- 『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン1第10話 「皆は一人のために」
- The Musketeers Season1 Episode10 "Musketeers Don't Die Easily"
あらすじ
銃士たちはミレディをだます
酒に酔ったアトスはミレディを殺そうとする。ミレディを助けようとしたダルタニアンはアトスに脇腹を撃たれてしまう。
枢機卿は王妃暗殺が自分の指示で行われたことが露見しないようにメレンドルフ伯爵の処刑を国王に迫る。しかし、国王は真相を究明するまで処刑はしないと決定する。焦った枢機卿はミレディに銃士たちを殺すように命令する。
ミレディは撃たれたダルタニアンを手当てする。ミレディはアトスのことを悪く言い、ダルタニアンが寝返るように仕向ける。ダルタニアンはアトスを殺すようにミレディに頼まれる。
そこにトレヴィル隊長がやってきて、アトスと不仲になったダルタニアンには銃士を辞めてもらうしかないと伝える。怒ったダルタニアンは銃士隊の兵舎へ。 集まった銃士たちは互いに笑いあう。実は全てミレディをだますための芝居だったのだ。
もくじに戻るアトスの死を偽装
ダルタニアンはアトスに決闘を申し込み、ミレディの目の前でアトスを撃ち殺したように見せかける。
ダルタニアンはアラミスとポルトスの復讐を恐れて、身の安全のために枢機卿に保護してほしいとミレディに頼む。
枢機卿はダルタニアンに利用価値はないと決闘の罰で死刑にしようとする。ダルタニアンはミレディを人質にし、枢機卿が王妃暗殺を企んだ決定的証拠であるギャラガーの手紙をトレヴィル隊長が握っていることを教える。
ダルタニアンは手紙と引き換えにを自分の身柄を引き渡せばいいと提案する。
銃士たちはミレディが見ていることも考えてアトスの偽の葬儀を行う。
証拠であるギャラガーの手紙とダルタニアンを交換する時に、アラミスとポルトスは枢機卿が暗殺を指示したと自白するように誘導。枢機卿が自白するところを王妃は聞いていた。王妃は枢機卿を許し、次はないと警告する。
もくじに戻るコンスタンスが人質に
せっぱ詰まったミレディは古巣に戻り、サラザンに協力を頼んで計画が失敗したときの保険をかける。
サラザンはコンスタンスを人質にし、閉じ込める。コンスタンスは自力で脱出しようとするが、ミレディに顔面を殴られて阻止されてしまう。
コンスタンスの夫のボナシューはコンスタンスがダルタニアンと駆け落ちしたと思っていた。
枢機卿の後ろ盾を失ったミレディはアトスがまだ生きていることを知る。ミレディはコンスタンスを人質にとっていることを伝え、1時間後にサンジャック通りに来るように言う。
待ち伏せされて皆殺しにするつもりだと見抜いた銃士たちは武器の準備を万端にして、結束する。銃士たちは馬車に隠れて、待ち伏せしている敵を次々に倒す。コンスタンスはミレディに捕まってしまうが、スキをついて逃げ出す。
ミレディを追い詰めたアトスはミレディを処刑しようとするが、温情をかけて国外に出るように言って逃がす。アトスは忘れな草のロケットを捨てて、ミレディへの未練を断ち切る。
もくじに戻る王妃が懐妊する
コンスタンスはダルタニアンと仲直りするが、捨てられたと思った夫が自殺を図ったと知ってダルタニアンと別れることを選ぶ。
国王に呼び出された枢機卿は王妃が妊娠したことを知らされる。王妃は暗殺未遂の容疑をかけられていたメレンドルフ伯爵に恩赦を与え、自由の身にする。
王妃はアラミスに子供の父親がアラミスだとそれとなく伝える。
人生の糧をなくした銃士たちだったが、名誉があればいいと悟り、馬に乗って走り去る。
もくじに戻る登場人物
- フランス国王 ルイ13世
- 銃士隊のトレヴィル隊長とリシュリュー枢機卿を信頼。頼りないところがある。
- アンヌ王妃
- フランス国王 ルイ13世の王妃。スペインの出。
- トレヴィル隊長
- 銃士隊の隊長。国王に信頼されている。
- アトス
- 銃士隊の銃士。剣の名手。ミレディと結婚していた。
- アラミス
- 銃士隊の銃士。銃の名手。
- ポルトス
- 銃士隊の銃士。母親は奴隷だった。
- ダルタニアン
- ガスコーニュからやってきた血の気の多い青年。
- リシュリュー枢機卿
- 国王に信頼されている側近。親衛隊を率い、国を思い通りに動かそうと陰で画策。邪魔な銃士隊を目の敵にしている。
- ミレディ
- 枢機卿の指示で暗躍するミステリアスな女性。アトスとは結婚していた。
- コンスタンス
- ダルタニアンを幾度となくピンチから救った。下宿屋を営んでおり、ジャック・ミシェル・ボナシューと結婚している人妻。
感想
シーズン1の最終回。英題の"Musketeers Don't Die Easily "はミレディとコンスタンスが言った「銃士は簡単には死なない"Musketeers Don't Die Easily"」というセリフからとられています。
サラザンを演じているのは「GOTHAM/ゴッサム」で アルフレッド役、「エレメンタリー2 ホームズ&ワトソン in NY」でレストレード役で出演しているショーン・パートウィー。アイラインが濃かったですね。
白紙の手紙でまんまとだまされてしまった枢機卿。放心状態になった枢機卿がはらはらと手紙を落とす様子が印象的でした。暗殺されそうになったのに許しを与える王妃は寛大でしたね。
仲間割れしたと思われた銃士たちでしたが、全部お芝居。アトスのお葬式ごっこでは、アラミスとポルトスの掛け合いがおもしろかったですね。アトスを「偉大な戦士だった。」 「すばらしい剣士だった。」とここぞとばかりに持ち上げるアラミスとポルトス。その割にあとで、「気分屋だったし」とも言われてしまうアトス。
ポルトスはアトスが死んだと考えただけで涙ぐんでしまう情に厚い一面が明らかに。 ちなみに手袋で顔をはたくのは決闘の申し込みを意味するそうです。
最後はとんでもないことが判明。王妃はアラミスの子供を妊娠!昼メロなみのドロドロ展開…。次期国王はアラミスの子供に!? 妊娠が分かったときアトスはすごい顔でアラミスをにらんでましたね。こんな重大な秘密を抱えるなんて大変。
意味深な発言からして、枢機卿もこの秘密に気づいたようですよ。残念ながら枢機卿を演じるピーター・カパルディは「ドクター・フー」で12代目のドクターを演じるため降板。もっとあくどいことをする枢機卿を見たかったのに、残念です。
次回からはシーズン2。枢機卿にかわる敵が現れそう。シーズン2はどんな展開になるか楽しみですね。
もくじに戻る気になったセリフをPick Up
「皆は一人のため。 一人は皆のため。」"All for one. And one for all."
三銃士と言えば、この言葉!
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