クリフハンガーに、クロスオーバー… 「海外ドラマあるある」 キャスト・製作編

海外ドラマあるある
海外ドラマをいくつか見ていると、気付くことがたくさん。海外ドラマのキャストや製作などに注目した「海外ドラマあるある」をまとめてみました。

演じている俳優さんが妊娠したら、登場人物も妊娠したことになるか 突然旅に出たり、出張や帰省中ということになる

上半身しか映さないことも多いですね。

スポンサーとなった企業の製品やロゴなどをドラマの中に登場させて宣伝する「プロダクト・プレイスメント」が行われる

ドラマを見ていて、唐突に車の機能の説明するシーンがありますよね。あれも、「プロダクト・プレイスメント」。セリフでそれとなく商品名を言うことも…。

パソコンやケータイ、タブレットなども、ドラマのスポンサーになっている企業の製品が使われています。 それとなく、映し出されているならいいんですけど、たまにあからさまな宣伝があるとげんなりすることも…。

演じている俳優さんが他のドラマに出るために降板し、主要な登場人物でも死んでしまうことがある

イギリスドラマの方が、主要キャストの死亡率が高い気が…。

契約更新時にギャラの交渉で折り合いがつかず、降板

製作者や脚本家などのスタッフと方向性が合わず、降板

キャラクターが人気になると、死なせる予定だった登場人物も生き続ける

ドラマのスタッフが亡くなるとエンディングで「○○に捧ぐ」と表示し、追悼する

共演者同士の不仲説がささやかれる

人気のあるドラマはスピンオフ(派生作品)が製作される

例えば、『クローザー』のスピンオフドラマとして『Major Crimes ~重大犯罪課』が製作され、 『ブレイキング・バッド』ではスピンオフの『ベター・コール・ソウル』製作されました。

第1話の題は「pilot」が多い

pilotは英語で「試験的」という意味。シリーズ化される前にお試しのパイロット版を製作。パイロット版の評価がよければ、シリーズ化され、パイロット版がそのまま第1話になることが多いんだとか。 Netflixなどでは、パイロット版が作られないことも。

”Previously on ~“「前回までのあらすじは…」で始まり、前回までのエピソードのダイジェストが流れる

海外ドラマごとにイメージに合ったフォントで、タイトルやキャストが表示される

例えば、『SCORPION/スコーピオン』で使用されているタイトルロゴはhtmlの</終了タグ>を模していて、プログラミング用フォントらしくなっているのが、オタクというかギークっぽくてドラマにぴったり。

海外ドラマは、タイトルロゴはもちろんオープニングもかっこいいですね。

クロスオーバー・エピソードが製作される

クロスオーバーとは、例えば、前編のエピソードが『BONES−骨は語る−』で放送され、後編のエピソードが『スリーピー・ホロウ』で放送されること。『スリーピー・ホロウ』の登場人物が『BONES−骨は語る−』のエピソードに登場し、『BONES−骨は語る−』の登場人物も『スリーピー・ホロウ』に出演。前編・後編で協力して、事件を解決 !

クロスオーバー・エピソードはうれしいですが、知らずに見ていると話を飛ばして見てしまったのかと びっくりすることも…。片方のドラマだけ見ているときは、設定がよくわからずに混乱してしまうこともしばしば。個人的にはちょっと苦手。

人気のあった過去の作品がリブート、リメイクされる

リブートとは再起動の意味で、同じ原作を元に、過去に制作されたドラマを一から仕切り直して、違う視点で作りなおすこと。

リメイクとは過去に制作されたドラマを参考にして、作り直されたもの。リメイクでは、オリジナル版のドラマは原案になり、基本的に設定やストーリーは同じ。

リブートの例
『24 -TWENTY FOUR -』のリブート版は『24: Legacy』
リメイクの例
デンマーク製作「THE KILLING/キリング」は、アメリカで「キリング/26日間」としてリメイク。
デンマーク、スウェーデン製作「THE BRIDGE/ブリッジ」は、アメリカで「ブリッジ ~国境に潜む闇」としてリメイクされた。

映画でもよく聞くリブートやリメイク。なんとなく同じものだと思っていましたが、ちゃんと違いがあったんですね。

30分のシットコム(シチュエーション・コメディ)は本国で人気があっても、日本でなかなか配信されない

シーズン最終回はクリフハンガー

クリフハンガー"cliffhanger"とは続きが見たくなるようなシーンで終わること。 クリフ"cliff"は崖、ハンガー"hanger"ぶら下がるという意味で、崖からぶら下がったような絶体絶命のシーンでドラマが終わってしまうエンディングを指す。

クリフハンガーは次のシーズンが始まるまで視聴者の興味をひきつけておくための手法で、視聴者がこの先の展開を予想したりすることで話題になる効果も。

キャストが集合したプロモーション写真はだいたいこんな感じになる

映画作品をオマージュしたエピソードがある

シーズンが長くなってくると、スペシャル・エピソードが放送される

100話を超えると大ヒットの証 ! 通算100話記念として、過去を描いたスペシャル・エピソードや歌って踊るミュージカル・エピソードが放送されたり、クラシック映画風になったりと盛りだくさん。キャストたちが通算100話をケーキでお祝いしている写真もよく見ますね。

海外ドラマのポスターなどで10/9cのような表示を見かける

アメリカ国内に時差があるので、10/9cとは東部標準時(EST)では午後10時から、中央標準時(CST)では午後9時からこの番組が始まるという意味。

視聴率が悪いとすぐに打ち切り

1話の製作費が莫大

1話の製作費が億を超えることはざらにあり、シリーズ化するか判断される第1話のパイロット版はさらに製作費が跳ね上がる傾向に。

1話の製作費はおよそ3億円。一方、日本のドラマ製作費は1000万円から5000万円くらいだそうです。 『ゲーム・オブ・スローンズ』の1話の製作費はなんと10億を超えたと言われているそうです !

打ち切りが決まるが、ケーブルテレビ局など他局に拾われて奇跡的に復活することも

1話完結でも全話を通したテーマがあり、シーズンを通して伏線がちりばめられている

海外ドラマの最初と最後のシーンを比較すると関連性があることも

海外ドラマの最初と最後のシーンを比較するといろいろ見えてくるというムービー「First and Final Frames of Series」

「海外ドラマあるある」というより、単なる豆知識になってしまった気も…。人気になるほどシーズンが長くなる海外ドラマ。一方、視聴率が悪いとすぐにうち切られてしまうシビアな世界。 打ち切られるのは悲しいですが、厳しい状況だからこそ面白い作品が次々生まれるのかもしれませんね。

そして、NetflixやAmazonプライムビデオなどのオリジナル作品も大人気。どんどん見たい海外ドラマは増えていくのに、時間が足りない !
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