Netflix、Amazon、Huluなど動画配信サービスは急成長。オリジナルドラマがエミー賞を受賞するなど、クオリティも高く評価されています。 アメリカでもテレビを見る時間が減り、スマホなどで動画を見る時間が増えています。
動画配信サービスの視聴ランキングは各社が情報を開示しないため、テレビの視聴率と比べると分かりにくくなっているのが現状。
しかし、アメリカの調査会社Parrot Analyticsが独自にデータを解析。Netflix、Hulu、Amazonそれぞれのオリジナル人気番組ランキングを割り出しています。 調査による2017年9月の人気番組ランキングを見ていきましょう。
※配信情報は古くなっている場合があります。公式サイトで配信中か確認してください。
まずはNetflix から。Netflix
1位『ナルコス』
Netflixで2015年から配信されている犯罪ドラマ。 1980年代のコロンビアの麻薬組織「メデジン・カルテル」とアメリカの麻薬取締局（DEA)の攻防をリアルに描いた骨太なドラマです。麻薬組織「メデジン・カルテル」のボス パブロ・エスコバルは実在したコロンビアの麻薬王。 タイトルの『ナルコス』 は麻薬密売人を意味しています。
かなり凄惨なシーンもあり、ドラマの間に実際の映像や写真が挿入されるため、リアルすぎてどこからがフィクションなのか分からなくなるほど。
莫大な富を築いた麻薬王パブロ・エスコバルのとんでもない人生が描かれていて、驚くこと間違いなし。麻薬王でありながら大統領になろうとしたり、証拠を消すために裁判所ごと襲わせたりと、実話を元にしているというのが信じられないほどの衝撃的な出来事が続発。
汚職にまみれたコロンビアの政治や政治に介入するアメリカ、カルテル同士の縄張り争い。今なお続く麻薬戦争の一端を見ることができます。 パブロ・エスコバルを演じたワグネル・モウラはゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役のペドロ・パスカルがDEA捜査官ハビエル・ペーニャを演じています。
Netflix では『ナルコス』 シーズン1～3までが配信中。シーズン4も製作される予定ですが、メキシコで『ナルコス』シーズン4のロケ地を探していたスタッフが射殺体で発見。安全面の確保が問題になっています。
2位『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
Netflixで2016年から配信されているSFドラマ。世界中で大ブームを巻き起こしている作品です。
1983年11月6日、インディアナ州の国立研究所付近で、12歳の少年ウィル・バイヤーズが失踪。 母親は必死に捜しますが、ウィルは見つからず、不思議な能力を持った少女０11（イレブン）が出現。友達のウィルを捜す少年たちはイレブンと共に、ウィルを救い出そうと奮闘するというストーリー。
80年代の『E.T.』『スタンド・バイミー』などの名作映画にオマージュを込められて作られ、どこかで見たことのあるような懐かしい80年代の雰囲気が特徴。 行方不明になったウィルを探し出そうと団結する子どもたちの友情や80年代の古き良き世界観、不気味さや怖さもあるSFミステリードラマに仕上がっています。
シーズン1は全8話で気軽に見れるのも特徴で、ハマってしまい、1日でイッキ見する視聴者も続出。 ウィルの母親を演じるウィノナ・ライダーも絶賛されています。
エミー賞では18部門でノミネート。 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン2は全9話が10月27日に一挙配信されたばかり。 大ヒットしている『ストレンジャー・シングス 未知の世界』ですが、クリエイターはシーズン4で完結させる予定であることをインタビューで答えています。
3位『オザークへようこそ』
Netflixで2017年から配信されているサスペンスドラマ。 ブルースと麻薬カルテルの資金洗浄をしていたマーティ・バード。ブルースが勝手に金を盗んでいたのですが、マーティも共犯者だと思われ、殺されそうに。とっさに、オザークで新しい資金洗浄プランがあるとカルテルを説得。マーティはリゾート地でもあるオザークへ家族と共に引っ越し、カルテルのために働くというストーリー。
主人公のマーティ・バードを演じるのは、映画『JUNO/ジュノ』『モンスター上司』、ドラマ『ブル～ス一家は大暴走』のジェイソン・ベイトマン。 マーティの妻を演じているのは、ドラマ『キャシーのbig C いま私にできること』のローラ・リニー。
主人公のマーティ・バードを演じるジェイソン・ベイトマンは製作総指揮として参加、いくつかのエピソードで監督を務めています。 ドラッグが絡んだドラマ『ブレイキング・バッド』や『BLOODLINE ブラッドライン』が好きな人におすすめのドラマです。
