『サバイバー:宿命の大統領』の評価は?『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第1話「指定生存者」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第1話「指定生存者」
  • Designated Survivor Season1 Episode1 "Pilot"
『サバイバー:宿命の大統領』

『サバイバー:宿命の大統領』は2016年アメリカのネットワークテレビ局ABCで放送が開始された政治サスペンスドラマ。

『24 ‐TWENTY FOUR‐』のジャック・バウアー役で有名なキーファー・サザーランドがアメリカ合衆国の大統領を演じていることが話題となったドラマです。

キーファー・サザーランド演じるトム・カークマンは住宅都市開発長官。大統領が行う一般教書演説の時に議事堂でテロが起こり、大統領も閣僚も全滅。「指定生存者」に指名されていたトムは、いきなり大統領に任命され、アメリカ合衆国大統領として難しいかじ取りを迫られることになるというストーリー。

「指定生存者」とは

大統領や副大統領、議員などが一堂に集まる一般教書演説の間、議事堂から離れた安全な場所に隔離される1人の閣僚のこと。有事にはその人物が新大統領となる。

『サバイバー:宿命の大統領』は打ち切り?

『サバイバー:宿命の大統領』はシーズン2も放送されましたが、放送局のABCはシーズン2をもって打ち切りを発表。

しかし、Netflixが『サバイバー: 宿命の大統領』シーズン3の製作を決定。 2019年に『サバイバー:宿命の大統領』シーズン3が配信される予定となっています。

『サバイバー:宿命の大統領』の評価は?

  • IMDbの点数 7.7(53,425人の評価)
  • ロッテン・トマトの評価 86%(シーズン1)
    批評家のお墨付きの証 Certified Fresh(新鮮保証)というマーク付き

いい評価なので期待できそう。

IMDbの点数の目安

海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。

ロッテン・トマトの評価の見方

プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。

さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。

日本での『サバイバー:宿命の大統領』の放送・配信情報

  • スーパー!ドラマTVでシーズン1が2018年12月4日から放送スタート。毎週火曜日に放送中。
  • Netflixでは『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1~2が配信中。2019年6月7日からは、シーズン3の配信が開始される予定。

(※本作品の配信情報は2018年12月10日時点のものです。配信・放送が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。)

※ネタバレしています。

あらすじ

アメリカ合衆国大統領の一般教書演説の日、住宅都市開発長官トム・カークマンは解任され、国際民間航空機関大使に任命されることが決まり、モントリオールへ飛ばされることになる。

そのうえ、トムは一般教書演説の間、隔離され、有事の際に新大統領となる「指定生存者」に指名される。トムと妻のアレックスは議会議事堂から離れた場所で大統領の演説中継を聞いていた。 しかし、中継が途切れ、外を見ると議会議事堂は爆破されていた。大統領も内閣も全滅し、トムはホワイトハウスでいきなりアメリカ合衆国の大統領に任命される。

大混乱の中、アメリカ合衆国の大統領となったトムは重圧感からトイレで吐いてしまう。スピーチライターのセスにはこんな苦境にトムが大統領だなんて不安だと陰口を言われる。しかし、トムはセスに会見のスピーチを頼む。

テロに乗じ、イランは西側の石油の供給を止めるべくホルムズ海峡に駆逐艦を配備。将軍は力を見せつけるためにも、すぐイランに攻撃すべきだと進言。しかし、トムはイラン大使に3時間以内に駆逐艦を撤退しなければ、イランを攻撃すると強い態度で牽制し、事態をおさめる。

FBI捜査官のハンナは議事堂の爆破は中東のテロ組織の仕業ではなく、議事堂の爆破は始まりに過ぎないのではないかと推測する。

将軍は大統領首席補佐官アーロンにトムでは大統領として、この危機を切り抜けられないと、トムの排除を相談するのだった。

感想

原題のDesignated Survivorは「指定生存者」という意味。「指定生存者」は実際にアメリカにある緊急事態対策の1つだそう。

池上彰が解説!"指定生存者"とは?「サバイバー: 宿命の大統領」いよいよ明日12月4日(火)22:00より日本初放送スタート!

【池上彰が解説する指定生存者とは?】 大統領に、もしものことがあったらどうするか。アメリカは、こうした危機管理が徹底している。たとえば大統領と副大統領が同じ飛行機に乗ることはない。大統領専用機が墜落する可能性があるからだ。副大統領に何かがあったときは下院議長、次は……というように17位までの継承順位が決まっている。

テロが起こり、いきなり大統領に!

