『殺人を無罪にする方法』シーズン2第6話 「ミルストーン家の悲劇」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『殺人を無罪にする方法』シーズン2第6話 「ミルストーン家の悲劇」
  • How to Get Away with Murder Season2 Episode6 " Two Birds, One Millstone "
シーズン2第5話 「ボニーの秘密」前回のあらすじと感想はこちら≫
How to Get Away with Murder
ネタバレ注意!

あらすじ

アッシャーは証言を取りやめる

ウェスは倉庫で見つけた大金がレベッカに関係あるのではないかとこだわっていた。ローレルはフランクがシャワーを浴びている隙に、部屋を探るが何も見つからない。

ローレルはアナリーズにバレる前にすべてを忘れようとウェスやミカエラ、コナーに言う。

アナリーズの講義では合衆国対マホーニー裁判が取り上げられ、アッシャーが当てられる。 昨夜、アッシャーはボニーの映像を見せられ、証言をやめるようにアナリーズに説得されていた。アッシャーはシンクレアに弱みを握られていると白状する。アナリーズはアッシャーを守ると約束。ボニーの映像を見たことは忘れるように指示する。

合衆国対マホーニー裁判では、検察が被害者の要望を通すため裁量権を行使し、棄却されていた。

アナリーズはアッシャーに映像を見せたことを伏せ、ボニーの説得でアッシャーが証言をやめたと褒める。

アナリーズはアッシャーにしたことは証人の買収及び脅迫にあたるとシンクレアに抗議。マスコミに流せば、悪徳検察官と非難されると忠告する。シンクレアはアッシャーの件では引き下がるが、担当のハプストール裁判では打ち負かせてやると宣言する。

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ジル・ハートフォード教授から依頼をうける

アナリーズはケイレブとキャサリンの裁判に勝つため、新たな容疑者を探すように学生たちに指示。その最中に緊急事態だとジル・ハートフォード教授から電話が入る。

ジルは泥酔状態で朝帰りした夫のスティーブンが襲ってきたため、ビンを奪って殺してしまったとアナリーズに話す。正当防衛だというジルにアナリーズは襲われた痕跡や暴行された傷がないか質問。警察に通報するようにアドバイスする。

現場についたアナリーズは、ジルが家の電話で事務所に電話してきたのに、家の電話線が抜けていることに気付く。ジルはアナリーズの電話の言葉をヒントに電話を切った後、正当防衛に見えるように部屋を細工し、自分で傷をつけていた。

ジルは性転換者で、以前はヘンリー・マーバートンという男性だった。刑事はそのことがばれ、口封じに夫を殺したのではないかと疑う。

ジルは細工を認めるが、日常的に夫から暴力をうけていたとアナリーズに打ち明ける。ジルは細工をしたのは、正当防衛だったのに男性刑務所に入れられた性転換者のシーシー・マクドナルドのようにはなりたくなかったからだと説明する。

ジルの話を信じたアナリーズは、虐待の目撃者を探すよう指示する。ジルの助手のメリッサはジルを殴るスティーブンを目撃したと証言するが、それは作り話だった。ジルはずっと夫からの暴力を上手く隠していた。アナリーズはジルが虐待をうけているという発想がなかった自分に対して怒りをおぼえる。

アナリーズは正当防衛だったと検察に訴追を取り下げるように言うが、検察は通報前にアナリーズとジルが通話していたことを突き止め、正当防衛に見えるように助言したのではないかと疑われる。検察はジルを第一級殺人、アナリーズを事後共犯で訴追すると言う。

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アナリーズは一石二鳥の取引を持ちかける

キーティング5はハプストール事件に新たな容疑者がいないか探していた。アッシャーはケイレブ、キャサリンの生みの親が犯人ではないかと推測。自らも養子であるミカエラはその推測に反発。ケイレブもミカエラに同調する。

ウェスは倉庫で多額の現金を見つけたとネイトに報告するが、ネイトは上の空。ネイトは抜けると言い、もうアナリーズに関わりたくないと話す。

逮捕されたリーバイには3つも逮捕状が出ていて、ジョージア州に送り返されることになったとミカエラが話す。コナーは独り身になったミカエラにケイレブと付き合えばと言う。ローレルは生みの親をかばうケイレブは無実ではないと口にする。その会話はすべてキャサリンのタブレット端末に録音されていた。キャサリンは弁護団の本音を聞こうと録音していたのだった。

アナリーズはまぬけな学生たちを叱る。フランクはネイトの妻が亡くなったとアナリーズに伝える。アナリーズはピーチパイを持ってネイトを訪ねるが、ネイトは出ない。

フランクへの疑念がぬぐえないウェスを見かね、ローレルは直接フランクを問いただす。フランクは倉庫の大金は監禁を黙っていてもらうためのレベッカへの口止め料だったと説明する。

アッシャーは記者にティファニーのことを聞かれ、焦る。アナリーズがきちんと対処できていないと感じたアッシャーは判事の父親に頼んでアナリーズをつぶすこともできると脅す。

アナリーズはアッシャーの父親のミルストーン連邦判事を売ることに決める。 アナリーズはデビッド・アレンの件(シーズン1第6話)でのミルストーン連邦判事の汚職の証拠を渡す代わりに、ジルの訴追取り下げと、エミリー・シンクレアの迫害を止めるように要求する。

