『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第17話「ルーラー」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第17話「ルーラー」
  • MACGYVER Season1 Episode17 "Ruler "
マクガイバー

※ネタバレしています。

アムステルダムで監視の任務に就くことになったボーザー。彼が任された監視対象はオランダで議員を務めるオリヴィア・プライアーで、反逆罪の疑いがある。同盟国へのスパイ活動は認められておらずCIAは動けないため、フェニックス財団に話が回ってきたのだ。ボーザーが心配なマクガイバーは、現場へ着くと早速細かく指導しだす。 (Super! drama TVのエピソードより)
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第16話「フック」 前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

クリサリスの復讐

オランダのアムステルダムで、議員のオリヴィア・プライアーがテロリストに情報を漏らしているという情報がCIAに入る。しかし、オランダは同盟国。CIAが公然とスパイ活動をするわけにはいかず、フェニックス財団が議員の監視をすることに。

簡単な監視の任務のはずだったが、議員は尾行に気付くとバッグの爆弾を放り出し、逃走。爆弾は人のいないところで爆発させることができたが証拠映像は壊れ、マクガイバーたちはテロリスト扱いされ、フェニックス財団にも見捨てられてしまう。

実はマクガイバーたちが爆弾で死ぬように、すべて元本部長で反逆者だったパトリシア・ソーントン(クリサリス)が復讐のため仕組んでいたワナだった。

マクガイバーたちはオランダの諜報機関のサーバーから爆発でなくなった証拠映像を見つけ出し、テロリストの疑いを晴らすことに成功。無事帰国する。

現場任務に大興奮のボーザー

監視するだけの簡単な任務ということで、マクガイバーたちに同行し、ボーザーは初海外任務。映画のような刺激的なスパイの世界を夢見るボーザーは現場任務に大興奮。

南アフリカのケープタウンで自分がジェームズ・ボンドのように颯爽とみんなを助け出すところを空想するボーザー。タキシードで登場したボーザーや歓声が上がっていくのはなんかおかしいと思ったら、すべてボーザーの妄想…。よく出てくる「カイロ」と同じ状況だったよう。

違う世界に行っていたボーザーはロボットに仕事を放棄したことをねちねちと責められることに。このロボットは 第15話 でマクガイバーが作っていたロボットみたいです。ジャックがビビッて殴っていましたね。

現場任務に興奮するボーザーは白衣をなびかせ、大はりきり!ジェット機にも喜ぶボーザーは宇宙で戦うかもと勝手に暴走。 映画『007 ムーンレイカー』では、 ロジャー・ムーア演じるジェームズ・ボンドは宇宙で戦ったそうです。 まさか宇宙でも戦っていたとは、おそるべしジェームズ・ボンド!世界だけでなく宇宙まで股にかけていたとは…。

マクガイバーはそんなボーザーを保護者のように心配。スパイの世界に巻き込んでしまった負い目を感じ、ボーザーを守ろうと必死。ボーザーだけは助けようと、友達思いでやさしいマクガイバーでした。

一方、殴り合いも、追いかけっこも、撃たれることもないただの監視任務だと知ったジャックとライリーはリラックスモード。監視大好きなジャックは、エアクッションにウィリー・ネルソンのライブCDを10枚持参。 本当にエアクッションを持ってきて膨らませるジャックにボーザーは幻滅…。

ウィリー・ネルソンはアメリカのシンガーソングライター、ギタリスト、俳優。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」で第88位。2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」に第77位になったこともあるカントリーシンガーです。

見捨てられるマクガイバーたち

殴り合いも、追いかけっこも、撃たれることもないただの監視任務はとんでもない事態に急変。 テロリストとして手配されることに。しかも、国際問題に発展しかねないため、フェニックス財団からも切り捨てられ、孤立無援。

フェニックス財団はCIA(中央情報局)、DIA(国防情報局)、NSA(国家安全保障局)に並ぶ諜報機関だと判明。44人の仲間が世界各地で活動しているそう。フェニックス財団の立ち位置や規模がちょっとわかりましたね。

「否認」(disavowed)されたマクガイバーたち。組織から切り捨てられるほど恐ろしいことはなく、「カイロ」以上の危機に。ボーザーに「ヤバさを1から『カイロ』で表すなら」と聞かれ、ジャックは「振り切ってる」と即答。よく話にでる「カイロ」での任務を超えたヤバさ・・・。

ジャックのお友達は否認されて中国の刑務所行きに、いまだに帰国できず深圳で行列並び代行の仕事をしているという。「否認」(disavowed)はスパイにとっては、一方的な最後通告のようです。

ジャックの元カノの家へ

見捨てられたマクガイバーたちは、ジャックが昔、隠れ蓑にして付き合っていたスーパーモデル ジェナヴィーヴの家にかくまってもらうことに。

情熱的なジェナヴィーヴ。ビンタしたと思ったら、キス!8年前、CIAの任務でマイアミのファッションフォトグラファーのブライス・ヴィラノヴァとして潜入していたジャック。朝食を買いに出たまま戻らなかったジャックに怒るのも当然ですね。

