- 『バトル・クリーク 格差警察署』シーズン1第9話 「死んだはずの男」
- Battle Creek Season1 Episode9 "Gingerbread Man"
もくじ
あらすじ
フォントは指名手配犯を目撃
フォントはラスを乗せて新車を運転。フォントは運転中にFBIの凶悪犯罪者リストにのっているバークレー・スペーズを目撃。茶色のビュイック・リーガルに乗っていたバークレー・スペーズを追いかけるが、列車に阻まれ逃げられてしまう。
フォントはFBIのミルトにバークレー・スペーズがバトル・クリークに潜伏していると報告。しかし、スペーズは半年前に橋からデトロイト川に飛び込み、自殺していた。
フォントは人の顔を見間違えないという才能を持っていた。フォントの才能を信じるラスは課長の許可を得て、スペーズの自殺が偽装だった可能性を調査する。
もくじに戻るスペーズは生きていた
自殺を目撃した警官はスペーズと顔見知りでスペーズに好意的だった。スペーズはロビン・フッドのように投資銀行から金を盗み、慈善団体に寄付していたという。
ラスはスペーズが自殺した橋の欄干のすぐ下に人が降りられる場所があるのを発見。監察医のメレディスは血液型が違うことから、遺体のDNAがスペーズと別人のものだと断定する。スペーズは死んではいなかった。
ホリーはスペーズが慕っていたドイツ系の母親を思い出すために、ドイツ料理店に出入りしているのではと思いつく。
調査の結果、スペーズは精肉店にオスカーという偽名で通っていることが分かる。スペーズはオスカーというホームレスを身代わりにして自殺したと見せかけ、オスカーに成りすましていた。
毎月、パンハース(Panhas)というドイツのブラッド・ソーセージを買いに来るというスペーズを待ち伏せするが、スペーズは小さな町バトル・クリークの刑事の顔をすべて覚えていた。待ち伏せに気づいたスペーズは人質をとり、全員を冷蔵庫に閉じ込めて逃走する。
もくじに戻るスペーズは逃亡
逃走したスペーズを捜索中、フォントはスペーズが乗っていたビュイックを見つける。ビュイックが停まっていたスペーズの家にフォントとファンクハウザーとジェイコックスは突入するが、もぬけの殻だった。
三人は鍵が開いたままになっていたこととビュイックが隠されていなかったことを不審に感じる。ジェイコックスは昔 IRAが警察の突入5分後に爆発するようにセットしたことを思い出し、これがスペーズの罠だと気づく。三人は爆発寸前に外に逃げ出すが、フォントの後頭部には鉄パイプ爆弾の破片が刺さってしまう。
フォントは手術を受けるが、脳の腫れがひどく、臓器提供の意思があるのかとたずねられるほど危険な状態に陥る。
ラスはフォントを殺しかけているスペーズを見つけようと躍起になる。ラスはなぜスペーズの偽装自殺が成功したのか不思議に思い、協力者がいたと確信する。
スペーズの協力者は自殺を目撃した警察官だった。スペーズをロビン・フッドのように思っていた警察官は爆弾で刑事たちを殺そうとしたと聞き、スペーズの居場所を教える。
スペーズは変装して、マリーナにある船で逃亡しようとしていたところを逮捕される。
フォントは意識が戻り、無事回復する。
もくじに戻るラスはホリーに告白しようとするが・・・
ホリーはもうすぐ彼氏のブレイリーとクルーズ旅行に出かける予定。ミルトはホリーが出発する前に告白したほうがいいとラスにアドバイスする。
しかし、ラスは同僚と付き合うと面倒なことになる、人の女をデートには誘わないなどと色々な理由をつけて、ホリーに告白することを拒否する。
ミルトにお膳立てされたラスはホリーに気持ちを伝えようとするが、結局「休みを楽しめよ」としか言うことができなかった。
もくじに戻る登場人物
- ラッセル・アグニュー(通称:ラス)
- バトル・クリーク市警の昔かたぎの刑事。ミルトの相棒に指名される。
- ミルトン・チェンバレン (通称:ミルト)
- FBIのデトロイト支局からバトル・クリークの出張所に移動してきたFBI特別捜査官。ハンサムでハイテクを駆使し、捜査。何もかも完璧にこなす。
- フォンタネル・ホワイト (通称:フォント)
- バトル・クリーク市警の刑事。ラスと相棒だった。
- グゼヴィッチ刑事課長
- バトル・クリーク刑事課をまとめるボス。
- アーロン・ファンクハウザー
- バトル・クリーク市警の刑事。シェイリンという婚約者がいる。
- エリン・ ジェイコックス (通称:E)
- バトル・クリーク市警の刑事。
- 二ブレット
- バトル・クリーク市警の刑事。トウモロコシのような歯をしている。
- ホリー・デイル
- バトル・クリーク市警で総務を担当している。
オープニング曲
- Lost to be found by Brandon Calhoon
ドラマの中で流れた曲
- 最初と最後に流れていた曲
感想
英題の"Gingerbread Man(ジンジャーブレッドマン)"はアメリカでは絵本にもなっている有名なおとぎ話だそうで、動き出して逃げたジンジャーブレッドマン(クッキー)をおばあさんやおじいさん、動物たちが追いかけるというストーリー。刑事たちが逃亡犯のスペーズを追いかけるという話にピッタリの題名になっています。
フォントの顔識別能力が大活躍。フォントが追いかけてサインをもらったというアラン・トランメルはデトロイト・タイガースで活躍した野球選手だそう。
今回の犯人は大義のためだと言いながら私腹を肥やし、ホームレス殺しや爆破にも手を染めるとんでもない男でしたね。
フォントの後頭部に刺さった破片を見たときのみんなの反応が面白い。このままコメディぽっく無事に終わると思いきや、シリアスな状況に・・・。最後は助かってほっとしました。本人はアドレナリンで痛みを感じない。見ているほうが痛そう・・・。
ホリーのことを自分より詳しく知っているミルトにラスはイライラ。ラスとホリーのことは公然の秘密で、まわりのみんなは分かっているのに本人たちはぎこちない感じに・・・。ラスはホリーのことになると弱気ですね。最後の最後でホリーに告白できないのもいじらしい。
次回はどんな事件が起こるのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「無理強いすることはできない。でも、お膳立てすることはできる」"I can't force a horse to drink, but I can force it to face the water."
ラスの愛のキューピッドになろうとするミルトですが、奥手なラスは結局ホリーに告白できず・・・。
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