- 『S.W.A.T.』シーズン4 第5話「砕け散った心」
- S.W.A.T. Season4 Episode5 "FRACTURE"
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』シーズン4 第5話「砕け散った心」のあらすじ
ゲイツ不動産会社に小包爆弾が届き、死傷者が出る。不動産会社の社長ゲイツは奴隷制への補償金支持を表明し、白人至上主義グループからネットで叩かれていたためヘイトクライムではないかと思われたが、犯人は精神を病んだチャールズ・ピアースだった。
チャールズはチョレブルという雑用請け負いアプリを使って、小包爆弾を宅配営業所へ届けさせていた。 2つ目の小包爆弾は弁護士のミーガン・ブラウンの事務所に届けられるが、無事に爆弾処理される。
チャールズは弟のレオが死んでから、病気が悪化し、被害妄想に陥っていた。 ゲイツやミーガン・ブラウンを狙ったのは、部屋の窓やバス停で彼らの写真付きの看板を見て、自分がずっと見られていると思い込んでいたからだった。
父親も精神を病んでいたタンはピザ店の奥に立てこもったチャールズを落ち着かせ、持っていた小包爆弾を床に置かせることに成功。 その隙に、ホンドーがジェット水流をかけて瞬時に爆発物を無力化できるディスラプタージェットで爆弾を処理し、チャールズは確保される。
クリス、タン、ストリートたちはマスターガンナーの検定を受け、ストリートが第38回マスターガンナーとなる。
タンはディーコンの話で、病気だった父のことで疎遠になっていた兄のジェイコブに電話をする。
ホンドーはリンチ警部補から黒人警官のリクルートキャンペーンのポスターモデルになってほしいと頼まれる。
ホンドーはただのアピールだと断るが、黒人警官のエリカにあきらめたらどうなるのかと説得され、黒人警官であることの難しさを警官自らが正直に語るリクルート説明会を開くことをリンチに提案するのだった。
『S.W.A.T.』シーズン4 第4話「逆恨み」前回のあらすじと感想はこちら≫『S.W.A.T.』シーズン4 第5話「砕け散った心」の感想
小包爆弾が爆発する
小包爆弾が送りつけられ、死者まで出る事件が発生。受け取った荷物が爆弾だったらと思うと怖い…。 しかも、小包爆弾の作り方がネットで簡単にわかるというのが最悪ですね。
犯人は精神を病んだチャールズ。 弟のレオの死で幻覚と幻聴が悪化してしまったようです。
義理の妹も精神を病んだチャールズの世話で疲弊。 病気が悪いのは分かりますが、爆弾まで作って被害妄想で人を殺してしまうのが恐ろしい…。
ほとんどの人は精神を病んでも犯罪に走ることはないはずですが、病気がその人の人格や人生、家族まで壊してしまうのが残酷。 家族だけなく、もっと他にも助けや理解があれば、チャールズを止められたのでしょうか…
タンの父親も精神を病み、自殺しようとしたことが。子どもが親の自殺を止めなけらばいけない状況を考えるだけで、胸が苦しく… それでも、タンは逃げずに、父親を責めることなく、面倒を続けたのでした。一方、兄のジェイコブは父親とは距離を置き、タンはそのことを責めていたのでした。
「みんな赦しを求めてるんだ」というディーコンの言葉で、兄のジェイコブと和解しようと電話するタン。溝を埋められるといいですね。
カウンセリングを受けるディーコンは、セラピストに「落ちても登れるだけの自信を持ってほしい」と言われることに。 落ちないようにするより、落ちても登れるようにというのが印象的。
それにしても、ジェット水流をかけて瞬時に爆発物を無力化できるディスラプタージェットなんてものがあるとは! ジェット水流で爆弾が解除できるなんて驚きました。
ライバル同士で張り合っていたクリス、タン、ストリートたち。 マスターガンナーの称号はストリートの手に。 クリスは焦るあまり余裕がなくなり、感じが悪く…
ホンドーは黒人警官のうわべだけのキャンペーンに利用されることにうんざりしていましたが、黒人警官の厳しさについて正直に語るリクルート説明会を開くことに。
警官であることと黒人であることの板挟みになりながら、少しでもよい変化を起こそうとするホンドーとエリカ。 劇的には変化しなくても、地道な努力で変化が広がっていくといいですね。