに行くが、キャサリンはケイレブに見捨てられたと感じていて、何も話さない。
もくじに戻るローズは証言を拒否
ウェスとローレルは大量のマホーニー裁判の資料を調べる。ウォレス・マホーニーが設立したマホーニー投信は多額の金を預かり、搾取しているとしてFBIの監視下にあった。チャールズ・マホーニーの婚約者のヴィッキーは虐待をうけたことをきっかけにFBIの情報提供者に。会社の内実を明かそうとして、チャールズが撲殺したと検察は主張する。
証人リストに載っていたFBIのケイン捜査官は、ウェスが自殺した母親を発見したときに事情聴取をうけた捜査官だった。そして、証人リストに「G-34」と匿名で載っているのが母親のローズだと確信する。
10年前、ローズは証言に現れず、不利な状況に。アナリーズはウォレスに陪審の共感を得るため、黒人女性の弁護士を雇ったのにと責められる。アナリーズはクビにされかかっているとサムに電話し、相談。アナリーズと話すサムをボニーは見つめていた。
もくじに戻るウェスはアナリーズが自分を気にかける理由を見つける
ボニーは刑務所行きは今の状況よりましかもしれないと話す。アナリーズは学生5人の母親役は人生最悪の経験だと悪態をつく。アナリーズは学生たちに帰るように指示。明日の朝に考えることに。
マホーニー裁判の資料を調べていたウェスは、母は自殺に見せかけて殺されたのだと推測する。アナリーズが自分を補欠合格にし、キーティング5に選び、サムを殺してもかばったのは、そのせいだと考える。
心配したミカエラはケイレブを訪ね、キャサリンのことで落ち込むケイレブを慰める。何を信じればいいのかわからなくなっているケイレブに、ミカエラは信じたいものを信じればいいとアドバイス。2人はキスをする。
アッシャーは薬の副作用のせいで計画性がなかったことを証明し、自首しようと考えていた。ボニーにその考えを話すが、ボニーはアッシャーの弁護士でも、恋人でもないと追い返す。ボニーは部屋に入ると、涙を流す。
コナーはカリフォルニア州のスタンフォードに転入願書を出す。コナーはフィリップに家を知られているし、一緒に引っ越そうとオリバーに提案する。
アナリーズはネイトを夕食に招き、ステーキを焼く。ネイトは様子がおかしいと思い、問い詰めるが、アナリーズは怒って料理を片付ける。アナリーズはネイトが親切なフリをして、復讐の機会を狙っているのではないかと口にする。ネイトはアナリーズを許したと言い、抱きしめる。
ウェスは頻繁にメールが来るローレルに事情を聴く。ローレルは父親に似た悪人に恋をして、楽しんでいると打ち明ける。父親と同じ悪人かと悩むローレルに、ウェスは自分を気にかけてくれるローレルは悪人じゃないと慰める。2人はキスをするが、気まずい空気になる。
10年前、アナリーズは証言をしなかったローズの家を訪ね、チャールズのアリバイはウソだったのではないかと問う。ローズは他の証人を捜すように言い、追い返す。部屋の中にはクリストフが。クリストフはローズに寝なさいと怒鳴りつけられる。
もくじに戻るローズを殺したのは…
翌朝、ウェスとローレルはローズの検視報告書と捜査資料を調べる。それによるとローズは首を切り、失血して自殺したと断定されていた。
ネイトはアナリーズの家で目覚める。アナリーズはフィリップから送られてきた動画をネイトに見せ、助言を求める。ネイトは動けば状況が悪くなる、相手にするなとアドバイス。
アナリーズは学生たちに何もしないと宣言。フィリップはただ脅しているだけで、通報する度胸はないと考える。期限が過ぎても何事も起こらず、アッシャーは喜びの舞を披露するが、新たなメールが送られてくる。そこには、昨夜ネイトがアナリーズを抱きしめる様子を撮影した動画が添付されていた。
そこに、ローレルがアナリーズと2人で話がしたいと押しかけてくる。フランクはライラのことかと思い、ヒヤヒヤする。
2人になり、ローレルはローズの捜査資料から抜き取った1枚の記録を見せ、アナリーズに事実なのか問い詰める。記録には「第一容疑者 被害者の12歳の息子」と書かれていた。
首から血を流して倒れているローズのそばには、クリストフがナイフを手に持って立っていた。
もくじに戻る登場人物
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- Heaven - MAJICAL CLOUDZ
感想
最後は驚きの展開に。まさかウェスが母親を殺した !? ただ発見してナイフを拾っただけだと信じたい…。
ローズの自殺は怪しくなってきました。ウェスの推測通りアナリーズがローズを死なせたのなら、ウェスを守ってきたのも辻褄が合いますね。
ウェスとローレルのキスには驚かされましたが、ローレルのパパは一体何者 ? マフィアのボスか何か !?
マホーニー裁判では、金持ちの両親がそろいもそろってイヤな感じ。ローズのアリバイ証言はウソだったのでしょうか…。
脅迫メールを送ってきたフィリップは相手にされず、かまってちゃん扱い…。まだ、国外には逃亡していなかったようですね。ところで、ハプストール事件の真相はうやむや。シーズン2最後にはスッキリするのでしょうか…。
困ったときのアナリーズ頼み。学生5人のママ役は大変 ! ライラ殺しと10年前のことは関係あるのかも気になります。
シーズン2はあと3話。どうまとまっていくのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「やめてもいいのよ。すべて白状して、みんなで刑務所へ。でも、その方が今よりマシじゃない ?」"You know, we could stop. Let it all burn. We'll go to jail. But is this really better than that?"
ボニーのセリフ。みんなじゃなくても、誰かが刑務所に入る日が来そうです…。