- 『バトル・クリーク 格差警察署』シーズン1第6話 「狙われた朝食」
- Battle Creek Season1 Episode6 "Cereal Killer"
もくじ
あらすじ
朝食フェアで市長が銃撃される
バトル・クリーク 第31回朝食フェア(Battle Creek's 31st Annual Breakfast Day) が開催され、オープニングセレモニーで市長とマスコットキャラクターのトム・キャットがシリアルの入ったボウルに牛乳を入れると、銃撃がおこる。
銃撃でトム・キャット役のサム・マクファーソンと市長が撃たれるが、二人とも無事だった。銃撃はケータイで遠隔操作されたライフルからだった。
ライフルには指紋も犯人につながる手がかりも残されていなかった。ミルトはFBIのITラボの協力で、ライフルを遠隔操作したケータイの発信源、つまり犯人がオープニングセレモニーが行われた200平方メートル以内にいたことを三角法で割り出す。デジタルボードと呼ばれる機器で、200平方メートル以内の防犯カメラを分析。容疑者が15人に絞られる。
200平方メートル以内にいたスティーブン・ベンソンは麻薬取引や暴行の前歴が。以前、市長に暴行をはたらいたことも防犯カメラで判明する。
ミルトとラスが市長に話を聞きに病院に行くと、市長はスティーブン・ベンソンに誘拐されていた。
もくじに戻る犯人の狙いは誰だったのか
市長の兄で補佐官でもあるダリルは市長のケータイが追跡できるアプリで市長の居場所を突き止める。
市長はポーカー会場で、コカインを吸っていた。誘拐は狂言で、スティーブン・ベンソンに頼んでやらせたものだった。
ラスはドラッグ代金の未払いで命が狙われたと推測。スティーブン・ベンソンは身元がバレるとやばい市長の代わり代金を払っていたが、スティーブン・ベンソンはその代金を横領。ツケで買って、1万9000ドルの未払い金が売人のドウェイン・ライデンにできていた。
売人のドウェイン・ライデンを逮捕しようとするが、トム・キャット役のサム・マクファーソンが退院しようとしたとき、また銃撃されてしまう。
回復したサムは狙われる覚えはないと言う。サムはSNSで中傷をうけていた。中傷のコメントはトム・キャット役を奪われたJJの仕業だとわかるが、銃撃を否定する。
JJは朝食フェアにいて、母親に電話をかけたがつながらなかったと話す。ラスはケータイがつながらなかったと聞き、犯人のケータイもつながらなかったと推測。犯人が200平方メートル以内にいたのは、銃撃前だった。銃撃の15秒前のデジタルボードを見ると、そこには市長の兄ダリルがケータイをかけるところがうつっていた。
ダリルはまた市長を狙う機会を作ろうと、サムを銃撃し、市長から警察の目をそらそうとしていた。ダリルは屋上に逃げ、飛び降りようとするがラスとミルトに確保される。
犯人は逮捕されたが、市長は心臓発作で倒れる。ダリルは市長が常用していた薬をジギタリスにすり替え、心臓発作のときに行われる応急処置のインスリン投与で死に至るように計画していた。それに気づいたラスは、インスリン投与をやめさせ、市長の命を救う。
もくじに戻るフォントは結婚式場の予約金を払い忘れていた
フォントはシェイリンと結婚するファンクハウザーのために結婚式場のメイフィールドに予約金を払ったつもりだったが、実際は払っていなかったことが判明。結婚式場の予約はすでに埋まっていた。フォントはファンクハウザーには秘密にして、自分で何とかしようとする。
ホリーはフォントに協力。メイフィールドで悲惨な事件が起こり、縁起がよくないとメイフィールドを予約しているキラに吹き込み、予約を取り消させることに成功。
フォントはメイフィールドで結婚式が挙げられるとファンクハウザー報告するが、うわさでメイフィールドで悲惨な事件が起こったと聞いたシェイリンが家で結婚式を挙げることに決めたと言う。
市長と逮捕されたダリルは対面。兄はずっと利用されてきたと憎しみを口にするが、弟の市長は命を狙われてもまだ愛していると告げる。
もくじに戻る登場人物
- ラッセル・アグニュー(通称:ラス)
- バトル・クリーク市警の昔かたぎの刑事。ミルトの相棒に指名される。
- ミルトン・チェンバレン (通称:ミルト)
- FBIのデトロイト支局からバトル・クリークの出張所に移動してきたFBI特別捜査官。ハンサムでハイテクを駆使し、捜査。何もかも完璧にこなす。
- フォンタネル・ホワイト (通称:フォント)
- バトル・クリーク市警の刑事。ラスと相棒だった。
- グゼヴィッチ刑事課長
- バトル・クリーク刑事課をまとめるボス。
- アーロン・ファンクハウザー
- バトル・クリーク市警の刑事。シェイリンという婚約者がいる。
- エリン・ ジェイコックス (通称:E)
- バトル・クリーク市警の刑事。
- 二ブレット
- バトル・クリーク市警の刑事。トウモロコシのような歯をしている。
- ホリー・デイル
- バトル・クリーク市警で総務を担当している。
オープニング曲
- Lost to be found by Brandon Calhoon
ドラマの中で流れた曲
- 朝食フェアがはじまるときに流れていた曲
- 最後に流れていた曲
感想
バトル・クリークはシリアルで有名なケロッグの本社があるそうです。バトルクリーク出身の兄弟、ウィル・キース・ケロッグとジョン・ハーヴェイ・ケロッグがケロッグを設立。バトル・クリークは「シリアル・シティ(The Cereal City)」と呼ばれているそう。
英題の”Cereal Killer”は連続殺人犯と言う意味のSerial Killerとシリアルを上手くひっかけてありますね。
今回もハイテク機器が活躍。デジタルボード"digital crime board"なんてすごいものも登場。開発にとてつもない金額がかかってそうな装置でしたね。
市長役は「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」や「エージェント・オブ・シールド」に出演したことのあるパットン・オズワルト。市長の兄ダレルを演じていたのは「Dr.HOUSE」でクリス・タウブ役だったピーター・ジェイコブソン 。
市長がクスリをやって馬鹿をやっているあいだ、兄は公務をして、弟の市長は手柄だけかっさらっていく。 市長が飲んでいた鎮痛剤のオキシコドン(オキシコンチン)やバイコディンは「Dr.HOUSE」のなかでハウスが依存していた薬でしたね。薬漬けの市長・・・。すべてを捧げてきた兄が弟を疎ましく思うのも無理もない。
ラスとミルトの説得の違いがまた露見。ミルトは愛をラスは憎しみを口にして、飛び降りようとするダリルを説得。 二度も殺されそうになって、恨み言を言われても兄を許そうとする市長。結局は愛と憎しみの両方が混ざり合ったものだったのかもしれませんね。
次回はどんな事件が起こるのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
ミルト「ウソで救われるときもある。罪のないウソでつらい現実もすこしはマシになる」
"Sometimes lies help. Sometimes white lies help us make a better reality."ラス「お前は自分だけの現実を作り上げてる。ウソの世界に住んでるんだよ」
ミルトとラスはまだまだ反発しあっていますね。
"I guess you construct your own reality because the laws of gravity don't apply to you."