『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第6話 「第六章」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第6話 「第六章」
  • American Horror Story: Roanoke Episode6 "Chapter 6"
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』

※ネタバレしています。

「ロアノークの悪夢」続編でプロデューサーのシドニーの狙いは、リーが夫を殺した証拠をつかむことだった。シェルビー、マット、リーはそれぞれの思惑で呪われた家に戻ったが、3人の関係はギクシャクしていた。3人を演じた俳優オードリー、ドミニク、モネと、エドワード役のローリーが加わり、恐怖の3日間が始まった。 (FOXのエピソードより)
『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』第5話 「第五章」前回のあらすじと感想はこちら≫

あらすじと感想

第2シーズン「リターン・トゥー・ロアノーク 地獄の3日間」の製作が決まる

2015年、ドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢」"MY ROANOKE NIGHTMARE"は、最終回で視聴者数が2300万人に達し、NFL中継、『Empire 成功の代償 』、『ウォーキング・デッド』を上回った。テレビ局は続編を決定する。 『Empire 成功の代償 』、『ウォーキング・デッド』など、実際のドラマが挙がっていて、びっくり!

「ロアノークの悪夢」は全米で話題となり、プロデューサーのシドニーは第2シーズンの製作過程をすべてカメラで撮影することに決める。

シドニーはテレビ局に第2シーズン「リターン・トゥー・ロアノーク 地獄の3日間」の企画をを売り込む。 マットやシェルビー、リーの元住人と、再現ドラマでマットたちを演じた役者を呪われた家に連れて行って、隠しカメラで撮影するリアリティ番組にする予定。ブラッドムーンの間、怪奇現象が起こる家で暮らす出演者たちの反応を撮るという。 テレビ局の人が言っていた『 ビッグ・ブラザー』は、 全ての場所にカメラとマイクが仕掛けられた家で、十数人の男女を3ヶ月生活させ、彼らの生活をの全てを放送するリアリティ番組のことだそう。

視聴者はリーの元夫メイソン殺害事件が未解決で、犯人と思われるリーが逮捕されていないことに不満を持っていた。 シドニーはマットから半額で家を買い取り、オーナーになっており、全13話の契約を取りつける。 シェルビーは出演を拒否するが、別居中のマットと会うために渋々出演を承諾する。条件はドミニクの出演はなしにすること。シェルビーはマットと別居中、再現ドラマでマット役だったドミニクと浮気して、スキャンダルになっていた。 シドニーはドミニクの出演はなしと約束するが、実はドミニクの出演は決まっていた。 マット役の人と浮気したとか、ややこしいですね…。

ブラッドムーン(血の月)の2週間前、呪われた家にカメラを設置。スタッフのマックはキッチンに細工。水が勝手に流れたり、ディスポーザーが爆発したり、引き出しが飛び出し、火まで噴き出す怪奇現象の仕掛けを施していた。 さらに、実際のイライアスのビデオが流れるように設定。スタッフのダイアナは反対するが、シドニーは仕掛けはリー・ハリスにメイソン殺害を認めさせるための演出だと話す。 リアリティ番組と言いながら、完全にやらせ…。しかも、やり過ぎ…。

木の後ろには、豚の胎児が並べられていた。ポーク一家の仕業かと思われたが、ポーク一家は姿をくらましていた。

ブッチャー役のアグネスは精神を病んでいた

ブッチャー役のアグネス・メアリー・ウィンステッドは、サターン・アワードにノミネート。サターン・アワードは1972年から開始された賞で、賞を受けにくいSF・ファンタジー・ホラー作品に送られる賞。

ブッチャー役に入れ込んでいるアグネスは、「アメリカの作品で偉大な役は2つしかない。 『夜への長い旅路』のメアリー・タイロンかブッチャーだ」と語る。『夜への長い旅路』はピュリッツァー賞を受賞したアメリカの劇作家 E・オニールの戯曲で、壮絶な家族関係を赤裸々に描いた自伝劇。

アグネスはハリウッドでブッチャーに取りつかれたように肉切り包丁を振り回し、6か月、精神療養施設に入院。統合失調感情障害と診断されていた。さらに、アグネスは呪われた家に近い場所に引っ越していた。

シドニーは豚の胎児を置いたのは、アグネスの仕業だろうと、接近禁止命令を渡す。セットには近づくなと警告するが、内心シドニーは撮影現場に現れるのを期待していた。 まさに、役に憑りつかれてしまったアグネス…。それにしても、フィギュアまであるのが、さすが大ヒットした番組!(ドラマの中では…ですが)

