- 『LUCIFER/ルシファー』シーズン1 第2話「パパラッチの償い」
- LUCIFER Season1 Episode2 "Lucifer, Stay. Good Devil."
※ネタバレしています。
あらすじ
パパラッチに追われ、車が横転して死亡した俳優の息子ロビー・ラッセル・ジュニア。パパラッチのニック・ホフマイスターが自白して逮捕されるが、ルシファーがニックの欲望を聞き出すと誰かをかばっていることが判明する。
パパラッチの車には吸いさしのマリファナたばこがあったが、ニックはハイになっていなかった。 ニックがかばっていたのは、弟子のパパラッチ ジョシュ・ブライアントで、事故現場では他のパパラッチに紛れていた。
ニックはクロエが女優時代にクロエの父親の葬式に忍び込み、その写真で大金を稼いだ過去が。ニックは一線を越えたことを後悔し、弟子のジョシュには同じ過ちを犯さないように教えていたが、ジョシュはそれを無視。計画的に口論や薬物の過剰摂取、自殺などにセレブを追い込み、1番乗りで写真を撮っていたのだった。
ロビーを死に追い込んだジョシュは過去の過ちを後悔するニックを利用し、ニックが自分をかばって自白するように仕向けていた。
ルシファーはセラピストのリンダや天使のアメナディエルに、クロエの影響で変わってきていることを指摘される。
ルシファーとメイズは変われないことを証明しようと、ジョシュとニックを向き合わせ、それぞれに銃を与える。 ジョシュはニックを撃とうと引き金を引くが、弾は入っていなかった。 ニックのほうの銃には弾が込められており、ニックはクロエの説得にもかかわらず引き金を引いてしまう。
クロエの説得に心打たれたルシファーは天使のアメナディエルを呼び出し、アメナディエルの時間を遅くする能力を利用。その間に撃たれた弾丸を取り、ジョシュの股間を蹴り上げる。 その後、ニックとジョシュは逮捕される。
ルシファーはクロエが原因で変わっていくことにスリルを覚え、楽しんでいた。 一瞬のうちに何が起こったのかわからないクロエは、前回の犯人ジミーに面会へ。ジミーは廃人状態で、ルシファーは悪魔だとおびえ、パニック状態になる。
『LUCIFER/ルシファー』シーズン1 第1話「悪魔のバケーション」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
自分が悪魔だと信じてもらえないルシファー
芝居がかった伝道者に悪魔の顔を見せるルシファー。素顔はやっぱり怖い…。実はこの伝道者、神を信じているわけではなく、ただのパフォーマンス。それで、お金を取っていた伝道師。
寄付金集めかと思ったら、神と悪魔を利用して稼いでいただけだったようです。
自分が悪魔だと言っても、比喩だと思われて、全然信じてもらえないルシファー。セラピストのリンダにも、正直に自分は休暇中の悪魔だと話しますが、比喩だと思われておしまい。でも、比喩だと思われてよかったのかも。本気で言っていると思われたら、精神科病院に入院させられそう…。
ルシファーのか過去の名前は、サタン、ベルゼバブ、オールド・スクラッチ。サタンはルシファーと同一視されている悪魔。
ベルゼバブは「ハエの王」として知られる悪魔。ベルゼバブはベルゼブブとも表記され、サタンの別名としても扱われているそう。
そして、オールド・スクラッチも悪魔サタンの別名だそう。 悪魔にもいろいろな呼び方があるんですね。
オールド・スクラッチという呼び名は19世紀から小説などで使われ始めた悪魔の呼び名だそうです。 オールド・スクラッチというのは、あんまり悪魔っぽくない気が。
セラピーの後は、大人の時間に…。ルシファーに飛びつくリンダ! クロエが原因でルシファーが変わってきていることを指摘するなど、セラピストとしては鋭いリンダですが、仕事モードが解け、ルシファーの性的魅力の前では形無しになってしまうのが面白いですね。
リンダとの関係も続けつつ、3Pまでしていたルシファー。しかも、相手は男性と女性…。 クロエに言っていた「エッフェル塔」という体位を試したのでしょうか…。
「男2人が向き合って手を組んで女が…」という「エッフェル塔」。検索してみると「エッフェル塔」という体位は本当にあるそう…。体位にエッフェル塔の名前が付けられているのがびっくりですね。
パパラッチによる殺人事件
今回、クロエとルシファーは、パパラッチに追われて死んだ映画俳優の息子ロビーの事件を捜査。 パパラッチのニックがすぐに自白しますが、それは弟子のジョシュをかばうためでした。ルシファーにフンコロガシとあだ名をつけたられたニック。ゴキブリ野郎よりはマシ!?
