- 『殺人を無罪にする方法』シーズン3第1話 「法学生の新年度」
- How to Get Away with Murder Season3 Episode1 "We're Good People Now"
ついに始まった『殺人を無罪にする方法』待望のシーズン3。 結構、忘れてしまったところがあるので、まずは『殺人を無罪にする方法』シーズン2のおさらいから。
シーズン2ではウェスの父親がウォレス・マホーニーだと判明。ウォレス・マホーニーの息子の弁護をしていたアナリーズは検察に不利な情報を渡そうとし、自動車事故に。 事故でアナリーズのお腹の子どもは死亡。
事故が起きたのは大金をもらい、盗聴器を仕掛けたフランクのせい。 その弱みを利用し、アナリーズの夫サムは不倫相手のライラをフランクに殺害させたのでした。
そして、ウェスの目の前でウォレス・マホーニーが撃たれたところでシーズン2は終了していました。
シーズン3は全15話。アメリカではシーズン4も放送済みとなっています。
シーズン2最終話第15話 「ハプストール事件の結末」前回のあらすじと感想はこちら≫シーズン3第1話「法学生の新年度」のあらすじ
ウェスを父親のもとへ連れていったのはフランクだったことが判明。アナリーズへの償いのためフランクはウォレス・マホーニーを殺害。ウェスを巻き込んだのは、アナリーズが自分に手出しできないようにするためだった。
4か月後、夏休みが終わり、9月に講義が始まるが、キャンパスにはアナリーズを「人殺し」と中傷するビラがあちこちに貼られていた。
アナリーズが担当するリーガル・クリニックでは選ばれた学生が現役の弁護士として実際に依頼人の弁護を引き受けることになる。最初の依頼人は大麻の密売で有罪となり、強制送還されそうなイラク難民のカリム・アサフ。実際に大麻の密売をしたのは娘だったが、父親のカリムはかばって刑務所行きに。
ミカエラは国選弁護人が密売の罪を認めたら強制送還の可能性があることを伝えていなかったことを突き止める。アナリーズは検察に掛け合い、重罪の密売ではなく刑が軽い所持に引き下げさせ、強制送還の必要はないと訴える。しかし、裁判長の判決は強制送還。
コナーはオリバーに別れを告げられ、ウェスは新恋人のメギーと付き合っていた。 逃亡したフランクはアナリーズが雇った男を襲う。
2か月後、アナリーズの家は炎上。運び出された遺体の顔を見て、アナリーズは泣き叫ぶ。
感想
消えたフランク
ウェスを父親のもとへ連れていったのはフランクだと判明。生物学上の父親でひどい人間だったとはいえ、ウェスの目の前で撃ち殺すなんて…。ウェスはアナリーズが自分に手出しできないようにする保険がわり。
それにしても、アナリーズがいきなり叫び出したのにはびっくりしました。ウェスも絶叫。いろいろなことがありすぎて、溜まったストレスを発散したようです。これから先もとんでもない事件が待ち受けていそうですね。
ひげと髪をそり落としたフランクはまるで別人で、怖さが倍増。 ジュエリーボックスに隠してあるケータイで連絡をとっていた男性はアナリーズが雇った殺し屋なのでしょうか?
ずっとフランクを捜させていたようです。てっきり、ケータイでやりとりしている相手はネイトかと…。 「やらなきゃやられるぞ」と言っていた男性は、フランクに襲われてしまいました。フランクはまだアナリーズの近くにいるのでしょうか?
