『クワンティコ』シーズン2第16話「忍び寄る影」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『クワンティコ』シーズン2第16話「忍び寄る影」
  • Quantico Season2 Episode16 "MKTOPAZ"

※ネタバレしています。

あらすじと感想

アップロードされたアメリカの機密情報「キャッシュ」がアクセスされ、出入国審査の抜け穴の情報がレベッカ・シャーマンによってダウンロードされたことがわかる。 レベッカは社交界の大物で脅されて協力していたが、抜け出すため国外へ逃げる方法を探っていたのだった。

レベッカは8つの柱の1人トーマス・ロスを呼び出して、他の協力者の情報を聞き出そうとするが、レベッカもトーマス・ロスも銃撃され死んでしまう。 ハリーが銃撃犯を追うと、銃撃犯の正体はセバスチャンだった。

レイナは部屋で襲われ、ハリーはセバスチャンに銃を向けられ、電話でアレックスに対してチームからは降りると言わされていた。

『クワンティコ』シーズン2第15話「流された偽情報」前回のあらすじと感想はこちら≫

襲われるレイナ

拉致されて偽装自殺に見せかけて殺されてしまったようなレオン。

てっきりレオンの自宅でアラビア語のサイトや図面を仕込んでいるのかと思ったら、レイナがそこに帰宅。 どうやらレイナの自宅だったようです。

あのマスク姿の2人は何者!?  またテロでも起こして、その罪をレイナたちになすりつけるつもりなのでしょうか?

レベッカは脅されていた

ニマの情報で、8つの柱うちの1人レベッカ・シャーマンが明らかに。 ダイアナは今回は弁護士の仕事で法廷に行っているためお休み。

社交界の大物で、英語ではSocialite(ソーシャライト)のレベッカ。

ソーシャライト - Wikipedia

ソーシャライトないし ソーシャライツ( Socialite)は 社交界の 名士の意。主にアメリカで用いられる用語、 アメリカ英語 の言葉である。

日本ではなじみのないソーシャライトですが、アメリカでは一般的なようでチャリティー活動を行い、「セレブリティ」と似たようなものだそう。 ドラマでは、『ゴシップガール』のブレアや『リベンジ』の主人公エミリーがソーシャライトとして登場しています。

レベッカのコンピュータを調べるため、クレイの結婚式を利用することに。 私生活まで危険にさらして潜入するのは大変…。 クレイも最初は大反対。 結局折れたクレイですが、潜入は大失敗。

記者のサーシャに個人的な質問をさせて、パスワードを聞き出すことに成功。 アナログな方法でしたね。ソーシャル・エンジニアリングという方法だそう。

ソーシャル・エンジニアリング - Wikipedia

ソーシャル・エンジニアリングとは、人間の心理的な隙や、行動のミスにつけ込んで個人が持つ秘密情報を入手する方法のこと。 ソーシャル・ワークとも呼称される。 [要出典 ]あるいはプライベートな集団や政府といった大規模な集団における、大衆の姿勢や社会的なふるまいの影響への働きかけを研究する学問である(Social engineering : 社会工学)。

しかし、潜入はレベッカにバレてしまいました。 レベッカが黒幕に脅されて協力しているだけで、捜査に協力的で一安心。 そうでなかったら、作戦全体がおしまい。

人脈が広いレベッカは他の協力者との橋渡し役。しかし、脅されて協力していたことが判明。これは意外な展開でしたね。

経済学者からラッパーまで知り合いのレベッカは8カ国語を話す中で、得意なのはボディランゲージ。 ボディランゲージを言語に加えるのが新しい。

パーティーで様々なことが行き届いているか目を配るのも、大事なことなんですね。

その才能でアレックスの本心を見抜くレベッカ。アレックスは席におさまらず、いつも上にいて、すべてを見ていると評価。まるで占い師のよう。

レベッカは射殺されてしまう

国外に家族と逃すことを条件に捜査に協力してくれることになったレベッカ。 レベッカはアレックスを歴史に残る人だと大絶賛。本人より業績が大きくなりすぎて、他のことが入らなくなると自身の恋愛について相談するアレックス。

