- 『APB ハイテク捜査網』シーズン1第6話 「天才詐欺師」
- APB Season1 Episode6 "Daddy's Home"
ギデオンの父で天才詐欺師のジョーが13分署へ。自分を付け狙う大物犯罪署の逮捕に協力すると言う。マーフィの指揮の下、ジョーは犯罪者に近づいて取引の約束を取りつけるが、捜査費用50万ドルを持って逃走。ギデオンは父と犯罪者の両方を捕まえるべく、小型ドローンを使って取引場所を特定し、マーフィたちが逮捕に向かう。(FOXのエピソードより)
あらすじと感想
ギデオンの父親が現れる
ギデオンの父親で詐欺師のジョーが登場。ジョーは大悪党レオ・モレッティの競馬のかけ金をちょろまかしたことがバレ、息子のいる13分署に助けを求めてくる。ジョーは口がうまいですね。まさかギデオンの父親が詐欺師だったとは!
ジョーはモレッティの逮捕に協力すると持ちかけてくるが、父親をよく知っているギデオンはモレッティから身を守るために警察を利用するつもりだと反対。マーフィの説得でギデオンはモレッティがジョーと違法な取引をするところを逮捕すると決める。
ギデオンはジョーが逃げられないように時計型の追跡装置をつけることに。
プロの登山用の小型追跡装置に、カーボンナノチューブのベルト…。ベルトだけで50万ドルって…。ギデオンの要望に応えるピートは大変そう。
モレッティは宝石強盗でダイヤモンドを盗んでおり、そのダイヤの買い手にジョーがなる。ジョーはギデオンが出した2万5000ドルを仲直りのしるしとして渡し、ダイヤの取引を持ちかける。ジョーは殺されそうになりながらも、口のうまさで丸め込み、モレッティとダイヤの取引をすることが決まる。
機転が利くジョー。盗んだお金はずのお金を増やしたと説明したり、こんな人に会ったら、すっかりだまされてしまいそうです。
マーフィはおとり捜査をしているジョーは命の危険もあるため、話し合ったほうがいいとアドバイス。2010年、ジョーはクリスマス・パーティ―で役員たちをマルチ商法に勧誘したという…。これは音信不通になるわけですね。
ジョーは金を持って、消える
ジョーは保管庫にあったダイヤの取引用の現金50万ドルを持って、逃走。追跡装置はアラームが鳴らないように細工され、外されていた。ピートやエイダが脱帽するほどの、華麗な逃走。ギデオンの頭の良さはジョーゆずりでした。
ギデオンはジョーがすぐにシカゴから離れると推測し、空港の監視カメラで探していた。マーフィは犯罪者のジョーは本拠地のシカゴを離れないと推理。モレッティに追われないようにするためにも、ダイヤの取引をするはずだと推測する。
取引に向かうモレッティを追跡し、ジョーを捕まえることに。マイクロ・ドローン4機で、車4台を追跡。3台はおとり。
マーフィは2台目の運転手が緊張していることから、ボスのモレッティが後ろに乗っていると推理。
マイクロ・ドローン4機をひとりで操縦するギデオン。1機でも大変そうなのに、4機も飛ばすなんて! マーフィの鋭い観察も的中。
捨てられたマイクロ・ドローンが道路に落ちて、車にひかれてバラバラになるところは、かわいそうになりました。飛ぶところが、かわいかったのに。
取引場所は動物園のメリーゴーランド。ジョーはここでも詐欺師根性を発揮。50万ドルで取引するはずを、40万ドルだと言い、10万ドルは自分の懐に。
バックにいるダイヤ業者のイスラエル人を怒らせたら、面倒になると話を作り、40万ドルで取引させる。大物犯罪者にもひるまず、ふっかけるジョーには妙に感心…。
マイクロ・ドローンで取引をとらえたマーフィたちは突入、モレッティと手下たちを逮捕。ダイヤも確保するが、ジョーは消えてしまう。
ギデオンは育った小さな家にマーフィを連れて行く。ギデオンの母親は子宮頸がんで亡くなり、保険金を大学の学費として残してくれた。しかし、そのお金をジョーが競馬でスッてしまい、ギデオンはロケットをつくり、それを売ったお金を学費にしていた。
「怒りが前進する大きなエネルギーになることもある」というマーフィの言葉。よくも悪くも、父親の影響でギデオンは成長してきたのかもしれませんね。
ギデオンから奪った10万ドルをもって逃亡したジョー。電話してきて「誇りに思う。愛してる」と言うなんて、ずるい…。
今回はかわいいマイクロ・ドローンが活躍しました。
車泥棒のルーク
ブラントとゴスはバットを持った女がいるという通報を受ける。その女性は車を少年に盗まれたという。その女性をなだめ、少年ルークの住むアパートへ。外にいた少年は目の前で車を盗んで逃走。ブラントは追いかける途中で、ゴミ箱に落下。その様子はボディカメラにばっちり記録されていた。それを見て、同僚たちは大笑い。
ところで、ブラントが引き取ったロボット義足の犬 ジンゴは元気で、ブラントにかわいがられていて、よかったです。コブはゴキブリを食べたって、考えたくもないけど、どういう状況だったのか、謎です。
車泥棒の通報で、ルークを捕まえるが、ルークは発達障害で車のことに途轍もなく詳しかった。ブラントはルークにパトカーを運転させ、盗難車があるところに案内してもらう。
ルークには盗んだという自覚はなく、1965年から2005年の車をコレクションし、きれいにしているつもりだった。
ゴスは検事局のオフィスに連絡し、警察署で車の窃盗技術を教えている部署で3年間奉仕活動をすれば、刑務所行きにならずにすむように手配。
ルークの車の知識量が半端じゃなかったですね。刑務所行きにならずにほっとしました。車が大好きなルークにとっては天職になりそうです。
次はどんな事件をどんなテクノロジーで解決していくか楽しみですね。
登場人物
ドラマの中で流れた曲
- Wanna Be Like Me - PANAUH KALAYEH, JAMES DESMOND & JOHN EUGENIO
- If I Only Knew - TOM JONES
気になったセリフをPick Up
「私に言わせれば、父はホラ吹き界のピカソだ」"Oh, no, no, no. My dad is the Picasso of BS."
相手を言葉巧みに操る父親のジョーを表したギデオンのセリフ。ギデオンが父親に振り回される回でした。