ジョシュはクロエの父親の葬式に忍び込んだことを後悔するニックを利用し、罪を逃れようと画策。
警官だったクロエのお父さんはもう亡くなっていたんですね。19歳で映画『ホットタブ・ハイスクール』に出演し、そのたった2週間後にクロエの父は死去。クロエのお父さんは殉職したのでしょうか…。
クロエのお母さんは80年代B級SF映画の女王 ペネロピ・デッカー。ルシファーは映画にもくわしいようですね。ハリウッドで未だに娘ということでパパラッチに追われるということはかなりの有名人だったようです。
5年前に地獄を抜け出したらしいルシファー。ルシファーが持っているメダルは何なのか気になりますね。地獄のものなのでしょうか…。
俳優の息子というだけでパパラッチに追われる生活をしていた被害者のロビー。 真犯人のジョシュはゴシップ写真を撮るためなら、人殺しまでするサイコパス。迷惑なハゲタカのパパラッチどころか、殺人まで犯すようになっていたのが、おそろしい…。しかも、犯行時にはマリファナたばこまで吸っていたジョシュ。
薬物の過剰摂取や自殺の写真まで撮影して稼ぐなんて、人間としてもどうかしてますね。
クロエの影響で変わっていくルシファー
ルシファーはメイズと共に、ジョシュとニックに罰を与えることに。地獄にルシファーがいないせいで、悪い人間は死んでも罰を受けないことになっているようです。ルシファーとは地獄からの仲だという悪魔のメイズが強い。
なんとジョシュとニックに銃を与え、楽しむルシファーとメイズ。しかも、ジョシュの銃には弾が入っていないという余興も。さすが悪魔!
しかし、クロエの言葉で気が変わり、ニックが撃った銃弾を止めることにしたルシファー。天使アメナディエルの能力をこんな風に利用するなんて、賢い。 それにしても、天使を呼び出せるなんて、便利。手を合わせて念じるだけですぐ来てくれたアメナディエルは、けっこう、弟思いなのでしょうか。
兄アメナディエルを怒らせてしまい、「もうどうなっても知らんぞ」と言われてしまったルシファー。父である神からお灸を据えられる日も近い!?
ルシファー自身はクロエによって変わっていく自分にワクワクし、力の効かないクロエに興味津々。
クロエの娘トリクシーにも懐かれたルシファー。人形を投げて取ってこいとトリクシーを犬扱いするルシファーにはびっくり。 何でも知っていそうなルシファーも、子どものことは専門外のようです。
クロエが出演した映画『ホットタブ・ハイスクール』もネットで見ていたトリクシー。面白かったと言ってくれて一安心。架空の映画と分かっていても、一番面白かったというケーキを食べすぎてイケメンの頭にゲロを吐くシーンが見てみたくなりますね。
前回の犯人ジミー
クロエは不思議な出来事に困惑し、第1話「悪魔のバケーション」の犯人ジミーに面会へ。
ルシファーに罰を与えられたジミーは死んだと思っていましたが、生きていました。しかし、ジミーは廃人状態に。一体、地獄の支配者ルシファーにどんな罰を受けさせられたのか、想像するだけで怖い…。
ルシファーにおびえ「ヤツは悪魔だ」とパニック状態に陥るジミー。クロエもルシファーが悪魔だということを認めるのでしょうか、それとも、他の人のようにただの比喩的表現だと解釈するのでしょうか…。
『LUCIFER/ルシファー』シーズン1の登場人物・キャスト
『LUCIFER/ルシファー』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Devil's Got A Hold - THE KICKS
- Valkyrie - BATTLE TAPES
- I Need My Memory Back (feat. Aja Volkman) - THE GLITCH MOB
- King of Pain - THE POLICE
- Sweet Providing Woman - PAUL OTTEN
- Devils - SAY HI
- Fuji - MINUIT
- TenTwentyTen - GENERATIONALS
- Here Comes the Sun - JEREMY ABBOTT & LOUISE DOWD
気になったセリフをPick Up
「失敗したけど、それでもいい。変わろうとしたことが大事なの」
"You screwed up, but you know what? It's okay. You tried to change. That's what's important."銃の引き金を引こうとするニックを説得するクロエのセリフ。ルシファーもこの言葉で再び人間愛に目覚めた模様。クロエの影響で変わっていくルシファー。悪魔だけど、いいことをするように。でも、「次の問題は、彼女をどうするか」とつぶやいていたのが気がかり…。