『オザークへようこそ』はNetflixでシーズン1が配信中。 批評家や視聴者から高い評価を得ている『オザークへようこそ』 はシーズン2への更新が決定しています。
4位『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』
Netflixが2013年から配信しているコメディドラマ。2010年に刊行されたパイパー・カーマンのノンフィクション小説『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 女性刑務所での日々』を原作にしています。
主人公は、ニューヨークのお嬢様育ちで婚約者もいるパイパー・チャップマン。パイパーは10年前に当時のレズビアンの恋人の麻薬密輸を手伝ったという理由で逮捕、刑務所送りに。
題名の『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』は「オレンジがトレンドの色」。つまり、囚人服のオレンジ色を指しています。 「～is the New Black」は慣用句で、「～は流行りの色、トレンドの色、次のファッションの新定番」という意味があります。
お嬢様育ちのパイパーが嫌がらせをうけながら他の囚人たちと反目したり、協力したりして刑務所内をサバイバル。個性的な受刑者や看守も登場。それぞれの受刑者が罪を犯した背景が丁寧に描かれていくのも見どころです。
刑務所内のドラマなので重いかと思いきや絶妙なコメディタッチで描かれています。15か月の懲役刑になったパイパーが生き抜く術を身に着け、女子刑務所での厳しい生活に耐え抜いていきます。 主人公のパイパー・チャップマンを演じるのは、映画『一枚のめぐり逢い』『アルゴ』のティラー・シリング。
エミー賞受賞、ゴールデン・グローブ賞ノミネートほか、アメリカ国内で30以上の賞を受賞し、大人気のコメディドラマです。
Netflixでは『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の吹替版・字幕版共にシーズン1～5まで配信。 シーズン7までの製作が決定しています。
5位『Marvel ザ・ディフェンダーズ』
Netflixが2017年から配信しているアメコミを原作にしたヒーローアクションドラマ。 Netflixマーベルのオリジナルシリーズ『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』、『アイアン・フィスト』に出演するヒーローたちが「ディフェンダーズ」として集結。街の安全を守るため力を合わせ、悪の組織「ヤミノテ」と戦いを繰り広げていくというストーリー。
アメコミというとエンターテインメント性が重視され、子供向けだと思われがちですが、Netflixマーベルのオリジナルシリーズはハードで犯罪ドラマに近い大人向け。
それぞれのドラマだけでも楽しめますが、 Netflixマーベルのオリジナルシリーズはリンクしているので、時系列順に- 『デアデビル』
- 『ジェシカ・ジョーンズ』
- 『デアデビル シーズン2』
- 『ルーク・ケイジ』
- 『アイアン・フィスト』
- 『ザ・ディフェンダーズ』
ディフェンダーズ達の宿敵アレクサンドラ役は、映画『エイリアン』のシガニー・ウィーバーが演じています。
『ザ・ディフェンダーズ』の次は『ウォーキング・デッド』でシェーン役を演じたジョン・バーンサルが主役を務める『パニッシャー』が2017年11月17日（金）に配信される予定です。
Amazon
第1位『高い城の男』
2015年からAmazon プライム・ビデオで配信されている歴史改変SFドラマ。映画『ブレードランナー』の原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』などを書いたSF小説家フィリップ・K・ディック。そのフィリップ・K・ディックの同名小説『高い城の男』をドラマ化した作品。
第二次世界大戦で日本とドイツが勝利し、アメリカを分割して占領しているという世界を描いています。 ナチスドイツがアメリカの東海岸を、日本が西海岸を統治。1962年、自由が失われたアメリカでは、圧政に抵抗するレジスタンス運動が広がっていました。
そんな中、主人公のジュリアナは第二次世界大戦の結果が逆でまったく違う世界が撮影されたフィルムを妹から殺される直前に託されます。ジュリアナは希望を胸に、フィルムの謎とそのフィルムを製作したという「高い城の男」を捜すというストーリー。