検事は地方検事選に汚職反対を訴えて出馬しており、ミルストーン連邦判事の汚職を追及すれば有力候補になれると取引を持ちかける。

ジルは自由の身に。ジルは長い間夫の言いなりだったが、アナリーズは本当の自分になれるとジルを慰める。

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ハプストール事件に新たな容疑者が浮上する

オリバーは養子仲介業者にハッキング。ケイレブとキャサリンの生みの親を探そうとするが、叔母のヘレナが男の子を出産し、養子に出していたことが判明する。ヘレナは慈善基金を立ち上げ、自分の息子を支援していた。

ケイレブとキャサリンに見知らぬいとこがいたと伝え、3人目の容疑者が浮上し、有利になったと話す。

アナリーズは再びパイを持ってネイトを訪ねる。ネイトは自分が妻のニアに薬を渡したことを認め、腕の中で息を引き取ったと話す。ネイトは自分に罪を着せて拘置所に入れ、妻との時間を奪ったアナリーズを責める。ウェスは追い返されたアナリーズを目撃する。

アナリーズはウェスの帰宅を待ちかまえ、話をしようと言う。アナリーズはレベッカのことは何も知らないと言うが、ウェスは信じず、納得しない。アナリーズはウェスが12歳の時に自殺した母親のせいで女性を信じられなくなっていると指摘。ウェスは母のことは関係ないと否定。アナリーズはレベッカのことは知らないと言い張る。

フランクはローレルを実家に連れて行き、大家族に紹介する。

アッシャーは検察に父親を売ったと責められ、父親から縁を切られてしまう。ボニーの前にはシンクレア検事補が現れる。シンクレアはアッシャーの真実の姿を知るべきだとティファニー・ハワードは集団暴行されたと話す。

オリバーはヘレナの隠し子フィリップ・ジェサップがハプストール邸の近くにいることを突き止める。オリバーはフィリップのパソコンに侵入。相手は殺人犯かもしれないから危険だとコナーは心配する。コナーの心配は的中。フィリップはオリバーのウェブカメラをハッキング、オリバーとコナーの会話を聞いていた。

フランクはブルーノから大きなバッグを受け取り、トランクに乗せて森へ。フランクはバッグからレベッカの遺体を取り出し、担いで運んでいく。

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2週間後

瀕死の状態で病院に搬送されたアナリーズを心配し、フランクが取り乱して病院にやって来る。フランクは治療の邪魔だと追い出される。フランクは病院の監視カメラがないところまでくると一瞬で平静に。フランクが車に乗り込むと後部座席には意識を失ったキャサリンが。

フランクは気を失っているキャサリンを森に寝かせる。夜が明けるころ、警察犬がキャサリンを発見。キャサリンは意識を取り戻し、起き上がる。

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登場人物

『殺人を無罪にする方法』シーズン2 登場人物の紹介はこちら≫

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ドラマの中で流れた曲

  • Far - THE SOFT MOON
  • Care (feat. Julien Marchal) - ROBOT KOCH
  • Black Sun - DEAD CAN DANCE
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感想

英題の"Two Birds, One Millstone"「ミルストーン1人で”一石二鳥”を得る」は、 ”Two Birds, One Stone”「一石二鳥」をうまくもじったアナリーズのセリフから。

今回の依頼人はトランスジェンダーのジル・ハートフォード教授。ジルを演じているアレクサンドラ・ビリングス(Alexandra Billings)は実際にトランスジェンダーで、『トランスペアレント』にも出演。

長年虐げられてきたことを隠していたことが皮肉にもあだに。アッシャーの父親を売って、何とか起訴を免れることができました。

ハプストール事件では新たな容疑者が浮上。ヘレナの隠し子のフィリップという男性は、オリバーに負けず劣らずのハッキング技術の持ち主。逆にウェブカメラをハッキングされるハメに。オリバーやコナーが危険な目に遭わなければいいですね…。

2週間後の出来事は、見れば見るほどわからない…。フランクが取り乱して病院に行ったのもアリバイ作りの一環のようでしたね。どうやら計画があるようですが、目的はさっぱり不明。最後のほうは、フランクがレベッカを運んでいるのか、キャサリンを運んでいるのか混乱しました。

1話ごとに1週間ずつ近づいているということは、あと2話で何が起こったのかわかるのでしょうか?

墓地には埋められていなかったレベッカ。森に埋められるのかな…。

フランクのパパ役の人はどこかで見覚えがあると思ったら、『リゾーリ&アイルズ』、『スキャンダル 託された秘密』、『リベンジ』 、『デスパレートな妻たち』など数多くの海外ドラマにゲスト出演しているサル・ランディ(Sal Landi)。

アッシャーがシンクレアに握られていた弱みが判明。能天気だとばかり思っていたアッシャーにも後ろ暗い過去が…。

ウェスの母親のことを持ち出すアナリーズ。ウェスはアナリーズのお気に入り…。アナリーズはウェスと誰かを重ねて見ているのか、ウェスの母親を知っていたのか、何かつながりがありそうな気が…。

次回はどんな展開になるのか、楽しみですね。リーバイはもう出てこないのでしょうか…。

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気になったセリフをPick Up

「ミルストーン1人で”一石二鳥”を得ると言うほうがいい」
"Or as I prefer to call it, two birds, one Millstone."
アナリーズのセリフ

検察官に取引を持ちかけたアナリーズのセリフ。ちなみにmillstoneには、石臼、重荷、やっかい者といった意味があるそう。ちょっと意味深ですね。

『殺人を無罪にする方法』シーズン2のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ≫

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