- 『バトル・クリーク 格差警察署』シーズン1第5話 「恋の炎」
- Battle Creek Season1 Episode5 "Old Flames"
もくじ
あらすじ
グゼヴィッチ課長の家が火事に
ファンクハウザーの独身さよならパーティー(バチェラー・パーティー)をしていると、無線にグゼヴィッチ課長の家が火事だと連絡が入る。
グゼヴィッチ課長は無事だったが、火元にはガラスの破片が残っていた。窓が開けられていたことから、火炎瓶が投げ込まれた放火だと分かる。
グゼヴィッチ課長が過去に刑務所送りにして恨んでいる人物を探していると、マイク・ロッシという人物が浮上。12年前、マイクはマネーロンダリングをしていたビジネス・パートナーを火炎瓶を使って焼き殺していた。
先週仮出所したマイクの居場所をいとこのヴィトに聞くと、ティナという元恋人のところではないかと言う。ティナはマイクとはずっと会っていないと否定。ティナにはマイクとは別の男との間にできた子供がいた。ラスはマイクがその男シェーン・マイケルズのことも狙うと確信。
シェーン・マイケルズの家に向かうとマイクの乗ったカマロが走り去るところだった。ラスの確信通り、マイクはシェーン・マイケルズを縛り、火炎瓶で火事をおこして殺害しようとしていた。
マイクに不利な証言をした いとこのヴィトを守る捜査官から連絡が入り、ヴィトの家に向かうとマイクがヴィトをダクトテープで椅子に縛りつけていた。
マイクは逮捕。刑務所送りにされて恨んでいるグゼヴィッチの家も同じように火をつけたと思われたが、マイクはグゼヴィッチのことを覚えてすらいなかった。
もくじに戻るグゼヴィッチの元恋人や息子が容疑者に
グゼヴィッチは窓が開いたときに三年前から飼っている犬のジャスパーが吠えなかったことから、元恋人の犯行を疑う。
17人の元恋人のうち、あやしいのはジョー・マイヤーズという施工業者。改修の仕事を請け負うために放火したと思われたが、甥が誤った配線をしたせいで燃えた家の改修をもうけなしでしていたことが分かる。
ラスはグゼヴィッチの息子ダニーをを疑う。ダニーはグゼヴィッチが新人だったころ、麻薬がらみの夫婦殺害現場でひとり生き残った男の子だった。グゼヴィッチに引き取られたダニーは問題を次々におこし、麻薬にまで手を出し、グゼヴィッチとは絶縁状態になっていた。
ダニーは疑われたことに憤慨。更生施設の仲間とビリヤードをしていたアリバイを提示するが、それはウソだった。ラスが問い詰めると、ダニーは火事が起こった時間にヤクを買っていたことを白状する。
捜査は振り出しに戻ってしまう。火元にあったガラスの破片をくわしく調べると、ふたつの球体だった。ふたつも火炎瓶があったことにラスは疑問をいだく。
ラスはガラスの破片が火炎瓶ではなく、ふたつのオイルキャンドルの破片だと気づく。オイルキャンドルを買った犯人はグゼヴィッチを殺そうとしたのではなく、ヨリをもどそうとした隣人のスティーブ・ハンソンだった。
元恋人のスティーブ・ハンソンはロマンティックなことをしようと手紙にふたつのオイルキャンドルを添えておいた。しかし、オイルキャンドルを倒してしまい火が燃え広がり、窓から脱出。火事を通報していた。スティーブ・ハンソンは一方的にフラれたグゼヴィッチとやり直したかっただけだった。
もくじに戻るホリーに届いた花束の贈り主は・・・
ラスはホリーに届いた無記名のバラの花束の贈り主が気になって仕方がない。
ラスはジェイコックスに花束の贈り主を調べさせる。ミルトはラスが独身さよならパーティーで酔った勢いを借りて、ホリーに花を贈ったと推測。 ジェイコックスも独身さよならパーティーが行われた店から花屋に電話があった、つまりラスが花を贈ったと伝える。
ラスはホリーと花の贈り主の話をするが、バラの花束を贈ったのは近くでカフェをやっている男性だったと分かる。ジェイコックスの話はラスの告白を後押しするためのウソだった。