アメリカ国旗に鉤十字がデザインされた旗がドイツの占領地、旭日旗をモチーフにした旗が日本の占領地を示しています。 ニューヨークのタイムズ・スクエアのど真ん中にハーケンクロイツが表示されているのが、かなり衝撃的。ヒトラーは存命で、アメリカに原爆が落とされたという設定になっています。
製作総指揮は映画『エイリアン』『ブレードランナー』を監督し、ドラマ『グッド・ワイフ』の製作総指揮を務めたリドリー・スコット。 主人公のジュリアナを演じるのは映画『タイタンの戦い』、『ミスト』、『ディファイアンス』のアレクサ・ダヴァロス。
レジスタンス活動に加わるジョー・ブレイクを演じるのは、ドラマ『BONES』で助手のフィン・アバーナシー役だったルーク・クラインタンク。 ナチスの親衛隊大将ジョン・スミスを演じるのは、『女王ヴィクトリア 愛に生きる』でメルバーン卿役のルーファス・シーウェル。
日本人の貿易担当大臣を『HAWAII FIVE-0』や『リベンジ』のケイリー＝ヒロユキ・タガワが演じています。
主人公のジュリアナが合気道を習っていたり、街には「厚生労働省」や「居酒屋」という日本語の看板も。日本語が変だったり、ちょっと日本の雰囲気とは違うところが気になりますが、ドイツや日本、レジスタンスが「高い城の男」をめぐってそれぞれの思惑が絡み合っていきます。
エーデルワイスの曲が流れる中、静かにアメリカが占領されていくオープンングがとても印象的です。
Amazon プライム・ビデオでは2位『The Tick／ティック ～運命のスーパーヒーロー～』
シリーズ化されるAmazonオリジナル作品を決定するアンケート「Amazonパイロット・シーズン」で選ばれた作品です。「Amazonパイロット・シーズン」とは、第1話を配信し、アンケートの結果でシリーズ化するかを決定するシステム。
『The Tick／ティック ～運命のスーパーヒーロー～』は2017年にシーズン1がAmazon プライム・ビデオで配信された約30分のアメコミヒーロ―をパロディしたコメディ。
原作は1980年代のアメコミ「The Tick」。2001年に実写化されたシットコム（シチュエーション・コメディ）をリブートしたのが『The Tick／ティック ～運命のスーパーヒーロー～』です。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 のオープニングようなアニメーションで始まる『The Tick／ティック ～運命のスーパーヒーロー～』の第1話。 スーパーヒーローが身近にいる世界が舞台。アーサーは死んだと思われている悪党のテラーが生きていると信じ、調査をしていました。そこに現れたのが青いコスチュームを身に着けたスーパーヒーロー「ティック」。アーサーはティックとコンビを組んで、悪党と戦い、街を救うというストーリー。
全身真っ青なコスチュームで、虫みたいな触覚があるティック。触覚が動くのが、なかなか面白いですが、コスチュームはお世辞にもかっこいいとは言えない仕上がり…。
ほぼ不死身で、反射神経が猫並みのティック。コスチュームも防弾仕様なのか、撃たれても無傷。 ティックは運命の女神と話せるというかなり変わったスーパーヒーロー。トラウマを持っているアーサーもヒーローになるのですが、コスチュームがダサい…。
全体的にユル～い雰囲気で、ニヤニヤ笑えてくるドラマです。特撮ヒーローやヒーローギャグが好きなひとにおすすめ。 第1話にはウーピー・ゴールドバーグが本人役で出演しています。
1話は30分ほどの長さで、全6話が配信されています。
Amazon プライム・ビデオでは『The Tick / ティック～運命のスーパーヒーロー～ 』(吹替版)と
『The Tick / ティック～運命のスーパーヒーロー～』 (字幕版)でシーズン1を見ることができます。
3位『グランド・ツアー』
『グランド・ツアー』は2016年からAmazonプライム・ビデオで配信されている自動車番組。BBCの人気自動車番組『トップ・ギア』の司会を務めていたジェレミー・クラークソン、ジェームズ・メイ、リチャード・ハモンド3人による番組で、事実上BBCを不祥事により解雇されたジェレミーたちが移籍した番組です。スタッフたちも、ほとんどが元『トップ・ギア』の製作陣。
『トップ・ギア』と変わらず3人がヤンチャを繰り広げる、自動車オタクや『トップ・ギア』ファンにはたまらない番組になっています。
「セレブリティー・ブレインクラッシュ」という自動車とは何の関係もないコーナーも。セレブをゲストに迎えようとするのですが、ゲストは誰もたどり着かず、様々な事故で死んでしまうというシュールな内容。 『ハート・ロッカー』『アベンジャーズ』のジェレミー・レナーや『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーなど豪華ゲストが呼ばれていますが、ことごとく死亡しています。（もちろんギャグです）
