- 最終回『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】第12話「永遠のパートナー」
- "BONES" Season12 Episode12 "The End in the End"
※ネタバレしています。
爆破されたラボの中に取り残された、ブレナン、ブース、アンジェラ、ホッジンズ。ブースは解除した爆弾を起爆して脱出しようとするが、ホッジンズは危険だと止める。ブレナンは爆発の衝撃で脳に異常が生じ、骨のことが分からない状態になっていた。焦るブース。しかしその後、ようやくレスキュー隊が壁を突破して彼らのもとへ。外で待っていたカミールやバジリ、現場へかけつけたオーブリーもひと安心する。 (FOXのエピソードより)『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】 第11話「宴の後」前回のあらすじと感想はこちら≫
あらすじと感想
ジェファソニアン研究所のラボが爆発。 逃げ遅れたブレナン、ブース、アンジェラ、ジャックの4人は無事だった。 しかし、ブレナンは記憶喪失になり、骨に関する知識も思い出せなくなってしまう。
ブースに復讐を誓うマーク・コバックの行方は不明。ラボに仕掛けられた爆弾のDNAから共犯者はマーク・コバックの妹だと判明。マーク・コバックの元妻と名乗っていた女性ジャニーンは実はマーク・コバックの妹だった。
記憶喪失のブレナンに代わって実習生たちが、マーク・コバックと一緒に脱獄した被害者フレッド・ウォルデンの骨からブレナンがつかんでいた証拠を発見。 骨の成分から、被害者が生まれ育った場所を突き止める。
そこにはマーク・コバックが潜伏。ブースはマーク・コバックを撃ち、乗っていた車は炎上。 爆発したラボは改修され、休職するカムに代わってジャックが所長代理に任命される。
ブレナンは失認症に
最終回のエピソードということで、『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』の思い出が散りばめられていて、まるで懐かしいアルバムのようになっていましたね。
最終回のエピソードを監督したのはブースを演じるデヴィッド・ボレアナズ。
爆発で誰かが犠牲になってしまったかと心配でしたが、全員無事! アンジェラのお腹の子も無事でホッとしましたね。
ジャックは息子だと確信。 赤ちゃんの心音を確かめる装置を即席で作ってしまうのがすごいですね。
ジャックはスナイパーだったブースを認めたり、自分を被害妄想の陰謀論者だと認めたり、成長したようです。
ブレナンは無事でしたが、爆発の衝撃で部分的な記憶喪失に。 脳梁の挫傷が原因で、複雑な情報を処理する能力に問題が。 専門的な知識を思い出せなくなってしまいました。
ボーンズが骨を見ても何もわからないなんて!ブレナン自身も相当なショックで、自分が自分で無くなる恐怖を味わうことに。
マーク・コバックには妹が
父親を暗殺された恨みでブースをつけ狙うマーク・コバック。 なんと妻だと言っていた女性はマーク・コバックの妹でした。
ラボの爆弾を仕掛けたのも、妹のジャニーン。 マーク・コバックから電話がかかってきたというのも、捜査かく乱のため。
雇ったドラッグの売人にカムのIDをバッグごと盗ませて、ラボに爆弾を仕掛けたジャニーン。 素手で爆弾を製造したことが仇になり、DNAが証拠に。
妹が妻のフリをしていたのにはびっくり。兄妹そろって、冷酷な人殺しでしたね。
団結する実習生たち
爆発のせいで、整理されていた骨もケースから出てしまいバラバラに。 できた骨の山が怖い…。
集団墓地のようだと言う実習生のブレイ。それに対して法人類学者のブレナンはグアテマラの集団墓地はもっとひどかったと語るのでした。
骨に関する知識を思い出せないブレナンの代わりに奮闘する実習生たち。 今回は
- アラスト・バジリ
- クラーク・エジソン
- ウェンデル・ブレイ
- ジェシカ・ウォレン
- デイジー・ウィックの5人が大集合。
見事、以前ブレナンが見つけていた証拠を発見。鉛中毒で被害者の骨の一部が軽いことに気付き、歯から育った場所を探ろうとしていたことを突き止めました。
マーク・コバックが被害者を脱獄する相手に選んだのは隠れ家を持っているから。被害者の生まれ育った家にマーク・コバックが潜伏していると判明。
マーク・コバックの居場所を突き止めることに成功しました! ブレナンの教えがちゃんと受け継がれていましたね。
骨のことは忘れてしまっても、実習生たちとの思い出や被害者たちの名前は忘れていないブレナン。
- アラスト・バジリ カムからプロポーズ
- クラーク・エジソン 本を出版
- ウェンデル・ブレイ 父親を偲んでタバコを耳にかけていた
- ジェシカ・ウォレン Twitterのツイートをブレナンに教えた
- デイジー・ウィック マルク諸島でブレナンと一緒に襲撃者と戦った
マーク・コバックを追い詰めるブースたち
ブースたちはマーク・コバックの潜伏場所に突入。 マーク・コバックの車にひかれて、脱臼して手が動かなくなったブース。
手が動かなくなったと叫ぶブースを心配していたら、記憶を取り戻したブレナンが「尺骨遠位端の掌側脱臼を起こしてるの」と言って、あっという間に治してしまいました。ボーンズが復活!
