※前半にネタバレはありません。
『ブレイキング・バッド』のスピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』。 『ブレイキング・バッド』のシーズン2第8話から登場したうさん臭い弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたドラマです。
三流弁護士ジミー・マッギル(のちのソウル・グッドマン)がどのようにして悪徳弁護士ソウル・グッドマンになったのかが描かれています。
『ブレイキング・バッド』は、高校教師がドラッグ製造でのし上がっていく姿を描いた全米で社会現象を引き起こした伝説的ドラマ。 2013年に完結した『ブレイキング・バッド』ですが、いまだに根強い人気を誇っています。
そんな中、2015年から放送が始まったのが『ベター・コール・ソウル』。 『ベター・コール・ソウル』は、『ブレイキング・バッド』の6年前を描いた前日譚で、ソウル・グッドマンがまだ本名ジミー・マッギルを名乗っていた2002年ごろが舞台になっています。
ぜひ『ブレイキング・バッド』を見たあとに、『ベター・コール・ソウル』を視聴するのがおすすめ。『ブレイキング・バッド』のネタがそこかしこに潜んでいます。『ブレイキング・バッド』で強烈な印象を残したトゥコやチン! チン! チン! とベルを鳴らしまくるヘクターもゲスト出演するそう。
『ベター・コール・ソウル』シーズン1は全10話 1話約50分です。 シーズン4が製作されることも決定しています。
「前回のあらすじは…」というまとめが最初にないので、イッキ見向きのドラマ。ドラマ『FARGO/ファーゴ』が好きな人におすすめです。
『ベター・コール・ソウル』の評価
- IMDbの点数 8.7(204,201人の評価)
- ロッテン・トマトの評価 97%
- IMDbの点数 9.5(1,043,318人の評価)
- ロッテン・トマトの評価 95%
『ブレイキング・バッド』は、IMDbの点数が驚異の9.5! 『ベター・コール・ソウル』が霞んで見えますが、8.7でも十分にすごい点数です。 『ベター・コール・ソウル』は批評家にも高い評価を受け、エミー賞ノミネートの常連になっています。
IMDbの点数の目安
海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。
感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。ロッテン・トマトの評価の見方
プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。
さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。
日本での『ベター・コール・ソウル』の放送・配信情報
- スーパー!ドラマTVでシーズン1が2017年12月16日から放送スタート。毎週土曜日に放送中。
- Netflixではシーズン1からシーズン3が配信中です。
Better Call Saul | Netflix
本家『ブレイキング・バッド』はNetflixでシーズン1からファイナルシーズンとなるシーズン5までが配信中。
Breaking Bad | Netflix
(※本作品の配信情報は2017年12月18日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。)
『ベター・コール・ソウル』のキャスト
※年齢は2017年現在のものです。- ジミー・マッギル(のちのソウル・グッドマン)
ニューメキシコ州アルバカーキで公選弁護人をしている。報酬が少なく、金欠。ネイルサロンの奥にある小さな部屋を弁護士事務所にしている。
- 演じているのは…
ボブ・オデンカーク(Bob Odenkirk)
Bob Odenkirk
Bob Odenkirk, Actor: Better Call Saul. Robert John Odenkirk was born in Berwyn, Illinois, to Barbara (Baier) and Walter Odenkirk, who worked in printing. His ancestry includes German and Irish. He grew up in Naperville, IL, the second of seven children. He worked as a DJ for WIDB, his college radio station at Southern Illinois University Carbondale.