リッチモンド大統領から住宅都市開発長官をクビにさせられ、カナダのモントリオールに飛ばされるはずだったトム・カークマンはいきなり大統領に!

議事堂の爆発で、大統領、議会、内閣も全滅となったのが衝撃的。パーカーを着てリラックスモードで演説中継を見ていたのに事態は急変!  いきなりホワイトハウスに連れていかれ、事態を飲み込めないうちにアメリカの大統領として宣誓することに。

弁護士の妻アレックスもファーストレディに。家族も大変ですね。

核のフットボールの説明も受けるトム。「核のフットボール」とは核攻撃の許可を出す機器が入ったブリーフケースのこと。「フットボール」という通称が意外。 映画のように目や指紋のスキャンは必要ないと言われてしまうトム…。大統領になっただけでも、すごい重圧ですが、核攻撃のボタンまで握ることになるなんて、想像もできないですね。

核のフットボール - Wikipedia

核のフットボール(かくのフットボール)とは、 アメリカ合衆国大統領が司令部を離れている時でも 核攻撃の許可を出せる道具が入った、黒いブリーフケースである。このブリーフケースは、 アメリカ軍の戦略的防衛システムにおいて、 ホワイトハウス地下の シチュエーションルームなどの固定された司令部に対する、移動可能な拠点として機能する。ほかに 原子フットボール、 大統領の非常用サッチェル、 核のボタン、 ブラック・ボックス、あるいは単に フットボール とも呼ばれる。

責任が一気にのしかかり、重圧感からトイレで吐いてしまうトム。吐いてしまうのも無理ないと同情…。しかも、追い打ちをかけるようにスピーチライターのセスの悪口が。

カークマンなのに、カークランドと名前を間違えられた挙句、大統領にふさわしくないと言われてしまうトム。普通の人なら怒りそうですが、トムはセスにスピーチを頼むことに。率直な意見が気に入ったようですね。

大統領の器ではないと悩んでいたトムですが、懐の深さを見ると大統領に向いているかもしれないと思わせてくれますね。 セス役を演じるカル・ペンは『Dr. HOUSE』を降板し、オバマ前大統領のもとホワイトハウスで働いていたことも!

家族を愛するトムには息子のレオと娘のペニーが。家族のシーンはほのぼの。しかし、息子のトムはクラブでドラッグを売りさばいているようです。

シークレットサービスのマイクに見つかったレオ。安全保障省のシステムを使ってプリズムで通話を調べたというマイクが怖い…。国家権力、おそるべしと思っていたら、実際はケータイの電波を追跡しただけでほっとしました。

怖がるペニーを慰めようと「父さんに怖いもんはない」というレオはやさしいお兄ちゃんですね。 それを聞いて、トムも勇気づけられたようです。

議事堂爆破は始まりに過ぎない!?

さっそく大統領になったトムには難しいかじ取りを迫られることに。 イランがホルムズ海峡を封鎖し、石油の供給を断とうと画策。将軍はイランを攻撃することを進言。まさにイランと戦争になりそうに。

トムはイラン大使と交渉、外交手段で解決することに成功。攻撃をちらつかせて、強い態度でイランの駆逐艦を撤退させることができました。トム・カークマン大統領として手腕を発揮し、危機を回避したのが爽快ですね。初仕事は無事成功。

みんな、トムのことを大統領としてはふさわしくないと考える中、奮闘するトムを応援したくなりますね。

FBI捜査官のハンナは議事堂爆発の現場捜査に参加。どうやら中東のテロ組織の仕業ではなく、議事堂の爆破事件も始まりにすぎないことが判明。 議事堂の爆破事件を起こしたのは誰なのでしょうか…。まさか国内のクーデター!?

しかも、議事堂の爆破事件は始まりにすぎないというのが恐怖…。大統領になったトムも狙われることになるのでしょうか…。

将軍はトムを大統領の座から引きずり下ろそうと画策。政治的駆け引きも必要になりそう。 トムはこの荒波の中を生き抜くことができるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

気になったセリフをPick Up

「父さんに怖いもんはないさ」

"Dad's not scared of anything."

息子レオのセリフ

怖がる妹を慰めるためレオが言ったセリフ。トムもこの言葉で勇気づけられ、大統領を続けることに。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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