- 『殺人を無罪にする方法』シーズン2第13話 「ローズの真実」
- How to Get Away with Murder Season2 Episode13 "Something Bad Happened"
あらすじ
フィリップに盗撮され、命の危険を感じる
ウェスは以前強制入院させられた精神科医に重要証人だった母親のローズは殺されたのだと話す。そして、精神科医に事実を思い出させてほしいと頼む。精神科医はウェスとアナリーズとは親子のような関係なのだから、直接聞けばいいと助言する。しかし、ウェスはそうではないと否定し、帰る。
ローレルは資料で当時12歳だったウェスがローズを殺した第一容疑者だったと知り、アナリーズに問いただす。アナリーズはローズは自殺で、ウェスが殺したわけがないと否定。ウェス本人が聞きに来れば話すが、部外者のローレルには話さないと言う。
アナリーズは依頼人にウソをつくのは賢いやり方だと講義。依頼人を守るときの一番の敵は依頼人自身だと言う。
ネイトとアナリーズが抱き合っている動画の次に、今朝ケイレブとミカエラが玄関先でキスしている動画が送られてくる。フィリップに盗撮されていることを知り、全員が命の危険を感じる。
アナリーズは動画が送られてきたコナーのパソコンをデンバー検事補の元へ持っていく。そのパソコンを渡すかわりに、シンクレアが死んだ夜のアナリーズと教え子の全面的免責を要求する。
ミカエラはケイレブに夕食に誘われるが、フィリップが怖いから家から離れた方がいいと電話で話す。
もくじに戻るアナリーズは免責を取りつける
アナリーズは免責の承認待ちだとボニーに電話するが、ネイトから電話がきて、アナリーズの事務所にシンクレアの件で家宅捜索が入ると知らされる。デンバー検事補は免責ではなく、捜索令状を請求していた。
それを知ったアナリーズはボニーに書類をすべて燃やせと指示。しかし、それはハッタリ。アナリーズは令状に判事の署名がまだだと伝える。担当判事を調べ、その事務官のトロイ・ウィリアムズにコナーがなりすまし、判事が令状にサインしたと連絡する。
警察が家宅捜索するが、本当は令状にサインされていないことが判明し、違法に押収された書類は証拠能力がなくなる。アナリーズは職権乱用で訴えられるか、免責を与えてパソコンを証拠にするのか検事補にせまる。
ローレルはウェスにフィリップがうろついていて危険だと忠告。ローレルがマホーニー事件のことを調べているとアナリーズに話したことを知り、ウェスは怒ってローレルを追い出す。
ウェス以外の学生たちとオリバーはフィリップに存在を知られていないアッシャーの家に集まって、泊まることに。コナーがスタンフォードに転入する気だと知ったミカエラは1人では乗り切れないと引き止める。成績の良くないコナーはきっと受からないと言う。
もくじに戻るボニーはフランクの秘密を知る
ウェスは事情を聞こうと決意し、アナリーズの家へ。しかし、アナリーズはネイトの部屋に泊まっていた。 ウェスはアナリーズのデスクの上に書類を見つけ、自分が母親を殺した第一容疑者だったことを知ってしまう。ナイフを持って母親のそばに立っていたことを思い出したウェスは精神科医に自分が母親を殺した可能性があると相談。精神科医は考えすぎだと指摘し、ローズは自殺と考える方が自然だと話す。
パソコンの動画を見たデンバー検事補は他の動画が出てきたら、免責の対象外だと忠告する。
アナリーズは学生たちに警察や検察に尋問されても黙っているように指示する。フランクがアナリーズの指示でライラを殺したと思っているローレルは秘密を知っていると言い、ウェスも呼ぶべきだとアナリーズに訴える。
地下室でフランクはローレルのことを愛しているからライラを殺したことを打ち明けたと話す。ローレルはみんなには黙っているが、別れようとフランクに告げる。地下室には盗聴器があり、その話はボニーが聞いていた。
もくじに戻る10年前
10年前、ローズは移民関税執行局に捕まり、拘留される。担当弁護士はイヴだった。アナリーズはローズに証言させるため、不法入国を移民関税執行局に通報していた。
イヴはローズが証言を引き受けるだろうとアナリーズに報告。イヴと3年ぶりに会ったアナリーズはイヴに大きくなったお腹を見せ、妊娠したことを知らせる。 アナリーズはお腹の子がサムの子で男の子だと説明し、赤ちゃんがダメになるかもしれないと不安に感じていることを打ち明ける。
