- 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第5話「妄想」
- Shades of Blue Season1 Episode5 "Equal & Opposite"
※ネタバレしています。
あらすじと感想
麻薬組織のラウール・メンデスの運び屋が逮捕され、50万ドル相当のヘロインが押収される。 ラウールはヘロインを返却するようにウォズに脅しをかけてくる。 ウォズがドニーと愛人関係だと知り、ラウールはゲイ雑誌を大量に乗せ、ウォズの車をピンク色に塗り、他の警官たちに見つけさせる。
プライドを汚されたウォズは激怒し、敵対組織のデヴォンテにラウールの縄張りをやると交渉。ラウールを男にレイプさせ、街から追い出す。
ハーリーの娘クリスティーナはマニーとこっそり付き合っていることが判明し、ハーリーは動揺する。
スタールに自宅内まで監視されていると思ったハーリーは対抗策として、スタールの自宅に隠しカメラを設置。 スタールはデートの誘い文句を練習。コールガールの女性を「ハーリー」呼び、食事に出かけるのだった。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1第4話「信頼」前回のあらすじと感想はこちら≫スタールはコールガールを「ハーリー」と呼んでデート
以前からストーカーのようにハーリーに執着していたスタール。スタールのハーリーへの気持ちはただのFBIの情報提供者ではなさそうです。
完全にFBIの捜査から逸脱している気が…。 コールガールを「ハーリー」と呼んでデート。ハーリーは映像を切らずに見ておくべきでしたね。 それを踏まえて「この捜査が終わるまでは君だけを見ている」というスタールのセリフを聞くと気味が悪くて、怖い。
それにしても、鏡に向かって食事に誘う練習をしているところを人に見られるなんて恥ずかしすぎる!
ラウールとウォズは対立
第1話「罠」に登場した葬儀屋で麻薬組織のボス ラウール・メンデスが再登場。ウォズたちの庇護下で麻薬取引をしてきたラウールは、怒らせてはいけない相手を怒らせてしまいました。
50万ドル相当のヘロインを警察に押収され、それを取り戻そうと躍起になるラウール。 そこで出てきた「引当金」とは、損害や出費を想定して積み立てておいたお金のことだそう。ひとつ勉強になりました。
引当金とは - コトバンク
ASCII.jpデジタル用語辞典 - 引当金の用語解説 - 将来予想される支出や損失を想定し、事前に積み立てておくお金のこと。
映画館でウォズとドニーがキスしているところを目撃し、ウォズの車に「ゲイ野郎」と落書き。これはひどい…。 まるで、ラウールたちとウォズたちの抗争ですね。さすがに、車の件がこたえたウォズも弱気に。しかし、ハーリーの「他の誰かに戦わせればいい」というアドバイスで起死回生の案を思いつきました。
ウォズはラウールの縄張りを与えると敵対組織のデヴォンテと取引。ラウールを拘束し、「男も女も好きなんだ」とバイセクシャルであることを宣言するウォズ。ただラウールを街から追放するだけかと思ったら、デヴォンテたちにレイプさせ、撮影。これはいくらなんでも、ひどすぎる…。フィラデルフィアに送り届けられるラウールの目が死んでいました…。
ちなみにトゥフォがフィラデルフィアは兄弟愛の街だと言っていましたが、「フィラデルフィア」は古代ギリシア語で、訳すと「兄弟愛の街」という意味になるそうです。
またしても、ウォズのおそろしい一面を見ることになりましたね。一方で、前回 バーの近くで見つけたわんこを家に引き取るというやさしい一面も…。 それでも、ウォズのマフィアのボス顔負けの制裁が怖過ぎます…。
テスは相棒のエスパーダと浮気
テスがFBIのモグラではないかと疑うウォズ。テスは夫との関係がうまくいかず、相棒のエスパーダと浮気。勤務時間中にモーテルの部屋にしけこむ2人。ウォズの疑いは晴れたテスでしたが、チーム内では寝るなとくぎを刺されることに。
あっけなくエスパーダとの不倫関係は終了。上司に浮気現場を押さえられるなんて最悪。それにしても、すぐバレましたね。
ウォズが夫の浮気に悩むテスに助言したセリフが印象的。「男は犬とおんなじだ。じゅうたんの上に小便したら、丸めた新聞紙でたたく。どうしても治らなきゃ農場に越すことを考えろ」 ウォズ自身もドニーと浮気中。浮気癖は治すのはムリそう…。
