- 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第11話「戦う者たち」
- Designated Survivor Season1 Episode11 "Warriors"
※ネタバレしています。
あらすじ
マクリーシュの副大統領就任式で狙撃されたトム。狙撃犯はマクリーシュの戦友カタランだった。
トムは命に別状はなかったが、銃弾の破片が体内に残っており、動脈を傷つけるおそれがあるため、手術をすることになる。
全身麻酔で意識がなくなり、大統領の職務が遂行できなくなるため、修正第25条が適応され、一時的に副大統領のマクリーシュが大統領代理となる。 トムはキンブル・フックストラテンにマクリーシュを見張るように頼む。
副大統領就任式で発砲したハンナは勾留されていたが、シークレットサービスのマイクにカタランのことをチャックに聞いてと密かに伝える。
大統領代理となったマクリーシュは大統領の狙撃事件で市場が混乱し、株価の下落が予測されるにも関わらず、市場を開くことを決定。市場を開くことには何か理由があるようだった。 さらに、マクリーシュは自分と狙撃犯カタランのつながりがバレないように、発見されたカタランを射殺するように命じる。
トムの手術は成功。トムは株価を回復させるために、病院の窓から手を振り無事をアピール。株価が回復し、計画が狂ったマクリーシュはがっくりと肩を落とす。
マイクの手配で、ハンナは大統領のトムと直接会い、マクリーシュについて話をすることになる。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第10話「深まる疑念」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
トムは狙撃されるが、無事
狙撃犯はネストル・ロサーノことカタランでした。全然、カタランの顔を覚えてなかったので、また別の仲間が狙撃犯かと思っていました…。
カタランはビルからトムを狙撃して暗殺しようとしましたが、弾は外れ、トムの鎖骨あたりに命中。トムが生きていて一安心しました。 命に別条もなく、意識もはっきり。
トムの暗殺が失敗し、動揺するマクリーシュ。妻のベスのほうが落ち着いていて、計画を進めるようになだめるのでした。マクリーシュよりも妻のベスがブレーンのようです。 マクリーシュが大統領になれるように、トムの手術が失敗することも願うベス。邪魔ならキンブルも排除すればいいと助言。怖い…。
大統領の暗殺で株価が下落する中、市場を開くことが目的だったマクリーシュ。一体どんな理由が隠されていたのでしょう…。しかし、トムが回復し、病院から手を振ったことで、計画は失敗したようです。
大統領代理になったマクリーシュ
狙撃されたトムは命に別状なし。しかし、銃弾の破片が残り、手術で取り除く必要が。 全身麻酔で意識がなくなり、大統領の責務を果たせなくなることから、修正第25条が適応されることに。
アメリカ合衆国憲法修正第25条第3節には大統領が職務を遂行できない時には、副大統領が大統領代理として職務を遂行すると定められています。
アメリカ合衆国憲法修正第25条 - Wikipedia
その後、大統領が上院の臨時議長および下院議長に対し、不能が存在しないという文書による申し立てを送付する時には、大統領はその職務上の権限と義務を再び遂行する。ただし副大統領および行政各部の長官の過半数、または連邦議会が法律で定める他の機関の長の過半数が、上院の臨時議長および下院議長に対し、大統領がその職務上の権限と義務の遂行ができないという文書による申し立てを4日以内に送付する時は、この限りで...
セスも例に出していたレーガンとブッシュ。1985年、レーガン大統領は大腸の手術の時に、2002年と2007年にはブッシュ大統領が大腸内視鏡検査で、副大統領に権限が一時的に委譲されたことがあるそう。 大腸内視鏡検査というのが、意外ですね。
マクリーシュを信用できないトムは、キンブルにマクリーシュを見張るようにお願い。しかし、キンブルの警告も無視するマクリーシュ。 大統領代理になったマクリーシュはさっそく、やりたい放題。ブラックマンデー並みの大暴落が起きるとみんなが反対する中、市場を開くことを決定。
日経平均株価もセリフに登場しましたね! ハンセンは「香港ハンセン株価指数」のことだそう。
アーロンも市場を開くことには反対。ホワイトハウスのスパイだと疑われているアーロンですが、マクリーシュとグルだとは思えないですね。 アーロンは本当にホワイトハウスのスパイなのでしょうか…。
トムに閣僚になるようにすすめたのはアレックスだった
トムの妻アレックスは、トムの暗殺未遂で自分が住宅都市開発長官になるべきだと言ったことを後悔。以前、トムは建築学の教授か何かだったようですね。
アレックスとトムの会話には「戦士」という言葉何度も。今回のエピソードの英題も”Warriors”(戦士)となっています。 トムが夕食を作る姿も、温かい家庭を感じて、ほっこりしますね。
息子のレオは妹のペニーとホワイトハウスに。 レオがペニーに見せたと冗談を言った映画 『レヴェナント: 蘇えりし者』。レオナルド・ディカプリオ主演の映画でかなりグロいシーンもあるそう…。
ハンナは大統領のトムと直接話す
マクリーシュは狙撃犯カタランとの関係がバレないように、カタランの射殺を命令。戦友だったカタランを口封じで殺させるなんて、ひどいですね。 自分の利益のために、大統領の権限を乱用するマクリーシュ…。
CTOC(シートック)というのは初めて耳にしましたが、どうやら犯罪者を追跡する機関のようですね。 カタランを堂々と始末し、証拠を消したマクリーシュ。
しかし、ハンナがつかんだ情報が。勾留されたハンナは誰も信用できず、黙秘。 FBIの内部部長ジョン・フォアステルもあやしいですね。持ってきたコーヒーには本当に毒でも入ってそう…。
シークレットサービスのマイクは大統領のトムに頼まれ、ハンナから話を聞こうと取調室に。 取調室の監視カメラに映らないように「君を助けたい」というメモをハンナに見せるマイク。ハンナは出ていこうとするマイクに飛びかかり、チャックに会ってカタランのことを聞くように囁いたようです。 どこに敵がいるのか分からないのが怖いですね。
チャックも訪ねてきたマイクを警戒。チャックの話でマイクも納得し、ハンナを直接、トムに会わせることに。 ついにマクリーシュの化けの皮が剝がれることになりそうですね。
マクリーシュはどうなるのでしょうか…。そして、マクリーシュの背後にはもっと大きな陰謀が存在するのでしょうか…。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト
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気になったセリフをPick Up
「誰も私たちには手を出せない。彼女(キンブル)が問題なら、排除するだけよ。」"Nothing can touch us. I told you that. And if she's a problem, we remove her, too."
マクリーシュの妻ベスのセリフ。恐ろしいことを言い始めるベス。「排除」とは、殺すこと?! マクリーシュが無理にでも市場を開いた理由も気になりますね。
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