イヴはアナリーズが自分と別れたのは怖くなったからだと言うが、アナリーズは同性愛者じゃないから別れたと主張する。
イヴは息子のクリストフには市民権があり、追放されないが、ローズは違うと説明。息子と引き離されることを恐れたローズは証言すると言い、息子のためにも家に帰してほしいと頼む。ローズは釈放され、息子と家に帰る。
アナリーズは赤ちゃんを迎える心の準備ができていないと不安になっていたが、イヴはいいお母さんになれると励ます。
ローズは荷造りをし、クリストフと車でモーテルに逃げようとしていた。しかし、行きたがらないクリストフは車から飛び出す。
家に戻ってきたクリストフは首ににナイフが刺さったローズを発見。廊下に隠れていたアナリーズはその場を逃げ出す。
時間はさかのぼり、イヴとアナリーズが話しているところにウォレス・マホーニーから電話がかかって来る。ウォレスは逃げようとしたローズを部下がアパートに連れ戻したという。ウォレスは「自分の息子を守りたいなら、私の息子を守れ」とローズに伝えろと指示。
アナリーズはローズのアパートへ行き、息子のために証言した方がいいと忠告。証言すれば守ると約束する。しかし、ローズは「あの男の本性を知らないのよ」と拒否。ローズは「これで息子は助かる。息子を頼んだわよ」と言い、自分の首にナイフを突き刺す。
アナリーズは911に電話しようとするが、結局その場から逃げ出す。物音を聞いたアナリーズは廊下の角に隠れる。その物音はクリストフが帰ってきた音だった。アナリーズはクリストフの叫び声を聞きながら逃げ出す。首にナイフが刺さった母親を発見したクリストフはナイフを抜き、911に通報する。
もくじに戻るアナリーズはフィリップに襲われる
ウェスが帰宅し、資料を片付けていると、書類にイヴ・ロスロのサインを見つける。
アナリーズはウェスの部屋を訪ねる。中に人の気配がしたため、中に入るが誰もいない。バスルームのドアを開けようとすると、イヴから電話が。ウェスがイヴと母親の関係を聞くためにロビーで待っているという。
アナリーズはウェスの部屋にいるのはウェスではないと知り、警察を呼んでと頼む。すぐウェスの部屋を出て行こうとするが、ベッドの下に隠れていたフィリップに脚をつかまれ、襲われる。
もくじに戻る登場人物
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もくじに戻るドラマの中で流れた曲
- Mask Maker - LIARS
- Battles - EMIKA
- Criss Cross - SHY CHILD
- Circles Out of Salt - SNOW GHOSTS
感想
ローズを殺したのはウェスではありませんでした。マホーニーの仕業でもなく、自殺。ローズがナイフを自分の首に突き刺したシーンは衝撃的。アナリーズがウェスのことを気にかけているのは、ローズに息子のことを頼まれたからだったんですね。他殺ではないと判明しましたが、ローズがあんなにおびえていたマホーニーの本性とは何だったのか…。マホーニー裁判はどんな結末を迎えたのかも気になります。
無理やりすぎる気もしますが、アナリーズが全面的免責を取りつけたのはさすが。しかし、これからの警察や検察の追及が厳しくなりそう…。
フィリップの盗撮は不気味。最後はアナリーズが襲われることに…。フィリップは本当に殺人鬼なのでしょうか…。
盗聴していたボニーはフランクがライラを殺したと知ることに。ボニーはアナリーズに確かめる ? それとも、利用する ? そして、アナリーズの赤ちゃんはどうなったのかも気になりますね。
イヴのミニスカート姿がかわいい ! アッシャーは怪獣の着ぐるみのパジャマが笑える。
シーズン2はあと2話。アナリーズたちはフィリップや刑務所行きから逃げ切れるのでしょうか…。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「弁護士の仕事は依頼人を守ること。敵は検察や判事や司法制度などだが、実は一番の敵は依頼人自身。」"Your job is to protect your client at all costs, from the prosecution to the judge, our failed justice system, but mostly, you protect them from themselves."
講義でのアナリーズのセリフ。シーズン2はどんな終わり方をするのか楽しみですね。