- 『バトル・クリーク 格差警察署』シーズン1第4話 「信頼と裏切り」
- Battle Creek Season1 Episode4 "Man's Best Friend"
もくじ
あらすじ
少女のリュックからドラッグが見つかる
ラスとミルトたちは地元の小学校で出張授業を行っていた。ミルトは生徒も先生もとりこにする。
帰ろうとすると、警察犬のクッキーが逃走。10歳の少女カトリが背負っていたリュックに飛びかかる。なんとリュックの中には1㎏のヘロインが入っていた。
両親は犬が飛びかかったことをうやむやにするために、警察がドラッグを仕込んだと主張し、黙秘権を行使する。
家庭環境の調査と言いソーシャル・ワーカーと家宅捜索をしている途中、ミルトは飾ってある写真からカトリの叔父がジョーイ・フェラーロだと気づく。
ジョーイはバトル・クリーク市警の警官だった。
もくじに戻るドミニカ人の売人を逮捕する
ラスはジョーイが証拠保管庫からヘロインを盗んだと疑うが、証拠保管庫から盗まれた形跡はなかった。
ミルトは警察から逃走中の売人が投げたドラッグをカトリが拾っただけかもしれないと推理。
カトリの通学路で屋根にドラッグを投げたドミニカ人の売人を逮捕する。
ドラッグを奪い返そうとする売人に狙われるかもしれないと話し、両親を味方につけ、カトリから話を聞こうとするが、カトリはかたくなに口を閉ざす。
ラスとミルトに脅されたドミニカ人の売人は元締めの名前を吐く。元締めは逮捕されるが、元締めの持っていたヘロインはカトリが持っていたものとは成分が違っていた。
もくじに戻る事件の真相
ラスは誰かをかばって真実を話そうとしないカトリを薬物の所持で逮捕する。
ホリーは証拠保管庫のヘロインの袋の1つが重曹にすり替わっているのをホワイトビネガーを使って見つける。
ジョーイが犯人で、カトリが叔父のジョーイをかばっているとわかるが、決定的な証拠がない。
カトリを釈放し、ジョーイが自分の罪をカトリに告白するのを盗聴、録音。ジョーイは逮捕される。 ジョーイはギャンブル依存症で借金を返すためヘロインを盗み、それを知ったカトリはこっそりと持ち出して川に流して処分しようとしていたのだった。
もくじに戻るラスは元上司ブロムバーグにミルト転属の理由を問いただす
ラスはミルトがバトル・クリークに転属になった理由を聞き出そうとジェイコックスをFBIのセミナーに送り込む。
ジェイコックスはミルトの元上司ブロムバーグに話を聞くが、ウソをつかれてしまう。
ホリーはミルトとブロムバーグの妻が不倫をしたから左遷されたという大胆な推測をする。
ジェイコックスが不倫の話をするとミルトはあっさりと認め、反省していると話す。
ジェイコックスから不倫が原因で左遷されたと聞くがラスは納得できない。ラスはブロムバーグに直接話を聞きに行く。
ブロムバーグは不倫を否定。しかし、表彰式でブロムバーグの妻がミルトに惚れてしまい、半年後に離婚。ブロムバーグはミルトの転属を画策していたが、失敗。そんなとき、上の人間がミルトの転属を決めてくれたという。
ブロムバーグは恋人や奥さんをミルトに近づけるなとラスに忠告する。
もくじに戻る登場人物
- ラッセル・アグニュー(通称:ラス)
- バトル・クリーク市警の昔かたぎの刑事。ミルトの相棒に指名される。
- ミルトン・チェンバレン (通称:ミルト)
- FBIのデトロイト支局からバトル・クリークの出張所に移動してきたFBI特別捜査官。ハンサムでハイテクを駆使し、捜査。何もかも完璧にこなす。
- フォンタネル・ホワイト (通称:フォント)
- バトル・クリーク市警の刑事。ラスと相棒だった。
- グゼヴィッチ刑事課長
- バトル・クリーク刑事課をまとめるボス。
- アーロン・ファンクハウザー
- バトル・クリーク市警の刑事。シェイリンという婚約者がいる。
- エリン・ ジェイコックス (通称:E)
- バトル・クリーク市警の刑事。
- 二ブレット
- バトル・クリーク市警の刑事。トウモロコシのような歯をしている。
- ホリー・デイル
- バトル・クリーク市警で総務を担当している。
オープニング曲
- Lost to be found by Brandon Calhoon
ドラマの中で流れた曲
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子供たちのオオカミの絵が映し出されるときと最後のシーンで流れていた曲
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ホリーがホワイトビネガーを使って重曹にすり替わっていることを見つけたときに流れていた曲
まめ知識
- 毒樹の果実 "fruit of the poisonous tree"
- 違法に入手した証拠から、新たな証拠が出たとしても裁判で認められる証拠にはならないこと。
感想
ミルトは子供たちにも大人気!ラスはオオカミの絵とミルトを重ね合わせて見ていましたが、ミルトを「羊の皮をかぶったオオカミ」とでも言いたげです。
警察犬のクッキーはドラッグの臭いをかぎ分けたのはお手柄!しかし、子供に襲いかかる!! こわい・・・。
ラスの大人の犬に対する言いぐさもすごかった。「大人の犬はデカいし、カビが生えたカーペット臭いし、クソはするは、毛は抜けるは、よだれは垂らすは、寝るは、好き放題だ! ”Dogs are big and old and smell like moldy carpet, and all they want to do is crap, shed, slobber and sleep, or whatever they do.”」
ラスはバーベキューに呼ばれていなかったことを知り、大ショック。完全に根に持ってましたね。捜査よりむしろ自分だけバーベキューに呼ばれなかったことのほうが気にかかる・・・。なんとなく気持ちがわかってツライ。
ジョーイは姪のカトリも犠牲にする とんでもないクズ野郎 "scumbag" でしたね。それに比べてカトリは何を言われても最後まで叔父さんを守ろうと、黙秘を貫いたことは尊敬に値します。
ミルトが左遷されたのは上司の妻と不倫したからだと判明したと思いきや、そうではありませんでした。もっと深い理由がありそう・・・。ラスがミルトの転属理由を知りたいのは、ホリーにミルトのダメなところを見せたいからだとわかります。信頼とか言ってた割に、結局そこなの!
ジェイコックスが受けたFBIセミナーは「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」でもお馴染みのウソを見抜く微表情の授業だったようですね。みんな、目の下をピクピクさせ過ぎ。
ラスのトレーニングウェアのトレーナーがボロボロなのも、ミルトとNBAチアリーダーの情報屋との違いがくっきりと示されていて悲しい・・・。でも、親近感が湧きますね。 次回の事件も楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
- 「こちらから相手を信じれば、相手も信じてくれる」
"I believe that if you trust someone, they trust you in return." ミルトの信条と言ってもいいミルトのセリフ。これが通用するからこそ、ラスはイライラするんでしょうね。