1962年10月22日、アメリカ イリノイ州生まれ。 身長180㎝。年齢55歳。
人気のコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』へ出演していたこともあるコメディアン。放送作家として脚本も手掛けるなど多才な才能を発揮。 『ブレイキング・バッド』のうさん臭い弁護士ソウル・グッドマン役でブレイク。ドラマの『FARGO/ファーゴ』にもゲスト出演。
映画では、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』に出演しています。
- マイク・エルマントラウト
裁判所の駐車場係で、フィラデルフィア警察の元刑事。
- 演じているのは…
ジョナサン・バンクス(Jonathan Banks)
ジョナサン・バンクス - Wikipedia
1976年あたりから本格的にテレビドラマやテレビ映画などへ出演し始め、 1978年に『 帰郷』で劇場映画デビューを果たす。それからは エディ・マーフィ主演の『 48時間』では序盤で敵に射殺されるジャックの同僚役。『 ビバリーヒルズ・コップ』ではアクセルに敵対するギャングのボスの右腕役、 スティーヴン・セガール主演の『 暴走特急』ではテロリストグループの列車運転手役などで小さな役柄ながら話題作へ出演し、キャリアを重ねて 俳優としての地位を築いた。近年では ブライアン・クランストン主演のドラマシリーズ『 ブレイキング・バッド 』で寡黙な大物マフィアの右腕、マイク役で知られている。
1947年1月31日、アメリカ ワシントンD.C.生まれ。身長174㎝。年齢70歳。
ドラマ『WITHOUT A TRACE』や『デクスター ~警察官は殺人鬼』など数多くのドラマにゲスト出演。『ブレイキング・バッド』の私立探偵マイク役でブレイク。
シットコム『モダン・ファミリー』や『コミ・カレ!!』にゲスト出演しています。
- チャック・マッギル
ジミーの兄で、ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)法律事務所の共同経営者。電磁波過敏症になり、電気を遮断した家に引きこもっている。
- 演じているのは…
マイケル・マッキーン(Michael McKean)
Michael McKean To Co-Star In 'Breaking Bad' Prequel Series 'Better Call Saul'
I have learned that veteran actor Michael McKean ( This Is Spinal Tap) is the first new cast member to join AMC's upcoming series Better Call Saul , joining Breaking Bad alums Bob Odenkirk and Jonathan Banks. The prequel to the Emmy-winning Breaking Bad, from Sony TV, centers on Odenkirk's unflappable criminal lawyer Saul Goodman before he became Walter White's lawyer.
1947年10月17日、アメリカ ニューヨーク州生まれ。身長183㎝。年齢70歳。
コメディアンやミュージシャンなど多彩な才能を発揮し、人気のコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演。 ブロードウェイではミュージカルにも挑戦。 作詞した曲『A Mighty Wind』は2004年のグラミー賞を獲得しています。
『クローザー』や『X-ファイル』、『HOMELAND』など数々のドラマにゲスト出演しています。
- キム・ウェクスラー
ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)法律事務所の弁護士。ジミーの友人。
- 演じているのは…
レイ・シーホーン(Rhea Seehorn)
レイ・シーホーン - Wikipedia
1972年生まれ。幼少期は親の仕事の関係で アリゾナ州、 ヴァージニア州、 ワシントンD.C.、そして 日本で育った。 1998年に映画『A Case Against Karen』で女優デビュー。その後もいくつかの映画やテレビドラマへ出演してキャリアを構築させていく。また 声優としてもテレビアニメシリーズの『 アメリカン・ダッド』や『 ファミリー・ガイ』などに出演した。近年では ブライアン・クランストンと アーロン・ポール主演のテレビドラマシリーズ『 ブレイキング・バッド』に登場する弁護士のキャラクター「ソウル・グッドマン」にフォーカスを当てた スピン・オフ作品『 ベター・コール・ソウル』の出演でも知られるようになった。同作品では、 ボブ・オデンカーク 演じる貧乏な弁護士ジミー・マッギル(ソウル・グッドマン)の友人で良き理解者である女弁護士キム・ウェクスラーを演じている。
1972年5月12日、アメリカ バージニア州生まれ。身長164㎝。年齢45歳。
声優としても活躍し、アニメ『ファミリー・ガイ』などに出演。 『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』や『クローザー』などにゲスト出演しています。 幼い頃、日本に住んでいたことがあるそう。
- ハワード・ハムリン
ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)法律事務所の共同経営者。家から出られなくなった共同経営者チャックにかわって、法律事務所を取り仕切っている。ジミーの天敵。
- 演じているのは…
パトリック・ファビアン(Patrick Fabian)
Patrick Fabian
Patrick Fabian, Actor: The Last Exorcism. A working actor for over 20 years whose jobs have taken him all over the country and the world, Patrick's credits include playing with everyone from Angela Lansbury to Xena.