大ヒットしたせいなのか、はたまた呪われた家のせいなのか、出演者にはスキャンダルがつきまとっていますね。 「ロアノーク2 地獄の3日間」"RETURN TO ROANOKE:THREE DAYS IN HELL"番組のロゴは前回とは変わって、血塗られた屋敷に。「ロアノーク2 地獄の3日間」という題がまるで大コケした第2弾のホラー映画みたいです。

スタッフのダイアナは姿を消す

Eニュースには、リー・ハリスが出演。リーは元夫メイソンを殺したと糾弾されていることに反論する。ドキュメンタリー番組の出演料は7ケタに。 リーを演じた女優モネはアルコール依存症。モネにお酒を渡すことは法的に問題になるが、リーが殺人を犯しても問題にはならないという。

現場では問題が発生。スタッフがチェーンソーで首を切断し、死亡。出演者の到着が近いため、シドニーは継続を指示するが、スタッフのダイアナは反対。ダイアナは恐怖を感じ、番組から降りる。車で走り去り、ダイアンは記録のため撮影をする。ダイアナは幽霊を目撃。その後、車の中に豚人間が現れ、襲われる。映像は3カ月後に警察が発見したが、遺体は見つかっていない…。車の中にまで、現れた豚人間。ダイアナが見た幽霊は灰色で、再現ドラマの幽霊よりずっと怖くなっていました…。

再現ドラマでシェルビー役を演じたオードリーはイギリス訛り。吹き替えでも独特のしゃべり方に。オードリーは、エドワード・モット役のローリーと結婚していた。結婚式の誓いの言葉の「命が絶えるその日まで、激しく愛することを誓います」が、皮肉に聞こえてしまう…。

オードリーとローリーが呪われた家に到着。ブッチャー役だったアグネスが現れ、窓を割る。

エドワード・モット役のローリーが犠牲に

シドニーや他の出演者も到着。この3日間を記録するように カメラ機能だけのケータイを渡す。 マットはシェルビーと一緒の部屋にされるが、地下室で寝ることに決める。

再現ドラマの出演者たちは、夏に行なわれた撮影中は何も起こらなかったと、マットたちの話を少しも信じていなかった。 マットはブラッドムーンが近づいていると警告する。

「ブラッドムーンの3日間で出演者たちが謎の死を遂げた。 たった1人を除いて。」とテロップが。 生き残ったのは、誰なのでしょうか…。ホラー映画みたいになってきましたね。

リーが廊下を歩いているとカメラには霊がうつりこむ。もしかして、元夫メイソンの幽霊!? モナはお酒を持ち込み、リーはモナと自分との共通点がアルコール依存症だと気付く。

シェルビーは地下室にいるマットのところへ。シェルビーは一緒に出ていこうと訴える。 そこに、マット役を演じたドミニクが登場。マットはシェルビーと浮気したドミニクに殴りかかる。

シャワーを浴びたオードリーは鏡に豚人間がうつるのを目撃。シドニーの仕業だと思ったローリーは1人で様子を見に向かう。クローゼットで豚人間を捜しているとローリーは看護師姉妹の霊にナイフで襲われてしまう。 マットは壁に"MURDER"「殺人」の文字を発見。MURDERの最後のRはRory (ローリー)のRだった。

今度はドキュメンタリー番組からリアリティ番組に。 再現ドラマの人物が役者として登場する面白い構造になっていますね。

あんなにおそろしい体験をしたはずなのに、呪われた家に戻るマットたち…。殺されにいくようなものでは…。

番組の成功しか考えていない軽薄なプロデューサーのシドニー。実際の舞台裏を見ているよう感覚になりますね。 Fワードにピー音が入りまくるのが、リアリティ番組っぽいです。

恐怖につつまれた殺戮の夜の始まり。最後に生き残った1人は誰?プロデューサーのシドニーも犠牲者になってしまうのでしょうか…。

登場人物

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気になったセリフをPick Up

「Rだ。Rory(ローリー)のRだ。」
"R... is for Rory."
マットのセリフ

殺した人物の頭文字で"MURDER"と壁に書いていた看護師姉妹。ついに、最後のRを加えて、完成。次の犠牲者は誰?

『アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談』のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ≫

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