- 『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』シーズン1第1話「逃亡の始まり」
- Quantico Season1 Episode1 "Run"
あらすじ
アレックスはテロの容疑者に
ニューヨークのグランドセントラル駅で爆破テロが発生。民主党全国大会の周辺警備をしていたアレックスは爆発現場の近くで気絶していたが、ケガもなく無事だった。
アレックスはヒメネス捜査官にテロ合同特別捜査本部に連れてこられ、事情聴取を受ける。爆破テロが起きる前にFBI捜査官の犯行だとタレコミがあったという。
テロの容疑者はアレックスとともにFBIアカデミーで研修をうけた研修生。そこにはアレックス自身も含まれていた。
もくじに戻るFBIアカデミーでの研修
9か月前、アレックスはジップロックに入れたものを持ってカリフォルニア州オークランドから空港へ向かう。
飛行機でアレックスはライアンと隣の席になり、車で関係を持つ。アレックスはライアンを分析し、結婚歴やロサンゼルスのホーソーン市出身であることを言い当てる。
ジョージア州オーガスタからはシェルビー・ワイアット、ユタ州ソルトレークシティーからはエリック・パッカー、ニューヨーク州ニューヨークからサイモン・アッシャー、オハイオ州ローガンからはニマ・アミン、アレックスとライアンはクアンティコのFBIアカデミーに研修を受けに集まる。
FBI捜査官研修生はNAT(New Agent in Training )と呼ばれ、訓練を受ける。研修部 次長はミランダ、教官はFBI特別捜査官のリアム。
さっそく研修生のフォルダを1つ選んで、1つだけ欠けている個人情報を突き止める課題が出される。
研修2日目、研修生たちは課題をクリアするため訓練の合間を縫って調査を始める。サイモンはニマのヒジャブ が左でとめられているときと右でとめられているときがあると気づく。
もくじに戻る研修生たちの秘密が明らかに
午後三時、課題を調査して突き止めた個人情報を事情聴取で検証する訓練が行われる。
一人目はシェルビー・ワイアット。サイモンはシェルビーの両親が9.11で亡くなったことを突き止めていた。シェルビーが持ち歩いている金属は両親が乗っていた飛行機の破片だった。
二人目はサイモン・アッシャー。ニマはサイモンがシオニストの一族の保守系ユダヤ人で、4年前、パレスチナ人と暮らすためガザに足を踏み入れたことを言い当てる。
三人目はアレックス・パリッシュ。ライアンはアレックスの母親が正当防衛で父親を撃ち殺したことを突き止めていた。
四人目のエリック・パッカーはケイレブに秘密を暴露されることをおそれ、銃でケイレブを脅す。実はケイレブはエリックの情報をつかむことができず、大口をたたいてハッタリをかましていただけだった。
追い詰められたエリックは銃で頭を撃ち抜いて自殺する。
エリックが知られたくなかった秘密はモルモン教の伝道活動をしていたマラウイで14歳の少女を妊娠させ、マラウイでは違法な堕胎手術で少女が死亡したことだった。 FBIは素行調査でそのことを見逃していた。
リアムはミランダに調査不足だったことを責める。しかし、ミランダはシカゴで解雇寸前だったリアムをかばったことを思い出させる。
ケイレブは退学になり、研修生は残り49人。サイモンは一人部屋のニマの部屋をノックし、コーヒーに誘う。 実はニマは双子だった。双子だとバレないようにヒジャブを右側でとめるよう気を付ける。
アレックスはリアムに父親を撃ったのは自分だと打ち明ける。父親はFBIの身分証を持っていた。アレックスは父親が何者か知るためにFBIに入ったのだった。
ライアンはリアムの指示で潜入捜査のため、研修生になっていた。
もくじに戻るアレックスは逃亡
アレックスはテロの犯人だと疑われていることに気づく。
アレックスのアパートからはプラスチック爆弾とグランドセントラル駅の見取り図が見つかり、ライアンが撃たれて倒れているのが発見される。
ライアンを撃った銃弾はアレックスが携帯していた銃と一致。アレックスは逮捕されてしまう。
アレックスは護送車に乗せられるが、運転手になりすましたミランダに誰かがアレックスを ハメたと聞かされる。手がかりは研修期間にあるという。
追われた護送車は横転。アレックスはFBIの上着と帽子で人混みにまぎれて逃げる。
もくじに戻るドラマの中で流れた曲
- アレックスがジョギングしているときに流れた曲。「刑事ジョン・ルーサー」のオープニング曲でもある。
- 全米から研修生たちが集まろうとしているときに流れる曲 "All This Could Be Yours " by Cold War Kids
- アレックスが護送車から逃げるときに流れる曲 "First " by Cold War Kids
登場人物
- アレックス・パリッシュ
- グランドセントラル駅爆破の容疑者に仕立て上げられる。自分が撃ち殺した父親がFBI捜査官だったことを知り、FBIに入る。
- ライアン・ブース
- 元海兵隊員。リアムの指示でFBIアカデミーで潜入捜査をしている。
- シェルビー・ワイアット
- 16歳の時、両親を9.11で亡くす。両親が乗っていた飛行機の破片を持ち歩いている。狙撃の名人。
- サイモン・アッシャー
- 語学に堪能な元公認会計士。コーヒーが趣味でゲイ。
- ケイレブ・ハース
- 長官の推薦状もあり、期待の星かと思われたが、捜査官である両親のコネで入学できた。
- ニマ・アミン
- ムスリムで、実は双子。
- ミランダ・ショウ
- FBIアカデミーの次長。さらなる出世を望んでいる。
- リアム・オコナー
- FBIアカデミーの教官。ライアンを潜入捜査させている。
感想
クワンティコはバージニア州にある町で、FBIアカデミーのある場所。 「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」でおなじみの行動分析課(Behavioral Analysis Unit、BAU)も クワンティコにあるそうです。
スピーディーな展開でハラハラさせられる第1話でした。研修二日目で自殺者が出るとは幸先の悪いスタート。
みんなそれぞれ秘密を抱えてFBIアカデミーにやってきたようですが、誰がテロリストなのでしょうか。 全員怪しく見えますね。研修生が犯人だというのはミスリードかもしれないし…。誰が犯人なのか推理するのが楽しくなりそうです。
それにしてもブース捜査官と聞くと「BONES」のシーリー・ブースを思い出してしまう…。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「FBIアカデミーは最も過酷な訓練所であり、難関な大学院。生きるか死ぬか。」"The FBI academy is the toughest boot camp, hardest grad school rolled into one. It is not college. It is life and death. "
研修生にスピーチするミランダのセリフ。
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