- 『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン1第3話 「気に食わない任務」
- The Musketeers Season1 Episode3 "Commodities"
あらすじ
ボネールを護送
アトスたちは探検家のエミール・ボネールを逮捕、港町ル・アーヴルからパリへ護送する任務にあたる。
ボネールには敵が多く、護送中 スペインの使者である黒服の二人組につけられていた。
スペインとフランスは貿易協定を結んでいて、スペインはフランスが農場経営をして植民地を拡大するのを警戒していた。スペインの使者はボネールが逃亡したときには撃ち殺す命令をうけていた。
さらにボネールを狙って、ポール・ムニエと手下に襲われる。ポルトスは斧で切り付けられ大ケガを負う。ムニエはボネールに探検費用をだしていたが、ボネールはムニエとの取引を反故にし舶来品を渡さなかった。
ポルトスの傷を縫うため、アトスはしぶしぶ昔 自分が住んでいた屋敷に連れていく。
もくじに戻るボネールは奴隷船を計画していた
ポルトスはアラミスに傷を縫ってもらい、回復。アトスは屋敷でミレディと幸せに過ごした日々を思い出す。
ボネールは助けに来た妻マリアと馬にのって逃亡を図るが、マリアは黒服のスペインの使者に撃たれて死んでしまう。
ボネールは妻をおいて逃亡するが、馬が疲れて止まってしまい、ダルタニアンに捕まる。
傷のため、屋敷に残っていたポルトスはボネールの船の計画書を見て、ボネールがタバコ農園で奴隷を働かせるつもりだということに気づく。 母親が奴隷だったポルトスは激怒する。
もくじに戻るアトスとミレディの過去が明らかに
アトスは五年前 ミレディが木につるされて絞首刑になったときのことを思い返す。アトスは用があると言い、ダルタニアンたちにボネールを連れて先に出発するように指示する。アトスはミレディの絞首刑を実行したレミに会いにいくが、レミは自殺に見せかけてミレディが殺したあとだった。
屋敷に戻ったアトスは酒におぼれ、酔いつぶれてしまう。アトスは屋敷が燃えていることに気づく。ミレディが過去を消すためにたいまつで火をつけていた。アトスはそこではじめて妻だったミレディが生きていたことを知る。ミレディはレミを誘惑し、アトスが立ち去ったあとに助けてもらい生き延びていた。
ミレディは犯罪者であることを隠してアトスと結婚。アトスの弟トマスにそのことを知られたミレディは、トマスを殺害。アトスは仕方なく愛する妻を処刑していた。
ミレディは屋敷ごとアトスもナイフで殺してしまおうとするが、ダルタニアンがアトスを助けにくる。ダルタニアンは燃えさかる屋敷からアトスを救出する。
ミレディはドレスの生地が見たいといって、ダルタニアンが下宿する家のコンスタンスを訪ねていた。
もくじに戻るボネールは処罰をうけないことに決まるが・・・
パリについたボネールは枢機卿に面会。枢機卿は海軍強化のためにも資金が必要だった。枢機卿はスペインとの貿易協定に違反すると知りながら、資金を得るためボネールのタバコ農場の計画に賛同。枢機卿はボネールと共同出資で会社をおこし、ボネールはカリブ海にあるアンティル諸島でタバコ農場を経営することに。ポルトスたちはボネールが処罰を受けないことに憤慨。
ムニエの協力を得て、ボネールをスペインの使者に引き渡す。ボネールはスペインの牢獄行きに。協力してもらったムニエにはボネールが持ち帰った舶来品を渡した。
もくじに戻る登場人物
- フランス国王 ルイ13世
- 銃士隊のトレヴィル隊長とリシュリュー枢機卿を信頼。頼りないところがある。
- アンヌ王妃
- フランス国王 ルイ13世の王妃。スペインの出。
- トレヴィル隊長
- 銃士隊の隊長。国王に信頼されている。
- アトス
- 銃士隊の銃士。剣の名手。ミレディと結婚していた。
- アラミス
- 銃士隊の銃士。銃の名手。
- ポルトス
- 銃士隊の銃士。母親は奴隷だった。
- ダルタニアン
- ガスコーニュからやってきた血の気の多い青年。
- リシュリュー枢機卿
- 国王に信頼されている側近。親衛隊を率い、国を思い通りに動かそうと陰で画策。邪魔な銃士隊を目の敵にしている。
- ミレディ
- 枢機卿の指示で暗躍するミステリアスな女性。アトスとは結婚していた。
- コンスタンス
- ダルタニアンを幾度となくピンチから救った。下宿屋を営んでおり、ジャック・ミシェル・ボナシューと結婚している人妻。
感想
探検家と言いながら、実は奴隷商人だったボネール。最後はスペインの使者に捕まり、処罰をうけることになってほっとしました。「人の売り買いが犯罪ではない」なんておそろしい。ポルトスの話も聞いているだけで、心が痛くなるようなひどい話でしたね。
アラミスは優秀な外科医としての腕も持っているよう。麻酔代わりに、殴って気絶させる・・・。痛そう!
ついに、アトスはミレディが生きていたことを知りました。アトスとミレディは夫婦だったんですね。アトスは実は貴族の出で、ラ・フェール伯爵という事実も判明。
それにしても、お酒におぼれるアトスはボロボロでしたね。今回もわすれなぐさが登場。わすれなぐさはアトスとミレディの思い出の花でした。まだ、ミレディを愛しているアトス。燃えさかる炎の中で殺してくれと叫ぶ姿は痛々しかったですが、なんともドラマチック!
この次は何がおこるのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
- 「どんな間違いも こんなふうに正せたら苦労しないんだが・・・」
"If only all wrongs were so easily corrected."
ボネールをスペインの手に渡したあとのアトスのセリフ。アトスとミレディの関係はこれからどうなっていくのでしょうか・・・。