- 『殺人を無罪にする方法』シーズン2第1話 「前に進む時」
- How to Get Away with Murder Season2 Episode1 "It's Time to Move On"
あらすじ
これまでのあらすじは…
(Previously on season one of "How to Get Away With Murder"...)
ライラが遺体で発見され、レベッカはアナリーズの夫サムが犯人だという証拠を手に入れるため、サムのパソコンのデータを抜くため家に侵入。サムがレベッカに襲いかかり、ミカエラはとっさにサムを階段から突き落としてしまう。
階段から落ちても死んでいなかったサムは、レベッカの首を絞める。ウェスはレベッカを助けるために、トロフィーでサムの頭を殴りつける。その後、ウェス、ローレル、ミカエラ、コナーの4人は森で死体を燃やす。ローレルは警察に駆け込みそうだったミカエラを止めるため、ミカエラの婚約指輪を隠していた。
アナリーズはウェスをかばい、愛人のネイトがサム殺害の容疑をかけられるようにハメる。アナリーズはネイトを助けようと、電話番号が書かれたメモを渡す。
監禁されたレベッカは、ミカエラのケータイから「エッグズ911 弁護士の家」"Eggs 911.Lawyer's House"とメール。地下室で縛られていたレベッカは拘束をほどいて逃走。
しかし、実はレベッカは逃げておらず、地下で死体となったレベッカをフランクとアナリーズが見つける。
もくじに戻るアナリーズはハプストールの事件に興味を持つ
アナリーズは秘密裏にレベッカの遺体を片付けるようフランクに頼む。フランクは犯人はウェスではないかと疑っていた。
10日後、ウェスは講義に遅刻した上、アナリーズに反抗。学生たちはレベッカは逃げたと思っていた。ミカエラはローレルが指輪を隠していたことを根に持ち、2人はつかみ合いになる。 アナリーズはニュースでやっていた養父母殺しの予備審問に興味を持つ。
- 事件の関係者
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- ケイレブ・ハプストール(養父母殺害の容疑者)
- キャサリン・ハプストール(養父母殺害の容疑者)
- ヘレナ・ハプストール (ケイレブとキャサリンの叔母、目撃者)
- 事件の概要
- 3か月前の11月4日夜9時半、ゲストハウスにいた叔母のヘレナが逃げるケイレブとキャサリンを目撃。その後、ハプストール製薬のオーナー夫妻が自宅の屋敷で、2人の射殺体が発見される。
アナリーズは担当のレシュナー弁護士を引きずり下ろし、自分がこの案件をとれるようにキーティング5の学生たちに策を考えさせる。しかし、キーティング5の学生たちは勝ち目がないと、やる気がない。アナリーズはそんな学生たちに発破をかける。
そこに、アナリーズの古い友人イヴ・ロスロが現れる。イヴはリベラルな死刑囚専門の弁護士で、冤罪者を支援している有名な弁護士だった。イヴはネイトから電話をもらっていたが、弁護を断るつもりだった。しかし、アナリーズの頼みを断れず、イヴはネイトの弁護を引き受ける。
コナーの恋人オリバーはコナーを手伝い、レシュナーの情報を調べる。オリバーはHIVの治療薬が効く2週間後まで、禁欲するようにコナーに伝え、関係を続ける気があるのか問う。
ウェスはレシュナーを陥れる策を考えていたが集中できず、身元不明者の遺体を検索。フランクは学生全員のパソコンを監視していた。 フランクは身元不明者の遺体を検索しているウェスが犯人だとアナリーズに訴える。アナリーズはフランクがレベッカをやったのではと問い詰める。フランクはライラを殺したときのことを思い出すが、そんな度胸はないと否定する。
アナリーズはウェスが犯人ではないことを確かめるため、レベッカが見つかったとウソを言い、ウェスにウソの居場所を教える。
フランクはウェスを尾行。アナリーズが伝えたウソの居場所へ行くか見張っていたが、ウェスはその場所には行かなかった。
ミカエラとコナーはレベッカがメールを送った相手のEggs 911が、レベッカを捜しているのではないかと不安になっていた。ミカエラはケータイの番号を変えた方がいいかとフランクに相談。フランクは疑われないように番号はそのままにして、返事を待つように指示する。
ローレルはスパの従業員になりすまして、ハプストールの弁護団の一人に監視カメラの映像を渡す。そのスパの監視映像は目撃者のヘレンがスパにいて、目撃は不可能だという証拠として提出される。
しかし、それは2013年のものを改ざんした映像で、事件は2014年。法廷で改ざんした映像だと明らかになり、レシュナーは弁護を外され、思惑通り、アナリーズが弁護を引き受ける。
もくじに戻るレベッカを殺したのは…