キャンパスにはアナリーズを中傷するビラが。ただのいたずらなのか、脅しなのか…。誰の仕業か気になりますね。
オリバーとコナーは別れることに
夏休み中にキーティング5の学生と会っていたアナリーズ。 ガーデニングをしていたり、ネイトとバーベキューをしていたりと、いつもとは違うアナリーズが見られましたね。
コナーは屋上で日光浴。このとき、そばに置いてあった本はアメリカの小説家ジェイムズ・ボールドウィンの小説 『ジョバンニの部屋』(Giovanni's Room)。1956年に出版され、露骨な同性愛の描写で議論が巻き起こった作品だそうです。
コナーはオリバーを雇わないでほしいとアナリーズに頼みますが、結局雇うことに。 ハッキングをして秘密を知ってしまうよりも、近くに置いて仕事で忙殺させるほうが得策だとアナリーズは判断。アナリーズを崇拝しているオリバー。自ら危険な状況に巻き込まれていくのでした…。さらに、スタンフォード大へ転入できるチャンスを奪ったのに、逆にコナーに謝られたオリバーはこの関係はどうかしていると別れを切り出しました。オリバーがHIVに感染したときも、ふたりで乗り越えてきたのに…。
アッシャーは父親が自殺し、母親からも経済的支援を打ち切られ、寮暮らしに。なんとミカエラとの関係はいまだに続いていました!
強制送還は阻止できず
アナリーズのリーガル・クリニックにはサイモン・ドレイクという新たなライバルが登場したようです。キーティング5はアナリーズにえこひいきされていると指摘するサイモン。 優秀だと思っていたキーティング5のウェスやローレルたちの成績はなんと最下位レベルであることが判明。確かにあんなに殺人事件に関わっていたら、勉強する暇も集中することも無理そう…。
今回、弁護することになったのは強制送還されそうなイラク移民の男性。 一番いい弁護案を出したウェスが首席弁護人の座を獲得。ミカエラも強制送還を阻止しようと頑張りますが、結果は惨敗。裁判長の心証を悪くしただけだったようです。
移民裁判に勝つ確率は3%だとアナリーズが言っていたように、そう簡単にはいきませんでした。 実際に弁護を学生が担当するというのもすごいですね。
新学期前に、新学長ソラヤに呼び出されたアナリーズは「刑法入門は別の教授に」と宣告されていたことが判明。ここで、キーティング5の成績の悪さが明らかに。アナリーズはなんとかチャンスをもらえ、講義を続けられることになった模様。 キーティング5は成績をアップすることができるのでしょうか?
新学長ソラヤを演じているのは、ローレン・ヴェレス。『デクスター 〜警察官は殺人鬼』で警部補のマリア・ラゲルタ役を演じ、『アグリー・ベティ』などのドラマにゲスト出演しています。
ボニーがアナリーズに弁護を引き受けさせようとしたギャングのボスであるレイ・フォンセカ。のちのち、登場するのでしょうか? ウェスにはメギーという新恋人が。フレンドリーで明るい女性のようですね。メギーという呼び名が変わっています。ウェスはローレルと付き合うと思っていたので、意外。
2か月後
アナリーズの家は燃え盛り、誰かが亡くなったようです。一体、あの遺体は誰なのでしょうか? そして、なぜアナリーズの家は燃えているのか気になりますね。
最初のほうに流れた遺体を運ぶシーンは撃たれたウォレス・マホーニーだと思っていたら、そうではなくアナリーズの家から遺体を運ぶシーンだったようですね。 遺体を確認し、泣き叫ぶアナリーズ。遺体はキーティング5のうちの1人なのでしょうか…。 シーズン3でも、アナリーズたちがとんでもない事件に巻き込まれていくようで楽しみですね。
ドラマの中で流れた曲
- My Body - PERFUME GENIUS
- Priestess - PUMAROSA
- The Salt - DOOMBIRD
- Dirge - PERFUME GENIUS
- We Are the Ones - SON LUX
登場人物
『殺人を無罪にする方法』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
気になったセリフをPick Up
「私たちは今は善人なんだから。自分にそう言い聞かせなさい」"We're good people now.Say it to yourself until you believe it."
不安になるキーティング5に助言したアナリーズのセリフ。善人なのは「今」だけ…。また悪いことに手を染めることになりそうですね。
『殺人を無罪にする方法』シーズン3のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