サップがFBIのモグラだと疑われる
監察官のドニーはウォズのチーム内にいるスパイを捜そうと独自に尾行。 ドニーが汚職警官の一味だと知らないスタールは尾行を中止するように要請。これで、ウォズのチーム内にFBIのスパイがいることが確実に知られてしまいました。スタールも監察官まで汚職にまみれているとは、思いもよらなかったようです。
ドニーはウォズのことをファーストネームのマットと呼ぶので、混乱。ウォズのフルネームはマット・ウォズニアック。マットって誰のことかと思ったら、ウォズのことでした。
ドニーの尾行と監視写真で、新たにサップがモグラとして疑われることに。 コールガールのソフィアにポルトガル語のレッスンをしてもらっていただけなのに…。でも、勤務時間中に教えてもらっていたのはマズイ。
ソフィアに紹介され、サップがブラジル料理を教わった「レストラン・トロピカル」。 尾行したウォズは「レストラン・トロピカル」でサップが封筒を渡す場面を目撃。 そこだけ見たら、確かに怪しく見えますね。
ウォズに目をつけられたサップ、危うし。 FBIのモグラだと決めつけられたら、どんな制裁が下されるのかと考えただけで、ゾッとしますね。
クリスティーナには彼氏がいた
ハーリーの娘クリスティーナには彼氏がいることが判明。 彼氏の名前はマニー・プエンテス。クリスティーナの車を運転し、一時停止無視とテールランプの故障で捕まっていました。
ハーリーは彼氏の存在を初めて知り、激怒! 「子宮頸がんの予防接種はしたか?」というトゥフォのからかいがハーリーをさらにいらだたせることに。 自分が悪い男にひっかかったことがあるせいで、娘に悪い虫がつかないか人一倍 心配のようですね。
そんなクリスティーナ宛に父親のミゲルから手紙が。クリスティーナが父親のことを知ったら、ハーリーとクリスティーナとの仲が壊れてしまいそうで不安ですね。
彼氏のことは問い詰めずに、クリスティーナが打ち明けてくれるのを待つことにしたようです。
スタールの自宅に監視カメラを設置
ハーリーは自宅内に監視カメラが仕掛けられていると思い、スタールの自宅に隠しカメラを設置することに。
スタールの部屋に隠しカメラを設置してくれたのは、ハーリーの教官だったキャディ。元警官だったキャディも、いまでは薬物依存。
長年の潜入捜査でからっぽになってしまったと語り、クスリを注射してハイになるキャディの姿が悲しい…。
結局、ハーリーの自宅内に監視カメラはなく、思い過ごしだったようです。
ハーリーに個人的感情を抱いているらしいスタールとの潜入捜査はうまくいくのでしょうか? ウォズに目をつけられてしまったサップの運命は⁉ 次回はどんな展開になるのか楽しみですね。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Give it to Me (feat. E-40) - TEEFLII
- Blacka - BLACKALICIOUS
- The City Below - MACKINTOSH BRAUN
- The World (Is Going Up In Flames) - CHARLES BRADLEY & MENAHAN STREET BAND
気になったセリフをPick Up
「8年の潜入捜査で2つの顔を持つ代償はでかいと学んだ。妄想から何も信じられなくなり、ウソと隠し事に心をむしばまれ、最後には空っぽに。」"Eight years vice undercover taught me hat living between two worlds comes with a price. The paranoia makes you second guess every decision. Then the secrets and lies chip away at you ill there's nothing left."
薬物依存症になってしまった元警官キャディのセリフ。FBIとウォズの板挟みで苦しむハーリーも、最後はキャディのように空っぽになってしまうのでしょうか…。
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