自動車にくわしくなくても、面白い番組になっている『グランド・ツアー』。 Amazon プライム・ビデオでは4位『トランスペアレント』
2014年からAmazonプライム・ビデオで配信されているLGBTや家族の絆を描いたドラマ。 長年トランスジェンダーであることを隠し、男性として生きてきたモートン。モートンは60歳を越えて3人の子どもたちにトランスジェンダーだと告白し、女性のモーラとして生きていくことを宣言。トランスジェンダーのモーラとその家族を描いた物語です。
タイトルの“Transparent”（トランスペアレント）とは、「透き通った、透明な」という意味。そして、「transgender（トランスジェンダー）」と「parent（親）」を組み合わせた造語である「Transparent（トランスジェンダーの親）」というもう一つの意味を持っています。
父親の告白をきっかけに、家族の秘密や過去が浮き彫りに。長女のサラは既婚ですが、大学時代に付き合っていた女性に未練が残っていたり、長男のジョシュは女たらし、次女のアリは定職に就かず、父親からの援助で暮らしていたりと問題を抱えています。父親を受け入れようとする子どもたちは、自分の人生にも向き合い、ジェンダーとは何かということを考えさせられるストーリーになっています。
コメディ要素のあるドラマですが、悩みを抱えた人たちをリアルに、そして赤裸々に描いたヒューマンドラマになっています。 主人公のモーラを演じているのはジェフリー・タンバー。ジェフリー・タンバーはエミー賞の主演男優賞コメディ・シリーズ部門を2年連続で受賞。『アグリー・ベティ』のジュディス・ライトが主人公モーラの元妻を演じています。
出演者たちの見応えある演技や、クオリティの高いストーリーが展開する『トランスペアレント』。 1話30分程度で見やすいのもポイント。
Amazon プライム・ビデオでは5位『Comrade Detective（原題）』
『Comrade Detective（原題）』は日本ではまだ配信されていないドラマ。アメリカでは、2017年に配信されたようです。
冷戦時代のルーマニアで放送されていた架空の大人気刑事ドラマ『Comrade Detective（原題）』。そのドラマをチャニング・テイタムとジョセフ・ゴードン＝レビットの英語吹替とデジタルリマスターで現代に蘇らせたという設定のアクションコメディ。
共産主義の理想と愛国心を国民に浸透させていた架空のプロパガンダ刑事ドラマに、英語で吹替を行なった作品ということです。
設定がややこしいですが、共産主義のプロパガンダとアメリカの警察アクションドラマを融合させることで、パロディにしているそう。アメリカではシーズン1が配信され、評価も高いドラマのようです。
日本では2019年1月から『刑事★コムラッド ～同志に別れを～』と言う題名でAXNで放送される予定。
Hulu
1位『The Handmaid's Tale（原題）』
ノーベル文学賞候補として挙げられていたカナダの小説家マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』(原題：The Handmaid's Tale）を原作にした2017年からアメリカのHuluで配信されたドラマ。日本ではまだ配信されていません。
物語の舞台はキリスト教原理主義の教団によって誕生した近未来のアメリカ ギレアデ共和国。環境汚染などの影響で出生率は限りなく低下。女性の権利はことごとく奪われ、子どもを産める女性は政府や支配階級の人たちに性奴隷として送られ、子どもを産むように強制されるというホラーよりもおそろしいディストピアな世界が描かれているそうです。
ネット配信以外では描けないと言われるほど、すさまじい内容になっているそう…。 ドラマ『マッドメン』のペギー・オルセン役で知られるエリザベス・モスが主人公を演じ、エミー賞主演女優賞を受賞。エミー賞作品賞や助演女優賞、監督賞、脚本賞など8部門を制覇しています。
2017年第69回エミー賞の受賞結果が発表されました！「侍女の物語」と「ビッグ・リトル・ライズ セレブママたちの憂うつ」が賞を席巻 ≫
『ギルモア・ガールズ』のアレクシス・ブレデル、『オレンジ・イズ・ニューブラック』でプッセイを演じるサミラ・ワイリーも侍女役で出演しています。
赤いマントと白い帽子が印象的な『The Handmaid's Tale（原題）』 は、日本では2018年にHuluにて独占配信されることが決定。『The Handmaid's Tale』シーズン2の製作も決まっています。
2位『11／22／63』