1964年12月7日、アメリカ ペンシルベニア州生まれ。身長184㎝。年齢53歳。
『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』や『メンタリスト』、『クリミナル・マインド』など数多くのドラマにゲスト出演。 映画では『ラスト・エクソシズム』で主人公の牧師を演じています。
- ナチョ・バルガ
ドラッグ・ディーラー トゥコの手下。
- 演じているのは…
マイケル・マンド(Michael Mando)
Michael Mando - Wikipedia
Michael Mando (born July 13, 1981) is a Canadian film and television actor, writer, and director with a background in contemporary and classical theatre. He is well known for his role as Vaas Montenegro, one of the main antagonists of the video game , and for his role as Victor "Vic" Schmidt in the sci-fi thriller television series Orphan Black .
1981年7月13日カナダ生まれ。身長175㎝。年齢36歳。
『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』に主人公サラのチンピラの元カレ ヴィック役で出演。 映画『スパイダーマン:ホームカミング』にも出演しています。
※ここから『ベター・コール・ソウル』第1話のネタバレがあります。注意してください。
『ベター・コール・ソウル』第1話「駆け出し」のあらすじ
公選弁護人として日々報酬の少ない仕事を請け負っていたジミー・マッギル(のちのソウル・グッドマン)。 公金横領の疑いをかけられそうなクレイグ・ケトルマンの弁護を引き受ける寸前までいくが、クレイグの妻ベッツィが止める。
ジミーは当たり屋の兄弟と組んで、ベッツィを事故に巻き込み、弁護を引き受ける算段をつける。 しかし、当たり屋の兄弟が事故を起こしたのは、ベッツィではなく別人が運転する車だった…。
『ベター・コール・ソウル』第1話「駆け出し」の感想
モノクロの映像で始まった『ベター・コール・ソウル』。 『ブレイキング・バッド』シーズン5の第15話で「運がよくても1カ月後には、オマハのシナボンの店長だ」と言っていたソウル・グッドマン。 なんとその通り、オマハのシナボンでしがない店長をしていました。偽名はジーン。 まるで別人…。
自分自身のCMを見て、過去の栄光に思いをはせるソウル…。哀愁漂う姿が痛々しい。
タイトルの『ベター・コール・ソウル』はCMのフレーズ「ソウルに電話しよう」という意味。
そこから、ドラマは過去へ。 公選弁護人をしているジミー。 弁護しているのは死体の首を切って、犯した若者3人。 ただの不法侵入かと思ったら、とんでもないことをしでかしていた3人。 若気の至りでは済まない、完全にアウト…。
小さな弁護士事務所を開いているジミーには弁護士として成功していた兄のチャックが。 チャックは大手弁護士事務所ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)の共同経営者。
チャックは電磁波過敏症で家に引きこもっているようです。 冷蔵庫もケータイも電気もない生活。 電磁波過敏症は原因不明で、精神疾患では?とも言われているそう。
電磁波過敏症 - Wikipedia
電磁波過敏症(でんじはかびんしょう、 英: electromagnetic hypersensitivity [EHS] )または 電磁場に起因する特発性環境不耐症(でんじばにきいんするとくはつせいかんきょうふたいしょう、 英: idiopathic environmental intolerance attributed to electromagnetic fields [IEI-EMF] )とは、「ある程度の 電磁波 (=電磁場)に曝露すると、身体にさまざまな不調が現れる」とする疾病概念、心気症の一つであるとされ、健康を害する電磁場に曝されてる(という観念)事によって引き起こされると称されている症状、疾病を記述する用語である。「特発性」(idiopathic)とは原因不明であることを意味する。現状、明確に疾病概念は定まっていない。
兄のチャックは人格者で、清廉潔白な人のようです。 ただ、権謀術数や悪事には疎そう。
事務所名のハムリン・ハムリンには笑ってしまう。まるでギャグみたい。
『ブレイキング・バッド』に登場した私立探偵マイクも登場。裁判所の駐車場係をしていました。『ブレイキング・バッド』では孫をかわいがっていたマイクも裏稼業にどっぷりと浸かっていく過程が描かれるのでしょうか?
