- 『殺人を無罪にする方法』シーズン1第6話 「人身保護令状」
- How to Get Away with Murder Season1 Episode6 "Freakin' Whack-a-Mole"
あらすじ
デビッド・アレン冤罪事件
アナリーズの言葉 「司法制度は必ずしも正直者の味方ではない。真実を捏造する力を持つものが勝つ」 "The justice system doesn't always reward those who tell the truth, But those who have the power to create their own."
- 事件の関係者
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- デビッド・アレン (冤罪で死刑判決を受け、21年間服役中)
- トリシャ・スタンレー(被害者、土地開発の反対運動の先頭に立っていた。デビッドの恋人)
- ウィリアム・ミルストーン(デビッドの公判の裁判長だった。現在は連邦裁判所の判事)
- アート・トゥルッコ(州の上院議員、グリーンアッシュ不動産を経営)
- リンダ・モレリ(教師、デビッドの有罪を決定づける証言をした)
- 事件の概要
- 21年前の1993年、デビッドは恋人のトリシャを射殺したとして、状況証拠しかなかったにも関わらず死刑判決を受ける。
アナリーズはロースクールの学生だったころに出されたデビッドの死刑判決は不当だと考えていた。 アナリーズは再審理を請求し、認められる。3日後の審理に向け、アナリーズたちは無実を証明できる証拠を探す。
アッシャーとボニーは、デビッドが被害者の部屋から銃を持って出てくるのを見たと証言したリンダに会いにマンションへ行く。リンダは確かにデビッドが銃を持っているのを見たと話す。
ローレルはデビッドの公判の裁判長がアッシャーの父親 ウィリアム・ミルストーンだと気づく。 当時の検事補に話を聞くと、偽証があったと密告を受け、ミルストーン裁判長に報告したが無視されたと言う。 アッシャーは清廉潔白な父親が偽証を見逃すはずがないと反論。独自に調査を始める。
実家に帰って、父親の業務日誌を読むアッシャー。デビッドの裁判中、検察から偽証の報告を受けた日だけ記録がないことに気づく。
アッシャーの父親はデビッドの死刑判決後に、アート・トゥルッコの後押しで連邦判事になっていた。 アッシャーはトゥルッコのためにデビッドに死刑判決をくだしたのではないかという疑惑を父親にぶつける。 父親は疑惑を否定せず、アッシャーを家から追い出す。
父親が絡んでいると確信したアッシャーはアナリーズに取引を持ちかける。父親の関与を内密にすることとトロフィーをくれることを約束すれば、アナリーズにデビッドが有利になる情報を提供するという条件を出す。 アナリーズはその条件をのむ。アッシャーは州の上院議員トゥルッコが誰かに偽証させたことを話す。
徹夜でトゥルッコが偽証させたのは誰か調べる。ちょっとしたアクシデントからアッシャーは、トゥルッコが経営する不動産会社のロゴとリンダが住んでいたマンションにあったロゴが同じことに気づく。
リンダは滞納していた家賃をトゥルッコにチャラにしてもらうかわりに、デビッドが銃を持っていたと偽証していた。
アナリーズはトゥルッコが土地開発のために邪魔だったトリシャ殺害を指示し、恋人だったデビッドに罪を着せたと糾弾する。
唯一の有罪の決め手となったリンダの証言が不確かだと認められ、デビッドは自由の身に。
アッシャーはアナリーズとの約束どおりトロフィーを手に入れる。
もくじに戻るウェスはレベッカを捜すようアナリーズを脅す
ライラのケータイにあった写真がサムだと隠していたアナリーズにウェスは激怒。 トロフィーを席に返し、ウェスはアナリーズの講義を欠席する。
心配になったアナリーズはウェスの部屋へ。ウェスは警察にサムのことをバラされたくなかったら、保釈中に逃げたレベッカを捜すようにアナリーズを脅す。
アナリーズはフランクにレベッカの居場所を捜すように命じる。
ウェスに急かされたアナリーズは、フランクに送信元を消してからライラのケータイを恋人だったグリフィンの車に仕込むように頼む。
警察はグリフィンの車からライラのケータイを発見。男の裸の下半身の写真から、グリフィンがライラの浮気を知って殺したという疑いが強まる。
ウェスはレベッカを迎えに。レベッカはグリフィンへの疑いは全部ウソで、でっちあげだと怒る。ウェスはレベッカの無実を信じていると告げ、レベッカを説得し、アナリーズの元へ連れて行く。
