- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第7話 「オープナー」
- MACGYVER Season1 Episode7 "Can Opener"
※ネタバレしています。
今回の任務は、収監されている麻薬カルテルの大ボス、ホアキン・エル・ノチェ・サンコーラを脱獄させ、アジトまで泳がせることでカルテル撲滅をはかるというもの。ソーントンはマクガイバーを囚人として、ジャックを看守として潜入させるが、かつて刑務所に入っていたライリーは心穏やかではなく……。 (Super! drama TVのエピソードより)
あらすじと感想
セルビア ベオグラード
セルビア人工作員を生け捕りにする任務。マクガイバーは消火ホースでガソリンをまき、ジャックに銃で火をつけさせる。そして、コンテナの山に逃げ込んだ工作員を火の輪で取り囲み、確保。
マクガイバーは「アルキメデス」という名前の犬を飼っていたことが明らかに。脱走の天才だった「アルキメデス」。マクガイバーのおじいちゃんに電気ショックの首輪をつけられてしまうことに…。かわいそうだと思ったマクガイバーは犬にしか聞こえない不快な超音波出るように改造。逃げ出そうとするたび、電気ショックを与えられなくてよかったですね。
ライリーは新居が決まる
ライリーの新居探しにボーザーが協力。ボーザーのうやうやしいしゃべり方で未公開物件を見せてもらえることになり、引っ越し先が決定。
ボーザーが「自立した女になりたい」と言ったときは、どうしたのかと思いましたが、ボーザーはライリーの電話番号をもう一桁ゲット!
新居にビールのネオン看板がほしいなら相談しろと言うジャック。ジャックにとって、ビールのネオン看板はおうちに必須のインテリアなの!?
脱獄作戦
メキシコのメリダ・カルテルの元大ボス ホアキン・エル・ノチェ・サンコーラは麻薬取締局(DEA)に捕まり、テキサスの重警備刑務所に服役中。
大ボスが収監され、手下のリーダーたちは警察やDEA捜査官を殺して大暴れ。
そこで、エル・ノチェを脱獄させ、メキシコのアジトに案内させる作戦を立てる。アジトが分かれば、カルテルを一網打尽にし、カルテル壊滅できる。
マクガイバーがフランク・モリスという囚人になりすまし、極悪人ぞろいの刑務所に潜入。ジャックは看守として潜入することに。
マクガイバーは指紋採取のとき、書類のクリップを拝借。脱獄のストーリーにぴったりの鍵の形に。逮捕写真のマクガイバーはちょっぴり人相が悪そうに写っていましたね。
ライリーは2年間の過酷な刑務所生活を思い出すことに。アメリカの刑務所はドラマでしか見たことがありませんが、派閥とか暴動とか危険な香りしかしませんね…。入ったら、即殺されそう…。
ライリーがハッキングしてドアを開け、脱獄する作戦は刑務所のシステムに入れず頓挫。
刑務所の食事がこの上もなくマズそう。全部ドロドロしてそうな謎の物体が…。マクガイバーはじいさんの壊れた吸入薬を修理。「生き延びたいなら他人に干渉するな。」と助言される。
マクガイバーはじいさんの教えを破り、エル・ノチェの信頼を勝ち取るため、派閥に入っていない大男を挑発し、ケンカを売る。パンチング・ボールになったマクガイバーをジャックが助けに。
じいさんはケガしたマクガイバーに「罪と罰」の本に絆創膏と軟膏を挟んで差し入れ。「他人に干渉するな」と言っていたのに、やさしいじいさん。
エル・ノチェに接近
ジャックはライリーの指示で副刑務所長のパソコンを操作し、エル・ノチェとマクガイバーが同じランドリー係の作業班になるようにデータを改ざん。
パソコンに疎いジャック。デスクトップをデスクの上だと勘違い。データを書き換えただけで、ハッキングしたと大喜びするのでした。
同じランドリー係になったマクガイバーはエル・ノチェに近づき 200万払ってくれれば、一緒に脱獄させると提案。マクガイバーが長生きすると言っていたコアホウドリは40年以上生きたものもいるんだとか!