ブースがピンチの時に、記憶を取り戻したブレナン。2人の絆は最強ですね。
ブレナンやブースたちを苦しめた犯人のマーク・コバックはブースに撃たれて死亡。最後は派手に車ごと大爆発。 ブースとブレナンは無事に生還しました。
最終回ということで、誰かが死んでしまうことを覚悟していましたが、みんな元気でよかった…。 シーズン12で死亡してしまったのは、ブレナンの父親マックスでした。
ロサンゼルスに栄転予定だったオーブリーはワシントンD.C.にとどまり昇進することに。
ジェシカとは破局してしまったオーブリーですが、プロファイラーのカレンと新しい恋が始まりそうでしたね。 失恋したオーブリーにフライドチキンの差し入れとは、さすがプロファイラー。大食いのオーブリーの心をがっちりつかんだようです。
ラボを片付け、思い出に浸るブレナンたち
爆発で破壊されてしまったラボは改修されることに。 それぞれが思い出の品を片付ける場面が印象的でしたね。
ジャックに渡された「レッドアイ」はビールやトマトジュースのカクテルのことではなく、ドリップコーヒーに1杯のエスプレッソを加えた眠気覚ましにぴったりのコーヒーのことだそう。 ブレナンの失認症もほぼ治り、一安心。
シ-ズン6第22話「心の傷」で亡くなった実習生ビンセント・ナイジェルマリーのラボに飾られていた写真も登場。
- ジャックは怒りを抑えるために手首にはめて、はじいていた輪ゴムを取り、ザックとクリスマスに撮った写真を発見。
- カムはアラストから贈られた本や養子にしたミシェルとの思い出の品のペアの塩・胡椒入れを発見。
- ブレナンは母親の遺品のイルカのネックレス、父親マックスとの写真を見つけ、それぞれ感慨にふけるのでした。
ジャックがカムの後任に
ジャックとアンジェラが製作した飛び出す絵本には昆虫になったブレナンたちが登場。
ブレナンは甲虫に、カムはイモムシに。
アリはブースで、チョウはアンジェラ、ハチがジャックみたいですね。 オーブリーだけは昆虫ではなく、探検家になっているようです。
メンバーが虫になっているのが、「バグ・ガイ(虫男)」と呼ばれるジャックらしい。
結婚したカムとアラスト・バジリは施設の3人兄弟を養子にすることに。 楽しい大家族になりそうですね。
そして、休職するカムに代わってジャックが所長代理に! ブレナンがカムの後任になるとばかり思っていたので、サプライズな発表でしたね。いつもは自分が1番だと考えるブレナンですが、現状で満足しているとジャックを所長代理に。
名実ともに「ラボのキング」になったジャック。とっても うれしそう。大喜びするジャックはまるで子どもみたいで、おもしろかったですね。
幕を閉じる『BONES』
ジェファソニアン研究所前のベンチに座って語り合うブレナンとブース。
ブースの息子パーカーの描いた絵や、 シーズン2の第4話「殺人ゲーム」でブースがプレゼントした豚の置物のジャスパー、 シーズン10第1話「大いなる犠牲」で亡くなったスイーツの本がブレナンの思い出の品として登場。
4時47分。爆発したときに止まった時計を改修後のラボに飾ることに決めるブレナン。 2人でダイナーに子どもたちを迎えに行くところで終わりを迎えました。
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』でデジタル時計やタイマーが4:47、ブースの銃のブリーフケースのコードが447だったりと、あらゆるところで登場した447という数字。爆発した時間も4時47分。「物事が終わりそうだったが、終わらなかった」象徴の意味だとブレナンによって明らかになりました。
あちこちに以前の『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』のエピソードが散りばめられていて、また『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』を最初から見たくなるような仕掛けでしたね。
ついに最終回。さみしいですが、ハッピーエンドを迎えました!