イヴとアナリーズはロースクールの同期生。ネイトの弁護を引き受けたイヴは、ネイトからアナリーズにハメられたと聞き、弁護を下りる。アナリーズはイヴを引き留めようとするが、「あなたの心の底には悪意が満ちてる」と言われてしまう。
ウェスが犯人だと思ったアナリーズは、ウェスを呼び出す。ウェスはアナリーズがレベッカを捜しに行くか確かめようとしていることに気付いていた。 レベッカを逃がしたと疑われていると思い、ウェスは逃がしていないと否定。アナリーズはウェスが殺していないと知り、ほっとする。
フランクがミカエラのパソコンを監視しているとローレルが訪ねてくる。ローレルはレベッカはもう死んでいると指摘。死んでいるなら、全員安全だと言い始める。フランクは育ちからローレルがやったと思い込む。しかし、アナリーズは「別の女がやった」ことに気付く。
その女はボニー。ライラを殺したのはレベッカだと思い、ボニーは悪のサイクルは断ち切らなければと話す。地下室に監禁されていたレベッカの口にダクトテープを貼り、ビニール袋をかぶせ、窒息させる。ボニーはアナリーズのためにやったと言うが、アナリーズはサムのためだと責める。アナリーズは怪物だとボニーを非難する。
もくじに戻るEggs 911から返信が…
アナリーズは泣きながらイヴの家に押しかける。アナリーズは「人を破滅させる」と落ち込む。アナリーズは恋人だったイヴを捨てて、サムと結婚していた。アナリーズは大事な人を守るために、ネイトをハメたことを認める。イヴは価値のある者のためなら犠牲も仕方ないと理解を示す。
昔の思い出話に花を咲かせた後、休もうとした2人はキスをする。
コナーはオリバーに真剣だと示すため、オリバーの部屋に引っ越す。
イヴはネイトの新しい弁護人として認められる。ネイトの裁判を担当するシンクレア検事補はアッシャーにイヴを見たことがないかと聞く。そして、トロッター湖に聞き覚えがないかと質問。アッシャーはイヴがアナリーズの家に来たことを話す。
気になって仕方がないミカエラはEggs 911のメールに"Hi."と返信。
目撃者のヘレナ・ハプストールが車の中で遺体で発見されたと報道される。そのころ、キャサリンは絵を描き、ケイレブはジョギングから戻ったところだった。
呼び出されたコナー、ウェス、ローレル、ミカエラは、気晴らしのためアナリーズにクラブに連れてこられる。みんなが踊る中、ミカエラのケータイにはEggs 911から返信が届いていた。
もくじに戻る2か月後
暗闇に包まれる中、ハプストールの屋敷に銃声が響き渡る。逃げる人影が…。それは、ウェスだった。屋敷の中では、アナリーズが腹部から血を流して、倒れていた。
もくじに戻る登場人物
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もくじに戻るドラマの中で流れた曲
もくじに戻る感想
ついに待ちに待ったシーズン2がはじまりました。アナリーズの親友イヴ・ロスロを演じていたのは『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』や『THE BLACKLIST/ブラックリスト』にも出演しているファムケ・ヤンセン。アナリーズがネイトに渡したメモの電話番号はイヴのものだったんですね。
レベッカの遺体が発見される衝撃のシーンで幕を下ろしたシーズン1。レベッカを手にかけたのは、一番無関係だと思っていたボニーだと判明。アナリーズのアソシエイトは2人とも殺人犯…。
フランクの正体はいまだに不明。サムに頼まれたライラの始末を断れないほどの深い秘密があるのでしょうか…。
レベッカの死を知っているのは、アナリーズとフランク、そして犯人のボニー。フランクがアナリーズの夫サムに頼まれて不倫相手のライラを殺したことは、アナリーズも知りません…。
夫を殺したと疑われながらも、それを強みにしてハプストールの弁護依頼を取りつけるアナリーズはさすがでしたね。
最後はハプストールの屋敷で倒れていたアナリーズ。はたして、ウェスが撃ったのか…。シーズン2はハプストールの事件と絡み合いながら、進んでいくようですね。
アメリカではシーズン3が放送中。シーズン2はどんな展開になるのか楽しみです。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「統計的に殺人事件の犯人は被害者の知人であることが多い。顔見知りや友人、親族…恋人。それはなぜか?」"Statistically, if you’re going to be murdered, your killer will be someone you know. An acquaintance, a friend, a family member, your lover. Why is that?"
講義の最初とドラマの最後のアナリーズのセリフ。このドラマを見ると人間不信になりそう…。