そして、ジミーは当たり屋兄弟と一芝居打とうとして大失敗。 最後に登場したのはなんとトゥコ!!
トゥコは『ブレイキング・バッド』に登場したイカれたドラッグ・ディーラーで、キレると何をするかわからない強烈な印象を残したキャラクター。 さっそくヤバすぎる状態に陥ってしまったジミー。
ジミーの黄色い車など、色が印象的。 独特の間がシュールで面白いですね。 個人的には『ブレイキング・バッド』よりも好きかも。
『ブレイキング・バッド』の小ネタがあちこちに散りばめられていて、ニヤニヤしてしまうこと間違いなし! 『ブレイキング・バッド』をもう一度見返したくなる『ブレイキング・バッド』ファンにはたまらないスピンオフ作品になっています。
『ベター・コール・ソウル』第1話の主な小ネタ
- 『ブレイキング・バッド』でソウルが言っていた通り、オマハのシナボンで店長として働いている。
- タイトルが出るシーンの自由の女神は『ブレイキング・バッド』で登場したソウル・グッドマンの事務所の屋根に飾られていたもの。
- ジミーが公選弁護人の報酬が安いと文句を言っているシーンで、ハイゼンベルクの着ていた服や帽子がラックにかかっている。
- 『ブレイキング・バッド』でソウルが乗っていた白いキャデラックが黄色のジミーの車の隣にある。
『ベター・コール・ソウル』シーズン1の感想
『ブレイキング・バッド』にも登場した凶暴なギャングのトゥコが登場し、そこから裏社会にどっぷりと浸かっていくのかと思いきや、主人公のジミーは思ったよりも真面目に弁護士として働く日々。
しかし、やっぱりジミーは元詐欺師。「滑りのジミー」と呼ばれていたジミーは自分がヒーローとなり、クライアントが増えるように自作自演…。
アメリカから独立して自分の国を作ると言い出すクライアントなど登場するキャラクターが濃い…。特に印象的なのは横領した会計係ケトルマンの妻。横領した金を自分のものだと屁理屈を並べたてるのが強烈! マイクに頼んで横領したお金をケトルマンから盗み出し、返却するのでした…。
兄チャックの裏切り
自作自演で有名になったジミーは高齢者を専門に担当することに。老人ホームで不正な過剰請求が行われていることを見抜いたジミーは弁護士のチャックと調査を開始。チャックの弁護士事務所HHMに老人ホームを集団で訴える案件を持ち込みますが、HHMのハムリンはジミーが案件に関わることを拒否。なんと兄のチャックが裏で、ハムリンに頼み、ジミーを雇わないように妨害していました。
兄さん、ひどい…。ジミーはずっと電磁波過敏症で外に出られない兄の世話を続けたきたのに…。 ハムリンが嫌なやつでジミーをことごとく妨害していると思ったら、兄のチャック。 詐欺師から足を洗い、頑張って司法試験に合格したジミーでしたが、チャックは本物の弁護士ではないと罵倒。弟を弁護士として認めていませんでした。
落ち込んだジミーは故郷のシカゴへ。そこで詐欺師仲間のマルコと再会し、詐欺を再開。人をだますことを楽しんだ2人でしたが、マルコは心臓発作で死亡…。 久しぶりに詐欺をやったことや、マルコの死で何かが変わったのか、ジミーには弁護士事務所でパートナーにもなれる話が舞い込みますが、会う約束をすっぽかし、車で走り去るのでした。
詐欺師の才能に恵まれ、口のうまいジミーは昔の興奮を思い出し、弁護士としてではなく、詐欺師の道を選んでしまったようですね。 ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリズムを口ずさみながら車を走らせるのが印象的。最後のシーンでは道路の黄色の線が映し出されました。『ベター・コール・ソウル』では黄色が印象的な色として登場していますね。
マイクの過去
『ベター・コール・ソウル』ではマイクの過去も明らかに。マイクは元フィラデルフィアの元警官。汚職警官に息子を殺されていました。マイクの息子も警官で、汚職に乗り気ではないマイクの息子を汚職警官2人が殺害。 そのことを知ったマイクは復讐のため、汚職警官2人を撃ち殺し、アルバカーキに来たのでした。
