- 『殺人を無罪にする方法』シーズン3第7話 「母の直感」
- How to Get Away with Murder Season3 Episode7 "Call It Mother's Intuition"
※ネタバレしています。
シーズン3第7話 「母の直感」のあらすじ
今回の依頼人は3人兄弟。レストランを経営する母親イーディスに毒である不凍液を盛り、殺そうとした罪に問われていた。母親のイーディスは子どもを支配し、いたぶって喜ぶタイプの母親で、子どもたちに恨まれていた。
アナリーズはミカエラ、コナー、ローレル、アッシャーにいままでに起こったことについて責め立てられる。 母親イーディスの気持ちがわかったアナリーズは子どもたちを懲らしめるため、イーディスが自分で不凍液を飲んだと気付き、そのことを認めさせることに成功する。
フランクはローレルの部屋にいたが、ウェスとローレルの関係を知り、ボニーのもとへ。しかし、ボニーはフランクを追い出し、フランクはローレルの前に姿を現す。
ウェスは容疑者であるチャールズ・マホーニーを目撃したとウソの証言をするが、チャールズにはアリバイがあった。
2週間後、火事から救出されたローレルは意識が戻り、ウェスの居場所を気にする。ウェスは警察の匿名の情報源としてアナリーズに不利な証言をし、全面的免責を求めていた。
シーズン3第6話 「女性兵士の罪」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
おそろしい母親
今回の依頼人は毒親のイーディスの子どもたち。ネルソン、ジャレッド、カレンの3人兄弟の口から次々と語られる母親の悪行がひどすぎる…。屈辱的なあだ名に、暴言、恋愛への干渉などなど。心理的虐待がすさまじいですね。
それでも、子どもたちが離れなかったのはイーディスはレストラン経営で成功し、資産と仕事があったからのようです。 それでも、こんな母親からは逃げるべき…。
「首を切り落としてチリスープに入れようか」「母親の皮膚でスーツを作って葬式に着ていこう」というブラックジョークには不謹慎だけど、笑ってしまいますね。
息子を愚弄し、快感を覚えているという悪魔のような母親。 しかも、自分で不凍液を飲み、不義理な子どもたちを懲らしめようと企んでいたイーディス。
子どもたちをいたぶって喜ぶような母親に対して、子どもが不義理でも文句は言えないはず! それなのに、子どもには自分をいたわってほしいなんて都合が良すぎますね。
自分が不凍液を飲んだことがバレなければ、子どもたちを刑務所送りにするつもりだったのでしょうか…。何から何までゾッとするような事件でした。
責め立てられるアナリーズ
アナリーズも毒親のイーディスにそっくりだと言われてしまうことに。アナリーズはイーディスほどひどくはないと思いますが、不安にかられた学生たちはアナリーズを責め立て、これまでの不平不満が大爆発!
キーティング5はアナリーズにとっては子ども同然。ウェス以外に責め立てられるアナリーズがかわいそうに思えます。 確かにアナリーズが強硬な手段を取ることもしばしばありますが、キーティング5を守るためだったのに…。みんな、身勝手。
それでも、言いたいことを言ってガス抜きになったことはよかったのかもしれませんね。こんなに責められても、見捨てないアナリーズもすごい。
戻ってきたフランク
戻ってきたフランクはまずはローレルの部屋に。ウェスとローレルがベッドインしたのを目撃していたのが怖い…。
次はボニーのもとへ。ボニーには最初にローレルの部屋に行ったことを見抜かれ、拒絶されるフランク。そして、またローレルのもとへ。ボニーにまで愛想を尽かされたフランクはアナリーズのもとに戻れるのでしょうか? 結局、フランクに行くところはなく、戻るしかなかったよう。アナリーズに自殺してるかもねと言われてしまったフランクは許してもらえるのでしょうか…。
成績でAをもらったローレルは酔ってウェスと電話。「大好きよ(Love you.)」と言い、気まずくなる2人。 アメリカなどで、”I Love you.”を言うタイミングは恋人同士にとっては重要で、かなり重い言葉だそう。 まだ付き合い始めたばかりのウェスとローレルにはちょっと早すぎたのかも…。
コナーとオリバーは元の鞘に納まったようですね。アッシャーも大喜び。ちょっとウザくて大げさなキャラのアッシャーですが、暗くて重い雰囲気のドラマを軽くしてくれるムードメーカーですね。
アルコール依存症の学長
アナリーズはアルコール依存症で親権を失っていたハーグローブ学長にいい弁護士を紹介。酔って子どもの乗っている車で寝てしまい、車が動き出したという学長のソラヤ。子どもたちが怒るのも当然。
病気のアルコール依存症を克服し、子どもたちが許してくれる日が来るといいですね。
今回は問題のある母親がテーマになっていました。 子どもに心理的虐待をする母親のイーディス、アルコール依存症で2人の母親のハーグローブ学長、そして、学生たちの母親的存在で学生を安心させるためならウソもつくアナリーズ。 母親も人間。完璧とはいかないよう。
2週間後
なんとウェスは匿名の情報源としてアナリーズを売ったことが判明! 他のみんながアナリーズの文句を言っていたときも黙っていたウェスがそんなことをするなんて…。
火事の犠牲者はウェスではなかったこともわかりました。キーティング5でまだ行方不明なのはコナーだけ。遺体は誰なのか気になりますね。
ウェスは全面的な免責を要求。全部自供して、まさか自分だけ、助かる気!? 「ウェスの母親のために少しでもいい生き方をするのが私たちの義務よ」と言っていたアナリーズとウェスとの間にはあれから何があったのでしょうか?
登場人物
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ドラマの中で流れた曲
- It Will Find You (Mock & Toof Remix) - MAPS
- Game - MATING RITUAL
- Devils - MAESTRO
- Fernwood - ROBOT KOCH
気になったセリフをPick Up
「キーティングと同類だな。自分の子どもを言葉で虐待する支配的な権力の鬼」"Any of you get some major Keating vibes in there? A controlling, sadistic power-monger who lies to her kids' faces, verbally abusive."
サイモンのセリフ。不凍液で殺されかけた母親のイーディスとアナリーズは同類だというサイモン。確かに厳しいアナリーズはその後、学生たちから総攻撃を受けることに。
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