- 『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』シーズン1第10話「残酷な真実」
- Quantico Season1 Episode10 "Quantico"
あらすじ
次期研修生の選考
7ヶ月前、FBIアカデミーでは格闘技の訓練が行われていた。2対1の訓練でナタリーと組んだアレックスは、ナタリーの耳の後ろの傷がニセモノで、はがれかかっていることに気づく。気になったアレックスはナタリー本人から事情を聞き出そうとするが、首をつっこむなと牽制される。
アレックスは捜査官のライアンにナタリーの調査ファイルを調べてほしいと頼む。そのファイルで、ナタリーへの接近禁止命令がエドガー・ベルトランという男に出されていることがわかる。
サイモンはラングドンを密告したことで、嫌がらせを受ける。
シェルビーの姉が実在しないと父親のクレイトンから聞かされたケイレブは、シェルビーのパソコンから家族写真をUSBメモリに転送。しかし、シェルビーに見つかり、姉がニセモノだと疑っていることががバレる。
研修生たちはFBIアカデミーの次期研修生の最終候補者を調査し、選考することになる。ニマは自分たちを調査した先輩のダニーに接触、サイモンの調査ファイルを手に入れる。
もくじに戻るサイモンが退学になる
行動規約を破ったとして、新人捜査官審査委員会が緊急招集される。姉のことがあるシェルビーやサイモンは自分が審議されることをおそれるが、審議にかけられたのはナタリーだった。
ナタリーは耳の後ろの傷がはがれかかっているのを、教官に見られていた。ナタリーはニセモノの傷について説明を求められる。
ナタリーはテキサスで付き合っていた恋人のエドガーに精神的虐待を受けていた。妊娠したナタリーは娘の親権を勝ち取るため、判事の目に見える傷を用意したのだった。
ナタリーに訓練を継続させるか審議中、ニマはサイモンの調査ファイルをみんなに見せ、サイモンこそが審議されるべきだと主張。サイモンがイスラエル国防軍の兵士で、戦争犯罪者だと糾弾する。
サイモンは通訳として、女性から夫の居場所を聞き出すために誘導して尋問室に入れた。しかし、女性に行われたのは尋問ではなく兵士たちによる拷問だった。サイモンは知らずに命令されてやったことだが、心から悔いていると口にする。
ライアンは研修生ではなく、潜入捜査中の捜査官だと打ち明け、事情があるからこそナタリーもサイモンもすばらしい捜査官になると励ます。
ナタリーは審議の結果、クワンティコに残れることに。しかし、サイモンは3週目にライアンを壁に押し付けた暴力が問題となり、怒りをコントロールできない人間は捜査官にはなれないと退学処分になる。
シェルビーはなりすまし詐欺ではないことを信じて、ケイレブに協力を求める。ケイレブはシェルビーの姉になりすましていることを知っていると脅し、分け前を要求。シェルビーの姉をかたるサマルはそれを承諾。そのやり取りを聞いたシェルビーはだまされていたことを知り、泣き崩れる。
もくじに戻る駅の爆破はサイモンの計画が悪用されたものだった
すべての罪状を認めたアレックスは、釈放されたシェルビーやサイモン、ミランダたちと共に2発目の爆弾を探すことに。
爆破の標的は明日の民主党全国大会。24時間以内に真犯人を捕まえなくてはならない。
アレックスのアカデミー同期生61人が容疑者として監視される。さらに、シェルビーやサイモン、ニマ、レイナ、ケイレブたちも監視対象に。アレックスは反発するが、仕方なく協力してくれる仲間たちを監視することになる。
シェルビーは電話でクレイトンと別れ話をし、レイナは潜入していたテロ組織のリーダーのハムザのお見舞いに行き、額にキスする。
サイモンはウィリアムズバークの広場で爆弾のプロのオーレンと話をする。サイモンとオーレンは監視に気づき、二人は監視チームをまいて消える。
アレックスが仲間を監視していたことが露見、シェルビーは監視内容は個人的なことでも永久に記録に残ってしまうと非難する。
そこに消えたと思ったサイモンが現れ、「爆破は僕が計画した」と告白する。
サイモンは嫌われ者になり暇だったときに、クワンティコで練った計画が盗まれて利用されたと主張する。サイモンの爆破計画は爆弾が爆発しないように欠陥が組み込まれていたが、犯人は欠陥を直して自分のものにしていた。
サイモンは計画の目的は平和のためで、自分は犯人ではないと訴える。
仲間を容疑者扱いし、監視していたことがバレ、アレックスのもとから仲間たちは去っていく。
ケイレブの母親に不倫を知られることを心配したシェルビーは、すでにケイレブが母親に不倫のことを伝えたことを知る。
アレックスはサイモンに協力を頼むが、断られる。 アレックスが帰った後、サイモンは何者かに薬を嗅がされてしまう。
もくじに戻るドラマの中で流れた曲
- "Don't Wanna Fight" by Alabama Shakes
- "Don't Wait" by Mapei
- "Won't Let Go" by David Bazan
- "Miss You" by Alabama Shakes
登場人物
『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』登場人物の紹介はこちら
もくじに戻る感想
サイモンの自分が爆破を計画したという告白にはドキッとしましたね。ついに真犯人登場かと思いきや、そう簡単ではなく、計画を練ったのはサイモンだったというオチでした。
実害が出ないものだったからとはいえ、実在の場所の爆破計画を立てるのはマズイ…。暇だったからって、そんな計画を練っちゃダメだよ、サイモン!
そして、最後はサイモンがピンチに。薬を嗅がせていたのはイライアス!?
シェルビーはなりすまし詐欺にあっていたことが判明。姉が現れたときにDNA鑑定はしなかったのでしょうか…。
アカデミーではお互いの秘密の探りあいに。こんなことばかりしていたら、精神的に疲れそうです。
仲間たちを監視していたことがバレて孤立無援になったアレックス。2発目の爆弾を無事見つけることができるのでしょうか。
そして、次回は『デスパレートな妻たち』でブリーを演じていたマーシャ・クロスが登場するようです。ケイレブのママ役のようですが、シェルビーとは修羅場になりそうな予感…。次回も楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
アレックス「すごく嫌な気分」 ミランダ 「正義は痛みを伴う」
Alex Parrish: This feels so wrong. Miranda Shaw: Doing the right thing often does.
仲間たちを監視するアレックスとミランダのセリフ。仲間の行動をコソコソ探るのは、のぞきみたいで嫌な仕事ですね。
『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