第6話で明らかになったマイクの過去は涙なしには見れないエピソードになっています。 マイクはお金に苦労している死んだ息子の妻と娘を助けるため、金を稼げる裏稼業に。そこで、トゥコの手下ナチョと会うことになったマイク。裏稼業に募集して、いきがる男を軽々と倒すマイクがクール。
ジミーはどこへ向かうのでしょうか…。シーズン2はどんな展開になるのか楽しみですね。
『ベター・コール・ソウル』シーズン2の感想
シーズン2もジミーがシナボンで働いているところからスタート。モノクロで相変わらず色褪せた生活を送っているジミー。 シーズン2でもコーヒータンブラーや車など黄色が印象的に使われています。
シーズン2では『ブレイキング・バッド』にも登場したトゥコの伯父のヘクター・“ティオ”・サラマンカも登場。 『ブレイキング・バッド』では車椅子でチンベルを鳴らすという強烈なキャラクターで登場しましたが、『ベター・コール・ソウル』ではまだ健康な姿。
そして、『ブレイキング・バッド』で麻薬捜査官のハンクを襲ったトゥコのいとこである殺し屋の双子も登場するなど『ブレイキング・バッド』ファンには懐かしいキャラクターが次々と出てきます。
デイヴィス・アンド・メイン法律事務所に高待遇で雇われたジミーでしたが、馴染めずにわざとクビに。カラフルでド派手なスーツにはびっくり。オレンジ色のスーツはまるで囚人服みたいにも見える…。 映画好きのジミーはCM撮影の腕も発揮。名演出で、心に訴えかけるCMを製作するのでした。
根っからの詐欺師のジミーは恋人のキムと共に引っかけたカモから金を騙し取ることに成功。キムまで詐欺に加担するとは驚き。 キムも詐欺のスリルに味をしめたようです。
ついにジミーとキムは共同で法律事務所を開設。顧客である銀行のメサ・ヴェルデ引き抜きでキムはもといたHHM法律事務所とバトルに。 ジミーはキムのためメサ・ヴェルデを取り戻そうと数字を入れ替え、コピー店で書類を偽造・改ざん。それがとんでもないことに。 兄のチャックはただのミスではなくジミーの関与を疑い、コピー店で頭を打って倒れてしまうのでした。
電磁波過敏症のチャックが病院に運ばれ、CTスキャンで苦しむ様子は見ていられないほど辛そう。 電磁波過敏症が悪化してしまったかに思われたチャックには計画が!
意気消沈して弁護士を辞めるというチャックを励まそうと、ジミーは自分が書類を改ざんしたと自白。なんとその自白をチャックは録音していました。 これにはびっくり! 弁護士を辞めるというのも全部計画のうちだったようですね。
マイクはやっかいなことに
右腕のナチョにまで手に負えなくなっていたトゥコ。麻薬漬けで、いつキレるかわからないというおそろしい状態。『ブレイキング・バッド』の時もぶっ飛んでいましたね。
トゥコは逮捕されたもののおじのヘクターが登場し、マイクはやっかいなことに巻き込まれることに。 マイクはスナイパーライフルを購入し、ヘクター殺害を計画。 しかし、計画はうまくいかず、車には「やめろ」とメモが。 メモを置いたのは一体誰なのでしょう?
ちなみにマイクにスナイパーライフルを売った武器商人を演じているのは、『スーパーナチュラル』で父親代わりとなってウィンチェスター兄弟ををサポートしていたボビー役のジム・ビーヴァー。『ブレイキング・バッド』でも同じく武器商人を演じ、主人公のウォルターに銃を売っています。
チャックとジミー、兄弟の確執が浮き彫りに。 チャックがジミーを目の敵にするのは、ジミーの方が母親のお気に入りで愛されていたから? できの悪い子ほどかわいいと言いますからね。
ものすごく気になるところでシーズン2は最終回に。シーズン3はどうなるのでしょうか? チャックに証拠をつかまれたジミーは逮捕されてしまう!?