- 『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン2第4話(通算14話)「天使が見た悪夢」
- The Musketeers Season2 Episode4 "Emilie"
もくじ
あらすじ
エミリーという預言者がスペインとの戦いを呼びかける
預言者だというエミリーはスペイン王は悪魔だと言い、信奉者にスペインへ戦いに行こうと呼びかけていた。
パリでは暴徒がスペイン人を襲い、惨殺する事件が多発。
トレヴィル隊長はスペインと戦争になることを危惧し、神に詳しいアラミスに潜入してエミリーの弱点をつかむように指示する。
国王は大変なときにもかかわらず、愛人のミレディに夢中になっていた。
スペイン大使のペラレスは部下を殺されたこともあり、ロシュフォールにエミリーをすぐに絞首刑にするよう国王に進言するように迫る。しかし、ロシュフォールは王妃を味方につけてフランスを支配するのは自分だとペラレスの頼みを断る。
ペラレスはロシュフォール常連の娼婦に大金を渡し、殺害を依頼する。
もくじに戻るエミリーの悪夢はきのこのせいだった
エミリーの野営地に潜入したアラミスは見つかって殺されそうになるが、銃士隊を捨ててきたとウソをつき、仲間になる。
夢で神の御意思が分かると言うエミリーはジャンヌ・ダルクの生まれ変わりといわれていた。アラミスはスペインに攻め入ったら、信奉者たちはほとんど死んでしまうと警告する。しかし、エミリーは神への信仰が鎧になるといって耳を貸さない。
スペイン生まれの王妃は祖国の人々が殺されるのを見過ごせないと、自らエミリーを説得しに向かう。
コンスタンスと共にエミリーの野営地に着いた王妃はすぐに正体がバレてしまう。エミリーの母 ジョゼットはスペイン人の王妃はつるし首にするべきだと主張する。しかし、エミリーは神の御意思を聞くまで王妃とコンスタンスをお客としてもてなす。
コンスタンスはすすめられてエミリーの器からスープを飲む。スープを飲んだコンスタンスは悪夢にうなされる。
エミリーは国王との謁見を条件に王妃をパリに帰す。ふたりきりになった王妃とアラミスはキスを交わすが、コンスタンスに目撃されてしまう。
悪夢の原因がスープにあるとにらんだアラミスはスープを持ち帰り、ルメー医師に分析を依頼する。スープを飲んだルメー医師は野生のきのこによる強い麻薬成分が入っていることを突き止める。
もくじに戻るペラレスが暗殺される
ペラレス大使の家は暴徒に囲まれ、危険な状態に。銃士隊はペラレス大使を安全な銃士の兵舎へ移動させる。
ロシュフォールはアラール神父を脅し、ミレディが枢機卿のスパイで人殺しの娼婦だということを知る。
ポルトスはフォア将軍が自分に遺産を残したことを不審に思う。ポルトスはフォア将軍が父親について知っていたからではないかとトレヴィル隊長を問いただすが、勘ぐらないように命令されてしまう。
ロシュフォールは娼婦に殺されそうになるが、反撃。ペラレスが暗殺を指示したことを知る。ロシュフォールは娼婦の耳をペラレスに贈りつける。ミレディの犯罪歴を知ったロシュフォールはペラレスの暗殺を依頼。
ペラレスは身の危険を感じ、早くスペインに帰ることを望んでいた。宮廷からの命令でペラレスは国王が用意した馬車でマドリードに戻れることになる。
銃士たちはペラレスを護衛して馬車へ向かうが、馬車は用意されていなかった。ダルタニアンは罠だと警告するが、時すでに遅し。ペラレスとすれ違ったミレディが毒針で毒を盛り、ペラレスは死んでしまう。
ロシュフォールはスペイン大使を守れなかった銃士隊の不手際を非難する。さらに、ロシュフォールはペラレス殺害の黒幕がエミリーだと疑いの目を向けさせる。
もくじに戻るトレヴィルは隊長の任を解かれてしまう
銃士たちは国王に謁見させると言い、エミリーだけを宮殿に連れ出す。エミリーはペラレス殺害容疑で逮捕。母親に麻薬の入ったスープを飲まされていたせいで悪夢を見ていたのだと説明する。
エミリーはアトスの助けを得て、クスリを抜く。クスリが抜けたエミリーは信奉者に自分が見たものは偽りで、神のお告げではなかったと説明。皆に家に帰るように言う。
エミリーの母ジョゼットはいい暮らしをするために娘を崇拝される存在に仕立てていたのだった。ジョゼットは怒った信奉者が投げた石が頭に当たり死亡。信奉者やエミリーは故郷へ帰る。
ロシュフォールは王太子の教育係のマルグリットがアラミスと付き合っていることをネタに脅し、王妃の日常をすべて報告するように命じる。
ミレディに会ったアトスは赤の他人だと突き放すが、ミレディはこの先もずっと私のことを愛しつづけると囁く。
国王はスペイン大使を守れなかったこととエミリーを処刑しなかったことに憤慨。国王はトレヴィルを隊長の任から外してしまう。
もくじに戻る登場人物
もくじに戻る感想
預言者だと思われていた女性は、実はクスリの影響で悪夢を見ていただけでした。いい暮らしをするために娘をクスリ漬けにしていた母親がひどい。
スープを分析するため、前回 登場したルメー医師が再登場。自分の体を実験台に、スープに麻薬成分が含まれていると突き止めます。きのこが原因とは…。幻覚を見せるというマジックマッシュルームだったのでしょうか。
それにしても、アトスがクスリを抜くのに詳しいのはどうしてなのかも気になりますね。身近にクスリにおぼれた人がいたのか、まさかアトス自身が…。アトスは謎が多いですね。
ロシュフォールはスペインとの関係を断ち切り、フランスを支配することを企む。王妃のスパイすることまで命じたロシュフォール。王妃のストーカーになるつもりなのでしょうか。陰湿な感じが漂いますね。 エミリーやペラレスのことで銃士隊の信頼が落ちるように画策もしていたし。
ロシュフォールにアラミスと王妃の関係がバレて、王太子がアラミスの子だと突き止められてしまうのが心配です。
国王はそんな中、ミレディにうつつを抜かす始末。 ミレディに「政治の事は分からないだろ」と言った国王ですが、ミレディのほうがよっぽど政治のことをわかっている気が…。
残念なことに隊長の任を解かれてしまったトレヴィル。銃士隊の隊長は一体誰になるのか気になりますね。
次回も何が起こるのか楽しみです。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「サソリの本質はいつまでもサソリのまま。」"You're no more capable of changing your nature than a scorpion."
変わったというミレディに対するアトスのセリフ。ミレディもアトスも、お互いにまだ相手のことを忘れられないようですね。
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