スティーヴン・キング原作の同名小説を映画『スター・トレック』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズの監督・製作総指揮を務めているJ・J・エイブラムスが2016年に映像化したドラマです。
タイトルの『11/22/63』とは、1963年11月22日のことで、アメリカの大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された日。
高校教師のジェイクは友人でダイナーの店主アルに1960年の決まった時間にしかにタイムトラベルできないという「ウサギの穴」を教えてもらいます。ジェイクはジョン・F・ケネディ暗殺阻止するため、1960年にタイムトラベルすることに。
ジョン・F・ケネディ暗殺まで3年あるということでジェイクは1960年代を満喫。ジョン・F・ケネディ暗殺の犯人だと言われているオズワルドも物語に絡んできますが、ジェイクがタイムスリップした先で出会ったセイディとの恋が中心に描かれていきます。
過去を変えようとしても、その反動が起こったりしてなかなか思い通りに動いてくれない歴史。 JFK暗殺を主題にしたサスペンスドラマというよりは、タイムトラベルに翻弄される人間を描いたヒューマンドラマの側面が強くなっています。
シーズン1の全9話で完結済みです。 日本でも、Huluでシーズン1を見ることができます。
3位『THE PATH／ザ・パス』
『THE PATH／ザ・パス』はカルトを描いた2016年からアメリカのHuluで配信されたドラマです。
新興宗教団体「The Meyerist Movement（マイヤリスト・ムーブメント）」を信仰し、幸せな生活を送っていた主人公のエディ。しかし、新興宗教団体を脱退した女性から団体のおそろしい実態を聞かされ、団体の裏の顔を目撃したことでエディの信仰心が揺らぎはじめ、葛藤する姿を描いていきます。
主人公エディを演じているのは、ドラマ『ブレイキング・バッド』のジェシー・ピンクマン役で知られるアーロン・ポール。 カリスマ性のあるカルトの次期リーダーのカル役はドラマ『ハンニバル』のヒュー・ダンシーが演じています。
宗教や信仰を真っ向から描いていると称賛された『THE PATH／ザ・パス』はシーズン3への更新が決定しています。 日本では2016年にHuluで配信されていましたが、残念ながら現在は配信が終了してしまっています。
4位『Chance（原題）』
日本ではまだ配信されたことないHuluオリジナルドラマです。『Chance（原題）』 はケム・ナンの同名小説をもとにした2016年からアメリカのHuluで配信されたサイコスリラー・ドラマ。
サンフランシスコを舞台に、法医学の現場に勤める神経精神科医エルドン・チャンスが危険な世界に巻き込まれていくというストーリー。警察の腐敗や多重人格障害の患者との不適切な関係、自身の離婚問題などが絡み合った、人間の心理を描いた作品だそうです。
主人公のエルドン・チャンスを演じるのは、『Dr.HOUSE』で天才で毒舌な医師グレゴリー・ハウス役で知られるヒュー・ローリー。映画『ルーム』の監督レニー・アブラハムソンが製作総指揮を務めています。
アメリカでは、シーズン2の配信中。 日本で配信される予定は今のところないようです。
5位『Harlots（原題）』
日本ではまだ配信されたことないHuluオリジナルドラマです。2017年からアメリカのHuluで配信されています。 女性作家ハリー・ルーベンホルドが執筆した「The Covent Garden Ladies(原題)」を原作にしたドラマ。
18世紀のロンドン、金持ちの男性と結婚するか、売春婦になるかしか選択肢の無い女性たち。ロンドンにある売春宿を舞台に女たちの争いが描かれているドラマです。
脚本、監督、製作総指揮をほとんど女性スタッフが手がけているそうで、『ダウントン・アビー』の三女シビル・クローリー役で知られるジェシカ・ブラウン・フィンドレイが高級娼婦を演じています。
シーズン2には『LEFTOVERS／残された世界』のメグ・アボット役で知られるリヴ・タイラーが出演するそうです。 『Harlots』シーズン2は、全8話でアメリカのHuluにて2018年前半に配信予定。日本で配信される予定は今のところないようです。
NetflixやAmazonが日本でも最新のオリジナルドラマを比較的早く配信しているのに対して、Huluは配信が終了していたり、配信自体がされていなかったりと残念…。
海外ドラマがランキングを占める中、自動車番組の『グランド・ツアー』が健闘。 ますます過熱する配信動画サービス。人気番組は見てみたくなりますね。
※紹介した作品の配信が終わっている場合もあるので、公式サイトで配信中か確認してください。
過去20年の海外ドラマランキング40位～21位はこちら≫過去20年の海外ドラマランキング20位～1位はこちら≫
