『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン2第3話(通算13話) 「正義の反逆者」 あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン2第3話(通算13話) 「正義の反逆者」
  • The Musketeers Season2 Episode3 "The Good Traitor"
シーズン2第2話(通算12話)「庶民になった国王」 前回のあらすじと感想はこちら
マスケティアーズ パリの四銃士
ネタバレ注意!

あらすじ

火薬の製法を解読するサイファーをめぐりフランスとスペインは対立

スペイン軍の元将軍 タリク・アラマンが銃士隊の兵舎に侵入、国王に謁見させるように要求する。ムーア人であるタリクはスペインで迫害を受け、娘のサマラとともにパリに逃げて来ていたが、スペインの追っ手にサマラを誘拐されてしまっていた。

タリクは強力な火薬の製造法が暗号で記された紙を国王に見せ、娘を助け出してくれれば暗号解読器(サイファー cipher )を渡すと約束する。

その火薬はスペインとフランスが戦争になったときに、勝敗を決する武器となる重要なものだった。

スペイン側も火薬の製法を知るために、暗号解読器を手に入れようと娘をおとりにタリクをおびきだそうとしていた。

スペイン大使ペラレスの仲介でサマラを監禁しているバルタサールと話がつき、教会広場でサマラとサイファー を交換することになる。

サマラを取り戻したあと、アラミスがバルタサールを撃つはずだったが、赤ん坊の泣き声に気を取られてしまいアラミスはバルタサールを撃つ機会を逃してしまう。

タリクが渡したサイファーがニセモノだとバレ、争いに発展。市民が巻き添えになり、ポルトスはクロスボウで脚を撃たれてしまう。そして、サマラとポルトスは連れ去られてしまう。

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サイファーは娘のサマラが持っていた

サマラの救出に失敗したタリクはサイファーを持っているのは娘のサマラだと打ち明ける。

サマラとポルトスはバルタサールの隠れ家に監禁されていた。詩人のサマラは痛みに耐えるポルトスに詩集の詩をよむ。その詩集の本にサイファーが隠されていた。

ポルトスは脚に刺さった矢を抜いて、手当てする。フランス側はサイファーはあきらめ、タリクを引き渡すかわりにサマラとポルトスを返すように要求する。

護送されるタリクの乗った馬車の後ろにダルタニアンが飛び乗り、サマラとポルトスの監禁場所を突き止める。

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王太子が病気に

王太子は高熱を出し、ルメー医師が最新治療を行う。 しかし、さまざまな金属元素をほんの微量混ぜ込んだ水を投与する治療法は効果が出なかった。王妃は息子を失うかもしれない恐怖に取り乱すが、ひそかに王妃を愛しているロシュフォールは王妃を慰める。

コンスタンスは王太子の命を助けようと、蒸気が立ち込め呼吸が楽になる洗濯場へ勝手に連れ出してしまう。翌朝、王太子がいなくなったことで宮殿は大騒ぎに。

ミレディはドレスを奪い、陳情者に紛れて国王に謁見。夕食に招かれることに成功する。ミレディはニセの身の上話を国王に聞かせ、 国王がさらわれたときに奪われた指輪を返す。

ミレディは王太子の病気で気落ちしている国王を慰め、誘惑。ミレディと国王は一夜を過ごすが、王太子の誘拐を知らせに来た王妃にバレてしまう。

ロシュフォールはコンスタンスの夫に居場所を吐かせ、洗濯場にいたコンスタンスと王太子を見つけ出す。コンスタンスは誘拐の罪で絞首刑になりそうに。ルメー医師は王太子が蒸気のおかげで回復したと報告。コンスタンスは処刑を免れる。

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サイファーは破壊される

タリクはサイファーの場所を聞き出そうとするバルタサールに痛めつけられていた。

ポルトスは抜いた矢を武器に手下の一人を人質にし、タリクを助け出そうとする。しかし、タリクを殺すと脅され引き下がる。サマラの指を切ると脅されたタリクは、サマラの持っている本がサイファーだと白状する。

銃士たちはバルタサールの隠れ家に突入し、タリクとサイファー、サマラとポルトスとともに引き揚げようとする。しかし、ペラレスも引き下がらない。タリクは娘を解放するならサイファーの使い方を教えると約束し、サマラを助ける。

バルタサールとふたりきりになったタリクはサイファーの隠された本を暖炉に放り込み油断させ、持っていた火薬を暖炉に投げ入れ建物ごと爆破する。

国王はタリクも死に、サイファーも破壊されて、火薬の製造法が永久に分からなくなったことに憤慨し、銃士隊を責める。

サマラはモロッコへ発つ前に、ポルトスに別れを告げにやってくる。サマラは父親を助けようとしてくれたことに感謝し、ポルトスに詩集を贈る。

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登場人物

『マスケティアーズ パリの四銃士』登場人物の紹介はこちら

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感想

スペインとフランスが重要な武器となる火薬をめぐって対立。最後は悲しい結末に…。結局、どちらにも火薬の製法が手に入らなかったことが幸いですね。

国王は銃士隊に失望しっぱなし。でも、一番がっかりなのは国王本人!息子が危篤なのに、ミレディにたぶらかされてるし…。国王まで虜にしてしまうミレディがおそろしい。

コンスタンスは危うく絞首刑になりそうに。お医者さんが蒸気の効果と認めてくれてよかったですね。 金属元素を混ぜ込んだ水を投与する治療やヒルで瀉血する治療よりも蒸気が効いたのは、さすが庶民の知恵といったところでしょうか。何はともあれ、王太子の命が助かって一安心。

ロシュフォールには娼婦に王妃の格好をさせて妄想プレイをする変態チックな一面が明らかに。ロシュフォールに愛を告白された王妃は完全に戸惑っていましたね。

父親を知らないポルトス。ポルトスの父親のことも今後明らかにされていくのでしょうか…。

次回も何が起こるのか楽しみですね。

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気になったセリフをPick Up

「根拠なき憎悪は恐ろしい。 まともな感情を抑え込み、良識と理性を消し去る。 『ムーア人は皆ああだ』とか『白人は皆こうだ』と言いだしたとき、人は分別を放棄して弱さをさらけ出す」
"I have never understood irrational hatred. It stifles every decent impulse, destroys common sense and reason. The moment a man says 'all Moors are this' or 'all white men are that', he has abandoned his sanity and revealed his weakness. "
タリクのセリフ

差別主義的なバルタサールに対するタリクのセリフ。

『マスケティアーズ パリの四銃士』のエピソードリストと登場人物の一覧はこちらへ
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