アナリーズはライラのケータイの写真の男がサムだとバレないように壁紙を替えていた。
アナリーズの自宅にウェスとレベッカが到着。アナリーズはこれからの段取りを話し合おうと迎え入れる。 ネイトはその様子を監視していた。ネイトはフランクがグリフィンの車にライラのケータイを仕込んだ瞬間の写真も手に入れていた。
もくじに戻る5週間後 サム殺害事件の夜
かがり火を焚いて、週末にあるアメフトの試合で盛り上がる大学。
かがり火のパーティーに出かけようとしていたアッシャーは、あるはずのトロフィーがないことに気づく。
アナリーズの法律事務所の外で、アッシャーはトロフィーを返せと叫ぶ。中にはサムの死体とレベッカ、ウェス、ローレル、ミカエラ、コナーがいた。 ミカエラは図書館にいるとアッシャーにメールを送り、遠ざけることに成功する。
コナーの車にじゅうたんで巻いたサムの死体を乗せて走っていると、運悪くアッシャーに遭遇。しかし、アッシャーは電話に夢中で、コナーたちに気づくことはなかった。
その後、アッシャーはボニーとベッドを共にしていた。ボニーはこのことは秘密にするようアッシャーに頼む。そこに法律事務所にいるアナリーズから電話が。サムを捜しているアナリーズは、大変なことが起こったとボニーに告げる。
もくじに戻る登場人物
- アナリーズ・キーティング
- 敏腕弁護士・ミドルトン大学のロースクールの教授
- サム・キーティング
- アナリーズの夫・ミドルトン大学の心理学教授
- コナー・ウォルシュ
- ロースクールの学生・最初に最優秀賞であるトロフィーをもらった
- オリバー
- コナーの恋人?広告代理店のIT部門に勤務。コナーに事あるごとにハッキングを頼まれる。
- アッシャー・ミルストーン
- ロースクールの学生・有力者の息子
- ミカエラ・プラット
- ロースクールの学生。エイデンと婚約中。
- ローレル・カスティーリョ
- ロースクールの学生。恋人はカン。
- ウェス・ギビンズ
- ロースクールの学生。アナリーズのお気に入り。
- レベッカ・サッター
- ウェスが住むアパートの隣人。ライラの事件に関係があるらしい
- ライラ・スタンガード
- ミドルトン大学の学生でサムの教え子。行方不明だったが、死体で発見される。
- グリフィン・オライリー
- ライラの恋人。ミドルトン大学の学生。アメフト選手でクウォーターバック。
- フランク・デルフィノ
- キーティング法律事務所のアソシエイト。ローレルに気がある
- ボニー・ウィンターボトム
- キーティング法律事務所のアソシエイト。サムに気がある
- ネイト・レイヒ
- アナリーズの愛人・元刑事
感想
アナリーズがアッシャーを選んだのは、このためだったんですね。尊敬していた父親の不正を知ってしまったのは、つらい…。
でも、アッシャーが怒って転ぶところは笑えました。アッシャーは動きが面白い。最初の方のダンスもなんか面白かったです。深刻なドラマの中で、ちょっとした息抜きになってホッとします。
最後にボニーと関係していたのは驚き。アッシャーは自分を熟女キラーと言っていましたが、ボニーは熟女に入るのかな??人間関係が複雑になってきました。
ウェスはアナリーズを脅すという大胆な手に出ましたね。アナリーズが言う通り、根拠もなくレベッカを信じているウェスが心配です。
ネイトは警察をクビになった後も、ライラ殺人事件を調べているようです。警察に復帰するために、真犯人を捕まえようとしているのでしょうか?
ライラ殺害の真相やサムがどうしてトロフィーで殴られて死んだのか明らかになるところが早く見たいです。
ちなみに、アナリーズに選ばれた5人のことは「キーティング5」と言うそうです。ちょっと戦隊ものっぽいですね。
もくじに戻るまめ知識
- 人身保護令状 Habeas Corpus(ラテン語:ヘイビアス・コーパス)
- 不法に拘束されて自由が奪われた人を保護し、解放するために出される令状のこと。
- ケネバンクポート
- アッシャーが家族で行くと言っていた避暑地。アメリカのメイン州にある高級リゾート地。大統領だったブッシュ家の別荘があることで有名になった。
ドラマの中で流れていた曲
- ドラマの冒頭でアッシャーが踊っていた曲 Burn It (feat. Di'Alo) by Skee-Ball
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コーヒーを作り、徹夜で、偽証したのが誰か調べるシーンで流れていた曲
- アナリーズが壁紙を替え、サムを愛していると話すときに流れていた曲