エル・ノチェはライバルのカルテルの連中にシマを分けろと迫られ、乱闘に。マクガイバーも加勢し、中世の武器 フレイルを即席で作り、応戦。ライバルのカルテルに命を狙われることに。
脱獄を実行
マクガイバーはジャックに脱獄のための物資調達を頼むが、ジャックは別の仕事が入り、物資調達は無理になってしまう。
刑務所に入るとお約束の筋トレに励むマクガイバー。物資が届かないと悟ったマクガイバーは看守から無線機充電器を盗む。そして、じいさんに折り紙を渡し、「右奥の扉に」と頼む。
エル・ノチェはマクガイバーと同房に。マクガイバーは紙を水に浸し、窓や通気口に張り付け、密閉。味をごまかすための大量の塩が使われている残飯を固めた囚人食を靴下にいれ、トイレの水にとかして塩水にし、 電解質に。それに無線機充電器で電流を通し、電気分解。水素を発生させ、電気がショートして火花が散るように細工。
耳栓をして物陰に隠れ、天井にたまった水素を爆発させ、扉を吹き飛ばすことに成功! 化学の実験みたいでしたね。
房から逃げ出し、じいさんに折り紙を挟んでロックされないようにと頼んでおいた扉から脱出。しかし、閉じ込められ、捕まりそうに。ジャックは陽動作戦で、看守たちを厨房におびき寄せる。 エル・ノチェ は残った看守を殺そうとするが、マクガイバーが止める。
ランドリー室に向かったエル・ノチェとマクガイバー。鍵の形にしたクリップをドライバー代わりに棚を分解し、はしごに作り直す。
ゴミ箱に消火器の二酸化炭素とアルコールを入れて木のホウキで混ぜ、低温流体に。低温流体を鉄格子に塗り、アルキメデス が発見したてこの原理で破壊。脱走癖のあった犬のアルキメデスと数学者のアルキメデス。
外に出た2人ははしごで上へ行き、無事脱獄に成功。 しかし、看守を殺すのを止めたことでエル・ノチェに怪しまれ、マクガイバーは車で拉致されて行方不明に。トランクに入れられたマクガイバーはテールランプを点滅させ、モールス信号でジャックの電話番号をうち続ける。
マクガイバーは拷問される
マクガイバーはメキシコのアジトで どこの組織の者か窒素ガスで拷問される。水責めならぬ窒素責めが苦しそう…。
救出ヘリの音で手下の気が散った隙にマクガイバーは窒素ガスのタンクの栓を蹴って外し、噴射の勢いで敵をなぎ倒す。 撃たれそうになっているマクガイバーを間一髪のところでジャックが救出。それにしても、よくアジトがわかりましたね。
カルテルは壊滅し、エル・ノチェは刑務所に逆戻り。エル・ノチェ が言っていた捜査情報を教えてくれる友人が気がかり…。
協力してくれたじいさんには吸入薬をプレゼント。
ジャックが言っていた「必死に生きるか。必死に死ぬか。」"Get busy living or get busy dying."は刑務所を舞台にした映画 「ショーシャンクの空に」の名ゼリフ。
今回は、限られた刑務所内のもので脱獄。刑務所の食事はとにかくマズそう。残飯を固めたものとか、考えただけで食べる気をなくす代物が登場。 刑務所で出会ったじいさんがいい味を出していましたね。 次回はどんな方法で窮地を脱するのか楽しみです。
登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- Folsom Prison Blues - JOHNNY CASH
気になったセリフをPick Up
「ここに味方などいない。いるのは敵だけ。生き延びたいなら他人に干渉するな。」"In here, there are no friends, only enemies. If you want to survive, mind your own damn business."
マクガイバーに刑務所での処世術を教えてくれたじいさんのセリフ。なんだかんだ言って助けてくれるじいさん。何の罪で刑務所に入ったのかが、すこし気になります。
今回のマクガイバーの主なスパイ技術
- 消火ホースでガソリンをまき、ジャックに銃で火をつけさせる。そして、コンテナの山に逃げ込んだ工作員を火の輪で取り囲み、生け捕りに。
- プラスティックのスプーンフォークを折って差し込み壊れた吸入薬を修理。
- 水に浸したタオルに漂白剤を包んでシーツで包み、中世の武器 フレイルに。
- 味をごまかすための大量の塩が使われている残飯を固めた囚人食を靴下にいれ、トイレの水にとかして塩水にし、 電解質に。それに無線機充電器で電流を通し、電気分解。水素を発生させ、電気がショートして火花が散るように細工。耳栓をして物陰に隠れ、天井にたまった水素を爆発させ、扉を吹き飛ばす。
- 鍵の形にしたクリップをドライバー代わりに棚を分解し、はしごに作り直す。
- ゴミ箱に消火器の二酸化炭素とアルコールを入れて木のホウキで混ぜ、低温流体に。低温流体を鉄格子に塗り、アルキメデス が発見したてこの原理で破壊。
- トランクに入れられたマクガイバーはテールランプ を点滅させ、モールス信号でジャックの電話番号をうち続ける。
- 窒素ガスのタンクの栓を蹴って外し、噴射の勢いで敵をなぎ倒す。
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