しかし、ジャックはジェームズ・ボンドは女たらしでも責められないのに、独身だったときのジョージ・クルーニーの悪者版扱いに不満たらたら。勝手なイメージですが、スパイは国ごとに女がいそう…。

ニシンの酢漬けを嫌がるライリー。若いニシンを生で酢漬けした「ハーリング」はオランダ名物。 顔認識をごまかすために作ったサングラスはみんな似合ってなくておかしい。

マティは密かに助けてくれる

テロリストに情報を流していると思われた議員は不倫現場の写真で脅され、指示にしたがっていただけ。最初に接触してきたのは「ポップ」と名乗る女。「ポップ」はオランダ語でクリサリス(さなぎ)の意味。

ここでまたクリサリスが。裏切り者だったソーントンがまさかマクガイバーたちを狙ってくるとは。かつては仲間だったのに、容赦なく復讐してくる元本部長のソーントン。組織はまだ活動しているようですね。

公式には「否認」するしかなかったマティですが、どうやらコネを駆使して、マクガイバーたちを助けてくれました。

ジャックの認証コードは「7652 ロングホーン」。ロングホーンはアメリカ西部に生息する長い角を持った牛のことで、テキサスロングホーンとも呼ばれています。ロングホーンはテキサス大学のマスコットキャラクターにもなっています。テキサス出身のジャックにぴったりなコードですね。

オランダの諜報機関に侵入

マティが渡してくれた資料で、無実を証明する映像がオランダの諜報機関にあることが判明。オランダの諜報機関の名前であるAIVD(Algemene Inlichtingen- en Veiligheidsdienst、総合情報保安局)。Algemene Inlichtingen- en Veiligheidsdienstは言われても全然頭に入ってこない…。

すべての送信データを収集、保存しているオランダの諜報機関。侵入し、映像を復元することに。

室内でサングラスしてても許されるのは、『カッコーの巣の上で』や『シャイニング』のジャック・ニコルソンだけだというジャック。サングラスで顔認識をごまかせないので、ボーザーの特殊マスクの出番。タピオカ粉で鼻を作成。加工食品の鼻をつけたマクガイバーとライリーには違和感が…。

ジャックが録音した音声ガイドでサーバールームに到着。音声ガイドがうるさい、うるさい。最後には関係ないウィリー・ネルソンの話になったそう…。

サーバーの熱でとれる鼻。時間稼ぎのためボーザーはオランダの諜報機関に乗り込むことに。科学者はボーザー、ブラックハットはライリーのことでしたね。ブラックハットとはハッカーの中でも悪意をもってコンピュータやネットワークへの攻撃を行うハッカーのことを意味するそうです。

ボーザーに加勢し、自分の手配写真を見て、若かりし頃のブルース・ウィリスだと冗談をとばすジャック。結局、マクガイバーたちは捕まりますが、ライリーが取り出した映像で無罪放免。

晴れやかに帰国するマクガイバーたちでしたが、ジャックはまたしてもジェナヴィーヴを放置。ジェナヴィーヴには食料品買うと言ったまま。買い物に行ったまま戻ってこないとか、失踪した人みたいですね。ジェナヴィーヴがかわいそう。

今回の出来事にこりごりしたボーザーはしばらくはラボでおとなしく働くことに。帰ってきてホッとしたボーザーはロボットにハグ。「脈略の無い愛情表現です」という冷静な分析をするロボットがおもしろい。

仲間を見捨てずに助けようとしたマティやボーザー。 クリサリスのワナだった今回の任務。今後、ソーントンが出てくることはあるのでしょうか…。

次回は、『HAWAII FIVE-0』とのクロスオーバーエピソード。どちらのドラマもピーター・M・レンコフが指揮を務めているため実現したそうです。どんなエピソードになるのか楽しみですね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • On the Road Again - WILLIE NELSON
  • Six - BEN
  • Loving Every Minute (Franky Rizardo Remix) - LATROIT X BISHØP
  • Home We’ll Go (Take My Hand) - STEVE AOKI & WALK OFF THE EARTH

気になったセリフをPick Up

「映画は結末が決まってる。大丈夫。落ち着いて、頭使えば、結末は描き放題。」
"Well, in a movie, the ending's already written. In real life, if you just stay calm... think... you can find a way out of anything."
マクガイバーのセリフ

不安になっているボーザーを励ますマクガイバーのセリフ。終始、ボーザーのことを気にかけていたマクガイバー。しばらくボーザーはラボで勤務。マクガイバーもその方が安心できそうですね。

今回のマクガイバーの主なスパイ技術

  • 自転車のタイヤチューブをガスボンベにつないで発煙筒で発火し、火炎放射器に。(ボーザーの妄想の中)
  • ラジオとヘッドホンを電話回線につないで、盗聴。
  • リモコンに使われているLEDをサングラスに装着し、監視カメラに映る顔が光って見えないようにする。
  • 棒を差し込んで車のロックを解除。
  • タピオカ粉で代用し、特殊マスクを製造。
  • スピーカ―とサーバーで無線を作る。

『MACGYVER/マクガイバー』のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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