2005年から2017年まで12年間に渡って放送された『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』。通算246話で幕を閉じました。
頭がいいけど、変わり者、目を細める「スクインツ」"squints"ともお別れ。 ちなみにsquintは、(光がまぶしい時や銃のねらいをつける時のように)目を細くして見ることという意味。
リバイバルの可能性もあると報じられた『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』。ニュース:『BONES』はまだ終わらない!? リバイバルで復活か | 海外ドラマNAVI
2005年より続いてきた大ヒット犯罪捜査ドラマ『BONES −骨は語る−』のシリーズ最終話の撮影が終了したと以前お伝えしたが、すでにスタッフはリバイバルの可能性を検討しているという。米TV Lineが伝えた。 今月3日(火)にFOXにて最終となるシーズン12の放送が始まった同作について、製作総指揮・
すぐには無理そうですが、何年かあとに、復活するといいですね。
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』キャストたちのその後を追跡調査!>>
【FOX】「BONES」シーズン12 予告編 -さよならボーンズ-
12年のロングランの最後を飾る涙のファイナル・シーズン!! 人付き合いが苦手な超理論派、法人類学者のブレナンと、直感的で体育会系のFBI捜査官ブース。全く異なるタイプの2人が現場に残った被害者の"骨"から証拠を見つけ、事件を解決へと導く。 10年以上の歳月に渡り世界中のファンから愛され続け、ついに最終章を迎える! 番組詳細はこちら https://goo.gl/tDTSLt
登場人物・キャスト
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】登場人物・キャストの紹介はこちら≫
捜査に関する専門用語など
今回の助手は…- アラスト・バジリ
- クラーク・エジソン
- ウェンデル・ブレイ
- ジェシカ・ウォレン
- デイジー・ウィックの5人。
- 聴診器とビーカーで胎児心拍計の代わりに
- アンジェラのお腹の赤ちゃんが無事が知るために作成。
- 高融点爆薬とバインダー剤
- 犯人が素手で成形し、DNAが残っていた。
ドラマの中で流れた曲
- Almost Home (feat. Damien Jurado) - MOBY
- Out the Blue - JOHN LENNON
気になったセリフをPick Up
「治らなかったら?知性は私のすべてよ。私には知性しかないのに。これまで、親がいなくたって、私には誰にも理解できないことが理解できた。私のこの頭脳、考えが私そのものなの。これまではね。今はどうだか。何もわからないの。私を形作ってたもの、 それが消えたなら、私は誰?」
"What if I don't? I mean, so much of my life, my intelligence is all I've had. You know, I I may not have had a family, but I understood things that nobody else could. My my brain, the way I think, is who I am. Who I was. I Now I-I don't know, I'm I don't know anything, Booth. I mean If the thing that made me me is gone who am I ?"
アイデンティティを失い、混乱するブレナンのセリフ。 自分が愛する人だと慰めるブース。 シーズン8の第24話でブレナンがビーフジャーキーを渡してブースにプロポーズしたことを思い出させるのでした…。 トニーとロキシー、ワンダとバックとして潜入捜査したこともいい思い出ですね。
2人の曲「ホット・ブラッディッド」。Foreigner - Hot Blooded
Foreigner's official live video for 'Hot Blooded'. Click to listen to Foreigner on Spotify: http://smarturl.it/ForeignerSpot?IQid=HotB As featured on Classics.
『X-ファイル』のモルダーとスカリー以上の名コンビだというブース。ブレナンは意味が分かっていませんでしたが、残りの人生を相棒のブレナンと過ごしたいと言うブースの言葉は感動的でした。 公私ともパートナーのブレナンとブース。絆の強さが確かめられたシーンでしたね。
ブレナンとブースの名コンビもこれで見納め。さよなら、『BONES』…。
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