「歴史に残るか、愛する人を全員失うか」どちらを選ぶが迫られることに。 今回は諜報員の孤独が描かれていました。

レベッカは8つの柱のうちの知っているトーマス・ロスにセントラルパークで会うことに。 しかし、2人とも銃撃されて死亡。

レベッカはしばらく息があったのに、チームの存在が明らかにならないように 助けに行くことができないのが、もどかしい。

トーマス・ロスはニューヨークの大物弁護士で、「101人目の上院議員」と呼ばれている男。アメリカの上院の定数は100。トーマス・ロスは8つの柱のうちの「法」の協力者でした。 しかし、作戦は大失敗。捜査も振り出しに戻ってしまいそうです。

【テロ活動の8つの柱】
  1. MONEY 資金 クリスチャン・ケリー
  2. GOVERMENT 政府 ヘンリー・ロアーク
  3. LAW 法 トーマス・ロス
  4. LOGISTICS 物流・兵站 レベッカ・シャーマン
  5. TECHNOLOGY テクノロジー
  6. DEFENCE 防衛
  7. MEDIA メディア
  8. IDEOLOGY イデオロギー

セバスチャンが銃撃犯だった

結婚式を利用したことで、クレイと婚約者のマキシンの関係にヒビが。 その関係を修復する手助けをしたのはシェルビー。

アメリカのドラマだと恋人や結婚相手にすべてを正直に話すことが重要だと描かれることが多いですね。 結婚式を利用するのはさすがにひどいですが、少しぐらいウソや秘密があってもいい気が…。 さらけ出すことが愛の証のようです。

シェルビーは姉だとだましていたサマルとまた連絡を取ることに。 サマル(ハイファ)はシーズン1で登場。 実は生きていたシェルビーの両親がお金を送金させるためにサマルを雇って、利用していました。

例えウソでも15年も姉として付き合って いれば、情がわいてしまいそうですね。 しかも、サウジアラビアのリヤドの情報源として役に立っているとは!

ライアンは記者のサーシャに出資金詐欺をリーク。そのことをニマに勘付かれてしまいました。 ニマのアドバイスで、ライアンはロシア出身のサーシャの弱点を探ることに。

サーシャはロシア出身だったんですね。 ロシアのスパイの可能性もあるのでしょうか?

チームに入ったハリーですが、チームプレイは苦手なようで反発。 戻ってきたハリーは薬莢を発見し、ギターケースに銃を隠した銃撃犯を追跡。 なんとその銃撃犯の正体はセバスチャン!  一体どういうこと!?

第12話「交錯する思惑」で死んだ妻のカーリーはAICで、セバスチャンも銃で撃たれてケガをしていました。 セバスチャンはあのマスク姿の2人の仲間なのでしょうか? それとも誰かに脅されて、やらされているのでしょうか?

しばらく登場しなかったレイナやセバスチャンも登場。また事件が起こりそうです。

英題の"MKTOPAZ"は組織の技術部門を指すCIAの暗号名だそう。

登場人物・キャスト

『クワンティコ』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Don't Speak for Me (True) - ANDREW MCMAHON IN THE WILDERNESS
  • For the Grace of You - TRENT DABBS
  • Joy - LUCINDA WILLIAMS
  • Love and Great Buildings - ANDREW MCMAHON IN THE WILDERNESS

気になったセリフをPick Up

アレックス「何か変。友達だけど私たちをつないでるのは過去だけ。それぞれが別の世界を生きてるみたい。私のはめちゃくちゃで、彼女のは…」
オーウェン「普通の人生?」

"You know what's so strange? She knows me, but there's nothing that connects us other than our past. It's like we existed in two separate universes Me in my crazy one and she in her…"
" Normal one? "

アレックスのセリフ

インドから来た友達家族と会ったアレックスのセリフ。諜報員や捜査官の孤独が描かれていた今回のエピソード。危険に飛び込むアレックスは平凡な人生を生きることは無理そう…。

『クワンティコ』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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