ミルトに背中を押されたラスはホリーに告白しようとするが、花束を贈ったカフェをやっている男性がやってきてホリーを誘って行ってしまう。
もくじに戻る登場人物
- ラッセル・アグニュー(通称:ラス)
- バトル・クリーク市警の昔かたぎの刑事。ミルトの相棒に指名される。
- ミルトン・チェンバレン (通称:ミルト)
- FBIのデトロイト支局からバトル・クリークの出張所に移動してきたFBI特別捜査官。ハンサムでハイテクを駆使し、捜査。何もかも完璧にこなす。
- フォンタネル・ホワイト (通称:フォント)
- バトル・クリーク市警の刑事。ラスと相棒だった。
- グゼヴィッチ刑事課長
- バトル・クリーク刑事課をまとめるボス。
- アーロン・ファンクハウザー
- バトル・クリーク市警の刑事。シェイリンという婚約者がいる。
- エリン・ ジェイコックス (通称:E)
- バトル・クリーク市警の刑事。
- 二ブレット
- バトル・クリーク市警の刑事。トウモロコシのような歯をしている。
- ホリー・デイル
- バトル・クリーク市警で総務を担当している。
オープニング曲
- Lost to be found by Brandon Calhoon
ドラマの中で流れた曲
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独身さよならパーティーでラスがカーボーイの格好でダンスしたときに流れていた曲
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ラスがホリーに告白しようとしたときに流れていた曲
感想
独身さよならパーティーのラスの衣装がひどい・・・。ストリッパーの真っ赤なカーボーイの格好には笑うしかありません!しかも、カーボーイ・ハットは電飾付き!
グゼヴィッチ課長の家の火事の捜査は二転三転。恨みを持つ元犯罪者に、元恋人、はたまた息子まで容疑者リストに。三年間でグゼヴィッチ課長に17人の恋人がいると判明したときのフォントの反応がおもしろかったです。上司の私生活を調べるなんてやりにくいし、特に恋愛関係のこととなると・・・。
グゼヴィッチ課長の息子ダニーが容疑者になったことで、親子関係が修復されたことはよかったですね。ダニーも強がっていても、誰かが見捨てずに見守ってくれているだけでも心強いと感じているはず。
犯人はグゼヴィッチに悪意をもつ人物ではなく、好意をもつ人物だったのが意外でしたね。 「楽しい関係もやがて楽しくなくなる。楽しいまま終わらせたいの。"Good things change. Become not good things. I like to leave while they're still good."」 別れる予感があればあきらめもつきますが、いい時にいきなりフラれたら未練が残ってしまうのも仕方ない気がします。
ラスはホリーに届いたバラの花束の贈り主に並々ならぬ執着心を発揮。ラスはホリーのことになると理性を失ってしまうようです。
結局、花束の贈り主はホリー行きつけのカフェの男性と判明。ラスはその男性に先を越されてしまいます。取り残されたラスの背中が哀愁たっぷりで、痛々しい。
ミルトはラスの恋心を事細かに分析、ラスの恋愛カウンセラーのようになっていましたね。ラスとホリーはこれからどうなるのかも気になるところです。
ミルトは火事から人を救ってヒーローに!ラスも消火器で火を消し止めたのに・・・。消火器から漏れ出す泡がラスの気持ちとあいまって なんともおかしくて笑ってしまいました。
次回もどんな事件が待ち受けているのか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
- 「愛は魂の究極の表現だ」
"Love is the highest expression of the human soul."
ミルトが引用したパンチェン・ラマの言葉。
パンチェン・ラマはチベット仏教においてダライ・ラマの次に高位のラマへの称号。