- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第9話「コード+アルテミス+核+ネメシス」
- MACGYVER Season4 Episode9 "Code + Artemis + Nuclear + N3Mesis"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第9話「コード+アルテミス+核+ネメシス」のあらすじ
亡くなったマクガイバーの父ジェームズの思い出話をみんなでしていると、大規模な停電が発生。
ロサンゼルスの送電網がハッキングされ、マクガイバーたちは対策本部へ。ライリーはランサムウェアで送電網が人質にとられたと知り、駆除しようとするが、ハッキングに使われたのはライリーが作った「ネメシス」というコードだった。
7年前、ライリーは友人のカイとペイトンと「ネメシス」をテスト。 「ネメシス」は脆弱性を指摘するためだけにするはずが、ライリーは大規模なハッカー集団「コレクティブ」に参加。 カイとペイトンを逃がし、ライリーはNSAへの不正アクセスで逮捕される。
その後、ライリーはフェニックス財団に入った。
水道電力局の防犯カメラには送電網にランサムウェアを仕込んでいるカイの姿がうつっていた。 ライリーは今はサイバーセキュリティ会社の社長をしているペイトンからネメシスのソースコードをもらい、ランサムウェアを解除するマスターキーを作る。 最初に一番送電量が多いサン・ユーロジア原子力発電所で、ランサムウェアを解除し、電力が復旧。
しかし、リブートで発電所のファイヤーウォールが一瞬、無効になった隙に侵入され、原子炉は制御不能となってしまう。 炉心温度は急上昇し、メルトダウンが起こる1800度まで5~6時間しかない。
ハッカーによって、冷却ポンプも止められてしまう。マクガイバーはジェットスキーや消防ホースで冷却ポンプを作り、海水で炉心を冷やして、メルトダウンを遅らせる。
ライリーはカイの好物 豚まんから、カイの居場所を突き止めるが、カイは雇われて送電網のハッキングをしただけで、原子力発電所のハッキングについては知らなかった。
カイはコードに履歴を残していたおかげで、黒幕の携帯を追跡できた。 黒幕の正体はペイトンだった。
ペイトンは国のサイバーセキュリティが甘すぎると大惨事を起こすことで、問題に気付かせようとしていた。 ライリーは何とか原子力発電所のシステムをハッキングしているパソコンを使い、発電所の制御を取り戻す。
発電所の職員のラスキーは水素爆発を防ぐため、バルブを開けて原子炉に窒素ガスを入れていた。 緊急停止ボタンを押せば、メルトダウンを止めることができるが、原子炉室は密閉され、ラスキーは窒息死する。
マクガイバーは全員は救えないと苦渋の決断をして、緊急停止ボタンを押す。
マクガイバーは父ジェームズが残した映像をラスと見ることに。ジェームズは数字を言い残し、映像は自動的に破壊される。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第8話「父+息子+父+女リーダー」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 第9話「コード+アルテミス+核+ネメシス」の感想
停電が発生
送電網がハッキングされ、大規模な停電が発生。
父親を亡くしたばかりのマクガイバーは大分、落ち込んでいましたね。 みんなでジェームズを追悼している最中に停電が。犬が硬子音によく反応するという話は興味深いですね。
マクガイバーは送電網のハッキングもコーデックスの仕業かと疑っていましたが、黒幕はライリーの昔の友人ペイトンでした。 7年前は、ハッキングするのは正義のためだと言っていたペイトン。しかし、7年が経ち、すっかり変わっていました。
「ネメシス」というライリーが作ったコードが悪用され、送電網がハッキングされることに。 ネメシスとはギリシャ神話に登場する復讐の女神。
雇われて送電網のハッキングをしたのは、ライリーの友人カイ。 カイがサン・ユーロジア原子力発電所にも侵入し、メルトダウンを起こそうとしているのかと疑われましたが、黒幕はペイトン。
カイもペイトンが黒幕と知らないまま、送電網のハッキングに加担させられていました。 送電網のハッキングは罠で、原子力発電所に侵入するためだったというのが、最悪ですね。
メルトダウンの危機
メルトダウンが起こるのは摂氏1800度。 原子炉は制御を失い、炉心温度はどんどん上昇。
原子力発電所にはハッキングの危険もあるというのが、おそろしいですね。
制御棒を車のブレーキに例えたり、原子力発電所をハイテクなケトルに例えたり、マクガイバーの説明が分かりやすいですね。 メルトダウンを遅らせるため、なんとジェットスキー2台と消防ホースなどを使い、冷却ポンプを作ってしまうのがすごい。
ジェットスキーがよく近くにありましたね…。
コーデックスの工作員が原子力発電所の内部にいて、妨害工作をしていると疑うマクガイバー。しかし、マクガイバーが疑った職員のラスキーは妻と子どもを避難させようとしていただけでした。
ラスキーは水素爆発を止めるため、原子炉室の中へ。 ペイトンから原子力発電所の制御を取り戻せたライリーでしたが、ラスキーが犠牲に。
「全員は救えない」と緊急停止ボタンを押すマクガイバーは辛そうでした。 コーデックスの計画から全員を救おうと思っていたマクガイバーでしたが、厳しい現実を突きつけられることに…。
ライリーの「何かを失う体験をして初めて問題があることに気付く」という言葉で、メルトダウンを起こし、サイバーセキュリティの甘さを認識させようとしたペイトン。 何百万人もの命を犠牲にして、問題に気付かせようとする過激な方法が怖い。
コーデックスの考え方とそっくりでした。
投獄されたカイは豚まんを差し入れてほしいとライリーにお願い。本当に豚まんが好きですね。まさか豚まんからカイの居場所まで突き止められるとは、意外でした。
ジェームズの遺言
亡くなったジェームズが残したのは、数字の暗号のようです。 「44 8 2 12 11 75 7 31 51 77 2 11 38 53 51 77 2 11」には、どんな意味が隠されているのでしょうか…。
メッセージが読み上げられた後には、データは破壊され、二度と見れなくなってしまうことに。まるで『ミッションインポッシブル』…。 「なんて終わり方だ」だと言ったマクガイバーの言葉がぴったりでしたね。
ジェームズが残した数字はコーデックスの計画を阻止する手がかりとなりそうです。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Jingle Bell Rock - BOBBY HELMS
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIYなど
- ジェットスキー2台と大量の消防ホース 粘着テープ 車のバッテリーで、海水で炉心を冷やすポンプを作る。
- 原子炉に窒素ガスを送り込み、水素爆発を防ぐ。